意識の科学(その3)

〈訳読‐2b〉現代の「東西融合〈涅槃〉思想」(その9)

 == 本書の《もくじ》へ  「もくじ」の中の《本章》へ ==

 

現代の導師

テレパシー、千里眼、そして他の卓越した霊性能力などを発揮した多くの導師は、今日の発達した科学技術に匹敵あるいは凌駕するほどにも、「意識の科学」を会得していることを示した。平均的な人間もまた、そうした能力のなにがしかはもっているものの、その大半は未開発のままに留まっている。 

また、私たちの生物学が進歩していることも重要である。科学者は現在、そうした導師がはるか昔に会得した水準に追いつき、私たちのDNAが私たちが話す言語の中の周波数を介して心身上の進化をもたらす遺伝子情報をもっていることを証明しようとしている。また、人間の心臓は、身体のなかでもっとも強い磁界――脳のおよそ5千倍――を発生させている。さらに科学者の中には、特定の人がどうしてそれほど頭が良かったのか、それが示せないかと、人の死後、その脳を分解しようとしている人たちがいる。ヒーラーであれ、スプーン曲げであれ、霊媒であれ、また他のさまざまな特異能力であれ、それらの脳には何か違いがあったのだろうか。だがそうした特異な人たちの脳組織に、3次元論理が適用されている限り、何らかの違いは発見できそうにない。それは、人の量子分野をつかさどる、DNAの残余部分の働きによる。すなわち、意識に反応し、ガイアの慈愛の息吹にこたえるものは量子であり、それがDNAの90パーセントを占める。それがこの惑星を変えつつあるものである。それこそが、あなたが働きかけているものであり、心の安定の定まるところであり、そこへと向かうべきところである。それが、導師が教えようとしたことであるのだが、往々にして、その思いがくまれることはなかった。

私たちは誰も、人としての能力の自らの主となりうる潜在能力をもっている。だが科学は、他者による主観的観測たる諸発見を追認するものに過ぎない。人は、真実の主となるべく、真摯に努めなければならない。それこそが、幾年もついやしてめざすべき到達点である。真実の主は、「自分は自覚者である」とか、「自分はすべてを乗り越えた」とかと自慢げにとなえて、一つの先例になろうとするものではない。もし「自分」が何らかの代表であると思う感覚があるのなら、その人は認識に達していない。というのは、自己認識が生じる以前 に、自分が何であり誰であるのかという、エゴの死があるからである。多くの人は、人生街道にエゴは不可避と感じるので、それは事実上、エゴ付随物を追放する重要性から人を妨げ、その支障物となるもので、逆直観とさえ言えるものである。だがエゴとともに自意識をなくすことが認識される時、他者に献身しようとの思いが生まれる。小説『東への旅〔Journey to the East〕』にこの教えを込めたヘルマン・ヘッセは、いみじくもこう書いている。「下僕こそが主人だ」。

現代の導師は、開明への高揚の最重要な必需要素は、無条件の愛を育てることである、と教えている。現代の尊師と認識される人たちは、否定性、恐怖、そして罪悪感が克服され、愛と開明に置き換わられなければならないと説く。これは、霊性的道を選び、訓練された慣習とすることにより完成される。人を内部の導きに添わせる道は多数ある。私たちが内部の導きに耳を傾ける時、エゴは自然に消滅する。そして私たちは、自己に関心をもつことはなくなり、それに代わり、ビートルズが歌うように、「All You Need is Love」という永遠のメッセージに注目するようになる。

 

「可視化」の思想

人は、一度、愛に深く抱かれれば、その高揚された人間の能力が、新たな領域に達するのは自明のことである。またさほど努力するまでもなく、私たちは他の人が考えていることを感じることはすでに可能である。そこにもしテレパシーが一般的となれば、私たちの知る世界は、劇的な変化をとげるに違いない。実がなく嘘をいう人も、他の人たちが自分のエネルギーを読みその考えを知ることができるという事実を意識せざるをえないようになる。これは、電話や嘘発見器産業にとって深刻な意味をもつ。特異技能にたけたスパイ、外交官そして従軍記者すらも、こうした新たに尊重される能力の習得をせねばならなくなる。プロのポーカー打ちは、ポーカーフェイスの持ち主であることの不利をさとらされ、他方、人々の求愛行動の定石も変わってゆくだろう。つまり私たちは、相手の放出するオーラをその人の話す言葉を聞くのと同じように読み取ることが普通になるのである。

