創成の神話(その2)
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世界中の宗教の神秘的伝統においては、儀式のなかで聖句が読み上げられ、自然界における人間の意識と現実の体験との間の比喩的(象徴的)意味が結び付けられる。創成の神話のすべての長くて豊かなつづれ織りの中に見られる「生命の樹(Tree of Life)」ほど、永遠でも遍在でもある存在はない。同様に、その樹は、世界のいたる所に見られる普遍的な描写であり、あるいは示唆的象徴でもある。「生命の樹」ないし「世界樹(World Tree)」は、身体や魂の不滅よりむしろ、永遠の生命力や満足への切望状態を表している。だが、生命力の永遠性にとって、肉体的な死はあくまでも神的現実の直接体験と解釈され、可能なことだけでなく、現在のことでもある。ちなみに、人間の身体には22の標準的アミノ酸が発見されており、これは「生命の樹」の22の一般的な経路に類似している。
生命の樹は知識の習得を表している。 左写真に表現されている知識の習得は、20万年前から金を採掘するために訪問して来たETの文明――消滅したアヌナカイの文明――と関連しているのだろうか。ゼカリア・シッチンらの研究によると、アヌナカイは人間の遺伝を操作して鉱山労働者をつくり、最初のホモサピエン・サピエンスになった。(with permission, (c) Brad Olsen, 2017)
シュメールやペルシャの生命の樹は、一連の節と交差する線で表されていた。それはこうした人々にとっての重要な宗教上の象徴であり、しばしばイーグル・ヘッドの神や司祭、あるいは王自身の不滅に関わっていた。ギルガメッシュの叙事詩は、不滅のための同様の探求である。メソポタミアの神話では、エタナは「誕生の植物」を探して息子を提供する。これは古代の堅実な起源を持ち、紀元前2390年頃のアッカドの円筒印章に見られる。「千夜一夜物語」という書物には、「ブルキアの物語」と呼ばれる話がおさめられている。この話では、英雄が不滅を探し、宝石で覆われた木々に楽園を見つける。近くには、アル・キイドルが守る若さの噴水がある。その守衛を倒すことができないブルギヤは素手で引き返さねばならなかった。
エジプトの神話では、ヘリオポリスの九柱の神の世界では創生の男女はイシスとオシリスだった。二人はサイコシスのアカシアの木から生まれてきたと言われ、そのサイコシスではエジプト人は「生命の樹」を「生と死が封じられた木」と呼んでいた。エジプトの聖なるイチジクの木もまた、死と生の二つの世界をまたぐ命の境目に立っていた。
東アジアの神話では、生命の樹の彫刻は不死鳥と龍を描いており、中国の龍は永遠性を、そして不死鳥は忘却の後の人生を描いている。 3千年ごとに桃を実らせる道教の木の話もある。この果物を食べる人は永遠の命をさずかる。ラオスのルアン・プロバン寺院の生命の樹のモザイクは、1975年に元ラオス王国の王位を放棄した皇帝のために建てられた。ラオスの仏像彫像は、頭のてっぺんに炎を頂いており、それはもともと、菩提樹の下に座っている間に釈迦自身が得た啓発を象徴している。こうしたラオスの彫像は、腕を外に伸ばした「戦いを止める」姿勢をして、すべての人々の間で平和と調和を促進するものである。日本の神道では、木は神聖であると考えられ、稲妻を象徴する神聖な紙で印されている。これは、その死後、先祖や動物はしばしば木の枝の上に描かれていたという風習と符合する。東アジアで崇拝される蓮の花も、神話の生命の樹の側面がある。それは太陽から遠く離れた深い泥の中で成長し始める。しかし、遅かれ早かれ、花は最も美しく、大切な花の一つになるために光に到達する。蓮の花は、多くの異なる文化、特に東洋の宗教の中で、純粋さ、悟り、自己再生の象徴とみなされている。その特徴は人間の状態を完全に類推している。その根は、汚れた泥水のなかにあっても、最も美しい蓮の花を生むのである。
