こういうのを「キセル読書方」とでも呼ぶのでしょうか、両端だけを読んで、中間は、少なくとも今は、読まずにいる読書方です。今回の訳読は、そういう手法を用いて、前回の「イントロダクション」から、中間をはしょって、いきなり「結語」です。

というのは、読書をする場合、当たり前のことながら、ともあれまず最初に、一冊を選ばなければその先に進めません。邦書の場合なら、なんとか一定の選別眼があるようで、お目当ての本を選ぶにさほどの難しさはありません。ところが洋書の場合、その選別眼が働かず、また、“さっと読み”力にも格段の差があって、本格的な読み始めの前に、もうひとつのプロセスが避けられません。それがこの「キセル読書」です。 詳細記事

ご賢明な読者にあられては、現在進行するアメリカの諸事態は、市民の命の紙切れ同然な扱われ方から、これが名だたる大国の決断かと思わされるに至るまで、かつてその単独覇権を誇った雄姿も、遂に、衰退の体をさらすに至っているとの認識を否定できないで居られることと拝察いたします。

むろんこれは、ただアメリカに限ったことではありませんが、そうして抱かれるその印象はむろん軽率な思いではないにしても、やはり、ことアメリカ――まして日本はその属国の位置を忍んでいる――のことがゆえ、もっと踏み込んだ具体的エビデンスをもって確認したいところです。 詳細記事

著者ブラッド・オルセン氏からの早速の快諾をいただき、今回より、別掲のように、「エソテリック・クシリーズ」第3巻『「東西融合〈涅槃〉思想」を越えて:牢獄惑星からの脱出』(原題 Beyond Esoteric : Escaping Prison Planet)の邦訳の連載を開始します。

すでに第1巻『「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性』と第2巻『現代の「東西融合〈涅槃〉思想」』は邦訳済みで、本サイトに掲載されています。

そもそもこの「エソテリック」とは、人間の真実をそのもっとも奥義にまで掘り進んで探るものです。よってこのシリーズには、その奥行きの深さはもちろん、今日社会での主導をなす見解に、深奥な疑問をも突き付けるものです。したがって、主導派からは逆に「陰謀論」といった“八つ当たり”的な反応をも起こさせています。そうした脈絡では、いわゆる「対抗言説」と呼ばれるもののひとつと見なせるものです。 詳細記事