「スライブ」とのタイトル

〈連載「訳読‐2」解説〉グローバル・フィクション(その76)

タイトルの「スライブ」ですが、「スライブ(thrive)」という言葉には、ぴったりとした日本語が見つからず、原文のままを用いています。英英辞書上では、その単語は「(of a child, animal, or plant) grow or develop well or vigorously.」とある。訳せば「子供や動/植物が良く、生きいきと育ち、伸びること」となります。そういう、生命の活性ある姿がこの部のテーマとなっています。

すでにこの部では、「寿命200歳への展望」「意識の科学」そして「身体・心・霊性」の三章については翻訳掲載済みです。

そこで今回以降は、それらに続く「輪廻転生」から始めて、それ以降の章へと進んでゆきます。

その初回の章の「輪廻転生」ですが、これは、基本的に東洋的概念で、それを西洋人の目で述べていることが興味深い。

いうなれば、今や世界は、そこまで、西洋と東洋が接近しつつあるわけで、だからこそ、このエソテリック二部作の「エソテリック」を、「東西融合〈涅槃〉思想」と回りくどく訳したこと意味が浮かび上がってきます。言い換えれば、そこまで、世界は西洋思想に支配されてきたと言えます。

 

それでは、既に翻訳済みの三章に続く、「輪廻転生」の章にご案内いたします。

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