神々の血液 |
「精神的奴隷から自らを解放せよ。自ら以外の誰も、自らの心を解放することはできない。」 ――ボブ・マーリー〔1945-1981 ジャマイカのレゲーミュージシャン〕
遺伝学研究の成果によると、私たちは先祖が私たちに伝えた形質しか受け継ぐことができない。それ以上も、それ以下もできない。主流科学が指摘するように、もし人類がだれもアフリカの祖先から進化したとすれば、すべての動物の血液が同じ種類であるように、すべての人間の血液も相互に適応しているはずである。ならば、Rhマイナスの血液はどこから来たのだろうか。Rhマイナスの母体が身ごもったRhプラスの自分の子供を拒絶するということが、どうして生じるのだろうか。
化石による記録をもとに、私たちは、人間以前に地球に生命が存在していたことを知ってはいるが、それは複雑で知的な生命の爆発的進化を説明してはいない。その「カンブリア紀の爆発」と呼ばれる比較的短期間の化石記録は、原始的で非知的な生命体から突然に、複雑な臓器や大きな脳をもついっそう大きな動物種へとの変化を示している。複雑な生命のこうした相対的に大規模かつ急激な飛躍は、「ダーウィンの疑問」と呼ばれている。
チャールズ・ダーウィンは、自論に完全な確信があるわけではなかった。宇宙を構成する諸要素が、生命を生成するために「何らかの方法」をもたらした可能性があるとの見方ができるゆえである。猿から人間が生じたとの彼の理論は多くの人たちの認めないものであったが、主流科学者も、ヒトゲノムの二重らせんの調査より、化石記録全体に「複雑なコード」と「知的なデザイン」があることを認めている。こうした遺伝学の研究は数十年前に始まったばかりで、今日の私たちの知識はまだ氷山の一角に過ぎないということを忘れてはならない。古代の宇宙飛来人の研究者の発見によれば、いまだかつて人間は、現在の人間のDNA構造から4%以上の遺伝的違いを持った人間を発見してはいない。ということは、DNAは――私たちが知る人類の生命とともに――銀河系の原型であり、量子レベルで宇宙自体の基本エネルギーに書き込まれているということである。そして究極的には、人間の生命はエネルギーであり、生物体的ではないということである。つまり生物体的形態は、あまたの魂としての総体的進化過程における一つの局面に過ぎない。
本章ではあらためて、私たちの血液とヒトゲノムの相違について、エソテリックな異説――ETの 「アヌンナキ」人種によって人類の大部分が創造されたという常識を破る見方――を大胆に開拓してゆくものである。
ゼカリア・シッチン〔Zecharia Sitchin, 1922-2010〕らの研究によると、有史以前のアトランティス後の時代に、「アヌンナキ」は金を掘り出す任務をもって地球に飛来した。シッチンは、『第12惑星』や他の研究書の著者、および、アヌンナキ――彼は、聖書にあるネフィリム〔巨人の名。ヘブライ語で「天から落ちてきた人」との意味〕のことと見、エノク書の観察者と見なしている――に関する緻密な研究書によってよく知られている。創世記にあるように、彼らは「人類の娘に入った」異星人である。つまり、彼らは人類と交配した。 そうしたアヌンナキは、都市、ジグラッツ〔階段状ピラミッド〕、社会基盤、鉱業施設、医学研究所、その他の市民構造を創設した。いくつかの大陸に散在していたが、これらの建物のほとんどは今や破滅状態にある。これらの構造物は、メソポタミアだけでなく、南アフリカ、レバノン、エジプト、イスラエル、インド、そして最終的にはアメリカにも建てられた。 Atrahasis、Enuma Elish、Enki、「世界秩序」などの古代くさび形文字の文献――シッチンによる「天国から地球へ来た人たち」という翻訳がある――は、この種の異星人の存在を描写している。
アヌンナキが地球上で彼らの植民地を拡大するにつれて、その現代のゲノムを持つ人間の奴隷は彼らにつづいて新しい土地に広がった。 エジプト、バビロン、アッシリア、インド、そしてインカ、マヤ、トルテック、アステカの伝説の神々の神殿では、彼らの 「神」は、最初に南アフリカとペルシャ湾岸周辺に定着したアヌンナキに直接つながっていた。これらの原初高等文化の執政者としてのこうしたアヌンナキの存在は、様々な初期の人間文化によって記述された「神」の特徴の類似性に見られる。その存在はまた、多くの古代神話に記述されているような大洪水や、今日に見られる人間文明の開発を含むそうした神の振舞いや達成など、創造の「伝説」における驚くべき類似点を説明している。
英国王室や世界中の特定エリート家族が、その血統を古代エジプトのファラオに発祥することに注目するのは興味深い。エソテリックな伝承では、ファラオの多くは人間と爬虫類人「アヌンナキ」の混血であり、奴隷化された人類とアヌンナキの侵略軍の間の中間権力として意図的に設置された。こうした支配者として設定された者たちは、何千年も地球上に存在していた原生ヒトとの混合遺伝子をもつ他の人間種よりも、アヌンナキといっそう強い遺伝的結合関係を有していた。約5,700年前、別の爬虫類人種――アルファ・ドラコニアン爬虫類人ETとその従者であるグレイ――の侵攻が起こり、彼らは「利己的に働く」使命を実行するために地球に住み着いた。そうしたドラコニアンとグレイは、自らの優れた技術とテレパシーやマインドコントロールなどの身体能力を用いた。彼らは、悪魔や彼らの援護者の伝説と同じように、主に地下に存在した。
今日まで世界の頂点に位置してきた超エリートたちは、アヌンナキの血統を確実に保つため、相互交配を続けている。彼らは、人種差別、優生学、飢餓、挑発的な戦争、さらには単なる儀式上の犠牲をもかえりみることはない。人間を虐殺することに対する無慈悲を含め、彼らエリートの人類一般に対する完全な軽蔑は、彼らが自らを、人類よりアヌンナキであると考えていることを説明している。彼らは、アヌンナキの爬虫類人種の血統がアヌンナキを神であるとみなしたように、彼らに「神権を支配する権利」を与えていると認識しているが、実際は昔の侵略的な爬虫類人種らによる争いの結果である。ルシファー――バチカンの秘密部門、国連、王族や超エリートらにより真の神と考えられている――は、実際はもう一つのドラコニアンの爬虫類人種である。イルミナチとアヌンナキの血統は同じものである。この結論はまた、可能性として長い暗黒文化の歴史を説明し、世界のエリートが何世紀にもわたり古代宇宙人の知識を隠してきたことを示唆しよう。
