私はすでに、「じいさん」と呼ばれて充分にふさわしい年齢に達しましたが、衰えたとはいえ、雌雄別上ではあいかわらずの雄です。そういう私が、ことに最近、社会でかまびすしい問題について、少々、考えさせられているところがあります。 詳細記事

【撮影およびコメント 山本 哲朗】

名前:アサガオ

撮影場所:上野

コメント:朝貌や惚れた女も二三日  漱石

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気象用語に、「瞬間最大風速」と「最大風速」という専門語があります。よく、台風予報のなかで用いられるのですが、たとえば、「台風△〇号の最大風速は40メートル/秒、瞬間最大風速は60メートル/秒」というものです。そしてその数値の定義は、最大風速は10分間ごとの平均風速のうちの最大のもの。瞬間最大風速は3秒間の風速の最大のものです。ですから、台風による風の最大の破壊力はこの瞬間値によって発生するわけで、それに耐える建物でなければ、たとえ瞬間の風であろうと、その一瞬に吹っ飛んでしまうということとなります。

なぜ、こんな専門語を持ち出すのかと言いますと、貴サイトの各記事は、起伏ある日々の中で、そのまれにしかやってこない、上の用語でいう「瞬間最大風速」にあたる瞬時の高エネルギーを使った見解とうかがえ、時に、実に明晰かつ切れの良い論述が拝見されます。おそらく、それらが書かれた時は、いくつかの条件が揃ったその瞬時の切り口をもって仕上げられた見解であるのでしょう。 詳細記事

前回、その副タイトルに「・老若共闘 ・バーチャルと非局地性は同義語 ・情報とは何か」をかかげ、その三本柱について説明しました。今回は、その三番目の柱「情報とは何か」について、いっそう踏み込んで考察します。

というのは、これまで、二本目の柱「バーチャルと非局地性は同義語」については、量子理論にからめて、いくつかの機会で議論してきたのですが、この「情報とは何か」については、さほどの機会を設けてはきませんでした。

そこでその議論に入りたいのですが、それには、二つの重要なアプローチがあります。ひとつは、その定義についてのもので、他は、実は私たち意識そのものが、身体というインフラに支えられた、その情報のもたらす産物であるという認識機能との関係です。 詳細記事