残す四分の一をどう生きるか

新企画の骨子

「四分の三プロジェクト」をめぐって

前回、この8月20日の75歳の誕生日を契機に始める《四分の三プロジェクト》を、早々と公表しました。そこに述べたことは、骨子ばかりの概略計画ですが、残すこの先の「四分の一」を導くべきマスタープランとなるはずの計画です。

といっても、時はいまやコロナ感染の真っただ中で、どんな急変が起こるか気を許せず、いわゆる予定や計画などを立ててみても画餅になりかねません。

そこで当面は、そのマスタープランへの肉付けの狙いも合わせ持った論述作業を優先し、その実行を図ってゆくつもりです。

 

二サイトによる二本立て構造

まずこのプロジェクトは、期間的にも長期にわたるもので、しかも自分の健康水準の低化も生じてその時々のアレンジは避けられないはずで、柔軟性を持たせた“ゆる”計画とならざるをえません。

ただその一方、根本的な筋においては、そうした適応性に振り回されない、ぶれない構えが必要で、いわば「二枚腰」の取り組み方が必須です。

そこでこの先数カ月の計画としては、動きのとれない状況に対応して、「巣ごもり」型活動、すなわち、サイトなりブログなりの物書き作業を中心としてゆきます。

そこでは、昨年9月に発刊した兄弟サイト『フィラース』との連携を生かし、この『両生歩き』では、現実的視点の取り組みを中心にし、他方の『フィラース』では、もっぱら理論上の取り組みを幹に据えたいと考えています。

こうした、二つのサイトを生かした二本立ての仕組みによって、具象と抽象といった働きの上での「複眼視野」を確保してゆきます。

読者の皆様におかれてましては、そうした連携構造を念頭におかれ、他方の見落としのないよう、目配りをお願いしたいと思います。

 

手掛かりとなる「思考モデル」

そうした二本立て構造の中で、現在のトピックとなっているのは、『フィラース』に掲載した《「理論化」3次元モデル》で、そこに詳述されている、「バーチャル地球」をはじめとする新たな思考法です。

コロナ感染が勃発してもう一年半を経過していますが、おそらくその影響は、その余波を含め、この先数年は続くものと予想されます。

そのコロナ感染が、一体いかなる歴史的意味を含んだものであるのか、それは後々にならなければ判明しないでしょう。しかし、現在目撃できる状況だけでも、今日までの世界の発展が、もろい弱点含みのものであったことを物語っています。

コロナ問題は一義的には医療問題ですが、しだいに浮上してきている他面に、人間に関わる必需課題の中心が、物質から非物質(あるいは「汎情報」)へと移ってきている時代変化問題であることを漂わせています(コロナウイルスは、微細生物病原体ではなく、遺伝子情報病原体)。

そうした時代変化のなかで、上記の「理論化」3次元モデルは、そうした変化の意味や事由を探る意味でも、その手掛かりを示しています。

以上、本稿は、「四分の三プロジェクト」に関し、二つのサイト間の連携の使い方をご案内しました。

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