発掘されたこのシュメールのくさび文字石板は、最初の人間が中央アフリカおよび南部アフリカで「作られた」アヌンナキ製造所の場所を示している。 それはまた、アヌンナキの金鉱山の場所でもある。ミトコンドリアDNAは、この石板が作られた時と同じ時期頃、部中央アフリカに出現した最初のホモサピエンサピエンスに配列された。(with permission, (c) Brad Olsen, 2017)
地球上にはひとつの支配的な血統が存在し、それは非常に古いものである。その起こりは古代エジプト王室までもさかのぼり、同じ血統が常に地球を支配してきている。この血統は多方面に浸透し、その家系は伝統と権力に漬かっている。多くの調査は、世界金融システム全体への王位支配を表明しているが、その「王位」は英国王制を特に指しているわけではない。そうした王位とはロンドンのインナーシティを指し、それは英国の管轄のおよばない私有企業体である。その姉妹都市は、バチカン市国とワシントンDCで、完全に個別の主権国家体である。これらの3つの都市国家体には、独自の旗、法律、特定行政、警察があり、いずれも所在する国に税金を払っていない。これらの3つの都市は、西洋が世界全体を支配する私的秘密帝国を形成している。ロンドンは金融支配の中心であり、バチカン市は宗教支配を代表し、ワシントンD.C.は軍事支配の中核である。この「3都市帝国」は全世界を支配し、少なくとも彼らはそうしようと望んでいる。これらの3都市国家を支配するのは、上記の広がった支配的血統を持つ私人である。こうした主体は、金融システムを締め付けることができるため、主流メディア、西側諸国政府、最大の宗教組織、世界で最強の軍隊をも支配することができる。
「ロンドン・シティー」は、「平方マイル〔Square Mile〕」と呼ばれるロンドン内の小区画である。その支配的血統は、主に企業の権力を通じて、この小規模な区画を完全に統制している。このロンドン・コーポレーションは、イタリアのローマ境界内にあるバチカン市に似た、国家内国家または都市内都市である。ロンドン・シティーは民主的な責務を負うものではなく、極めて裕福である。それはそれ自身の法規を作る。その平方マイルには25の選挙区がある。そのうち4区では、同境界内に住む9千人が投票することができる。残りの21区の投票は、主に銀行や他の金融会社による企業によって支配されている。大企業になればなるほど投票数は多く、企業は10人の雇用労働者当たり2票をもち、最大の雇用者は79人の投票者を指名できる。投票者を選ぶのは労働者ではなく、上司がそれを任命する。純粋かつ赤裸々な富豪政治である。そのコーポレーションは莫大な現金を所有しているが、民主的な監督を受けず、望む通りに費やすことができる。巨大な不動産ポートフォリオを拡大するだけでなく、銀行はこの資金を使って銀行を代表するロビー活動を行う。ロンドン・シティーは、英国議会の権限のおよばない英国内の唯一の部分である。同シティーは、自ら、一種の国外国家と同じ特異な地位――英国王室内および海外領土に設置されたタックス・ヘブンのネットワークを管理する秘密の管轄権――を駆使してきている。
今日までの3世紀間に、この最も豊かな血統に唯一仲間入りした世界の例外は、ロスチャイルド家である。 彼らは、嘘、コントロール、操作、さらには殺人によってこの地位に達してきた。 そしてその血統はヨーロッパの著名な王室家系にも広がり、それらは、アスター、バンディー、コリンズ、デュポン、フリーマン、ケネディー、リー、モーガン、オナシス、オッペンハイマー、レイノルズ、ロックフェラー、ラッセル、サスーン、シフ、タフト、バン・ダンなどのイルミナチ家系である。ロスチャイルド家は多くの子供を秘密に〔種付かせて〕生ませることで知られ、必要に応じてその子をそうした権力の地位につかせてきた。 彼らは支配的なエリート中のエリートであり、その血統を極めて堅固に維持してきている。
古代文化は血の儀式を重んじていたが、その多くは、痛ましいことに、非常に残忍な形態を伴なっていた。世界中の古代寺院は血の儀式に憑りつかれていた。そうした寺院では、岩に穿たれた溝があり、動物や人間の男女、さらには子供たちからの多量の血が祭壇から流されていた。血の儀式は、記録の残る歴史の幕開けから、世界中で行われてきた。古代ユダヤ人、フェニキア人、マヤ、アステカ、その他の宗教上の文化は、心臓を伴う血液の犠牲に執着していた。今日でさえそれは、カトリック教の信者大衆によって、キリストの血と体を提供される聖体と呼ばれる象徴的な形に再現されている。
アレイスター・クローリー〔英国人儀式魔術師 1875-1947〕のような暗黒魔術師は、血とその生命力をよく承知していた。クローリーは、「平均よりも高い知性を持つ9歳の子供が、理想的な犠牲者候補になった」とほのめかしている。生きた生物から新しく流出した温かい血は、神聖な「氣」の集中、あるいは生け贄の生命力を含んでいると信じられた。 犠牲者の最後の息吹である心臓の最後の鼓動は、魂を心霊界に運んだ。
患者からの出血治療あるいは瀉血は、数百年前までは、古代人の最も古い医療行為のひとつであり、事故あるいは病気からの回復のための有効な治療法として維持されていた。瀉血治療の実践は、メソポタミア、エジプト、ギリシャ、マヤ、アステカなどで行われていた。古代ギリシャでは、瀉血はそれを認めるヒポクラテスの時代に行われていたが、一般的には食事療法に依存していた。しかし、エラシストラテスは、多くの病気が「プレソラズ」やその血中の過剰によって引き起こされると説き、運動、発汗、食物摂取量の減少、および嘔吐によってプレソラズが治療されることを理論化した。またヘロフィラスは瀉血を提唱した。 ローマの患者を治療する最初のギリシアの医師の一人であるアルケガトスは、広く瀉血を行い、最も陰惨な評判を得ていた。
ギリシャにおいての瀉血の流行は、ローマの医者であるガレンによって確立された。それは、彼が、静脈と動脈が当時広く信じられていたように空気ではなく、血液により満たされていることを発見した後であった。彼の瀉血方式には2つの重要な概念があった。ひとつは、血液は作られて使い切られるというもので、循環しなくなった血が四肢に「停滞」する可能性があるとした。第二は、「体液性」バランスが病気や健康の基礎とされたことである。 4つの体液は、空気、水、土、火の4つのギリシア古典的要素に関連しており、それらが、血液、痰、黒胆汁、黄色胆汁であると考えられていた。ガレンは、血は支配的な体液であり、最も必要とされると信じていた。これらの奇妙な医療行為は何世紀にもわたってヨーロッパで続いていた。体液のバランスを取るために、中世の医師は、患者の過多を緩和するために「過剰な」血液を除去し、嘔吐を誘発する嘔吐剤を投与するか、または排尿を誘発する利尿剤を使用した。