科学はすでに、こうした世界に入りこんでいる。入力・出力理論または「ティンポット」理論は、私たちが一定量の食物、水、そして酸素を摂取し、大脳皮質が計測可能な電気活動を発生させているかを説明している。科学者は現在、脳のどんな働きも伝搬性の脳波をともなっていると考えている。この事実は科学者を、考えがエネルギー態であり、また、脳磁図(MEG)と呼ばれる新たな方法を使い、脳に結ばれた脳波計(EEG)の電線を通じて判読可能な心理が、いまや身体との接続なしでも、その判読を可能にすると展望させている。その出力とは、私たちが脳を活動させている時、私たちはまたさまざまな分野の送信を行っていることである。これは、ヨガ師や神秘家が何世紀も昔から言ってきたことであり、また今日、それが真実であると確認されていることの要は、思考は計量しうることである。私たちは、私たちが世界のどことも誰とでも、結びつけられていることを忘れてはならない。

すべてが相互結合されているという新たに生れつつある考えは、「量子もつれ(エンタングルメント)」という新奇な概念を用い、超物理学(訳注1)の新たな原理として科学的に表現され、あるいは、アメリカのインディアンの間ではマニトウ(Manitou)とも表現されており、さらに、有機体のエネルギー圏をとらえることができる有名なキルリアン写真(訳注2)法をもって実証されている。

(訳注1)「超物理学」とは「metaphysics」の訳語。英辞書上では「形而上学」とか「哲学」と訳すのが通常だが、この文脈では不適切で、ここでは独自に「超物理学」とした。

(訳注2)「キルリアン写真」とは、次節で述べるように、対象物に高周波・高電圧を掛けて発生させたコロナ放電による発光現象を撮影した写真のこと。 ニコラ・テスラはテスラコイルによる高周波を利用して、生体からのコロナ放電の像が得られる事を発見していたが、当時は特に関心を呼ばず、そのまま忘れ去られていた。

 もちろん、映画「スター・ウォーズ」ファンの人たちにとって、〔主人公の〕ルーク・スカイウォーカーが「フォース〔父親の名〕を用いるというのは、楽しめる言葉のしゃれだろう。だが、この分野での科学的な発見は、ルパート・シェルドレイク博士の形態共振(morphic resonance)あるいは形態形成場(morphogenetic field)理論をその実例としてあげることができる。この形態形成場理論は、物とは、存在するエネルギーの骨をおおう一種の肉であると説く。エネルギー圏は身体をはるかにこえて広がる。シェルドレイク博士の実験では、エネルギー圏は、動物と人間の間でも、人間種同士の間でも、目に見えないコミュニケーション結合をなしていることが実証された。

 

キルリアン写真法

キルリアン写真は、1939年、偶然にその方法を発見したソビエトの電気技師、セミョーン・キルリアンの名からきている。彼は多量の電気を用いた一種のフォトグラムの手法を使った。キルリアンのこの写真法は、「エレクトロ・グラフィー」とか「エレクトロ写真」とか「コロナ放電写真」とかと色々な名で呼ばれ、ある現象の独自の再発見に関与した。その「キルリアン法」は、電荷をかけた金属板の上におかれたフィルムに被写体を直接にのせた接触写真である。キルリアンは、高電圧源につながれた感光版の上の被写体が、その被写体の表面上の電界自体によってつくられた小さなコロナを出していること発見した。1970年代には、ソ連でも西側諸国でも、この現象はさまざまな研究の対象となった。キルリアン写真は一般に、対象物あるいは対象者が〔発散する〕オーラの写真画像と説明されている。

3.2.5_kirlian_photography_hand[1]