北ヨーロッパの宗教では、木はしばしば重要な役割を果たし、生き残った教義や、おそらく神々の名前の中に様々な形に表されている。 非キリスト教徒の儀式や生け贄は、再三再四、古代の木の下で行われた。スカンジナビアの宗教においては、 人生の木は世界樹であるイグドラシルとして表され、それを取り巻く広範な伝承を持つ巨大な木として現されている。 おそらくイグトラシルに関連させて、彼らの社会の中の神聖な木を称えるゲルマン種族の記述が生き残っているのであろう。 北欧の神話では、イドゥンの木の下にある金色のリンゴで、神々の不死を提供している。 古代ギリシア宗教の初期形態は、樹木崇拝に関連する起源を持っている。
生命の樹はキリスト教のモチーフでもある。それは創世記に述べられており、アダムとイブに不滅性を与えた。聖書のエデンの園のバリエーションは、時には生命の樹の神話に並んで、古代の文化のほぼすべてにおいて共通のテーマである。人間と自然が一体化した完璧な世界で、人は堕落しないよう、幸福に向けて努力している。モルモン書では、生命の樹はリーハイの啓示に表されている。それは神の愛を象徴するものであり、時には死後の存在に対する救いとして理解される。カバラの実践者は、カババリストとも呼ばれ、生命の樹の象徴主義を、一種のロードマップとして使用し、強靭な心霊と対話する情報となる。
アメリカ大陸のコロンブス以前の文化においては、世界樹の概念は、中米で広く見られる宇宙神話や図像法の主題である。そうした共通な木の描写は、マヤ、アステカ、イザパン、ミックステック、オルメック、その他の文化の芸術と神話の伝統に、道標としても、あるいは中心的特徴としても、両面において見られる。すなわち、世界樹は、4つの重要方角とともに、中心的世界樹の4要素――空気、土、火、水――からなる四元性を具現化している。それらは現世の平面とあの世の天界を結ぶ、象徴的な世界軸〔axis mundi〕である。木を象徴とする「生命の樹」が、人間の全歴史において、力強く生命を支えるものと見なされているのは感銘的なことだ。
もし、東アジアに、時代を分析し、表象や神話を最適に表している手段があるとするなら、それは「易経」すなわち変化の中国教典である。それは5種の中国古典の中で最も広く読まれている。伝承によれば、この書籍は、紀元前2953年から2838年に生きた伝説の中国皇帝、伏義〔フ・シ〕が書いたものであると考えられている。易経はおそらく、5000年前からの先史時代の占いの技法に由来している。したがって、それは歴史の中で最古の教典の可能性がある。さらに、紀元前 11世紀、王弼〔キン・ウェン〕と張〔チョウ〕公爵によって注釈が追加されている。
易経の解釈は、6つの爻〔こう〕と呼ばれる二進法決定を行うことによって行われる。これを「易を投げる」と呼ぶ。それら6本の横棒には、実線〔―〕または破線〔- -〕が記されている。伝統的には、それはノコギリソウの茎やコインを投げて行われたが、今日のコンピュータプログラムのように、別の手段、つまり6つの爻によって定形化された。各線には実際には4つの意味がある。陰と陽の2つの意味と、陰から陽に変わる意味、またはその逆の意味がある。したがって、各「易投げ」では、2つの異なる爻による結果を生成することができ、解釈に深みを与える。この方法の洗練さは現代の解釈にも適用でき、4つの意味論理はDNAアミノ酸の生化学と比較されている。しかし、新石器時代の占い法が人間のゲノムの基本的論理をどのように予見したかは、永遠の謎である。易経は今日でも、数千年前と同様に有意性がある。
占星術は、意味を解釈するもう一つの最も持続する手法であり、神話よりむしろ科学であると信じている人たちもいる。私たちの太陽系の惑星の位置と、それが人々の生活にどのように関係しているかの研究は、少なくとも4000年前に成立し盛んとなった。しかも毎年、その有用性が増しているようである。天文学の知識は古代近東から始まって時とともに発展し、最終的には惑星の位置、月の位相、日食などの現象の予測を可能にした。この知識は、ギリシャとローマ帝国の異教同士が統合された宗教制度の基礎として用いられた。これは、惑星と星の崇拝に関係し、人の死後、もしその人が崇高であればその人は天に昇るとされた。今日、そうした古代の星崇拝の痕跡は、7日間の週、1年の12カ月、そして冬至がキリストの誕生を祝うこととなっているように、私たちと共に残っている。
