• 03月

    • クライストチャーチのテロから一週間、この間、NZ国民が迷わずに示したモスリム被災者を守る全社会的団結と自動銃禁制の機敏な法制化には、今の世界をおおう暗闇に光を投じる、まさに人間社会の希望を示してくれた。ことにその先頭に立ったアーダーン首相〔昨年8月29日の本欄参照〕の毅然かつ公平な姿勢には、日本の同地位に立つ者とは比較すらためらう、民主精神の真髄が見られる。

    • NZのクライストチャーチでの無差別銃殺事件は、犯人がオージーといい、この両国に親しい者にとっては、その異常性が異常だ。この事件は、両国が移民問題にそれほど深刻だったからというより、多文化主義を掲げるその国是がゆえ、この両国に狙いを定め、そこを標的にしたという感じがする。そうした政策とその定着を転覆しようとする企みをもって。これもやらせか。

    • 通勤で電車に乗っている時、私が本を読んでいると、乗ってきた同年配のオージーが、いきなり「今日はラッキーな日だ」と話しかけてきた。「今時、車中で本を読んでいる人なぞ、とんとお目にかかったことがない」と彼。私も以前、同様なシーンを見て同感だった。スマホ前世代たちの共感の交換だった。

  • 02月

    • 沖縄の県民投票は、辺野古への基地移設反対票が72.2%を獲得した。しかも、投票自体を認めようとしない自民、公明の投票ボイコットの中でも、その投票率が52.48%に達した。2017年衆院選の投票率53.68%、自公の得票率45.8%(比例代表)と比べれば、正味は、この反対36%に対し阿部政権24%とみすぼらしい。どちらがより民主的かは明白。現政府が「私たちの政府」とは、一層認められない。

    • 日本でも、定年をなくせとの議論が始まった。ここオーストラリアでも定年はない。そこでの要注意は、当地での定年禁止は、雇用における諸差別禁止という脈略の中でのそれであり、性や人種などの差別禁止と合わせて年齢もダメということ。他の差別とセットにせず、年齢だけを取り出すのは、政府、使用者側のご都合主義。老若男女、そろって差別禁止を求めよう。

    • 報道される情報を見る限りでも、日本の政治の劣化どころか自壊にも等しいあり様は、天皇の代替わりを祝うどころか、祝賀を装った国民の目くらましそのものと見える。そもそも「象徴」という、“超”法規的とは言わずとも、“避”法規的存在を頂かねばならない仕組みはなぜ必要なのか。税金を順当に負担する著名家族でいいのではないか。

  • 01月


    • ニュージーランドの自然は実に広大である。しかも、開発が制限され、あえて不便さを残してある。おかげで、人のいない大自然を独り占めにさえできる。ただし、そうした環境は、老人たちには決して優しくない。今回の最終日も、湖の渡しのボートに間に合うため、二日分をぶっ通しで歩くはめとなった。案内では8時間半のところを、11時間もかかって。写真は、そのボートからのスナップ。

    • セント・アーナウドに到着。湖畔のちっぽけな町。どこまでも静寂で、風の音だけが聞こえる。明日より、対岸に水上タクシーで渡り、トレッキング開始。写真は、湖畔風景。

    • シドニーよりニュージーランドのオークランド経由で、南島北端の港町、ネルソンに到着。明日、バスで、ネルソン・レイクス国立公園のロトイチ湖畔の町、セント・アーナウドへ。あさってからいよいよ、6日間のトレッキングに入る。また、ロートル二人の珍道中になるやも。

    • この年末、驚かされたことがある。「HIRAMASA」と表示された店で使っている養殖ブリのことだ。その余った頭を兜焼きにしてよく食するのだが、この年末、その身が焼いても水っぽく全く食えたもんじゃない。聞くと、年末向けの多量出荷のために促成成長させられたがゆえという。むろんその表示の如く日本へも輸出されている。