今回の「地球工学」の章は、きわめてテクニカルな内容となっています。しかも、その地球工学という一見穏当な名称にも拘わらず、その議論は、とても信じられないような奇異な問題を指摘しています。すなわち、この地球全体の環境を操作する工学の大義名分が気候変動への対策とされていながら、実は、それは見せかけのもであるとの議論です。 詳細記事

地球工学

〈訳読‐2c〉「東西融合〈涅槃〉思想」を越えて

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地球工学  

「この新しい時代は、地球と私たち人間への強制的なエンジニアリングによって、すでに始まっている。地球の工学化は、天候をコントロールする以上のものだ。この地球工学の背後にいる人々は、ポスト・ヒューマニズム――Transhumanism――を追い求めている。これは、人類と人間性を破壊するための構想に他ならなず、不可逆的な方法で人間を退化させ、奴隷にしようとするものである。」
――ルイス・ミランダ博士〔1954-、政治戦略家〕

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日本の劣化の根源を見る

訳読コメント(その22)

今回の「ビッグブラザー」の章が指摘しているのは、まさに、現在の世界をおおういかんともしがたい悲惨さの根源だろう。

著者のオルセンの論じる米国社会の実像が真実だとするなら、日本の存在とは何なのだろうか。そうした米国の実像からは分離されたものなのか、それとも、それに追随しているどころか、その下敷きにされているのだろうか。戦後史を見るだけでも、それを無関係とすること自体、非現実であろう。 詳細記事

ビッグブラザー

〈訳読‐2c〉「東西融合‘涅槃’思想」を越えて(その25)

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ビッグブラザー  

「西洋の建物はすべて嘘の上に成り立っている。それ以外の土台はなく、嘘だけだ。そのため、真実は敵になる。敵は抑圧されなければならず、したがって真実は抑圧されなければならない。つまり、議論の余地のない事実として、欧米の『ニュース』メディアは、真実を浮かび上がらせないプロパガンダ省なのだ」――ポール・クレイグ・ロバーツ〔米国の経済学者 1938-〕

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特殊秘密政策の詳細

訳読コメント(その21)

前号の「アメリカン・ナチ」に続く、アメリカ社会の陰惨な大衆支配の、徹底して隠されてきている実態のレポートです。

非常に詳細な情報の集積であり、むろんおおやけに報道される種類の話のレベルではありません。それだけに、なかなか、読むことに努力がいるものともなっています。

それを注意深く読むとき、今日のアメリカで、どうしてそのようになってきているのか、おおよその納得がゆくものと思われます。

著者が指摘するように、一度、嘘や隠蔽が始まれば、それは上塗りに継ぐ上塗りを続けるしかない。

それでは、「MKウルトラ計画」にご案内いたします。

MKウルトラ計画

〈訳読‐2c〉「東西融合‘涅槃’思想」を越えて(その24)

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MKウルトラ計画  

「社会における究極の専制政治は、戒厳令による支配ではない。現実が制限されても、それが牢獄であると人々に気づかれないようにした、意識の心理的操作による支配である。彼らは、自分たちが存在する場所の外に何があるのかということにさえ気づかない。」 ――バーバラ・マーシニアック『プレアデス人』

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最も聖域=暗部に踏み込む

訳読コメント(その20)

今回のテーマは「バチカン」。著者のエソテリックな懐疑の視力は、とうとう、この世界の聖域の頂点にまで達しています。しかも、その眼力が見抜いているものは、隠されに隠された、どこまでもどす黒いその裏の裏の世界です。

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バチカン・ナチ

〈訳読‐2c〉「東西融合‘涅槃’思想」を越えて(その22)

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バチカン・ナチ 

「イエズス会は軍事組織であり、宗教団体ではない。その長は軍隊の将軍であり、修道院の単なる大院長ではない。そして、この組織の目的は、権力――その最も専制的な行使における権力――絶対的権力、普遍的権力、一人の人間の意志によって世界を支配する権力である。イエズス会は、専制主義の中でも最も絶対的なものであり、同時に、最も大きく、最も巨大な悪用である。」――ナポレオン・ボナパルト

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アメリカン・ナチ 

〈訳読‐2c〉「東西融合‘涅槃’思想」を越えて(その23)

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アメリカン・ナチ 

「国民は常に指導者の意のままになる。それは容易なことである。自分たちが攻撃されていると伝えればいいだけである。平和主義者は愛国心がなく、国を危険にさらしていると非難すればいいのである。どこの国でも同じことだ。」――ヘルマン・ゲーリング、1946年のニュールンベルク裁判での証言

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ある種の“ウンザリ”感―――正直言って、このエソテリック三部作を訳読していて、それがあるのは否定しません。しかし同時に、著者ブラッド・オルセンがアメリカ人の一人として発する深い〈うめき〉の響きが、私には伝わってきます。そしてそれほどの泥沼の深さがいまのアメリカ社会なんだろうと認識されてきます。 詳細記事