占星術の真の信者は、それを個人の将来の道を決めるために使う。だがそれに疑いを抱く者は、占星術が医療現場で使用され、患者の治癒や、障害を伴うのか、あるいは死亡するのかどうかを決定するために使われているのではないかと疑っている。だが、天宮図の使用は、病気の診断および可能な治療法の提供に使用されてきた。これは、人の誕生日に由来する「誕生の運星図」――出生時の星と惑星の位置を描いたもの――を参考にする。「天体通過図」は、出生時と現在の両方の星や惑星の位置に基づいており、対比の比較に使用される。
最近の法的挑戦にもかかわらず、占星術の実践はインドの最高裁判所から事実上の承認をえている。それはしかし、現代の支配的制度にとって受け入れられる発展ではない。それに懐疑的なインドのタイムズ紙の報じるところでは、「占星術は世界の科学者の大部分が欺かれてきた」と、「著名な」物理学者のヤシ・パル教授の言葉を引用している。インドの裁判所に提訴された訴訟は、占星術に基づく予測の広告を禁止しようとしている。占星術の広範な信奉を乱用し、間違いをもたらしたにせ者がいるのは確かである。にもかかわらず、インドの裁判所は、そうした告訴をよそに、占星術を「信頼できる科学」と判決している。
そのインド裁判所には、『Theatre of Astrology』の著者ジョン・アンソニー・ウエストを含む多くの専門家が参加している。彼は、トマス・アクィナス、ヨハネス・ケプラー、ゲーテ、ラルフ・ウォルド・エマーソン、カール・ヤングなど歴史上の多くの偉大な思想家によって有効であると認められていることを指摘している。ある事が正しく用いられないことを理由に何らかの慣習の有効性を否定する者たちは、家を燃やすために使用する人がいるからライターを所有する権利を否定するのと同じ論理にたっている。もし、ある予測が誤った結果となったからと言って、科学が違法とされてもいいとするのだろうか。
土占い〔geomancy〕〔訳注〕は「地球のエネルギー」を探し出す術であり、それを用いて、人は地下の水源を発見したり、レイ・ライン〔後述〕を検出することができる。Geomancyという言葉は「土地の探索」を意味し、砂を使用する――砂時計を使って時間を計るなど――などして予測の基礎とし、砂や土を用いた予言が可能であると信じられている。これはまた、そのアラビア語の名称 ilm al-raml が、文字通り砂の科学または知恵を意味することが、それが何かを説明している。土占いの術は、学習と応用の容易さのために、予知の技法として広く普及してきた。
〔訳注〕土や石や砂を手に握り、それを地面に投じてできたパターンを解釈して行う占いの一種。占星術的解釈とからめて行うことが多い。
時には占星術的土占いと呼ばれる術は、古代の占いの方法である。それは、占星術との密接な関係のため、土占い術は「占星術の娘」とか、「地球的占星術」とも呼ばれている。占星術の起源は謎に包まれているが、その実行法を記述した最初の文書は、9世紀の中東に発達したイスラム文明に見られ、11、12世紀にヨーロッパに広がって、急速に西洋文明の占星術、錬金術、魔法のオカルト術を含む多くの術や科学に受け入れられた。伝統的な西洋の土占い術の現代の実践者は、geomancy の現代的な用語使用と区別するために、それを占い的または占星術的土占い術と表現している。土占い術で使われている占いの方法論の多くは伝統的な占星学から来ているので、占星術的土占いという呼び方は適切な表現である。
現代では、占い的土占いの古代手法は、占い法ではない中国の風水――氣(エネルギー)の原理に基づく空間配置、建築、造園の学術――と混同されている。占い的土占いの名称はまた、現代の「ニュー・エイジ」のレイ・ラインや地球の「エネルギー」の研究――技術のひとつで占いではない――にも用いられている。この現代の土占いは、地球がその神経系統の一部としている2種の電磁エネルギー線を扱っている。そのひとつは地球の緯度と経度の線のような、地球をおおう直線、つまり「陽」線である。 その第2は、自然環境の紆余曲折に似た曲線図形または「陰」線である。
