【新版(Second Edition)に基づく】
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すべての人のために、フリー・エネルギーを構想し、その開始のために、お金を消滅させよう。人類にとっての黄金時代は、もうそこまでやってきている。
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「それは最高の時代であり最悪の時代であった。それは知恵の時代であり愚かさの時代であった。それは信仰の時代であり不信の時代であった。 それは闇の季節であり希望の春であり絶望の冬であった。私たちは前途にすべてを持っていた。私たちは前途に何も持っていなかった。私たちはだれも天国に直接に行こうとし、だれも反対の道へと直接に歩もうとしている。」――チャールズ・ディケンズ著、『二都物語』
「幸福は自分次第である。」――アリストテレス
「あなたの思考を選び、感情のどの流れを解放しどれを強めるかを選ぶことによって、あなたは自らの「栄光」の質を決定しうる。 あなたは、他人に与える影響と、自らの人生の経験の性質を決定しうる。」 ――ガリー・ズカフ〔米国の霊性的教祖、著者(1942-)〕
「エネルギー、パワー、振動は、人間、動物、鉱物のすべてが持っている。 動けば動くほどそれは増える。 地球や太陽系、全銀河、宇宙自体がエネルギー、パワー、振動を持っている。」――シャーマン・マンコルト『The Stepping Into The Fire』
「精神的な旅は私的で非常に個人的なものです。 組織化も規制化も不可能です。 誰もが一つの道をたどるべきではありません。 自分自身の真実を聞きましょう。」 ―― ラム・ダス〔米国の霊性的教祖、著者(1931-)〕
「凶の星占いごときでうろたえるなら、疫病や、悪前兆や、暴動や、荒れ狂う海は何だというのか。ましてや揺れる大地は。」――ウィリアム・シェイクスピア
「私たち一人ひとりが神です。 私たち一人ひとりがすべてを知っています。 私たち自身の知恵を聞くために、私たちの心を開く必要があるだけです」 ――ブッダ
「すべての物質は、原子粒子を振動させその原子の微小太陽系を一緒に保持する力によってのみ発生し存在する。 私たちは、この力の背後に意識的かつ知的な心の存在を仮定しなければなりません。 この心はすべての物質の母体です。」 ――マックス・プランク、1919年ノーベル賞受賞演説
「知恵の殿堂へは、私たちの無知を知ることが入り口となる。」――ベンジャミンフランクリン
「宇宙の秘密を見つけたいと思ったら、エネルギー、周波数、振動の観点から考えよ。」 ――ニコラ・テスラ
「あなたの仕事は、愛を求めることではなく、自分の内にあるすべての壁を探し発見することです。」――ルミ〔ペルシャの思想家(1207-1273)〕
「地球が病気になる時が来るだろう。その時には、世界のすべての文化から部族が集まり、言葉ではなく行動を信じ、病を治すために働くだろう。 彼らは虹の戦士として知られるだろう。」――クリー・インデアン・マザー
「汝、世界の終末にあらんや。」――アイルランドの祈り
「ユートピアか破滅か。」
――ロバート・アントン・ウィルソン〔米国のSF作家(1932-2007)〕
人類は、ユートピアどころか、恐怖、貪欲、無関心、憎しみのサイクルの渦中にある。人間の本能は、幸福を追求する基本的人権を制限しがちな、階層的政治制度や官僚主義を目指そうとする。ユートピアのシナリオを実行するにあたって、まず始めに、一握りの大金持ちが支配する現在の金権政治を解体する必要がある。富裕階級に支配されている国や社会は、すべての人を面倒みることはなく、その代わりに自分自身の利益に焦点を当てる。
ヘーシオドスによって最初に表現された「黄金時代」の夢は、そして、プラトンの「国家」のような、様々な哲学的考察において度々の執筆の主題となってきた。多くの人が理想的な社会を定義しようとしてきた。だが、ある種の人たちにとって、この夢は悪夢と化し、そうしたディスコピア〔反ユートピア〕は、この章でも取り上げられる。こうした対照的な二分は、いまやまさに、人類史上の決定的な転換点において到来している。私たちが歩んでいる道は、世界警察国家に向かっており、ますます人権の侵害を強めている。我々は専制政治からは転換しなければならないが、しかし、それにはどうすればよいだろうか。戦争から平和へ、飢餓から豊かさへ、支配から解放へ、そして全面的抑圧から輝かしい黄金時代の自由へと導く原則とは何なのであろうか。私たちは、いかにして、誰もが抑圧も強制もされない世界に到達できるのであろうか。
