第九章 天皇裕仁(1926-1929) (その4) 天皇の強情 |
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馬賊の息子 |
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面子の修復 |
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戦前日本の政府構成
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宮廷組織 | 一般幕僚 | ||||||||||
皇族会議 天皇から五世代の皇室男子全員によって構成。裕仁の皇位では25人の親王が、資産、結婚、王子らしい微罪、国家の主要決定などについて天皇に助言。 枢密院 首相の助言に基づき、天皇によって指名された26人の高齢政治家が天皇よりの質問のあった事項について助言。 内大臣府 天皇に日常政治を助言。
宮廷財務局 維持管理局 宮廷監査局 侍従武官長 天皇に軍事的事項を助言。 侍従海軍武官 その他の侍従武官 最高軍司令部 天皇に指名された陸海軍上級将官で構成。枢密院に相当する軍事的同等機関。 陸海軍元帥会議 大本営 1937年に創設された宮廷内の天皇直轄指令機能。閣僚、一般幕僚の各部長、陸海軍大臣、および天皇の参考に処する全ての計画および地図を管轄する常設職員によって構成。 |
陸軍参謀総長
教育 陸軍学校 戦車、信号、歩兵、他特殊学校 陸軍幼年学校 陸軍航空隊監査長官 航空学校、調査研究所、連合・連絡委員会 |
天皇 |
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内閣 | 国会 | |||||
首相 西園寺親王および老政治家の助言により天皇が指名。1932年より、政党党首が就任する場合があった。 外務大臣 外務省、大使 内務大臣 思想警察 警視庁(東京首都圏) 県警察 財務省 予算局 日本銀行 横浜正金銀行 陸軍省 軍務局 軍務課 航空本部 人事局 配属課 兵務局 陸軍監視委員会 報道関係班 憲兵課 半自立機関で、海外も管轄し、内務および法務と連携。 捕虜管理課(1942年設立) 海軍省 陸軍に類する部局を通じて管轄 法務省 裁判所 判事 処刑 文部省 学校 政府出版および広報 通商産省 農林省 逓信省 鉄道省 植民地省 興亜局 半自立機関で、中国各占領地を統治。 南海開発局 半自立機関で、東南アジア各占領地を統治。 福祉 国民の保健 食糧配給 内閣計画局 国会にかけられるすべての法案を作成(1935年に監視局として発足、1941年にあらゆる国内の戦時法規および動員についての責任を負う)。 |
機能 国家予算の増加の承認もしくは拒否、そして、首相から天皇に提示された法規の審議。 衆議院(下院)
貴族院
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