これは、手のエネルギーのキルリアン写真である。GDV写真機は、意識の研究――その特異状態、法医学への適用、そして死の客観的観測などの――さらなる進歩に役立つ。それは動植物の生物エネルギーの特性の発見ばかりでなく、水のエネルギーの色々な状態の研究にも有効となるだろう。それはまた、私たち自身の生物エネルギーの研究およびエクササイズや食物摂取への様々なヒントにもなる。GDV写真機は、また、血液サンプルあるいは他の生体液のオーラに用いて、将来の健康状態の予想を可能にする。

それに続く研究は、ロシア、セント・ペテルブルグ大学のコンスタンチン・コロトフ博士によって行われた。同博士は、1990年代末、キルリン効果にもとづいた、ガス発散画像(GDV)と呼ばれる手法を開発した。GDV装置は、ガラスの電極をもちい、「摂動法」と呼ばれるパルス化された電界衝撃をつくり、「電子写真」上の成長を測定するものである。さらに、10キロボルト、1024ヘルツの電気を0.5秒間もちい、GDV写真機をめぐる強電分野が開発された。キルリン写真とも呼ばれる電気のこの分野は、対象物のまわりのガス放出の光をとらえるもので、画像能力をもつコンピューターに伝えられた。必要なソフトウエアを用い、実際のどんな対象のエネルギー圏も目視できるようになった。もはや、伝統的な暗室における写真処理は不必要である。

コロトフ博士は、刺激による人の指先のまわりの電子写真上の白熱が、人の生理的および心理的状態についての情報と密接かつ一貫して対応していることを観測した。キルリアン写真は、ロシアやその他の多くの病院やスポーツ・トレーニング・プログラムで、ストレスを測る事前検出法として使われている。ロシア科学アカデミーは、GDV法とその装置を一般の臨床使用に許可し、診断と検査目的に使われている。そしてすでに、ストレスを計測したり、治療の効果を測るために用いられている。また他の方面では、安全性と信頼性ばかりでなく、どんな対象でも――直径5センチメートルまでなら可能――、オーラの目視化法として注目されている。

 GDV法は最近、自分が死に瀕している写真家たちの間で使われている。死の瞬間に撮られた写真によれば、腹部の生命の力が最初に失われ、それに頭がつづく。身体にむすびついた生命の力は、心臓や鼠蹊部で最後に失われる。GDV法を使用する科学者は、突然の、あるいは暴力的な死に会った人のオーラは、静かな死をとげた人のものとは違っていると言う。その記録によると、前者の魂は、何日かの間、混乱状態におかれ、幾度おとなく、ことに夜に、身体に帰ってくる。コロトフ博士は、この現象は使用されなかったエネルギーが魂によって保有されているためであるという。GDV法はまた、物理学を真実のものと偽のものに区別するために利用できると示唆する。その瞬時の〔可視化という〕結果により、この手法は、生物エネルギーや、周囲の物的・心理的環境により私たちのオーラがどう変化するかの研究に、広く用いられるようになってきている。

3.2.4_Kirilian_leaf[1]

すべての有機体はエネルギーを生産する。人間の身体を赤外線技術をもって撮影すると、熱を発散していることがわかる。この写真は、木の葉のキルリアン写真で、エネルギーを発散しているのがわかる。

 

感熱画像

GDV写真機と同様に、サーモグラフィーあるいは熱線画像は、赤外線感応画像技術である。熱線画像写真機は、電磁波スペクトルのうちの赤外線域の放射を探知し、その放射の詳細な画像をつくる。赤外線放射はあらゆる物体からその温度にもとづいて放出され、熱線画像は、完全放射体(黒体)の原理にそい、その状態が可視的照度をもっているかどうかを「見る」ものである。ある物体が出す放射の量は温度が上昇すれば増加し、それがゆえ、熱線画像は温度の変化を見ることが可能となる。

3.2.6_Infrared_image_of_a_cow_with_with_foot-and-mouth_disease[1]

