地下基地(その2)

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その17)

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【新版(Second Edition)に基づく】

 

 

ニューメキシコ州ドゥルセ

ニューメキシコ州ドゥルセ(Dulce)は、4,000人に満たない人口の――大半がジカリラ・アパッチ族――、小さな田舎町である。過去数十年間に、その町付近の多くの牧場では、何百件もの奇怪な家畜切断事件が発生し、軍ヘリコプターが頻繁に目撃されている。1980年代半ば、不気味な異星人地下基地の話が浮上し、それは今日までも続いて、あたかもドゥルセの町全体が、取り沙汰される異星人地下実験所と同義語のごとくにすらなっている。というのは、ドゥルセはロスアラモス実験所の北西わずか160キロメートルに位置し、陰謀説ファンの関心にさらなる油を注いでいる。ともあれ、ロスアラモスは、米国のヒト・ゲノムやDNA研究の最先端の研究施設となっている。

ドゥルセの軍産ET複合体は、政府・異星人による共同生物遺伝研究所で、人間や動物への異様な実験を実施することを目的としている。この人目にさらされることのない地下基地の最大部門は、アーチュレータ・メサの屹立した柱状岩群の地下深くに設置されている。そこでの参画者には、NSA、グレイ異星人(ドラコ支配のETたち)、そして、奇異な「ババリアン」の勢力などがあげられる。この地下数層にわたる施設は、基地警備の管轄下にある中央施設を持つと報じられている。警備段階は、何者かが階下に立ち入ると発動する。そこで働いてきた人間によれば、4キロメートルの深さに少なくとも7層があると報告しているが、他のものはドゥルセは13層にもおよんでいると述べている。第1層は総管理部門である。第2層は、列車、シャトル、トンネル掘削機、そして円盤のメンテナンスのための車庫がおさまっている。第3層は「計量」階とよばれ、立ち入る者は裸にされて計量され、あらゆるデータがコンピューターに記録され、IDカードと照合される(1.5キログラム以上の差異は、身体検査とX線撮影の対象となる)。第4層は、催眠、マインドコントロール、精神テレパシー、遠隔視、星間移動といった超自然人間能力の研究にあたっている。第5層は、異星人の居住区で、円形の空間となっており、直径がほぼ60メートルの電磁気発生器を納めている。警備は細心を極め、年中無休24時間の武装警備員が、計量、指紋、眼紋検査点にあたっている。ここに納められている装置は、原子変換によって駆動している。第6層は、「悪夢ホール」と呼ばれて、遺伝子研究を実施し、動物を原種から大きく変化させる実験を続けている。その檻や容器の中には、多くの腕や足を持つ人種、あるいは、2メートルを超す背丈の人間コウモリ風生物が入れられている。第7層は、人間が檻に入れられており、通常、薬で眠らされているが、時には助けを求めて悲鳴をあげている。伝えられるところでは、冷凍庫には、何列もの人間(多くの子供)や、人間と動物の混血種、そして、さまざまの段階の人類型生物の胎児が納められているという。

ドゥルセの地下基地の主要な内部告発者は、フィル・シュナイダーという、暗黒プロジェクトにかかわってきた地質学者兼技術者である。シュナイダー氏は、ドゥルセ基地活動について公共の場で数回にわたって講演したすぐ後、自宅で残虐に拷問され、その死体が発見された。その殺人現場からは、何らの金も貴重品も無くなっておらず、その後、自殺とみなされたが、ドゥルセについてのすべての講演資料や彼の「異星」金属の標本は持ち去られていた。政府が関与する暗黒の秘密のうち、ドゥルセの地下基地ほどに衝撃的で動揺を与えるものは他にない。

家畜や人間の切断に関して、ほとんどの生体は、アーチュレータ高地の北側の洞窟の口から地下へと運び込まれた。多くの証拠が示すところでは、その外科手術は特異で、多くのケースで、動物や人間は生きたまま犠牲となった。身体の有用な部分は、ドゥルセ施設の主要部である地下研究所に持ち込まれた。この(CIAと異星人の)共有施設は巨大で、タイル張りの大きな壁をもった「永遠に存続する」ものと表現されている。