私たちが生きているうちに、この地球上に、紛争から解放され、あらゆる人間の権利が尊重される、平和で健全な文明が創造される可能性がある。それは、 平等、自尊、自由そして思いやりに基づく世界で、誰もが生存できるだけでなく、幸福を高め実現できる世界である。繁栄している社会では、誰もが、純粋な自衛――それも平和的解決が再志向される――を除いて、他の誰かに暴力を加えることは許されない。そして抑圧的な現行勢力を、もはや過去の勢力と呼ぼう。なぜなら、その時代は終わったのであるから。それが私たちの支持を失うに充分であるなら、世界支配の使命はその役を終える。そして、マハトマ・ガンジーが「真実の単純な力」と呼んだ道徳的権威とともに、非暴力と非協力の力が発揮される時となる。
そもそもユートピアの概念は静的である。だが、社会システムの存続は、最終的には社会全体を改善するための適切な変化を可能にする能力に依存する。私たちが選択する道は、将来に絶大な影響を与える。今後の数十年間に行う私たちの選択は、地球上に知的な生命が残るかどうかを最終的に決定する。未来は現在の信念や社会慣習に左右されないが、各々の時代に固有な価値観として生き続けるだろう。おそらく、誰にも適する「ユートピア」というものはありえないだろうが、私たちが過去において向かっていた社会よりも、確かによりよい社会となるだろう。もはやガソリンを必要とせず、税金を払わなくてもいい社会を考えてほしい。世界中の最も貧しい人々が、食べ物の心配をする必要はない社会を考えてみよう。
どの文明の歴史を見ても、国家指導者や政治家の中で、統治下のすべての人々の生活を改善するための包括的な計画を明確にしようとする者はほとんどいなかった。プラトン、エドワード・ベラミー、H・G・ウェルズ、カール・マルクス、ハワード・スコットといった人たちは、すべての人に恩恵がおよぶ新しい文明を提示する試みを提起したものの、既存社会秩序はこれらの人たちを、人間の本性に背くユートピア郷を構想する夢想者とみなした。これらの社会的パイオニアに対して勢ぞろいしたのは、過去の方法に満ち足り、既得権益で身を固めた強硬な現状維持勢力であった一方、大衆は全般として、長年にわたった教えこまれと条件付けの中で、急進的な変化は望まなかった。そうして彼らは自ずから、何百万人もにおよぶ現状維持のための保護勢力となった。加えて、国家指導者の展望と思想は、自らの差別的優位を求める立場と足並みを揃えていた。
1898年、エドワード・ベラミーは、『顧みれば』と題する本を書き、その時代に対して多くの先進的アイデアを持った理想的な平等主義的な社会システムについて説いた。 同書はベストセラーとなり大きな関心を集め、多くの人たちがそのような協調的なユートピア社会をどのように構築させることができるかについて追究した。しかし、ベラミーは、自分は一介の小説家であり、そのような社会を作る方法は知らないと述べた。
彼が示した提起は、プラトンの『国家』、カール・マルクスの諸著作、H・G・ウェルズの著書『来るべき世界』、そして他多くの著作と同様に、それまでの文明には不可能だった多くの問題に対する実行可能な解決策を見出そうとしていた。ベラミーの本の時点では、当時の社会的条件は忌まわしいものであり、ユートピア的理想が非常に魅力的なものに映ったことは疑いない。しかし、これらの構想のほとんどに欠けていたものは、全体的な計画と、アイデアを現実化させる移行システムのために必要な方法であった。より良き世界の初期のビジョンの大半は、革新的な取り組みに必要な技術や人間の価値の変化を受け入れていなかった。 加えて、それらのいずれも、実施のための包括的な設計図、モデル、および方法論を欠いていた。 さらに、実際にそのような移行をもたらすことができる有能で断固とした人物もいなかった。
そうした解答は、議論や価値観といった哲学的議論にあるのではなく、その方法論にある。したがって、必要とされるものは、より良い世界の実務上の定義である。私たちの時代に必要なその実務上の定義とは、人間のすべての生活を高め、環境を保護するという目的に限って、既存および将来に有用な技術を絶えず最大限にすることである。またその定義上、人間の苦しみをすべて排除するものである。