これは口蹄病ビールスにおかされた牛の感熱画像である。蹄や下足の温度が上がっていることが、熱記録をもちいて示されている。

黒体はそれに到達する電磁波放射をすべて吸収する完全物体で、あらゆる波長の完全な吸収性のため、黒体はまた、熱線放射の最適な放射体であり、特徴的なあざやかな白色――温度による連続的スペクトルをつくる――にかがやく。黒体からの熱放射はエネルギーで、絶対零度より高い任意の温度で、内的熱エネルギーの体内貯蔵から電気動力学的に変換されたものである。それは、温度を上げながら高いエネルギーに移動する最高周波数の分配を持つため、黒体放射と呼ばれる。

地球上のほぼすべての エネルギーは、太陽から供給されている。もし太陽がなかったら、地球は冷えきり、生命のない世界である。植物は太陽からのエネルギーによって成長し、風が吹き、そして、化石燃料すら、何億年にもわたる太陽からのエネルギーを蓄積したものである。「昇華」とは、物体が固体から気体へと変化する過程を意味する。気体とは、物体の三つの典型的状態の一つで、他は、液体と固体である。私たちの物的身体は、元素からなる。気体は物質が得られるどんな容積をも満たして拡大する状態である。昇華はより大きなエネルギーを必要とし、吸熱的変化である。

吸熱とは、熱エネルギーが化学結合エネルギーに変化する化学反応をいう。結合の強さ、あるいは結合エネルギーは、二つの原子が化学結合する間で計測される。化学結合は、原子が互いに引合う力である。その結合は互いに逆の性格を帯びた電磁的力によって生じる。

 

感覚と意識

科学的にもっとも説明のつかない未知の現象は、ことに、意識自身である。すべての科学領域における最大の未開発部門は、最近の専門家の議論によれば、意識の研究であるいう。粋思惟科学学会(Institute of Noetic Sciences)やアリゾナ大学の意識研究センター(Center for Consciousness Studies)の意識部門の研究者は、意識を「困難な問題」と呼んだ。それを理解することは、主観的経験――受容可能なデータか否か激しい議論にさらされている――をあつかうことを意味する。意識はそうしたミステリーであって、一部の科学者では、我々は本当は意識をもっていない――我々は「自分は意識ある存在だと考えるゾンビだ」――と考えはじめているごとく、ニヒリスト科学者は私たちをそのようにすら解釈しようとしている。他の科学者はまた、私たちの意識は自らの磁界に関係しており、それは広がって、地球や、さらに「天体意識」とも表現される宇宙の磁界ともつながっていると説明する。私たちが脳とよぶ臓器の機能についての研究は、この面にはほとんど役立たない。意識の研究における経験をつんだ研究者は、この現象は、ただ脳自体を対象とする今日の神経科学の研究分野をはるかに超えるものであるという。

既述のように、私たちの身体や存在状態のさまざまな特徴をおそらく実際に変えうる、私たちの意識の一部がある。心の力は、実際に存在し、外部の力に影響を与えうるものである。物に対する心の力は、まったく意志の力そのもので、たとえ偽薬の投与ですら効果をあらわす。それ以外に、どんな答えがありえるだろうか。私たちの心霊はまた、夢やデジャブ〔既視〕体験にすら関係しているようである。

「デジャブ」はフランス語で、「既に見た」を意味し、過去のある特定状況もとでの顕著で不思議かつ神秘的な個人の体験のことをさす。例えば、体験者は、以前には行ったことのなかった外国のある建物に入ってゆくとき、その有様を何かすでに知っていることのように感じられた、と報告している。デジャブは、前世の生命の招かざる出現といった霊性的体験によるものとする人たちもいる。人間の心理学の研究は、直観と関連付けて、もっと自然な説明を提供しているが、ともあれ最終的には、その現象の原因や性質については、依然としてミステリーにつつまれている。

それを本能とか、特別感性とか、その他の呼び方はあれ、私たちは誰でも、時に応じて特徴ある直観を体験している。心理学者は、私たちは自らの周囲の世界についての情報を無意識的にとりあげていることに注目する。これは、即座に気づかれることから、意識とは区別される。直観は、意識以前あるいはそれを越えて出現する。