瀉血は、新たに建国されたアメリカで特に評判を集め、独立宣言の署名者の一人であるベンジャミン・ラッシュは、動脈の状態を病気の鍵とみなしていた。 彼は、たとえ出血している間でさえも、高いレベルの瀉血を勧めた。ジョージワシントンも、乗馬事故の後、そのように扱われた。およそ1.7リットルの血液が負傷したワシントンから引きぬかれ、1799年に咽喉感染によって死亡する一因となった。
血液は、あらゆる生体的存在の生命力のための運搬媒体である。生命力そのものは、世界中の多くの異なる文化の中で多くの異なる名称の下にある。インドや東アジアでは、生命力の最も一般的な名前は、chi(氣)、qui、son ki、pranaである。漢方医学の実践者は、氣の生命力は新鮮な酸素によりいっそう有効に作られると教える。このため、新鮮な酸素が豊富な樹木は、何千年もの間、非キリスト教徒によって儀式の場所として選ばれてきた。私たちの血の中には、重要な器官に酸素を運ぶことを主な機能とする細胞がある。
現代科学は、心臓は単なるポンプであると教えている。だが、進化したすべての動物の体に血液を供給する心臓は、単なるポンプではない。世界各地の様々な図書館には、心臓が実際に感情臓器であることを示す文学やオカルト研究が蔵書されている。その臓器は、性的魅力やストレス下で儀礼的または感情的に興奮したときに速く拍動する。心臓は瞑想したり心霊界につなげるために重要な役割を果たす。身体中に重要な生命力を運ぶことに加えて、魔法界における血液は、心臓を通過するたびに感情的なエネルギーを吸収する。
医療専門家による証拠によると、私たちの心臓はその人格の一部を吸収し、覚えていることを示唆している。それはあたかも、私たちの血液中の生命力と私たちが経験する感情的な状態が、心臓の中で消え去らない霊性的な認証印を残しているかのごときである。何人かの医師および患者は、心臓ドナーのいくつかの個性形質が被移植者の性格にも現れることを証言している。若い女性の心臓を受けた後、男性患者が、死亡したドナーと全く同じ方法で編み物をし、縫い物をし、歌をうたうことが知られている。それはあたかも、彼女の心臓だけでなくその精神も男性に移植されたかのようである。こうした現象は、何人かの移植外科医が人間の心臓に関する自分の信念に疑問を投げかける契機となっている。その驚くべき結論は、心臓は自分自身の人格の要素を含んでいるということである。
血液の健康状態や人々の心臓についてのまゆつばな関心に関し、人間の血液についての最新の事実から始めてみたい。約5千の既知の血液因子があり、これらはすべてのヒト血液型の構成の完全な形成に寄与しているはずである。すべての人間うちの85%は、アカゲザル〔rhesus monky〕と共通の血液因子を有することが証明されている。これは、アカゲザル陽性血液と呼ばれ、通常、Rhプラスと略称される。この因子は、A、B、およびOの血液型とは完全に別個のものである。Rh因子は、ほとんどの人の赤血球に見られる抗原と呼ばれるタンパク質である。抗原とは、身体がそれを「外敵」と感知し、それが身体を刺激して抗体を産生する物質のことである。血液型A、B、Oのように、Rh因子は両親から継承されている。簡単な血液検査でRh因子の存在を含む血液型を判定することができる。ヨーロッパ系米国人の約85%、アフリカ系アメリカ人の95%がRh因子を有し、Rhプラスと呼ばれている。Rh因子を含まないものは、Rhマイナスである。O型プラスは普遍的な血液とみなされ、他のどんな血液型にも献血することができる。
Rh因子は、いくつかの妊娠において重要な役割を果たす。例えば、母親がRhマイナスであり、父親がRhプラスである場合、悲惨な結果があり得る。まず、母親のRhマイナスの血液が胎児のRhプラスの血液と混合するのを防ぐために、その女性はRhlgを注入する必要がある。母親が妊娠前または妊娠初期にその注入をしなかった場合、重大な合併症が胎児に生じる可能性がある。 Rhマイナスである女性がRhプラスの男性により妊娠した場合、胎児はRh因子を父親から遺伝し、Rhプラスである可能性がある。胎児の血液が母親のRhマイナスの血液とRhlg注入をせずに混合した場合、例えば、母親の胎児の子宮内膜層に強い衝撃が生じる、現在または将来の妊娠で赤芽球胎児と呼ばれる病気が発生し、胎児の赤血球の破壊、脳の損傷、さらには死を招く。Rhマイナス O型血液は人類に知られている最も稀有な血液であることは知られているが、この負の因子が何に由来するかは分かっていない。地球上のすべての人はRhマイナスO型血液を受け取ることはできるが、全く同じO型マイナスの人は、自分のタイプ以外の他のタイプの血液を受け取ることはできない。
Rhマイナスの人々には、プラスの人々には見られない共通するその他の興味深い特徴がある。それは、血液型の違い以外に、実際の違いがある。外形的には、Rhマイナス血液保有者にはある種の類似点がある。例えば、彼らはクローン化することができず、IQが平均値より高く、外見も似ている。ほとんどすべてのRhマイナスの人々は、緑色の目の赤毛あるいはブロンドの髪か、ヘーゼルの目の黒い髪、または青い目ですべての髪の色のいずれかである。また、低血圧、低体温、鋭い視力と聴力、場合によっては余分な肋骨または椎骨も特徴的である。これらの個人は、電気装置を狂わせたり、遠隔視や明晰な夢などの超常的精神能力を発揮することがある。さらに、信仰療法者として働く精神能力を持つ人々の大半は、Rhマイナスの血液を持っている。大多数のET拉致被害者は、Rhマイナスの血液群から報告されている。これは、特定のETグループが自家交配子孫を追跡している可能性を示唆しているのであろうか。特定の種族の伝承の中では、〔Rh〕プラスの血液型を有する人々は人種的に不純であると考えられている。それは、プラス血液とは、ヒトDNAが猿から進化した成分との接触によって汚染されていると考えられるからである。
ほぼすべての科学者は、現代人は猿のような霊長類から進化してきたと信じている。彼らは現代の血液分析や現代の人間とチンパンジーやアカゲザルなどの下等な類人猿との比較研究などから、彼らの理論を裏付けるかなりの証拠をまとめている。すべてうまく行っているようなのだが、もし、自分の子が死んでしまうRhマイナス血液のようなきわめて奇妙な異常性がないならば、以下のようなテーマについて議論する必要はないだろう。