土占い者は、最も古い聖なる構造物のほとんどが陽線の交差点に建てられていることを発見した。 3つ以上の陽線が交差するところでは、ほとんど常に聖なる井戸、巡礼地、大聖堂、寺院、新石器時代の石の円環を見つけることができる。また土占い者は、陰線が交差するところに負のエネルギーが蓄積していると信じている。その交錯する陰線を長時間放置すると、気分が悪くなったり、疲れたりすることがある。しかし、実際には良いとか悪いとかのエネルギー線なぞはなく、彼らはすべて、地球に再生する生命力と同じシステムの一部をなしている。
レイ・パスは、地球が宇宙に結びつけるエネルギー線に囲まれていると考える人には視覚化される。地球のエネルギーの流れの概念は、古代ギリシア人が「ガイア説」として最初に提言した。前世紀には、レイ・ラインは英国人サー・アルフレッド・ワトキンスによって記述され、数十年後には、フランスの司祭であり哲学者のテイヤール・ド・シャルダンが、ヌースフェアまたは「マインド・レイヤー」へと発展させた。現代イタリアのダマヌールの住民は、同様のコンセプトを明瞭化し、すべての生き物に影響を及ぼすことができるそうした出来事や発想、思考、雰囲気、意図を、「シンクロニック・ライン」とか「エネルギー川」と修正、描写している。
土占いやレイ・ラインの研究を通じて、世界中の多くの古代の神聖な場所が、地球のエネルギー線の網目によって互いに結びつけられているかに見えてきている。これらの聖なる地の正確な配置は、偶然の出来事ではない。ストーンヘンジや壮大なピラミッドのような古代のものであろうと、ダマヌールやクロップ・サークルのような現代的なものであろうと、これらの聖地の場所は、地球表面上のエネルギーのツボとみなされている。例えば、ヨーロッパの地図を見れば、それぞれの霊場、寺院、教会、大聖堂、記念碑がレイ・ラインの交差点上に建てられていることは明らかである。モルフォジェニック共鳴理論は、特定の実践が日常的に継続されているところでは、その場にある力場と特定の「霊性」を帯びるようになると説く。つまり、最古の先史時代の霊場は、後にヨーロッパの異教徒に引きつがれ、キリスト教の教会や大聖堂に置き換えられているのである。
1920年代、前述のアルフレッド・ワトキンスは、彼の本「The Old Straight Track」で「レイ・ライン」という言葉を作り出した。ワトキンスは、イングランド南部、ことにヘレフォードシャー州の全丘陵地帯に、聖地、池、窪みを含む古代の敷地、通路、地理マーカーを結ぶ巨大な網目を発見した。ワトキンス氏は、それらが新石器時代からのもので、英国の多くの教会、霊場、村、町の広場の位置であることに注目している。ワトキンスや他の土占い者は、それらが線とされてにもかかわらず、三次元の管に似ていると認識し始め、時には線が強い渦エネルギーと相互作用し結合することもあるとしている。
そうした渦は、機微な地球のエネルギーの中心で、強いレイラインに沿って世界中の様々な場所に位置している。渦は、じょうご状とみなされ、回転する流体によって、または螺旋状のエネルギーの運動によって生成される。そのエネルギーは、その中心から400メートル以内にいるすべての人の内面を共鳴させ、内的存在を強化する。その渦から発する力は、地球上で最も顕著なエネルギー場のいくつかを作り出す。世界中の注目すべきそうした渦は、ペルー、メキシコ、エジプト、イングランド、イタリア、ギリシャ、インド、アリゾナ州セドナに存在する。
SF作家や未来派は、遠く離れた場所や別の次元への「ポータル」という概念を長い間構想してきたが、今日では、その本物のものが見つかっている。現代におけるこの「創生の神話」の最後に見てみると、科学者もまた、現実の世界でそのような構造を発見しようとこころみている。 通常、このポータルは、旅人が瞬時に遠距離または時間をこえて移動できるような、時空間の開口部として定義されている。 言い換えれば、それは特定の目的地への近道、あるいは、通路かもしれない。
