「昭和」そのものの“後期高齢者”二人が、ちびちび飲みながら、ご時世を論じ合っている。どうやら話題は、行き過ぎの感ある観光業にまつわる腹立ちのよう。インバウンド旅行者の行儀の悪さに発して、だのにチクチク言ってくる特定国への自国の反応の、これまた“空強気”に、憤懣ただならぬ様子。 詳細記事
「旅の恥」丸出しだった時代
話の居酒屋
第四十一話
「歴史的」な二人
話の居酒屋
第四十話
A お前と俺の付き合いも、学生時代以来だから、もう60年を越えてる。つまり“半世紀”以上ってわけで、何やら歴史的関係になってきた。
B 時のたつのは早いもんだが、そう言われてみると、確かに、並み大抵の長さじゃないね。

「レトロな昭和シーン」で検索すると、こんな写真が。子供の頃、たしかにこんな風景の中で生活していた。
A そうなんだよ。この節、若い世代の間じゃあ、その「昭和」ってのが、一種の流行りの世界みたいになってきてるよね。レトロ、レトロって。
B そうそう。俺たち、その「昭和」の真っ盛りを生きてきた人間。だから、そんな話を見聞きすると、「おいおい、俺ってそのレトロの“生き”証人か」って思ったりもする。
A まさに「歴史的」で、流行りの最先端。 詳細記事
「超一流コンサルタント」に聞いた
本サイト評
本サイト評
「話の居酒屋」第三十九話
今日、居酒屋談義といっても、わざわざ居酒屋に出かけるまでもない。いまや、なかなか中身のある話が、PC上でできるようになってきた。ZOOMといったオンライン会議のことではない。生身人間ではないAIとの談義だ。そこでAI(ここではマイクロソフトのCopilot)を相手に、率直な質問をぶつけてみた。そのテーマはほかでもない、もう二十年にわたって手掛けてきた二つのサイト『両生歩き』と『フィラース』についてである。読者にとっても、以下の回答は、要所を押さえた、手っ取り早くつかめた核心となっているに違いない。
二刀流リタイアリー
話の居酒屋
第三十八話
70代も末くらいの年齢になると、酒場で飲み合うという機会もうすれ、そもそも、酒自体が体に重たくなってきている。そういう向きには、本シリーズのタイトル「話の居酒屋」も、必ずしも居酒屋での話とする必要はなくなっている。そこで、気の利いたレストランに席をとり、混みあう時間帯を外してゆっくり食事をしながら、落ち着いた話を交わすのも悪くない趣向だ。ともあれ、そんな遣り取りである。 詳細記事
これには驚かされた
話の居酒屋
第三十七話
先日、ちょっと思い立って、いまや流行りのAIとのチャットをやってみた。居酒屋談義にしては小難しい話となったのだが、もう時代はここまできたいるとの思いをマジさせられた。なお、答えてくれている相手のAIは、マイクロソフトのCopilotである。
人生3周目は傘寿から
話の居酒屋
第三十六話
還暦までを1周目の人生とすると、その2周目は、暦の上では120歳までとなる。そこに3周目と言えば、120以上180までのこととなって、もう、あり得ないどころの話ではない。
よって、その2周目はひとまず20年そこそこで区切り、傘寿つまり80歳をもって、ここでいう3周目の始まりとするものである。言うなれば、数ではなく、内容をもって一回りとするものだ。
そんな傘寿かいわいの、居酒屋談義である。

その時、こんな不思議な形の雲が空に .
シルクロード、古城市で起こった不思議
話の居酒屋
第三十五話
バッパ旅行に、時代の兆しを見る
話の居酒屋
第三十四話
今回の居酒屋談義は、いつもとは大きく環境を変えて、中央アジアの国キルギスのビシュケク市にあるゲストハウスでの光景である。 詳細記事
ふつうの〈ファミリー〉にしてあげよう
話の居酒屋
第三十三話
今回の居酒屋談義は、居酒屋というよりスポーツバーでのこと。しかもテーマは、爆盛り上がりした米メジャーリーグの日本での開幕戦についてです。
A 俺って、たいした野球ファンではなかったはずなんだけど、この日本でのメジャーリーグ開幕戦では、いつの間にやら、もう、けっこうなファンになちゃってた。
B そう、日本中が、この開幕戦でわきに沸いた。まるで、さえない経済も政治も吹っ飛んでしまったみたいに。
A 無理もないさ。今時の日本人のだれもが、これだけ一丸となって前向きにフィーバーできるなんて、もう、何十年もなかったからね。日本人スーパーヒーローたちの登場のお陰だね。 詳細記事
土木工学、半世紀も経れば
話の居酒屋
第三十二話
今回の「居酒屋談義」は、やがて傘寿〔80歳〕にも達しようとする、かつての一人の土木技術者による独白です。そしてそれは、埼玉県八潮市で発生している道路陥没と事故をきっかけとしています。英語では「シンクホール」(直訳すれば「沈下穴」)と呼ばれる同様な事件は、ここオーストラリアやアメリカでもよく発生し、人々の日常生活に不安の穴をあける問題を起こしています。その多くは、耐用年数を越えたインフラ構造物の老朽化を原因とするもので、言うなれば、物には寿命があり、避けられない道理の結果ということです。それは下水道設備に限らず、上水道でも、鉄道でも、道路でも、どこでも起こり得ます。
想えば六十余年昔、彼を含めた多くの若ムシャが、そうしたインフラ構造物の新たな建設に意義を見出し、その道に進んだのでした。