私たちは、遺伝学研究より、突然変異の場合を除いて、祖先の遺伝構成しか継承できないことを知っている。私たちは先祖から継承したあらゆる形質の組み合わせを数多く持つことができる。しかし、それ以上のものも、それ以下のものも持てない。したがって、人間と類人猿が共通の祖先から進化したとすれば、論理的に、それらの血液は全く同じように進化しているはずである。つまり、血液因子は他のどの特性よりもずっと正確に伝達されているはずで、現代人とアカゲザルは、古代には共通の祖先を持っていたはずである。また、その他のすべての霊長類も、このRh因子を持っているはずである。であるとすれば、この論理は、Rhマイナスの因子をもつ人々を排除する。すべての人類が同じ祖先から進化したなら、彼らの血はすべて適合性がある。そこでの問題は、ならばRhマイナス因子は、どこから入りこんだということである。もし彼らが先史時代の人間の子孫でないなら、彼らの祖先はそのずっと以前に、何らかの混血作用をうけた結果の子孫ということとなる。
ヒトだけが、血液のこの独特な特徴――自分自身の種の特定部分と血液交換性がない――をもっていることに注目することが重要である。科学上で知られているすべての動物や他の生物は、自分と同種のどの他者と交配することができる。体の寸法や色の違いによる差はない。したがって、もしすべての人間が同じ種であるのなら、なぜ人間に、幼児の血液性の疾患がおこるのだろうか。その血液性疾患は、Rhマイナスの母親がRhプラスの子供をはらんだ時に生じるアレルギー反応である。彼女の血液は、ウイルスの場合と同じように、異物を破壊するために抗体を作り、それは大抵の場合に彼女自身の胎児を流産させてしまう。なぜある母親の体が、自分の子を拒絶してしまうのだろうか。自然界のどこにも、そうしたことは自然には発生しない。これと同じ問題は、馬とロバの間の交配種であるミュールの生成の際にも起こる。ミュールはこのように断種され、再生産することができない。血液性疾患は、一見同様でありながら遺伝的に異なる二種の間の交配によっておこるという、際立った特徴をもっている。
人間の女性のもう一つの独特な特性は、閉経である。つまり、女性の月経周期が終わると、妊娠することが不可能となる。閉経は人間にのみ特徴的で、その理由はいまだに未知である。私たちは、年とった女性が再生産できないということを所与の条件として受け入れているが、これは実際には、「進化上のパズル」である。なぜなら、それは人間だけに起こり、他の動物種にはないからである。
Rhマイナスの人々がどこから来たのかを説明しようとした人はいない。血液因子に精通している人々は、少なくともそうした人々が異なる祖先の子孫でないとするなら、突然変異でなければならないことを認めている。そしてそれが突然変異であるのなら、この突然変異の原因は何なのだろうか。なぜそれは顕著な特性を持ち続けるのであろうか。同一の祖先をもつ中にあっても、Rhマイナス因子を激しく拒絶するのはなぜなのか。その祖先は誰なのか。人種学的に決定することが困難な時、血液群データの使用によってそれが解決されることが多い。なぜなら、これらのデータは、環境に影響されない独自の遺伝特性を表しているからである。
Rhマイナスの血液が、地球上の自然な出来事であるという科学的証拠はないようである。むしろ逆に、上記のような証拠は、Rhマイナスの血液型が、地球上では自然な経過による進化ではなくて起こったことを示唆している。とするなら、長い間、進化論者は完全に間違った方向を見ていたのかもしれない。進化論科学者は、Rhマイナスの人々が、類人猿を含む他のあらゆる地球の霊長動物がもつ因子を欠いていることを決定的に見落としている。本当に「欠けた環」が、実際に私たち自身にあるのかもしれない。それは、地球と他の星の間の未知の繋がり――混血としての人類、あるいは、霊長類と地球外生命の間の繋がり――かも知れない。Rhマイナス血液は、古代の宇宙からの到来者による交配理論を証明するために、動かぬ証拠である可能性がある。
人類の人口の15%を占めるRhマイナス型血液をもつ人たちは、失われた大陸アトランティスの末裔であると推測する説がある。エドガー・ケイシー〔1877-1945、米国の心霊診療者〕もその演説記録の中で、バスク人はアトランティスから来た人たちであり、興味深いことに、彼らはどんな民族よりRhマイナスの人の割合が最も高いと述べている。さらに遺伝学者は、大陸移動で地球の地形が変化した後、アトランティス人が移住するようになったとエドガー・ケイシーが言う諸地域に、実際に共通性を見出している。アトランティスが海に沈んだ最後の極移動の後、アトランティス人はフランスとスペインのピレネー山脈、モロッコとエジプトのアフリカ北部地域、そしてアメリカ両大陸に移住した。これらの地域に住む現代人には、Rhマイナスの血液が異常に多く出現している。彼らの文化の中には血の儀式も含まれている。いまだにバスク人の起源は未知であり、生存している最古の民族系統の一つと一般に考えられている。彼らの言語は他のヨーロッパ言語とは異っている。スペインとフランスのバスク人は、彼ら自身の民族種の中でもRhマイナス血液の割合が最も高い。およそ30パーセントがRhマイナスであり、およそ60パーセントがなんらかのマイナス遺伝子を持っている。
イスラエルの東洋ユダヤ人もRhマイナスの人が多いが、他のほとんどの東洋人はRhマイナスは1パーセントほどでしかない。サマリア人やコチン黒人のユダヤ人もRhマイナス血液の割合が高いが、ほとんどの黒人にはRhマイナス血液はまれである。東洋ユダヤ人いう最も有名な文典には、聖書のほぼすべてのページに「血」と「神」という二つの言葉が見られるとしている。実際に、聖書においては、神という言葉を除き、血が他のどの言葉よりも頻繁に言及されている。最後に述べておくと、アメリカのインディアンは、他部族の人たちとでも、親密な友情を「血を分けた兄弟」と表現する伝統を持っていた。
現代生物体のリボソームRNAに保存された分子配列の分析は、すべての生命の単一の宇宙的祖先に収れんする、3領域の系統発生を明らかにしている。研究者は、Clusters of Orthologous Groupsのデータベースと公開されたゲノムの情報を使用して、宇宙的に保存された他の遺伝子――リボソームRNAと同じ系統発生パターン、すなわち、細胞の遺伝的中核の祖先――を探索した。この分析によって、小規模な遺伝子群が特定され、これは、ある時以来共通して進化してきた、いわゆる「宇宙的な祖先」にさかのぼることを意味するものであった。この研究の最終結論は、最大250のヒトゲノムが、地球を起源とするものではなかった、というものであった。
