• 02月

    • 昨日、オーストラリアの森林火災の鎮火宣言。今シーズンでの全焼失面積は12万平方キロに達したという。実に日本の総面積の32パーセント。一方、新型コロナウイルスによる死者は全世界で1500人を越え、まだ流行衰えの兆しはない。まさに、地球は異常だ、病んでいる。「ヒトは地球のウイルスか」。そんなフレーズが脳裏をよぎる。

    • ほんの一週間前までは、森林火災の脅威にさらされていた地帯が、この週末は、激しい豪雨に襲われて、今度は洪水の脅威だ。下の地図は、10日現在の過去24時間の降水量分布。シドニー辺りから南部にかけて、200~400ミリの紺から紫色。

    • 死者数で言うなら、この冬の米国のインフルエンザの猛威は、中国発の新型肺炎どころではない。本日段階の報道では、新型肺炎の死者は563人だが、米国のインフルエンザは2万5千人にのぼるという。その騒がれ方には見事な差がある。たとえ独裁国家での報道管制を見込んだとしても、報道姿勢としていかにもバランスを欠く。当然、米国発の感染拡大もそれに比例しているだろう。片やは国境が閉ざされたも同然、他方はいまだに野放し。

    • これはブラックジョークだが、中国発の新型肺炎の流行は、天安門事件で殺された中国市民たちのたたりのようだ。1989年6月4日のその流血の弾圧の後、1992年に鄧小平の「南巡講話」が出され、それ以降は、共産党独裁下の拝金経済発展主義が蔓延。無視された国民の政治的成熟のあげく、公衆衛生すらも手薄な中、30年の潜伏期をへてビールスに生まれ代わった。

  • 01月

    • 今度は停電だ。どれくらいの範囲で発生したのか、情報までも切断されて判明していないのだが、最高気温が43度になった昨日の夕方、何の予告もなく停電となった。夜も30度を越える熱帯夜なのに、クーラーも扇風機も使えない。ネットも通じず、この発信も今となった。電気会社に問い合わせても、送配電会社の責任と話にならない。どうやら、酷暑で限界を超えた電力消費のしわ寄せを食わされたようだ。

    • 久々に雨の音がする。空気の臭いも、煙臭さから、雨と土のなす香りに変わった。9月以来の森林火災による延焼面積は10万平方キロ。日本の総面積の38万平方キロと比較してみる。かくしてシドニーの煙害はひと段落したが、オージーの環境意識は格段にシビア―となった。経済的被害総額もまだ不明。

    • 前回本欄記載からの一週間で、NSW州の森林火災の焼失家屋数は1,300棟から2,000棟へと増加した。昨日もシドニー市中で政府環境政策の転換を求める大規模なデモが行われた。風で飛来する灰と水使用の制限で、走る車のどれも埃だらけの醜態を余儀なくされている。戸外での運動を控えるようにとの警告も発せられ、もはや森林火災は、誰にとっても、“身に火の粉がおよぶ”災難と化している。

    • オーストラリアの新年は、ほとんどの州で、手に負えない山林火災の未曾有の被害で明けました。シドニーを州首都とするNSW州だけでも、すでに焼け落ちた家屋は1,300棟を越え、シドニーから南の海浜地帯にある私の知人宅も、元旦早々、火の手に襲われ全焼。しかも、さらなる酷暑が予想されるこの夏は、まだ、その半ばです。