1978年、コロラド州のユテ・インディアンと連邦政府との間で、ある協定が結ばれた。この協定はユテ部族で構成されるもので、ニューメキシコ・コロラドの州境界内を占めるすべての区域を領有し、その境界内への「立ち入り禁止」を厳格に強いる規定をもつ明示的協定である。すなわち、同部族主庁による特別の許可なくユテ保護区へ入ることは不可能である。もし、許可なく立ち入って捕まった場合、その侵入者は、罰金、投獄そして追放を科される。コロラド州境は、アーチュレータ高地北側のほんの数キロにある。ドゥルセ基地への入り口は、アーチュレータ・メサの北側の急峻な渓谷にある洞窟である。その保護区を通るアーチュレータ地区への道路はあるが、インディアン・森林警備隊が侵入者を見つけるためにパトロールしている。

最近、調査チームがアーチュレータ・メサに登り、地下からの音を聞き取った。その音の最初かつ暫定的なコンピュータ分析によると、メサの内部に深い空洞の所在を示した。また、地上では、アーチュレータ山頂に基地の排気口があった。その排気ダクトは、横長の四角形で、幅は約10メートルであった。ジョン・レアーの引用によると、ある研究者はその地域の極めて高度な周波数分析を行い、「その地下に何があるにせよ、そこで使われているエネルギー量は、ニューヨーク市ほどのものである」と述べている。グーグルアースで見られる、ドゥルセ小学校から北東へ正確に12.8キロメートルのところに位置している大きな排気口が、おそらくそれであろう。

地下基地の内部は、一台のエレベーターが、ドゥルセ地区の地下の巨大な施設がある第1層――ULTRAあるいはD区域と呼ばれる――へと導いている。この層は、アーチュレータ・メサの地下から北部へ深くかつ機密が保たれ、侵入者を殺害する自動装置が働いているているにも関わらず、プロフォース警備がこの層を警備している。ドゥルセは今のところ、北アメリカ州の軍産ETが協力するすべての地下基地のうちで、もっとも巨大で戦略的基幹基地である。ドゥルセを中心に、数多くのトンネルが放射状に、同州の各地や州外とを結んでいる。

トンネルのシャトル駅の玄関にある唯一の英語の掲示版には「ロス・アルモス行き」と書かれている。伝えられるところでは、ロス・アルモス地下深くの施設は、いっそう深部にわたっており、北アメリカのグレイ異星人活動が最も集中する異星人区域とつながっている。家畜切断を減らすために、米国政府は、ロス・アルモス南東の山岳地帯の落ち合い場所まで、毎日、家畜を輸送している――それに応じ、活発なUFO活動が目撃された――という。米国の地下には、シャトル連結の巨大なネットワークが存在し、トンネルと中心部からなる地球的なシステムへと広がっているものと見られる。ドゥルセよりアリゾナ州ページの基地へ、そして、ネバダ州のエリア51の地下施設へと相互に連結されている。ドゥルセから出入りするトンネル・シャトルは、ニューメキシコのタオスやロス・アルモス、そして、コロラド・スプリングスのNORAD基地、そして、南西部全体の他の数十の小規模施設とを結んでいる。

 

1.9.2 USA underground bases tunnels disclose.tv

これは「地下計画」の見るからに粗製な地図である。当然ながら、基地や地下鉄道の公式の地図は存在していない。なぜなら、この計画は、世論に問うことなく秘密に予算の組まれた政治的に微妙で秘密暗黒作戦に属すからである。現在200以上の地下都市が建設され、作戦を開始できるとみられている。ワッケンハットといった警備企業がその警備を担っている。原子エネルギー委員会が最初エリア51(1955年開始)といった軍事DUMBSの建設を監視した。今日では、エリア51は、世界で最も防護された基地とみなされている。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