既存の研究で示されているように、これらの遺伝子のほとんどは遺伝情報の伝達に関わっており、そのほとんどはリボソームと直接に相互作用しているものである。だが他の宇宙的な遺伝子は、過去に側面的伝達を受けたか、あるいは、どれほどの過去か解らないほどに大きく分岐してきたものである。そうして保存されてきた遺伝子の性質は、生命の3つの領域の分岐に不可欠であった変化を示唆している。その分析はまた、未知の機能をもついくつかの遺伝子――リボソームRNA遺伝子を追跡する系統発生に関わる――を特定した。これらの遺伝子の産生物は、細胞プロセスにおいて基本的な役割を果たす可能性が高いものである。
学者らは長い間、地球上の最初の文明は約6千年前のシュメール文明が起源であると信じてきた。しかし、それに代わる理論は、アフリカの南部に最初に植民地化された初期の文明――20万年以上前の「アヌンナキ」や「堕落天使」の到着で始まった――を示唆し、シュメール人とエジプト人はその知識を継承したものである。命を救う金〔ゴールド〕を求めて地球に送られてきたこの惑星ニビルからの古代アヌンナキの宇宙飛行士は、最初、人類を金鉱の奴隷として作り出し、これが、金への執着、奴隷制、そして支配者としての 「主」や「神」の観念の開始となった。金の歴史と、金へのアヌンナキの執着を考えてみると、彼らのために金を掘るよう創生されたと思われる現代人の祖先を縛ってきた遺伝的優劣観と相まって、私たちは人類を見る完璧に新たなの視点を持ちはじめている。ここで今日に目を向けると、世界の金は、フォート・ノックス陸軍基地を含むすべての主要な金庫から突然、消滅してしまったようである。一種の振り出しへとめぐり巡って、金へいっそう回帰しようとしているのがおそらく、アヌンナキの考えなのだろう。
南部アフリカは、人類史の中で最も深い謎を残してきた。およそ6万年前、原初人類がアフリカから移動をはじめ、私たちの祖先となって、世界の各地に移り住んだと説明されている。だが最近、南アフリカの石造遺跡が地図化され、この仮定に疑問を投げかけ、人類のあやしげな起源に関し、非常に魅力的な新証拠を提示している。この最近の地図から、南アフリカの山々と平野には、百万を超える古代石造遺跡が散在していたと推定されている。これらの古代遺跡の最も壮大な例は、南アフリカのムプマランガ州のマチャドドープとウォーターバル・ブーヴェンの間に存在している。
現代の歴史家は、これらの石造遺跡の起源を考察してきたが、しばしばそれを「ほとんど歴史的重要性のない牛の屠殺場」と却下してきた。だが、これらの遺跡から回収された様々な道具や遺物は、20万年をゆうに超える、長く延長された期間におよんでいたことを示している。しかし、こうした最初の人類は誰であり、彼らは何をし、そして彼らはどこに消えてしまったのだろう。おそらく彼らは北に移住し、その知識を持ち去った可能性が高い。彼らはエジプトと小アジアに定着し、そこに高い文化が出現した。主流古代学者によると、トルコ南東部のシャンリウファ市から約15キロの地点に、世界最古と見られているギョベクリ・テペ(Göbekli Tepe)と呼ばれる寺院群が1万2千年前に建設されている。
南アフリカのそうした遺跡は、地球のどこのものより古いものであるため、「人類の揺りかご」との結論をもたらしてきた。ムプマランガ州においての、古代の円形石造カレンダー遺跡の最近の発見は、少なくとも7万5千年前のものであることが証明されている。この「アダムのカレンダー」は、これらの遺跡の中で最も貴重なものである。この壮大な古代遺跡は、地球の東西南北方向に合わされており、夏至、冬至、春分、秋分をも示されている。夕日の影に合わせた今日でも正確なカレンダーで、中央に高くそびえる石が回りの平らなカレンダー石に影を落としている。多くの科学的評価によれば、少なくとも7万5千年前にさかのぼる相対的正確度をもっている。
アダムのカレンダーは、おそらく人類の起源に関連して地球上で最も古い構造物である。しかし、アフリカの長老、先住民族の物知り、シャーマンらによって、それは「太陽の生誕地」、あるいは人類が神々によって創造された「インザロ・ヤランガ」として知られている。アダムのカレンダーはまた、「人類の揺りかご」の地での原初人間の意識の最初の具体的な証拠を示しているが、そうした諸装置は、今日の私たちよりも自然の法則をはるかに理解していることを示唆している。たとえば、そうした遺跡は、ジンバブエ大遺跡やエジプトのギザの大ピラミッドと同じ経線上に建造されており、その古代文明とこれらの3つの遺跡の建造者との結びつきを示唆している。
さらに注目されることは、ここ数十年の間に、南アフリカの鉱夫は神秘的な溝をもつ金属球を掘り起こしてきたことである。これらの球は、直径が約数ミリメートルで、多くは、周囲に3本の平行な溝が刻まれてれている。発見された球は2種類あり、その起源はすべて分かっていない。1つは、白い斑点を伴う淡い青色の金属で構成され、もう1つは、くりぬかれた内部を海綿質の白色物質で満たされている。さらに興味を引くことは、それらが発見された岩は先カンブリア紀のものであり、28億年前の岩であるということである。そんな時代に、誰がそれらを、どのような目的のために作ったのか、完全な謎となっている。
巨大な人間のような遺骨の発見は、世界各地のさまざまな記録やさまざまな情報源に表されている。北アメリカだけでも、19世紀から20世紀にかけて、鉱夫、採鉱者、考古学者らが発掘した巨人のような遺骨やミイラ体――時には、現代人の2倍以上の背丈――から得られた数十の独自の記録がある。それらは、特異な特徴をもつ巨大な大きさだけでなく、はるか遠い昔に地球に住んでいたことを示している。南カリフォルニア岸沖のチャンネル諸島は、かつては矮小なマンモスの棲息地で、その発掘された骨は、古代のかまどで焼かれた証拠を示していた。 それらは、人間のような生物――二重列の歯をもつ巨人であり、その遺骨が島の周辺の様々な場所、通常はそうしたかまどの近くで発見されていた――によって焼かれ、食べられていた。
