今回の「話の居酒屋」シリーズは、Line環境を通じての日豪越境談義。前回の「二人のガイド」を読んだDとそのAとの対話である。AとDは、かれこれ二十年来の付き合い。Dは、四十代後半の典型的な氷河期世代で、かつて、冷え切った日本に見切りをつけ、転機を託してオーストラリアに渡ってきていた。そしてAとは、シドニーの和食レストランで働く、年の離れた同僚同士となった。Aは長年の準備もあって永住の地位を得ていたが、ワーホリだったDは、全力をあげた努力にもかかわらず万策尽き、その日本への舞い戻りの憂き目を見るにいたった。今回の談義は、こうした背景を持ち合った、団塊とそのジュニアの世代間の、「疑似親子」同士のやり取りである。 詳細記事
この一月、雪におおわれた山を体験したことで、自分がなぜ山が好きなのか、その疑問が解けるような見解を発見した。それはどうも、当たり前のことなのだが、自分というものを、それを中心にして考えてしまう、つまりそれがまず主観としてしか意識に登ってこないという、いわば〈意識の錯覚〉とでも呼べる、その出現にまつわる不可避の形を見たからだ。 詳細記事