 

NORAD

 民間航空ならびに空軍の双方のパイロットたちは、現在、10万件を超えるUFO目撃を報告している。ことに米国空軍パイロットは誰でも、その飛行体、天候、そしてその形状を述べた報告を義務ずけられ、それはNORAD基地に転送される。NORADは、North American Air Defence Command の省略で、コロラド州中央のチェイニー山の花崗岩山体の奥深くに設置されている。UFO目撃を報告し、一般社会への警告をおこたったが故にではなく、〔NORADとの〕インタビューを拒否した民間航空パイロットは、間違いなく、その仕事を首にされている。

コロラド、チェイニー山の作戦センターの本来の使命は、ソ連による爆撃の脅威に対する対空防衛を支援する命令と統制を行うことであったが、いくつかの事例や新技術は、この本来の必要を越える分野に関わらせている。弾道弾ミサイルの脅威や、大規模なコンピューター処理能力に遭遇して、NORADは、ひとつの警告および判定システムを開発した。その作戦センター自体は、花崗岩山体の中にうがたれた長さ1キロメートルの主要トンネルの片方側に位置している。同センターは、2キロメートル以内での30メガトンの核爆発に耐えるよう設計されている。

「Fastwalker」はNORADが作った暗号で、宇宙から地球に接近して大気圏に入ったUFOをそう呼ぶ。チェイニー山下部の地下施設の深部で、NORADの装置は、毎年、平均して500件の「Fastwalker」を定常的に追跡している。一方、「Slowwalker」とは、動きの遅い衛星である。「Fastwalker」は、16,000キロ/時という信じ難い速度で動き、時には正確に90度の角度で曲がり、そして消滅さえする。

 

エリア51

ネリス空軍基地は、「侵入禁止地区」を含め、ネバダ砂漠の中央および南部地区のほぼ8,000平方キロメートル〔兵庫県の面積に相当〕を占めている。ネリスは、広大な軍用地域で、「最新戦闘機」の飛行訓練や、最先端技術の開発の拠点である。ネリス基地のまさに中央に、エリア51と呼ばれる地区がある。これは、米国のもっとも秘密な地上および地下の軍事施設である。知られているだけで毎日1,900人が働き、通常、ラスベガスから日々、空路で通勤している。一つのグループの労働者は、朝到着し、夕方5時に帰宅する。彼らは何ら異星人の円盤に関わりはしない。他のグループの従業員は円盤に関わり、午後に到着し、ほぼ真夜中に帰宅する。地下の円盤実験施設は、パポース山の内部にあり、サイト4と呼ばれている。このサイト4は、エリア51の南西角に位置している。このサイト4〔S-4と略称〕では、何人かの内部告発者が、「J-Rod」との名前のETと働いたと報告し、このグレイは「テレパシー翻訳者」であったと述べている。この存在は、英文字の「J」のように見える印の後に棒のような直線を引いていたことからそう名付けられたものと言われた。人類を助けた他のグレイたちも、J-Rodと呼ばれていた。

エリア51の最初の注目は、1989年、ボブ・レーザーとの名の男がラスベガスのテレビ局KLASに登場し、自分は物理学者で、さまざまの円盤型の航空機の推進装置を逆工学してきたと述べたことに始まる。彼は、こうした新規の装置は回収された異星人の技術を基礎としていたと報告した。取り組んだ円盤型航空機は、パポーズ湖――グルーム湖の数マイル南の乾湖――のS-4と呼ばれた秘密の施設に保管されていたという。続くKLASのインタビューは、エリア51の外側の地帯をUFO観察者のたまり場と変えてしまった。その第二の注目が起こったのは、フリーダム・リッジとホワイトサイド・マウンテンという二つの山頂――エリア51から21キロメートル以内に位置――が、夜間の航空活動を観測するには最適な場となったことだった。1995年4月、空軍は連邦国土保管局(BLM)から、「社会安全のため」との理由でその土地を購入したことから、近辺の山々も極めて注目されることとなった。さらなるエリア51の悪評は、スターウォーズ防衛計画、ステルス巡行ミサイル、そしてマッハ7以上速度に達する超音速スパイ機の試験地であることが知られたことが起こりとなった。加えて、その地では、世界からのパイロットの極秘訓練が行われていることも報道された。

