宇宙的にセクシー、しかし・・・

〈連載「訳読‐2」解説〉グローバル・フィクション(その52)

今回の議論は実にセクシーです。しかも、宇宙的に。

それを一言にまとめれば、人類にあるRhプラスとマイナスの二種の血液型は、古代に渡来宇宙人が地球人との交配によって残した宇宙版セックスの産物である、というものです。

一方、前回の『両生“META-MANGA”ストーリー』で、「この霊性界では、陰陽の合体は宇宙生成の原点となっているのだ」と述べました。

だとすると、この「陰陽の合体」の一例が、その宇宙版セックスということとなり、まさに動かぬ証拠として、その二種の血液型が残されているということとなります。

だからこそ、今回の議論のタイトルは『神々の血液』。

「アダムとイブ」なり、「イザナギとイザナミ」なり、私たちの遠い祖先の始まりは、西洋であれ日本であれ、そうした神話的交配劇を始点としています。

誰しも、子供のころ、一度はそうした質問をして両親を困らせた経験を持っているでしょう。つまり、「僕はどうやって生まれたの?」との問いには、美しくも、あるいは神々しくも、いずれも雲をつかむような返答を聞かされ、こちらも、「ふうーん」と取りあえずの返事をしながら、分かったような分からなかったような、煮え切れぬ気持ちを表した記憶を持っているはずです。

個々の家庭でもそうであったように、人類のそうした問いにも、たとえ「神々」が引き合いに出されて一応の恰好が付けられていようとも、私たちのセクシーな好奇心を掻き立ててくれる話であるのは、いずれも変わりはないようです。

 

ただし、今回の議論は、先に進めばすすむほど、長い人類の歴史のもっとも深遠な謎の部分――そのような血の交配が太古より操作されている――に踏み込んでゆきます。その結末の説を、どこまで信じることができるだろうか。

そして、本章の議論の圧巻は、人類は進化によって創られたのではなく、古代のETによる遺伝操作による産物であるというものです。つまり、人類は、今日のGM食品のように、GM人種ということとなります。

そんなごとく、本章は、エソテリックな中でも最もエソテリックな議論を提供していると言えます。

 

では、その『神々の血液』の章にご案内いたします。

Bookmark the permalink.