今回の訳読は、物質の素である分子や原子レベルへの、従来の知見を越えた、量子論レベルの、しかもそれを、古代からの錬金術由来の知見をも圏内に取り込んだ見方の展開です。この「エソテリック・シリーズ」は、思想的なエソテリックを主眼としてきたのですが、ここでは、それを物理学のしかも物質そのものの考察についての「エソテリック」な議論です。
ことに、いわゆる「メディカル・マフィア」と呼ばれる現医薬品業界の利益追求本意のビジネスの背後で生じている、化学領域の「エソテリック」の視点は、なかなか興味深いものがあります。
それはある意味で、東洋医学がなしてきている役割に重なり合うものがあります。
では、訳読その7の「異金属」にご案内いたします。