付近の山々の上に浮いている円盤型の航空機が目撃された報告、少なくとも地下15層があるとの噂、そして、S-4に保存されている異星人の遺体とET飛行体。その基地は、どの米国政府の公開された地図にも載っていない。今日の連邦航空管理操縦士地図や米国地学測量地形図には、この空軍基地は、まさに、存在していない。

 エリア51は、これまでもそうであったように、いまだに大きな謎である。軍はいまだにその地帯を厳しい警備をもって覆い隠し、好奇心あふれる「見物人」を遠ざけるために、BLMの土地をもっと買い入れようとしている。

エリア51はネリス空軍基地内にあるが、カリフォルニアのエドワード空軍基地の管轄内にある。ネリス爆撃・射撃区域は、世界でもっとも広い制限空域であり、かつ、米国内でもっとも広い制限地上区域である。その全面積は7,546平方キロメートルで、およそコネチカット州の面積に等しい。その広大さがゆえに、ネリス空域はエリア51を取り囲んでいる。エリア51の名前――原子エネルギー委員会が命名――さえ、その由来はあいまいである。「エリア51」の形状は古い政府地図には発見できるが、その基地は他の通称も持っている。開拓者たちは、その乾いた湖を「グルーム湖」と名付け、空軍によって接収されるはるか前に、その地域に最初の道路を切り開いた。その他の通称は「ドリームランド」で、エリア51上の空域をさしている。軍の下請け業者は、エリア51を「農場」とか「楽園農場」とかと呼ぶ。1955年時のCIA長官はニューヨーク州のウォータータウンの出身で、CIAの職員たちは、エリア51を「ウォータータウン地帯」と呼んだようである。他の通称には、「養豚所」とか「The Box」とかもある。だが、空軍はそのもっとも機密な作戦をエリア51から移動させるとか、あるいは、その極秘テストが今日も続けられているとかといった、さまざまな噂が飛び交っている。

 

パポーズのS-4とS-2

グルーム湖(ネリス空軍基地の一部分)の大規模な施設が、1972年から1974年の間に約1年ほど閉鎖され、巨大な地下施設が、ある異星生物体(EBE)ために、その援助をえつつ建設された。そうして技術「交換」はなされたものの、その運転にはEBEが当たらねばならなかった。当然、その先端技術は、たとえ必要であってもEBEに対しては使用できなかった。そこには、彼ら占有の地域があり、我々地球人専用の地域も設置されていた。

 伝えられるところでは、グルーム湖付近のパポーズ山内部のS-4施設は、30層を持つと言われ、そのうちの数層は、飛行機収容庫、逆工学研究所、生体手術、および現代の人間技術への適用に選定されている。いくつかの層は、さまざまのEBEを――「捕虜」の身分として――確保しておくために、異なった地球外の諸環境が用意されている。エリア51のパポーズ山S-4施設は、YY-IIと呼ばれる特異な施設で、技術顧問として協力するグレイを住まわせ、人間とEBEの双方を競わせる労働環境を提供している。「訪問者」用の住居は、エリア51のS-2施設の8層のうちの2と3層の、公式には「クリーン圏」として知られる「バブル」内にある。地下基地は、S-2施設の南端にあり、「訪問者収容施設」と印されている。バブルには、12から15の個室があり、特にEBEに適するよう加圧され、アーキクロイドやJ-Rodグレイ人の住まいとなっている。こうした諸人種は、自らの意思で退去することは許されていない。また、ロスアルモスのYY-IIと呼ばれる個室に住む異星人も、人類の管理下におかれている。

