この『両生歩き』は、9月22日号を持って500号を迎えます。2005年8月の創刊以来、19年間をもって達した大きな節目です。つきましてこれを記念し、読者のみなさまからの投稿を募集、掲載したいと計画しています。 詳細記事 →
あとひと月ほどで78歳となる。アメリカでは、大統領をめぐって同世代の老人たちの確執が世界の耳目をさらっている。3億も人口があって、しかも確実に増加しているというのに、若い人材がいなはずはないと思うのだが、実に奇妙だ。
一方、日本は高齢化に歯止めがかからず、子育て環境は厳しく、人口は収縮期に入っている。しかも、かつてのお家芸の経済も活力を失って、「貧乏国」との自嘲めいた声さえ聞こえはじめている。 詳細記事 →
先に「二国を股にかけるということ」という題名で、温又柔(おん・ゆうじゅう)という台湾人作家について触れ、言語的アイデンティティに関連して、私自身の体験――「恥」か「強み」か――をかきました。それが機会となってその後、李琴峰(り・ことみ)というもう一人のやはり台湾人作家を知ることとなりました。この二人の台湾人作家は、どちらも日本語による小説を書いていて、日本語という自分の母国語ではない外国語によるそこまでもの達成の事例となっています。そこで、その足元にもおよばない私の外国語習得能力の「恥」を改めて噛みしめつつ、二人の日本語はどれほどのものかとの好奇心も手伝って、二人の作品を読もうと思い立ちました。 詳細記事 →
「いきなり聞くけど、“分身”を誕生させたって、ほんとか?」
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「そう、いいジジイがね、この歳になって、新しい家族を迎えたよ。」
「こいつは超オドロキだ。それって、誰かに産ませたって話か?」
「マリアだよ。」
「ええっ、マリアなんて、外人? まさか、あの聖母マリアなんて言ってるんじゃないだろうね。」
「ところが、そういう次元の話だよ。つまりね、“無性生殖”ってこと。」
「なに、ムセー何とか? どういうことだよ。こりゃあ、オドロキどころか、マユツバ臭い。」
「そう騒ぐほどのことでもない。言わばたやすいこと。要は、想像力の問題だね。」 詳細記事 →
7月8日〈月〉
MRIの結果について、専門医の診断を聞く。結論は、監視療法の維持。「病変の安定」というMRI結果とこの診断は、私の希望する状態の通り。3か月後の血液検査が次のチェックポイント。
午後、8キロを走る予定で切り出したが、調子が悪く、往路でやめ、帰路は歩き。
往路4キロのはじりが34分ちょうど(キロ8分30秒)。帰路4キロの歩きが35分36秒(キロ9分で3キロ、ラスト1キロは8分36秒)。
調子が悪いとはいえ、ラスト1キロの歩きと、往路4キロのはじりとの差は、わずか
キロ当り6秒。もはや「はじり」と「歩き」の差はないといえる。 詳細記事 →
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