NASAは、地球の磁場の近くで隠された「ポータル」の発見を発表することによって、SFを科学的事実に変えた。NASAの支援を受けた2012年の研究では、地球と太陽の大気間を結ぶ、いわゆる磁気ポータルの存在が明らかになった。この結論を導いた観測は、人工衛星群を使って行われ、欧州宇宙機関(ESA)とNASAのTHEMIS(History of Events and Macroscale Interactions during Substorm)ミッション〔5機の衛星群がサブストーム(オーロラ嵐)の開始位置とその引き金となる過程を調査〕によって運営された。衛星群は、磁気ポータル〔複数〕が1日に数回開いたり閉じたりすることを示し、それらは地球からわずか数千キロメートル離れたところに位置していることを示した。それらは、地球の地磁気場が太陽風に当たる場所に現れているようである。これらのポータルは短命であったり、あるいは長時間続くことができ、高エネルギーの粒子を通過させる。これらの粒子は、地球大気を加熱し、地磁気の嵐を作り、北極オーロラなどの非常に明るいオーロラを生み出す。
ポータルに関連している可能性のある別の謎の現象は、球形の「光」またはエネルギーのボール、「オーブ」である。 肉眼では見えないものの、しばしば映画や夜間の写真に現れる。これらの丸く、白っぽい、またはパステルカラーの半透明のボールは、写真に最もよく見られるが、現実にはほとんど見られない。明らかに彼らは多くのサイズをもっており、白の色合いのものが最も頻繁に現れる。しかしまれに、違う色もある。 一般に、それらは完全に円形であり、楕円ではない。研究者には、それは霊や幽霊を表すことができると信じている者もいる。他の人たちはそれらをarchonsに帰し、それは私たちの視界範囲外で目に見えませんが、赤外領域では見える。 物理的に輝く球体はまた、いくつかのクロップ・サークルの形成の間に見られる。 オーブの背後には意識的な心があるように思われる。
ポータルと同様、オーブは出入り口や特定の種類の開口部のようであるが、この説はまだ証明されていない。オーブが、霊性であるか、あるいは次元的性質をもつものであるか、それとも現時点では完全に未知のものであるかはまだ分かっていない。しかし、オーブはエネルギー線が活動的で健康的な場所では簡単に移動するようである。これらの動きのオーブがカメラにとらえられると、他のものより明るく、どんな形やサイズでも表示される。訓練されていない目には、不可視な領域に入り込むことができないので、暴き屋はこの主題に提示されるものは何も信用できない。しかし、科学がエソテリカに辿り着くとき、オーブが説明されるだけでなく、赤外線で見える大気中に浮かぶ他の壮大な光のように、科学的に記述され、成文化されるであろう。
私たちの周りを動き回っているあたかもインテリジェントなエネルギーは、我々を次の章へと向かわせているようだ。
広く受け容れられている信念とは異なって、ナチスのまんじ(卍)は独自のデザインではなかった。それは世界中で発見されている古代の象徴だが、ナチスがそれをナショム社会主義党の象徴として使った時、永遠に堕落することとなった。 イメージはインドで始まったが、ほとんどの古代文化ではシンボルの多様性が見られる。 西洋では、この卍は、アレキサンダー大王とフィリップ2世の時代の古代マケドニアの2つの文字を組み合わせたものである。 まんじの言葉はサンスクリット語のsuastikaから派生したものである。 それは、とりわけ、幸運、幸福、平和、そして永遠を象徴すると言われている。 ヒンズー教、仏教、ジャイナ教の印にはまだ広く使われている。最近の政治史は、ナチズムを国家社会主義者と定義している。(with permission, (c) Brad Olsen, 2017)
【本章完了】
参考文献
Ancient stone structures of Africa: http://viewzone2.com/adamscalendarx.html
Blavatsky, H. P., The Secret Doctrine. Adyar: Theosophical Publishing House. 1888, abridged/edited by Michael Gomes, 2009.
La Vey, A. S., The Satanic Bible. Avon Books, New York 1970.
Modern Esoteric: Beyond our Senses by Brad Olsen
http://cccpublishing.com/FutureEsoteric www.bradolsen.com
with permission, (c) Brad Olsen, 2016