• 04月

    • 素足生活をして、足の裏の感覚を取り戻そうとしている。それにしても、その感覚が鈍ったのは、西洋住宅で、屋内でも履物をはいたままの生活をしてきたからなのか、それとも、加齢による神経関係の障害のためなのか。いま、その想定される二つの原因のうち、前者を素足生活にして消して、後者からの探究をしている。さて、結果は?

    • 引っ越し騒動もひと段落、新たな住環境が新鮮である。だが、まだそれにフルに馴染めないぎこちなさもその新鮮さの反面。ともあれ、毎日をそうした中で過ごし始めていて、しだいに日常ルーチンが戻りつつはあるのだが、以前の心的のリズムがなかなか再稼働してくれない。住居というイレモノが変わることは、その中身も以前のままとはゆかないようだ。

  • 03月

    • 明日で引っ越し後一週間。こうした引っ越し時に特に活躍してくれるものがある。日本から持参してきている大工道具である。古いものはもう50年にもなる。壊れた家具の修繕やら、ちょっとした物作りに重宝する。ことにノコギリは、西洋式のものは使い物にならない。押して切るため、歯が厚く、切れ味も最悪。その点、日本のものは、引いて切るため歯が薄く、切れ味も鋭い。以前、オージーの大工が日本の道具を知って驚いていた。ことにノコギリは、まるでバターを切るみたいに容易だと感動していた。

      [caption id="attachment_25629" align="aligncenter" width="200"] もう50年もの付合いのノコ[/caption]
    • 只今、引っ越し中。移動の距離は2キロにもならないが、生活のリセットという面は同じ。ダウンサイジングもあり、これまでの引っ越しとは様相を異にしている。第一、それをやり切る体力、気力はもうギリギリ。今日が引っ越し当日で、いわば峠。これまでの登り作業から、明日以降から、下り作業となる。縮小は物理空間だけにしたいが、果たして、メタ空間はどれだけ維持できるか。

  • 02月

    • 来月に引っ越しをする。そのため、荷物ことに本の整理が必要なのだが、いわゆる断捨離とやらが難しい。一定期間、放置していたか否かで線引きせよという。だが、十年以上も放っておいた本を、ふと思いついて開いた際、今がその読み時だったかの発見をすることがある。そういった旬は、単に棚ざらし期間の長短では計れないから容易でない。

    • 28年昔の1996年、PhD学位と永住権をほぼ同時に取得した時、知人の元教授は、「次はオーストラリアの市民権だね」と当然視したように言った。彼が指導していたインド出身の学生が直前にそうしたからのようだった。私の周囲でも、移住はしても国籍は変えない日本人が多い。そうした傾向に焦点をあてた連載記事〈半分外人-日本人〉が、22日号より始まる。

    • 新年早々の地震被害の生々しい状況が、ひと月たった今でさえ、新たなニュースとなっている。それほどに、今度の地震被害は、能登という一種の僻地での被害の特殊性を含め、その悲惨さを改めて伝えてきている。当地オーストラリアという、まるで対岸から火事場を見ているような立ち位置ながら、2011年の3.11東北大震災の後に書いた私の記事〈「自然災害」 という人間啓発〉の思いを新たにしている。

  • 01月

    • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人探査機「SLIM(スリム)」の誤差100メートル以内のピンポイント月面着陸は、なんと55メートルであったという。そして坂井プロジェクトマネージャは、その画像を見た時「腰を抜かしそうだった」と目をキラキラさせて語っている。これは私の身びいき見解だが、日本の宇宙開発の、こうしたいかにもその道好きが夢を追っているような在り方に好感を抱く。他国のような、軍事組織と裏腹の物量作戦とは、一線も二線も画されている制約を克服しての達成だ。

    • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人探査機「SLIM(スリム)」が月面着陸に成功したようだ。ピンポイント着陸となっているのかどうか、あるいは、太陽電池電力が発生していないなど、送られてきているデータを現在分析中のようで、今後の発表がまたれる。ともあれ、着陸成功、おめでとう。

    • 今年は、昭和で言うと99年だという。その昭和21年生まれの私は、ならば、その8割を占める濃厚な昭和人間ということになる。その私が若いころ、明治生まれの人には、どこか明治気質とでも言える独特な雰囲気を感じたものだ。それと同じようなものを、私は漂わせているのだろうか。だとすると、、、、