 

地下戦争

いくつかの地下基地では、地球人とグレイとの間の一連の「戦争」が生じ、それは実際には虐殺以上のものであった。その最初は、1975年5月1日、エリア51の地下での反物質炉の試運転の際に発生した。2人のゼータ・レティキュラン・グレイは、重防護の2名の科学者と警備員の立ち合いのもとで、比較的小型の反物質炉で、プロトンを被爆させた超重量元素を用いた、消滅反応の全出力運転を実施していた。その運転を行っていた一人の「Ret Four」(ゼータII・レティキュラン系の第4惑星人を表すスラング用語)が、人類の二人の警備員に、彼らの武器から弾丸を抜くように命じた。一人の警備員がそれに疑問を表し、その度を越した行為を問うと、一人のグレイは他の警備員を殺してしまった。この殺人は、そこに居合わせた人間に、「彼ら」が米国政府と同盟を結んでいないどころか、実際は、その「征服目的」にそった絶対的規範を維持しなければならない領土的侵略勢力である事実を露呈した。グレイたちは人間に恐怖を感じ、エリア51下のトンネルの内部で、2人の科学者と41人の軍人を殺戮したが、1人は生き延びた。この殺戮は明らかに、その警備担当者がグレイの命令を質したことのみが原因であった。この最初の衝突では、グレイは1人が死んだのみであった。

これは、「グルーム戦争」の単なる始まりに過ぎず、その後、異星人や地球人の科学者、労働者、軍人などが死亡したり消え失せる別の事件も生じた。死亡した人間はみな頭部の傷で死んでおり、脳機能の損傷の結果であった。武器は見当たらなかったとの1人の生き残りの証言から、グレイはそのマインドを武器として使えるようであった。つまり、彼らは脳を生化学回路盤として用い、特異な神経系統や経路を通じて電磁エネルギーを発生させていたらしい。これはまた、グレイがなぜ、固体を通り抜け、心を解読し、心的メッセージを送る能力をもち、かつ、確かな装置を用いずに、自分自身や誘拐相手を浮び上がらせることができるのかを説明していた。

その4年後の1979年、ニューメキシコ州ドゥルセの地下で、数人の科学者が「戦慄の真実」を発見したことから、別の戦闘が発生した。それは、数千人の誘拐されてきた人間が、ドゥルセの地下深くの「異星人」区画の冷蔵庫や檻のような部屋に入れられていたことである。この発見から、彼らは、自分たち自身も異星人による被誘拐者に等しいことを覚った。特別の武装部隊が呼び込まれ、その施設にとらわれ、何が進行しているのかに気付いた数人の人間たちを開放しようとした。ある情報によると、66名の兵士が殺され、2人のみが逃れ、そのうちのひとりが〔上述の〕フィル・シュナイダーだった。他の科学者たちは逃げられなかった。その中には、米国科学界を代表する者も含まれていたが、その後ふたたびその名を聞くことはなかった。

こうした「グルーム戦争」の結果は、米国政府とグレイたちとの間の特定の交換の取り消しであった。その後MJ-12は、1980年代のある時期にノルディックがエリア51のMJ-12区画で公式に働きを再開するまで、人間の姿の「ノルディック」型異星人について詳細報告を受けたり保持を続けたりすることはできなかった。それ以前では、彼ら〔MJ-12〕は一人の実際のETノルディックを長い期間とらえておくことはなかった。ということは、そうした存在は単に、さよならを言って消え去ったようである。これはおそらく、ノルディック型のETは、三次元の世界で姿を現したり消したり、あるいは、彼らの誰かから消滅させられたりする、自然能力を持っていたからであろう。

 