今日、私たちは、過去のいずれの社会変革者もが夢見てきたもっとも望ましい希望と構想をも超えうる、必要な技術を開発している。過去の社会変革の試みが失敗したという事実は、私たちが試み続けるのを止めることを正当化するものではない。その正当化は、世界のすべての人々が欠いている、現在の指導体制構造のものにすぎません。しかし本当の危険は、〔人々の〕無関心と戸惑いにある。人類の未来への最後の制限は、私たちが自分自身に課しているものである。すでに利用可能な技術の人道的な適用を通じ、未解決の問題から多くの人類を救うことが可能となっている。私たちが挑戦を受け入れることさえすれば、私たちの目標は、ユートピアに到達する障害を特定し、役立たずな当事者を権力から奪うことにある。
私たちの敵対者を最大に利している点は、大衆にとって、真実が実際には馬鹿げて見えるということです。つまり私たちは、納得や理解ができないことに、どうやって立ち向かうことができるだろうか。したがって、分裂や征服の技法は非常にうまく機能する。私たちの指導者とされている者は、操作されている者である。彼らは、〔操作の〕必須要素、すなわち「恐怖、不確実性、そして疑惑」を、危なげとなっている対象に用い続けることで、既存権力が勝ち続けうることを知っている。彼らはマスメディアを所有し、メッセージをコントロールする。ジョン・メイヤーの歌詞が示すように、彼らが情報を所有しているときは、彼らはそれをねじ曲げることができる。
テレパシー・コミュニケーション、離身現象、秘密の自己、超自然な影響力、エネルギーや意識の変容状態などが、いかにも普遍的な人間の経験のようにみられることが現在の西洋文化において確かな関心の的となっている、そうした様子を見ることは興味深い。そのような驚異は、学問的な尊敬の世界では激しく否定されたり無視されたりする一方、フィクション、映画、演劇などの大衆文化においては熱心な注目を集めている。人々は明らかにそのような主題に魅了され、それらの特別な表現展示のために年間数十億ドルを払っている。だが、私たちの社会は、少なくとも真剣で持続的な学門的分野において、これらの主題について議論されることはない。大衆文化は新しい神秘主義に熱心となっている。それが公共のものとなっている領域が、本書のエソテリック分野である。そして超常現象は、普通の目には隠れているが、私たちの最大の秘密である。
私たち一人ひとりは、人生を創造する選択肢を持っており、その上昇のプロセスが完了した後に地上に顕現するユートピアの世界に参加できる。ともあれその最終目標は、貧困、飢餓、苦しみのない世界の創造である。新しい人間能力を開発することもその可能性のひとつである。全身浮上、自然治癒、瞬間テレパシー通信、その他の超人間能力が可能となる新しい世界である。それは、 豊かな愛と分かち合いが唯一の通貨であり、その国に新たな定めが宣言される時である。これまでに問われたのは、地球上に生存している間に、どれほどの愛を分かち合おうとしたのかということのみであった。しかしもちろん、それに関し何ら定めがあるわけではない。私たちは自らのためにそれを解く必要がある。だが、忘れてはならないことは、真実は時に拘わらず自らを常に固守することである。宇宙においては、真実は不変である。
私たちの社会にあって驚くべきことは、地下から石油を汲み出し、製油所に運び、プラスチックに変え、適切に整形し、店に運び、そして購入して家に持ち帰るためになされた一連の努力が、使い終わったスプーンを洗うことよりも少ない努力と見なされるまでの時代に達していることである。私たちが消費するものと、無駄に作り出されたものを再考する必要がある。エンジニアと技術は私たちの生活を楽にし、将来への見通しを与えてくれた。私たちはすでに、ユートピアを築くに足る技術を所有し、地球上の誰もが、クリーンな空気、清い水、汚染のないエネルギー、豊富な食糧、適切な住宅、大学教育、 高度な医療、平和に暮らす自由、そして自らの能力に応じて選ぶ自由を持っている。強欲、無知、そして隷属のない清浄で緑豊かなユートピア社会では、私たちの人生とはいったいどういうものとなるのであろうか。
