今度の日本再訪で、改めて驚かされたことがあります。

それは、よく言われるように街にゴミが落ちていないだけでなく、山にも、まったくゴミが落ちていなかったことです(山行きの詳細は「第五話」へ)。

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同じ口によるコミュニケーションにも、本連載の第一話のように、味覚を介するものと言葉を介するものという二種があります。しかし今回は、同じく口によるコミュニケーションでも、別の口を使ったコミュニケーションです。

この「別の口」とは、居酒屋談らしく下ネタに絡んでいて、男が持たない何とも残念な口のことです。そこで男同士の隠語では、それをただ「上下」と区別して暗示したり勿体ぶったりする、その「下の口」のことです。

言うまでもなく、このコミュニケーションとは、味覚や言葉という情報をやり取りするそれではなく、本来、生殖行為としてのそれです。あるいは、最近の先端生物学の分野で言えば、遺伝子レベルの生命情報上の交換とも言えます。 詳細記事

筆者 「ひいきの引き倒し」という言葉があるよね。ひいきもやり過ぎると、かえって逆効果になる、という意味なんだろうけど、いまの日本を見ていると、それが、そうなってるとも気付かれずに、ずんずん広がってる。

友人 それって、「ひいき」するのが外人でなく、日本人が日本をってこと? 

筆者 そう。

友人 解らんでもないが、でも、どこが「引き倒し」なんだ。しかも「気付かれずに」って? 詳細記事

話の居酒屋

第一話 料理は身を助ける

今号より「話の居酒屋」と題した新連載を始めます。これは、今月20日が私の喜寿(77歳)の誕生日で、本来なら次号(22日発行)からの掲載が順当な節目かなとは考えていました。ですが、思い立ったが吉日で、月初めの区切りよさもあって、今号より、題目どおりの、いっぱいやりながらの談話気分で進めてゆこうと思います。それというのも、なんとも当サイトは、論文調の堅苦しい話がほどんどで、目を通すにしても、難儀させられるところも少なくなかったはずです。しかし、そんな面ばかりが本旨ではなく、それこそ「ホーリスティック」に、膝を交えて友と語り合う、そんな話も大事にしたいと思います。

筆者は、まもなく喜寿を迎える、暦上ではまぎれもないジジイです。

そんないい年にいたっても、やはり、異性は気になるもんです。

そこでこの初回での話題は、そんな私の近年での実感で、料理でいくらか気の利いたものが作れ、サーブできれば、それは年には関係なく、そうした気になることにでも、なかなか役に立ってくれているという話です。 詳細記事