巨人骨格発見の典型的な記録は、特定のパターンをもっている。 1877年7月以来の記録は、ネバダ州ユーレカから遠く離れていないスプリング・アレーの頂上の近くの荒れ果てた丘陵地帯で、金や銀の露頭を探す4人の採鉱者によっている。岩を調べていると、そのうちの一人が、高い岩だなから突出した何か異様なものを見つけた。よく見るために登ると、その採鉱者は堅い岩の中から人間の脚の骨と膝の皿が突き出ているのを見て驚かされた。彼は仲間を呼び、彼らは一緒にその奇妙なものをつるはしで取り出した。極めて珍しい発見をしたことを知った彼らは、それをユーレカに持ってゆき展示した。骨が埋め込まれていた石は硬く暗い赤色の珪石で、骨自体は黒化していて、極めて古いものであることを示していた。周囲の石を注意深く取り去ると、その標本は膝から10センチ上の脚の骨で構成されていることが判明した。標本には、膝蓋骨および関節、下腿骨および足の完全な骨が含まれていた。いくつかの医師はその遺体を調べ、解剖学的に彼らがかつて人間に属していたこと、そして非常に現代的な外形であることを確信した。そして、巨大な骨格発見の典型的な記録と同じく、その遺体は今や失われてしまっている。しかし、すべての他の巨人の発見と同様に、その骨の興味深い特徴はその寸法で、ユーレカの脛骨は、膝から踵まで100センチの長さだった。そうすると、生きていた際のその身体は、今日の平均的な人間の背丈の2倍以上、ほぼ4メートルの高さだったこととなる。そのネバダ州ユーレカのミステリーを総合すると、骨が発見された岩石は、地質学的に恐竜の時代のもの――1億8千5百万年前のジュラ紀時代――という事実であった。
同じように困惑させられるのは、巨人の頭蓋骨が無傷で見つかると、その頭蓋骨は通常2列の歯を特徴としていたことである。また、別の巨大なミイラは、1891年にアリゾナ州のクリッテンデンの労働者たちが3.7メートルの背丈の男のものであったと思われる巨大な石棺を発掘したときに発見された。花崗岩の棺から刻み出されたものは、片足に6つの指があり、骨格は巨大な武器に囲まれていたことを示していた。だが、再び、この発見は失われてしまっている。
左写真は、非公開とされてきた巨大人間のリークされた写真のひとつである。 それらはルワンダのキガリで発見されたが、その発見の際は、コミュニティ全体を恐れがおおった。 村の長老たちは、人々に逃げるように促した。 中央アフリカを発掘した人類学者チームによって出された科学的報告によると、ネフィリムであると推定される最大200の巨大な異星人遺体は、何世紀にもわたる埋葬の後に発掘された。 このアフリカでの発見は、今日までの約70年間にわたる一連の異星人遺体発見の最新のものである。それらは、その公開が、学者が主張し、メディアが支持してきた誤りの歴史に影響をおよぼすため、秘密にされたままである。(with permission, (c) Brad Olsen, 2017)
世界各地――メキシコ、オーストラリア、トルコ、ギリシャ、サルデーニャ島、アフリカやアメリカを含む他の国々のさまざまな場所――で、二列の歯並びを持つ巨大な人間のような骨や頭蓋骨が発見されたのは事実である。南カリフォルニアの海岸沖のチャンネル諸島、ネバダの大盆地、およびオハイオ川渓谷の埋葬地などの北アメリカでも、巨大な骨の多くが発見されている。 この8フィート4 インチ(2.5メートル)遺骨は、サンディエゴで見つけられ、写真左のマッキー教授により撮影された。 これは、一度地球に生息すると噂された、いわゆるネフィリムの巨人のものなのか。(with permission, (c) Brad Olsen, 2017)
ネアンデルタール人は、ずんぐりした体格で、太い二重眉、広い鼻、そして平らな顔が、現代の人類とは異なっている。 ネアンデルタール人は2万5千〜3万年前に姿を消した。デニソバン人として知られているもう一つの謎の絶滅した人々は、最近、シベリアの指の骨から最近特定され、今日の太平洋諸島人に伝えられているDNAを残した。今日の人間がアジアとヨーロッパに植民地を作るためにアフリカから移動してから長い時代をへた2〜5万年前、異種交配が起こった可能性が高く、同じ時期にヨーロッパでネアンデルタール人が衰退していた。 研究者ロイド・ピーは、「ビッグフット」の存在が初期の原人、すなわちネアンデルタール人であるという説得力のある説を展開している。しかし、最初の近代的人類が世界に突然に出現しているのはどうしてなのか。
ゼカリア・シッチンによると、現代のイラクで発見された、古代バビロンの王国である古代シュメールのくさび文字印形と筒形印は、惑星マルドクから地球にやってきたETの神々が人類を遺伝子操作したという話を伝えている。こうした原初の異星人の神のうちの2種が、「エリリ」と「エンキ」と呼ばれていた。彼らET人種は「アヌンナキ」と呼ばれ、それを翻訳すると「王室遺伝種の王子」との意味である。この奇妙だが説得力のある説は、繰り返しとなえられている。シュメールの石板によれば、今日の人間は、「星からやって来た」アヌンナキの生物発生的実験として創られた。古代に地球に到着したこれらの異星人は、この惑星上に存在していた遺伝的資源を使って生命を実験的に作った。そうして、ホモ・サピエンスはアヌンナキの奴隷種として構想され、アヌンナキはコード化した自らのDNAを、先住民の原人とアトランティスの生存者のDNAに混合した。
エデンの園は、多くの文化にわたって親しまれている神話である。そのエデンの園がアトランティスであるとの説もある。また、石板が発見された古代バビロンがそれだとする説もある。あるいは、古代の宇宙飛来者の理論は、エデンの園はマルドク――聖書にネフィリムとあるET人種――の集団構想で、彼らは無数の遺伝子サンプルを地球に持ち込んだと仮定している。アヌンナキの異星人種はまた、マリファナ、ココ、ケシの植物を地球に持ち込み、彼らもまた、意識状態を変えることに強い傾向をもっていたと信じられている。
アヌンナキは、シュメール人とアクカディア人の神々の集団――「50人の大神」と「イギギ小神」――であり、それゆえに「王の血の人々」または「皇帝の子孫」のいずれか、あるいは両方に関連するアヌナであった。 アヌンナキは、エヌマ・エリシュと呼ばれるバビロニアの創造神話に登場する。惑星マルドクを誇大視した後期のバージョンでは、人類を創造した後、マルドクの指導者はアヌナンキを分割し、天国に300、地球上で300のふさわしい地位に任命した。シュメールの文明は、これらの生きている神々によって支配された。かくして、アヌナンキは神々の高等評議会、そしてアヌの同朋となり、地球上と地下世界に配置された。
