今回の居酒屋では、二人のじいさんが話し込んでいる。学生時以来の長年の友人同士らしいが、人生の長丁場もここまでくると、自身も老い、時代も変わり、互いが立つ瀬にも違いが明らかになってきている。ことに、片やは、娘や息子そして孫たちから金婚式を祝福される睦ましい夫婦関係のおじいちゃん。他方は、離婚を経験した後、男版の「おひとり様」でこの歳に達し、子も孫もなく、それこそ、無頼の「独歩老人」である。 詳細記事
既報のように、この『両生歩き』は、9月22日号を持って500号を迎えます。2005年8月の創刊以来、19年間をもって達せたものです。つきましてこれを縁に、読者のみなさまからのフィードバックがいただけたらと望んでおります。お手数とは存じますが、当方にとってはまことに貴重な視点となるに違いありません。頂戴できますれば幸いです。 詳細記事