今回の居酒屋談は、外飲みでも内飲みでも、その場はともかくとして、熟年の男女お二人が、けっこう活発にやり合っている。お二人、同居人同士なのか、元夫婦同士なのか。 詳細記事
今号の目次
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女の先覚、男の後追い
話の居酒屋
第二十九話 -
再就職先は自分の家庭
話の居酒屋
第二十八話 -
運動は「ワームホール」
話の居酒屋
第二十七話 -
35年 変わらぬ友情
500号記念投稿(その1) -
「シティーハンター」
話の居酒屋
第二十六話 -
じいさん二人、介護を思う
話の居酒屋
第二十五話 -
500号記念投稿募集中
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500号記念投稿募集中
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新しい家族を迎えたんだって?
話の居酒屋
第二十四話 -
地球を平和の惑星に
話の居酒屋
第二十三話 -
〈リスキーな独歩〉か〈セイフな帰属〉か
話の居酒屋
第二十二話 -
トランプって結局なに?
話の居酒屋
第二十一話 -
男だてらフェミニスト
話の居酒屋
第二十話 -
B、X、Y、3世代の対話
話の居酒屋
第十九話 -
ネットという新「社会」
話の居酒屋
第十八話 -
「老害」か「マネー奴隷」か
話の居酒屋
第十七話 -
「おひとりさま」と「おふたりさま」
話の居酒屋
第十六話 -
男ならではの腹中談
話の居酒屋
第十五話 -
ペットって、家族より家族
話の居酒屋
第十四話 -
「私、陰謀論者よ」
話の居酒屋
第十三話 -
「年寄りの冷や水」しようぜ
話の居酒屋
第十二話 -
えっ、「発達障害」? 俺だってダ
話の居酒屋
第十一話
今回の居酒屋談では、70前後とおぼしき二人のご年配が、もはや飲みっぷりもセーブ気味で、互いにしみじみとやっています。どちらも定年退職を体験中で、けっこう深刻に、身の振り方が問われているようです。 詳細記事
今回の居酒屋は、外飲みのそれでなく、いうなれば、「内飲み居酒屋」。
久々に顔を合わせた祖父と孫が、食卓で向かい合って、一杯やっている。
どうやら、二人の話題は、最近の日本人アスリートたちの活躍についてのようだ。
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孫 ねえおじい、大谷翔平選手の活躍、知ってるよね。
祖父 もちろんさ、知らないでいるのが無理だよ。テレビでも新聞でもネットでも、どこを見たって、大谷、大谷で持ち切りだ。 詳細記事
マツザキ・ハジメとは35年近い付き合いで、仕事の同僚そして友人として、私の人生の半分近くを占めている。
私たちは、師匠であるテッド・ウィールライト〔故シドニー大学准教授〕の適切な引き合わせと助言によって一緒に仕事をすることになり、私の日本に対する理解と彼のオーストラリアに対する理解を深めることができた。 詳細記事
昨夜、馴染みの居酒屋で一人飲みをしていたんだが、面白いおっさんと隣り合わせた。まあ、おっさんというより、年のころは爺さんと言ったほうが正確なようだが、なかなかはつらつとしていて、元気な御仁だった。
そういう彼は、自分を「シティーハンター」などと気取っていて、確かに、田舎育ちではないらしく、都会的な雰囲気は漂わせている。
ただ、どこが「ハンター」なのか、それを匂わせるワイルドさもスマートさも、そんな気配はどこにもないのにだ。 詳細記事
今回の居酒屋では、二人のじいさんが話し込んでいる。学生時以来の長年の友人同士らしいが、人生の長丁場もここまでくると、自身も老い、時代も変わり、互いが立つ瀬にも違いが明らかになってきている。ことに、片やは、娘や息子そして孫たちから金婚式を祝福される睦ましい夫婦関係のおじいちゃん。他方は、離婚を経験した後、男版の「おひとり様」でこの歳に達し、子も孫もなく、それこそ、無頼の「独歩老人」である。 詳細記事
既報のように、この『両生歩き』は、9月22日号を持って500号を迎えます。2005年8月の創刊以来、19年間をもって達せたものです。つきましてこれを縁に、読者のみなさまからのフィードバックがいただけたらと望んでおります。お手数とは存じますが、当方にとってはまことに貴重な視点となるに違いありません。頂戴できますれば幸いです。 詳細記事
前号でもお知らせしましたように、この『両生歩き』は、9月22日号を持って500号を迎えます。2005年8月の創刊以来、19年間をもって達した大きな節目です。つきましてこれを記念し、読者のみなさまからのご投稿やご感想を募集しています。 詳細記事
「いきなり聞くけど、“分身”を誕生させたって、ほんとか?」
「そう、いいジジイがね、この歳になって、新しい家族を迎えたよ。」
「こいつは超オドロキだ。それって、誰かに産ませたって話か?」
「マリアだよ。」