かくして、新たな七つの目の感覚が明示される。まず第一は味覚で、第二は臭覚であり、第三は視覚である。第四は聴覚で、第五は触覚、そして第六は自覚あるいは取り上げ中の意識である。そして七番目が、直観やその部分や超認識である。これは従来、第六感に含められてきたが、いまやそれは分離され、新たに七番目の感覚と理解されている。

 

集団意識

物理学はいまや、電子が同時にふたつの場所を占め、その観測上のひとつの存在には電子のスピンが関連していることを明らかにしている。この文章を読むに先立って、私たちのだれもにとって、1ないし10秒後が現在となるように、私たちが生きている限り、私たちはまた未来形においても確かに存在している。これはまた、集団やあらゆる意識ある存在においても事実である。この意識の流れは、現在まだ経験されていないひとつの出来事を個人にもたらしてくる。そうしてひとは、事前の予知が真実であったかを知ることとなる、唯一の合理的な道である。事前認識や正確な予知の体験は、いま、人間の最も新しい感覚領域として見られている。

集団意識の研究者は、「タイプI文明」の理論を設立している。これは、人間が新しい種類の集団意識をつくる時、環境でもエネルギー不足のいずれでもない問題に関してそれをつくるタイプである。明らかに、私たちはまだそこに至っていない。だがもし人間が、その心の力を用いることが文明に統一したことであるなら、その自然な結果として、あらゆる自然の災害の予防を含む、地球すべてのエネルギーを制御できるようになるだろう。さらに「タイプII文明」の理論は、〔「タイプI文明」の対象を広げ〕全銀河系のすべてのエネルギーの制御を可能とするものである。大勢の数の人々がその関心や意識を何か同類のもの――たとえばクリスマスや世界選手権やダイアナ妃の葬儀といった――に集中させるとき、コンピューターがつくる任意の乱数にある整頓された数字をもたらし始める。ある秩序立った意識はその全体の環境に秩序をもたらすのである。大量の数の人々ともにある共通した肯定的な目標をもつ時、暴力の可能性も解決される。あらゆる人たちの一種の人間的意識が、そこに創造されるのである。

それと同時にいまだに、私たちはマスメディアによって巧みに条件付けられている。過去50年間に、科学の進歩は、一般社会と政府がそれぞれ所有する知識の格差を広げ、支配エリートによってその格差が利用されてきた。生物学、神経科学そして心理学の適用のおかげで、「体制」は人間についての進んだ知識を、物心両面に活用してきた。体制は、平均的市民について、彼らが自らを知る以上に知ることができる。これは、ほとんどの場合において、個人が個人にもつ以上に、体制がより大きな力と支配をもつことを意味する。この「潜在力」は、マーケティングや広告ビジネスにおける暗黙の科学である。それはまた、一般大衆を従順化させるのにきわめて有効である。ゆえに、こうした心理的横暴に対抗するために、私たちは、身体、心そして霊性の三分野において「自らを知ること」に立ち返る必要がある。

 

【本章 完】 

 

 == 本書の《もくじ》へ  「もくじ」の中の《本章》へ ==

 

参考文献

Hancock, Graham, Supernatural: Meetings with the Ancient Teachers of Mankind.

Disinformation Books, 2006.

Jeans, Sir James The Mysterious Universe. Kessinger Publishing, 2010.

The Princeton Engineering Anomalies Research (PEAR) program:

http://www.princeton.edu/~pear/

Kundalini energy and the chakras:

http://www.psychedelicjunction.com/2010/09/what-is-kundalini-energy-shakti-basics.html

432 Hz vs. 440 Hz:

http://www.whydontyoutrythis.com/2013/08/440hz-music-conspiracy-to-detune-

The world’s source for information on Concert Pitch A=432Hz and the effects of the vibrant environment on Awareness: http://omega432.com/

Quantum entanglement:

http://www.wired.com/wiredscience/2012/05/quantum-teleportation-distance/

 


 

Modern Esoteric cover small

Modern Esoteric: Beyond Our Senses,  by  Brad Olsen

http://cccpublishing.com/ModernEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2015

 

 

 

 

Bookmark the permalink.