古代シュメール人のくさび文字石板にはまた、二人のアナンナキ指導者が描かれている。それらは、エンキと彼の異母姉妹ニンファサグで、彼らの聖なる遺伝子とルルの劣勢の遺伝子、あるいは地球のホモエレクトスと土着猿人とをを混ぜて、混血奴隷をつくることに努力した。こうして、異星人の「異種交配プログラム」は、アヌンナキの物語の中心となっている。これはまた、今日までも本格的に続いている主流「爬虫類人種の使命」における最重要なテーマである。現在の地球エリートの一定のグループは、その権威と権力のためにその〔爬虫類人種の〕血統を呼びおこし、彼らが何らかの形で他の人類より優れ、それを抑圧する正当性を支えている。私たちは、古来の階層構造が現代社会にそれほども根深いものである理由をここに見出すことができる。
アヌンナキによる侵入を受ける前、人類は、はるか昔に崩壊した地球の先進文明が残した驚異的な能力を持っていた。人類の元来の生物発生的な先例は信じられないほどの情報を与えられており、本質的に次元間的であり、多くのことを行うことができた。「創成の神々」(前述)が到来した時、彼らは先住人種には「神」として自分たちに代わりうるあまりにも多くの能力があることを発見していた。その結果、彼らは現在の我々となる先住人種、アトランティスとレムリアの祖先の生き残りを抑圧し支配した。そうした生き残り祖先の場合、交配する雄は二重螺旋DNAをもつ雌とのみ繁殖することができ、その結果、地球上に残った12本鎖の人類は、すべてシュメール神話ギルガメシュ叙事詩〔「すべてを見た人々」との題名を持つ〕に描かれているように、ほとんど消滅させられた。
この議論のもう一つの興味深いところは、1945年にエジプトのナグ・ハマディで掘り出された陶器の壺で、その中には、羊皮に包まれたコーデックス〔冊子状の写本〕が入っていた。この「ナグ・ハマディ写本」は約千6年百前にさかのぼる、綴じられた書籍の中で最も古い事例である。この難解な文献を詳しく読んでみると、グノーシス主義者(キリスト教時代以前の教師たち)は人類に対する異星人侵入に深く関わっていたことが分かる。ナグ・ハマディ写本には、はるか昔の地球へのET侵入の広範な説明が含まれている。それは、侵入者の物理的形態に関して説明したいくつかの手掛かりを提供している。同写本の記述には、「アルコン(archons)」と呼ばれる無機的存在との直接の出会いを含む、それによる伝授の空想的な経験の報告も含まれている。
シュメールくさび文字石板は、ナグ・ハマディ写本よりさらに数千年前の、最も初期の文献である。考古学者は、シュメールのくさび文字は紀元前約3千2百年頃にメソポタミアで発明されたと述べている。粘土板へのくさび文字の記録は、人間の先史時代に関する興味深い話題のいろいろを提示し、古代の宇宙飛来者にも言及している。くさび文字石板とナグ・ハマディ写本はともに、異星人の介入の概要を記述している。すなわち、知られた最古の文語言語と現存する最古の書物の両方が、同じ物語に関係していることは、実に驚くべきことではないか。
くさび文字の記録そのものは、批評した解説のない、ただの記述である。それは、物語の出所やその著者については言及していない。それとは対称的に、ナグ・ハマディ写本の記述は、キリスト教以前の謎の宗派のグノーシス主義より生じたことを告げている。その著者のほとんどは不明だが、私たちは彼らより精神教育の伝統を読み取ることができ、それは謎のエソテリック学派としても知られている。
旧約聖書と呼ばれるもう一つの有名な古代文書は、その創世記6章1節でこのように述べている。「人が地上に増え始め、彼らに娘たちが生まれたとき、神の子らは人の娘たちが美しいのを見て、その中から好きな者を選んで、自分達の妻とした」。また、その他の古代文書では、 ヒンズー教の聖典ヴェーダは、重力にさからうビマナ飛行船が地球上空を移動し、恐ろしい武器を装備している、と報告している。
古代メキシコの魔術師たちは、人間は、私たちが今日、神話と考えているような、驚異的な洞察力と意識を備えた、ある点では、はるかに全き存在であったにちがいないと説いた。そしてその後、すべてが消え去るような空白があり、私たちは腑を抜かれた人間を見ている。著者カルロス・カスタネダによると、メキシコの魔術師たちは、私たちは略奪者によって支配されていると語っている。しかし、それはたやすい略奪者ではない。それは非常に知的で分析的である。それは私たちを無能にするため、体系的方式に従っている。メキシコの祈祷師は、魔術的存在と運命付けられていた私たち人間は、もはや魔術的ではなく、家畜のような並の肉となっていると言う。ヤキ族インディアンの魔術師、ドン・フー・マタスが学者のカルロス・カスタネダに答えてこう述べている。「世界でもっとも簡単な話を説明しよう。私たちが彼らのための食糧であるので、彼らは私たちを支配し、そして私たちは彼らの栄養物であるので、彼らは私たちを無慈悲に搾取している。私たちが鶏小屋にニワトリやキジを飼うのと同じように、彼ら略奪者は飼育場に人間を飼っている。ゆえに、彼らの食糧は常に欠くことがない。」
ナグ・ハマディ写本の理解可能な記述の2割までが、「権威」とか「執政官」と呼ばれる「アルコン」の起源、方法、意図についてである。同写本の文面には、アルコンがイブをレイプしようとした方法――明らかな遺伝的介入の神話的な演出――が描写されている。そうした箇所は、異星人による交配の説を裏付けているかのようである。書籍の形で最古の現存文書であるナグ・ハマディ写本は、「爬虫類人種」と「グレイ」の両タイプを記している。早産胎児の絵で示唆された爬虫類タイプと新生児タイプがあり、アメーバ状と表現されているタイプもある。爬虫類タイプの祖先は悪魔大王であり、二番目のタイプのそれはミツバチのような精神をもつ奴隷ロボットで、三番目は私たちの視野範囲をはるかに越えて存在するアメーバ状の存在である。無知の人間たちを操作するため、これらのすべてが協調して、「奉仕精神」を植え付けた。
ところで、どのタイプのアルコンも、人間の可視光線のやや外側の赤外線で撮影できるカメラによって撮影することができる。ナグ・ハマディ写本には、これらの異星人侵入者の図形的な身体記述はないものの、人類に最も有害なものとして最も広く議論されている3種類のETと比較して、十分な情報が示されている。さらに、聖書にネフィリムとして登場するET人種は、アルファ・ドラコニアのETと著しく類似している。ネフィリムと爬虫類人種ETは、人間のDNAとの結合とハイブリッド人種の創造を目的とした熟達遺伝学者として記述されている。これらの同じ爬虫類人種は、イスラム教の「Jinn〔妖霊〕」、あるいはキリスト教における邪悪霊である。また、「Djinn」と綴られるものは、歴史をとおして悪魔的でも魔法的でもある強力な心霊的存在である。
