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修行第三十一風景

13,000km突破と「ほどほど生活」


 丁度、七月を終えようとしている昨夜、帰路の途上で、私の自転車のメーターが一万三千キロを超えました。一万二千キロを記録したのが四月十一日ですから、三ヶ月半で、千キロを走ったことになります。
 このように、相変わらず、ほぼ順調なペースで、自転車通勤をはじめ、毎日を過ごしているのですが、ここのところ、少々、体に変調が見られます。故障というほどのものではないのですが、例えば、三月一日号にギックリ腰のことを書きましたように、どうも関節に絡んだ不調が続いて出始めてきています。
 もう数年にもなりますが、ひざの関節に痛みがあって、エクササイズは、ジョギングを控え、水泳あるいは自転車とかと、ひざに負担のかかりにくいものに切り替えてきました。
 それが、そうした切り替えにもかかわらず、ここのところ、また、ひざの痛みがぶり返してきました。
 また、それに加えて、右手にトラブルが出てきています。通っているカイロプラクティク医者によると、手首の関節の間隔が狭まっていて、それが神経を圧迫して痛みとなるのだと言います。腰痛と同じ症状です。おそらく、シェフという、自分の利き腕をフルに使う仕事がら、使い過ぎの傾向があるのは確かです。
 いまのところ、ひざも手首も、軽い症状で済んでいますが、年齢からして、完全な快復は無理でしょう。
 使わなくては錆つくし、使い過ぎれば故障が出ると、この私の身体も微妙な域に入ってきました。
 そうした両者間の最適点をさぐりつつ、ほどほど生活、がますます肝要となってきているというところでしょうか。

 そうした身体状況とつきあいつつ、店でのポジションは、もう、修行に精を出すというより、毎日の営業の要の一人としての役目が中心となってきています。
 前回にも書きましたが、もう、店で最古参となってしまったのですから、当然な成り行きではあります。しかし、目標とする寿司修行の面では、まだまだ、とんでもなく、駆け出しです。
 ただ、最近、お客さんの中で、私の握った寿司が一番おいしいと言ってくれる人たちが出てきて、少々、励みとはなっています。
 書きものの方も、ここのところ、やや気負い込み過ぎのところがあり、ここにも、「ほどほど」 が必要となってきています。それがサイトの更新状況にも現れ始めていますので、どうぞ、ご容赦を。

 (2009年7月31日

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