• 01月

    • LA大火により、「原爆投下後の広島のよう」とFOXニュースで報じられもして、思うに、アメリカの最もアメリカ的なものが、大きく危機に瀕している。多くのセレブがそこに居を構え、花形産業の映画界のメッカともなってきたのだが、かくして、アメリカの輝く部分もが、煙と灰に化して行っているごときだ。今後もちろん、大火跡からの復興は遂げられるだろうが、これまでのようにそこに根付こうとするには、いっそうのリスクを背負わずにはできなくなった。少なくとも異常気候が無くなるまでは。

    • 日本では、まだ、2024年だろうが、ここシドニーでは、新年に入ってほぼ1時間が経とうとしている。夜空を仰げば、ちょうど天頂にオリオン座が見える。私にとって、オリオン座は冬の星座で、寒さに震えて見上げる星々である。その三ツ星が、この夏の夜空のど真ん中に輝いているのは、いまだに馴染めない。もちろん宇宙的には、私にとっての冬も夏も、微々たる違いにもならない。