「発達障害」だなんて、なんともグロテスクな言葉が横行し始めていると思わされています。その多くはまだ子供について、まるで「お前は問題人間だ」と断定し、人としての尊さをまるまる抹殺してしまうかのような用語です。
また、その毒気を抜くつもりなのか、「自閉症スペクトラム障害」などといった、いっそう手の込んだ類似語も使用されているようです。それもその長たらしい字面が面倒なのか、「ASD」(フルスペルは、Autism spectrum disorder)なんて英語略称を使って。
――今回の居酒屋談は、そんな現状にご立腹のお年寄りのご託です。
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「発達障害」への疑問は、こんな風にも
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私、この「話の居酒屋」の店主でございます。そんな私がしゃしゃり出て恐縮なんですが、少々、事情説明をさせてください。
先に「第三話」では、「子なしおひとりさま」との話があったんですが、それは上野千鶴子の「入籍」にまつわる週刊誌記事に触れたものでした。そして当居酒屋話では、その「子なしおひとりさま」とは、「子あり」の可能性はありながら、たまたま「子なし」の「おひとりさま」との意味でした。 詳細記事 →
もう十年以上にもなりますか、いかにもひとりよがりなんだけど、こいつはね、「道路と鉄道の融合」とかという構想をあっためているんですよ、いっぱしに。
それはSF風に言うとですね、道路と鉄道を融合させ、車が線路化した道路上を、列車のように連なって高速走行する輸送インフラなんだとか。 詳細記事 →
今度の日本再訪で、改めて驚かされたことがあります。
それは、よく言われるように街にゴミが落ちていないだけでなく、山にも、まったくゴミが落ちていなかったことです(山行きの詳細は「第五話」へ)。
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先月20日、めでたくというか自動的にというか、とにもかくにも、喜寿、77歳に達しました。
いやはや、これほどスムーズかつ意気軒昂にこの節目に至れるとは、正直なところ驚きです。たとえば、20年前に想像していたこの齢の自分なら、もっとしょぼくれたジジイです。
それがいま、実際にその歳になった自分がここに実在していて、幸いなことに、そんなネガティブな思いはまずありません。
身体面でも、男ならほぼ誰もが持つ前立腺肥大とそのヤヤ癌兆候はあるものの、そのほかでは、何の問題もないと言えるほどです。むろん油断は禁物ですが、常用する薬もゼロで、定期健診に訪れるドクターからも、「その歳にしては、、、」と、一目置かれています。
そんな具合で、今後迎えることになるだろう、おそらく、二、三十年の年月をどう有意義に“終活”しようかと、意欲の萎える気配もありません。
そんな先日、快眠でリフレッシュされた寝起きの頭に、ふと、SF風なストーリーが浮かんできました。
数百年か数千年か、ともあれ、人間社会のけっこうな変遷をとげた後の話らしい。 詳細記事 →
同じ口によるコミュニケーションにも、本連載の第一話のように、味覚を介するものと言葉を介するものという二種があります。しかし今回は、同じく口によるコミュニケーションでも、別の口を使ったコミュニケーションです。
この「別の口」とは、居酒屋談らしく下ネタに絡んでいて、男が持たない何とも残念な口のことです。そこで男同士の隠語では、それをただ「上下」と区別して暗示したり勿体ぶったりする、その「下の口」のことです。
言うまでもなく、このコミュニケーションとは、味覚や言葉という情報をやり取りするそれではなく、本来、生殖行為としてのそれです。あるいは、最近の先端生物学の分野で言えば、遺伝子レベルの生命情報上の交換とも言えます。 詳細記事 →
筆者 「ひいきの引き倒し」という言葉があるよね。ひいきもやり過ぎると、かえって逆効果になる、という意味なんだろうけど、いまの日本を見ていると、それが、そうなってるとも気付かれずに、ずんずん広がってる。
友人 それって、「ひいき」するのが外人でなく、日本人が日本をってこと?
筆者 そう。
友人 解らんでもないが、でも、どこが「引き倒し」なんだ。しかも「気付かれずに」って? 詳細記事 →
今号より「話の居酒屋」と題した新連載を始めます。これは、今月20日が私の喜寿(77歳)の誕生日で、本来なら次号(22日発行)からの掲載が順当な節目かなとは考えていました。ですが、思い立ったが吉日で、月初めの区切りよさもあって、今号より、題目どおりの、いっぱいやりながらの談話気分で進めてゆこうと思います。それというのも、なんとも当サイトは、論文調の堅苦しい話がほどんどで、目を通すにしても、難儀させられるところも少なくなかったはずです。しかし、そんな面ばかりが本旨ではなく、それこそ「ホーリスティック」に、膝を交えて友と語り合う、そんな話も大事にしたいと思います。
筆者は、まもなく喜寿を迎える、暦上ではまぎれもないジジイです。
そんないい年にいたっても、やはり、異性は気になるもんです。
そこでこの初回での話題は、そんな私の近年での実感で、料理でいくらか気の利いたものが作れ、サーブできれば、それは年には関係なく、そうした気になることにでも、なかなか役に立ってくれているという話です。 詳細記事 →