 米国内のET基地

 ETのうちの異なった人種は、巨大なネリス基地内に、自分たちの基地をもつことを認められている。それは、世界の政府や軍部と進行中の秘密の関係をもっているETたちである。そうした長身グレイたちは、二ヶ所の基地を持っていることが知られている。ひとつはニューメキシコ州ドゥルセの深い層にある。他は、ネリスのエリア55として知られているところにある。また、長身ホワイトあるいはノルディックと呼ばれる別のET人種――その外見は驚くほどに地球人に似ている――は、広がったネリス空軍基地の南部地帯にあるインディアン・スプリング・バレーの北端にある基地である。

ほぼコネチカット州の広さのネリス空軍基地の一部は、地下核爆発試験場にあてられている。グレン・T・シーボーグは、1961年から1971年の間、原子エネルギー委員会(AEC)を監督し、少なくとも一回の核宇宙ロケットのメルトダウンの報告を含む、数多くの秘密の核実験を実施した。そのAECは、エネルギー省に引き継がれた。

エリア51の地下最深部の多くは、ドゥルセと同じく、今や、米国政府や人類に誠実ではない勢力に属している。脱出者の報告によると、一定の地区は、それが危険と判断されるとその場で人類を殺害する、爬虫類ETによって占領されているという。伝えられるところでは、そうした層のどんな人間も、そのような敵がい的ETによって完璧にメンタルコントロールされている。考えるのも恐ろしいことだが、人類のために働いているとされる科学者の幾人ですら、実際はそうした異星人に支配されている。爬虫類ETは、自分たちの最終的目的のために地球社会に浸透し影響を与えようと、混血種を作り出すために卵子や精子を盗もうと、地球の人々を誘拐している。人間たちが、主にそれらの生殖能力のために捕らえられている。非人類系グレイ種が動物から血液や組織を必要とする基本的理由は、それを取り込み、いわばその生体液との混合液で彼らの皮膚を文字通り塗装することである。この混合液に使われたヘモグロビンは、栄養として作用する。

 

地下製の混血種

最初に指摘されねばならないことは、遺伝子技術それ自体が道徳観念の埒外――善も悪も関知しない――であることだ。それはたとえば、家を建てることもできれば、武器にもなりうる、ハンマーのような一道具である。ゲノム技術でなしえることは、誰がそれを用いるかにかかっている。ことに、遺伝子操作に関しては、それが明白である。

さまざまの爬虫類ET種、ことにグレイは、ほぼいかなる生物組織からも、「急速サイクル・クローンニング」と呼ばれる方法を用いて、クローン生物体を作ることができる。そうした生物体は高知能で、卓越したマインドを持ち、地球環境にすばやく適応することができる。アーキクロイドと呼ばれる他の種の生物体は、比較的劣種で奴隷のようである。それは支配しやすく、命令に従い、安全――少なくとも最初はそう考えられた――である。アーキクロイドは脳内チップに反応し、小さなブラックボックスによって機能的な支配が可能である。アーキクロイドは、クローン生物体(CBE)の一実例である。

人類種と爬虫類ET種は、遺伝子的にはその身体構成の上の大きな違いがあるために、両種間の自然な「混血」は不可能である。しかし、ある不自然な遺伝子的操作、ことに、人類種と爬虫類ET種の遺伝子の継ぎ合わせが試みられてきた。もしその産物が真の「混血」――つまり半人類半爬虫類ET――ではないなら、どちらかの種ではある。爬虫類ET種は人間種のような「心的複合性」を持たず、それに代わり「集団意識」レベルで動く。したがって、その混血が人類であるのか爬虫類ETであるのかは、「心的エネルギー複合性」を持って生まれたかどうかによる。

 多くの場合、混血人類種か混血爬虫類ET種かの違いは、その生物体が丸い瞳孔なのか、それとも黒い不透明部か縦に割れた瞳孔眼を持つか、あるいは、五本指か、それとも三ないし四本指か、あるいは、外部性器があるかそれが無いか、によって区別できる。心的構造を欠くそうした混血〔爬虫類ET〕種の多くは、既存の人類の心的複合性を取り入れようとする際、人類の心的エネルギーに「うんざり」してしまっている。

