再度、「米国連銀」のトリックについて

〈連載「訳読‐2」解説〉グローバル・フィクション(その65)

前回でも書いたように、米国の連邦準備銀行制度は、アメリカの国家機関のひとつではありません。それどころか、アメリカという国家を操るまぎらわしい私的装置でもあります。このからくりを知ることは、ケネディー大統領がなぜ暗殺され、また、今日のアメリカがどうしてそこまで混乱しているのか、その理由をつかむ第一歩となります。

ことに、今回の「連邦準備銀行は何ら『連邦的』ではない」の節は、その要所を説明しており、必読箇所です。

前回に引き続いて繰り返しとなりますが、この「連銀」のトリックについては、知って知り過ぎる心配のない、現代世界の必須中の必須知識です。

ならば、日本の日銀はどうなのか。これも、巨額の国債を日銀が丸々買い取っているという手の込んだ操作を経てはいますが、国の借金を通じた一国への支配が広がっている限り、アメリカの連銀の「支店」であることに、変わりないでしょう。

それでは、「秘密家族(その2)」へご案内いたします。

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