著者兼講師であるジム・スパークスはET拉致被害者で、彼は経験した意識の95パーセントを記憶していると言う。彼は、自分が接触していた2種類のグレイETの詳細――実際の生きものである大型グレイETと労働者である製造された小型生物ロボットのグレイET――を提供している。これらのET人種は、今日も地球上に存在し、彼ら自身の使命――主に彼らが地球上に創成した生物に関係――を持っている。スパークスによると、その使命には、何千年も前からの人間の遺伝的改造も含まれている。この数十年間、現行のハイブリッド計画は、より知的で、環境に敏感で、さらにはテレパシー性の新しいタイプの人間を生み出すことに成功していると、彼は述べている。もし私たちに何かが起こっているとするなら、彼等は、この地球に入植している可能性がある、と彼は言う。スパークスはその拉致体験中に、時間の経過とともに人間として進化するように遺伝的に操作された20万年前からの半人間半猿のホログラムを見せられたと言う。人の心や私的思考にアクセスできる彼らの能力は、〔古代の〕アルコンの空恐ろしい侵入を追想させるに十分である。
アルコンとして描写された存在は、現代UFO学でいう悪意ETについての認識と同じであるように思われる。これらの寄生虫は人間ではなく、人間の暗いエネルギーと否定的な感情を食料として利用する。そうした宇宙のアメーバ状の生き物が最初に地球に来たのがいつかは正確には解っていないが、ずっと昔に意識の異変状態がシャーマンによって発見され、最近では写真にも撮影されたことを、私たちは知っている。すべての人が日常的にそれらを見れない理由は、そうした生物のエネルギー域が電磁波スペクトル内の私たちの狭い視界範囲――科学者はそれを「可視光」と呼ぶ――を超えているからである。
アルコンは、隠れて否定的に人間をあやつる、無機的な異次元間の存在であり、暴露され、識別され、人間の心から排除されなければならない。 彼らは、人間種やこの惑星に影響を与えること――新な意識状態へと集団的に進化する我々の過程全体――から除去される必要がある。この精神的寄生による影響から私たち自身と地球を解放することは、新しい黄金時代の到来に不可欠な要素である。
この奇怪な存在は、地球の酸素に富む大気の中に短期的襲撃だけを行うように設計されたシリコン製の身体を持つ、イナゴのようなサイボーグ種とみなすことができる。 彼らは太陽系の全体に生息し、異星技術製の宇宙船で惑星間を移動する。グノーシス主義の教典は、彼らがその無生物時計仕掛けシステムの維持技術者にふさわしいことを示唆している。したがって、アルコンは人間の心に潜在的に侵入する心理・心霊的な寄生虫と考えられ、私たちをして、奇怪で暴力的で極端な非人道的行動を演じさせる。
アルコンは物理的に存在するものの、彼らが人類にもたらす本当の危険は、この惑星への侵略ではなく、私たちの心への侵略である。アルコンは、テレパシーとシミュレーションを通じて人間の意識にアクセスすることができる心内部への寄生虫である。カルロス・カステネダの著書『無限の行動的側面(Active Side of Infinity)』によれば、「はるか昔に(メキシコの魔術師や祈祷師)は、私たちに生命の仲間があることを発見した。私たちには、宇宙のはるか遠くから来て、私たちの命の掟を乗っ取った略奪者がいる。人間はその囚人と化している。その略奪者は私たちの神であり主である。私たちは従順で無力になった。もし我々が抗議したとすれば、それは抗議を抑圧する。私たちが独立して行動したとすれば、私たちはそうしないよう要求される」。アルコンたちは私たちの想像力を感染させ、偽りの錯覚の力を欺瞞と混乱のために使う。彼らの楽しみは、自分のために人を欺くことで、特別な意図や目的はないように見える。彼らは本質的にロボットであり、独立した思考や選択ができない。彼らは言われた通りに行動する。そして今日までは、本章に述べられたことをやってきている。私たちに対する彼らの力を克服する唯一の方法は、精神、身体および心を活性化させることである。そしてそのまず第一は、私たちの不可解なDNAの謎を解決することである。
【本章完了】
参考文献
Tellinger, Michael, Slave Species of the Gods: The Secret History of the Anunnaki and Their Mission on Earth. Bear & Company, 2012.
J. Kirk Harris, Scott T. Kelley, George B. Spiegelman, and Norman R. Pace. Department of Molecular Biology: http://www.encyclopedia. com/topic/Rh_factor.aspx#1-1E1: Rhfactor-full
The Genetic Core of the Universal Ancestor. Cellular and Developmental Biology, University of Colorado, Boulder, Colorado; plus Graduate Group in Microbiology, University of California, Berkeley, California; plus Department of Microbiology and Immunology, University of British Columbia, Vancouver, Canada
Castaneda, Carlos, The Active Side of Infinity. Harper Perennial, 1999. Grey Alien abductee Jim Sparks 95% recall: http://www.unitedstarseeds.com/forum/topics/jim-sparks-95-recall-grey-alien-abductee#. UZwLOitC4Vd
== 本書の《もくじ》へ 「もくじ」の中の《本章》へ == |
Modern Esoteric: Beyond our Senses by Brad Olsen
http://cccpublishing.com/FutureEsoteric www.bradolsen.com
with permission, (c) Brad Olsen, 2016