ともあれ、幾種かの異なったタイプや種別の「合成体」が存在しており、それはいかにも人類に似ており、「黒服の男」〔まだ未訳ながら後の章で言及〕たちのような「侵入者」として使われる。その他の種は、明らかにグレイ種の外見をしているが爬虫類ET種ではない。また別のものは、内部を占める「スポンジ状」物質を持った、「鋳型タイプ」の生物種である。人類種と爬虫類ET種はともに、「人工知能」装置や組織を用いているが、ドラコニアン種は、「支配されている」人類とともに、明らかに、生合成あるいは機械的生体を開発している。これはことに、生合成人工頭脳をもった生体――爬虫類ET種によって、人工頭脳と犠牲人類や動物の生体組織を用いて作り出された――がそれである。興味を惹かれるのは、そうした混血種を作り出す際に爬虫類ET種が遭遇した最大の困難は、技術的あるいは生物学的な困難ではなく、(彼らの手の及ばぬらしい)それが誕生した時に備え付けられた地球生まれの心を持つことである。

 

DUMBSを連結するトンネル網

DUMBSは、Deep Underground Millitary Bases and Structure 〔深地下軍事基地及構造体〕の略称である。そのトンネルは、それが地下であることを除いて、アメリカの州間幹線道路のように各基地を結んでいる。この地下幹線道路を、すべて電動モーターを駆動力としたトラックや乗用車やバスが走っている。どれもトンネルを汚す排気ガスを出すガソリンを必要としない。この人や貨物輸送の方式は、地下グローバルシステムと呼ばれる世界的ネットワークと連結されている。それは、各国の入口に検問所をもうけている。そのシャトルトンネルには、マッハ2という超音速で、「磁気浮上」と真空方式をもちいた信じられない速度の列車が走っている。巨大なレーザー掘削機が1日10キロメートルという速さで文字通り岩石を溶かしてトンネルを掘り、その作業は今日でも続けられている。

懐疑者らは、ひとつの軍事拠点地区から他のそれとを結ぶ長距離のトンネルなぞ笑いぐさだと断言する。一方、技術者たちは、全国土を貫くトンネルを何十年もかけて計画してきている。驚かされるのは、懐疑者らが、それがすでにどれほど達成され、さらにどれほどの時を必要とするのか、らはどこか想像力を欠いていることである。また、そうした懐疑者らは、異星人の到来についても信じてはいない。したがって、彼らには、異星人がすでに長きにわたて地球の住民であることや、どれほどの出費がかかろうと彼らは地下に住まなくてはならず、その存在を隠し視野のそとに置かねばならないと想像することや、異星人はその目的を達成するために、主要な人々を操っていると信ずることなど、ことごとくが困難なことである。そうではありながら、地下基地に誘拐された人々の数は増加している。そうした誘拐された人々の多くは、政府所有の地下施設が実際にあるのを見たと述べている。それは真実なのか、それともこの場合、それに覆われているのか。

 

【本章完結】

 

参考文献

www.anomalies-unlimited.com/Bases.html

www.YouTube.com/watch?v=XzWGsO0F3b8

http://369news.net/2015/12/16/the-dulce-underground-base-how-deep-does-this-rabbit-hole-go/

Stevens, Henry, Hitler’s Suppressed and Still-Secret Weapons, Science and Technology. Kempton, IL, Adventures Unlimited, 2007

Wolf, Michael, The Catchers of Heaven: A Trilogy. Torrance Pub Co. 1996

Barry King on the Peasemore UK base: www.youtube.com/watch?v=nLVfCWz8XvE&feature=share

Phil Schneider, “MUFON Conference Presentation, 1995,” available online at: www.anomalous-images.com/text/schneid.html

 

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2nd edition


Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen

http://cccpublishing.com/FutureEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2016


 
 
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