連続番組『スタートレック』の制作者ジーン・ロッデンベリーは、将来社会を多面にわたって予言していた様々な人たちと連携していた。そしてその作品の中では、いくつかの未来技術が描かれ、その中には、今日ではスターゲイトと呼ばれている移動装置がある。この技術は数年にわたって地球上で放映された。もう一つのスタートレックのコンセプトは、マテリアライザーとも呼ばれる食品準備装置だ。最新のバージョンでは、文字通り誰かが食べたいものを視覚化し、そして、それはスキャンされ、そしてその人が視覚化したものを可能な限り再現する。サイドイノベーションには、食べられるときに口内洗浄剤として作用する食品が含まれ、それが実際に消化された際には、その合成食品は純粋な栄養に変わる。誰かがステーキを求めている場合、この装置は事を解決し、その触感と味は本物らしくなる。もう動物を屠殺する必要はない。秘密の壁を破ることができるならば、このような驚異的で有力な、そして素晴らしい変化を経験することができる。
抑圧的な「秩序」のない新しい世界を再概念化するためには、まずその基礎から始める必要がある。現在封印されている6,000件の自由エネルギーに関する特許は、ことごとく再審査が必要で、もしそれが機能するものであるならば、世界に公開される必要がある。すべてのテスラ技術を再審査することから始め、もしそれが科学的方法の精査に耐えるものであるならば、それは公開される必要がある。石油カルテルと軍事産業の億万長者は、独自技術を独占するために人類を抑圧してきた。それは終わらされなければならず、無限の自由エネルギーによって、私たちは社会を完全に変え、自然の生態系を再構築し、汚染地域を浄化し、地球温暖化を逆転させ、淡水化プラントに頼るすべての人々に清浄な水を提供することができるがゆえに、そうした独占は終了されねばならない。
エネルギーがもはや高価な障害ではなくなったとき、私たちは海の深部から栄養分を汲み出し、表面近くの魚資源を10倍に増やすことができよう。私たちは、惑星の劣化を元に戻し、絶滅の危機に瀕している種を救い、より多くの野生動物の生息地を作り、それらを誰にでも提供することがでる。私たちはみな一つの惑星に生き、私たちはだれも一つの人種である。私たちは誰しも、生き残るために費用を請求されるべきではない。 私たちは最終的に、お金を取り除く必要がある。貧困を解消し、現在の森林減少を大きく終了させうる。エネルギーの値段がもはやなくなった時、豊かな世界を築くことができるが、それには、すべての人たちの協力、公平、合意がなければならない。
私たちは、技術や他の手段を通じ、未曾有の平和の時代に向けて自然に向かっているように見えるが、いまだに、戦争と甚大な人間の苦しみがあるのも事実である。つまり私たちはパラドックスの世界にあり、大規模な二重性の中に住んでいる。私たちは頑強な建物を持っているものの、気性は脆弱である。広い高速道路はあるが視野は狭い。私たちはふんだんな情報を保持してるが、知恵は深くはない。私たちは余暇や楽しいことのためのより多くの選択肢を持ち、生活は便利にはなっているが、時間には追われている。私たちはより多くの薬と医療の手段を持っているが、にも拘らず健康ではない。食べ物の種類は増えているが、栄養は減っている。私たちにはより多くのメディア手段を選べるが、コミュニケーションは乏しい。知り合いは大勢いても、友人は少ない。私たちは財産を増やしたが、私たちの価値を低下させた。私たちは宇宙を征服したが、内部世界を無視した。私たちは原子を打ち砕いたが、私たちの偏見は打ち砕けていない。
ビートルズの音楽家ジョン・レノンは昔を思い出して言う。「 私が5歳の時、母はいつも私に、幸福は人生の鍵だと言った。私が学校に入った時、成長した時には何になりたいのかと尋ねられた。私は『幸福』と書いて提出したが、〔教師は〕私がその質問の意味を理解していないと言ったので、私はあなたは人生を理解していないと言った」。その後の人生で、ジョン・レノンが平和の使者となった際、彼は、幸福を追求することに無関心で暴力に焦点を当てた社会に苦しんでいる、と書いた。「暴力にうったえなければならないというのは、制度のもてあそびだ」とレノンは述べた。「この社会体制は人をひどくイライラさせる。人のひげを引っ張って、その顔を引きつらせて、人を戦おうとさせる。そうするのは、いったん人が暴力に出たなら、彼らは人をどう扱うかを知っているからだ。そういう彼らが扱う方法を知らないのは、非暴力とユーモアのみだ」。ユートピア社会、あるいは自分自身の中のユートピアを追求するには、無意味な気晴らしや、怒ったり恐れたりする誘惑に打ち勝つ必要がある。「イマジン」の歌詞のように、「君は私を夢想家だと言うだろうが、私は唯一人ではない。いつかあなたが私達に加わることを私は願う。世界はひとつなのだから」。ジョン・レノンが「All You Need is Love」を歌った時、再びそれを突いた。そのどれも私たちや私たち自身の幸福のための解決策にはならない。