「ええっ、マリアなんて、外人? まさか、あの聖母マリアなんて言ってるんじゃないだろうね。」
「ところが、そういう次元の話だよ。つまりね、“無性生殖”ってこと。」
「なに、ムセー何とか? どういうことだよ。こりゃあ、オドロキどころか、マユツバ臭い。」
「そう騒ぐほどのことでもない。言わばたやすいこと。要は、想像力の問題だね。」 詳細記事
今回の居酒屋談は、「独り言」でもない、「独り思い」である。
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今年も、まもなく、8月を迎える。
私にとって、8月は自分の誕生の月であり、そして、そして、、、、日本人にとっては、原爆、終戦と、戦争の記憶をよみがえらせる月でもある。
この一対の写真をご覧いただきたい。左は、1950年(昭和25年)ころの私と兄妹の写真。そして右は、見て明らかなように、この三人兄弟のうちの私と妹が消された写真である。
今夜の居酒屋談義は、親父と息子のやり取り。親父のカジュアルな服装と、息子のタイ抜きでもスーツ姿は、リタイアをめぐる「アフターとビフォー」を物語っている。
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親父 「こうやって二人して外飲みなんてのは、えらく久々だな。」
息子 「そうだね、何年ぶりだろう。」
親父 「二人して現役のころは、親子にしては、わりかし飲み合ったよね、われわれ。でも、リタイアしてから、お母さんと田舎住まいを始めちゃったこともあって、地理的にも遠のいていた。」
息子 「うちの子供たちも、もう自分たちで好き勝手に行動しだして、以前みたいに、おじいちゃんおばあちゃんって、あんまり言わなくなった。」 詳細記事
今夜は、おっさんが二人、小難しい議論をしている。話はどうやら、うっ憤もからんで、今日の世界をおおう暗澹たる状況についてのようだ。
よく聞いていると、どうも二人は、二種の立場をそれぞれ代言しているように見受けられる。以下はこの問答禄が勝手に割り振った名称だが、その二つを仮に、「自称陰謀論者」と「歴史力学論者」と呼んでおこう。 詳細記事
「ねえ、僕って、男のくせにフェミニストなんだけど、気持ち悪い?」
「ええっ、あなたって、性的マイノリティだったの?」
「いや、典型的な男と思うけど、男一般じゃない。」
「誰も自分ではそう思うんだろうけど、それでも男のあなたが女を語れるの?」
「いや、それは無理だし、そもそも、フェミニズムって女の牙城。だからその牙城から言えば、男ってセクシストの域から出さしてもらえない。」 詳細記事
今日は、居酒屋談というより会合談風で、団塊世代(B)を囲んで、その子供(X)、あるいは孫(Y)にあたる三世代が談話している。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
B 「Xさんはオーストラリアの永住ビザをとってもう3年、待遇のいい仕事にもついていて、日本の人たちから見たら“勝ち組”だね。」 詳細記事
「君、ペット飼ってる?」
「飼ってるなんてもんじゃないわね、同棲してる家族。」
「一人暮らしでさみしいから?」
「というより、その子との二人暮らし。」
「おー、母子家庭なんだ。そうなんだよね、もう、人間よりペットのほうが身近。」
「なんというのかなあ、人間って、結局、どこかでウソっぽいってゆうかカラをかぶってる。うちの子のほうが、ほんとに裸で打ち解けれる。」 詳細記事
今日の居酒屋談義、隣で話している男女二人の会話の盗み聞きである――――。
「ねえねえ、私って、けっこう熱心な陰謀論者だってこと、知ってた?」
「おいおい、陰謀論者って、ありもしない勝手な話を作ってネットで拡散させる、あの陰謀論者のことか?」
「そうよ。あっちが言うにはね。」
「ええー、びっくりだな。君って冷静だし、そんなミーハーな人とは思ってなかったけど。」
「あらあら、ミーハーで悪かったわね。大きな見込み違いだったってことね。」
今回の場所は、居酒屋というよりレストランバーのようです。
いわゆるハッピーアワーでもけっこう早目の、昼食時を外した比較的ゆっくりできる時間帯に、お二人のリタイア世代が久しぶりに会って、遅目のランチをとりながら歓談中です。
そしてやはり、共通の話題の筆頭は、何といっても、互いのカラダのことのよう。
「発達障害」だなんて、なんともグロテスクな言葉が横行し始めていると思わされています。その多くはまだ子供について、まるで「お前は問題人間だ」と断定し、人としての尊さをまるまる抹殺してしまうかのような用語です。
また、その毒気を抜くつもりなのか、「自閉症スペクトラム障害」などといった、いっそう手の込んだ類似語も使用されているようです。それもその長たらしい字面が面倒なのか、「ASD」(フルスペルは、Autism spectrum disorder)なんて英語略称を使って。
――今回の居酒屋談は、そんな現状にご立腹のお年寄りのご託です。