地球に持続可能な未来を最優先して作らなければならない。平和の最も明白な結果というべき全面的軍縮の経済的効果は、世界の生産と流通のパターンを、過去50年間に生じた変化なぞ微々たるものに見せるほどに変化させることだろう。できるだけスムーズに移行するために、その変化全体を事前に計画すべきである。政治的、技術的、社会的、文化的、生態学的な変化も同様に広範囲に及ぶだろう。
全面的軍縮後の各国間の政治と関係は、基本的に司法的な性格となる。世界裁判所や国連に類似した機関を計画する必要があるが、実際の権限が与えられなければならない。国連安全保障理事会は再編成する必要がある。人口規模に応じて、世界は8つの大区画に分けられるべきである。南米とカリブ海諸国を含む各地域が1つの投票大区画となる。そして、北米、中国、日本と東南アジア、ヨーロッパ、イスラム教徒の中東、インド、アフリカの7大区画である。 8つの大区画のそれぞれは、境界内に直接存在する事項にのみに拒否権をもつことができ、すべての人々の間で資源と統治の共有を優先することで、効果的な政府につながる。
私たちは、まったく新しい社会契約を必要としている。そして、権力が最終的に除去された時に、そのようなシステムを創り出すことは、私たち一人ひとりにゆだねられるものとなる。将来的には、100%クリーンで、安く、分散化され、安全なエネルギー源のみを使用することとなる。エネルギーは厳密にゼロエミッションになり、ライフサイクルの環境への影響を最小限に抑え、完全に再生可能でなければならない。エネルギーは、すべての人に無料または非常に手頃な価格で提供されなければならず、エネルギー独占は消滅する必要がある。有毒ガスを放出する機械装置を製造することは犯罪になるだろう。また、電力網も発電所もなく、エネルギーを分散化しなければならない。最後に、エネルギーを完全に安全で公的に責任がある恩恵的技術にしよう。武器を使用せず、秘密も、強欲も存在しない。
お金に基づいた社会制度がなければ、強欲は排除できる。強欲がなければ、物質的な事柄に対する羨望や欲望はない。そして、仏陀によれば、欲求がなければ、もはや苦しみもない。私たちは、お金が私たちの幸せを買うと思うように厳粛に条件付けられた。お金は、単に私たちの努力を人生で必要なものに変える手段ですある。例えば、テレビ番組「スタートレック」は、数百年先の未来における平和な人類のユートピア世界を想定し、探査の名で宇宙の未知の領域を描いたものであった。人間が必要なものを手に入れるためになんら種類の通貨を使うシーンは一度も見られなかった。彼らは自分が望むものをコンピュータに伝え、出てきたものを得ていた。それほどに単純なものである。お金は、ユートピアの世界には存在せず、少なくとも永遠の平和を見いだし、すべての人々が平等に創られ、破壊から解放された場所にはありえないものである。しかし、私たちが目撃しているように、私たちがそこに至る前に、いくつかのハードルを飛び越える必要がある。
【本章完了】
参考文献
Kripal, Jeffrey J. Authors of the Impossible: The Paranormal and the Sacred. Chicago, IL: The University of Chicago Press, 2010
One in 10 Wall Street workers is a psychopath: www.huffingtonpost.com/2012/02/28/wall-street-psychopaths_n_1307168.html
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Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen
http://cccpublishing.com/FutureEsoteric www.bradolsen.com
with permission, (c) Brad Olsen, 2016