先に、鯨の話(「憲法改正考(その5)再び孤立の道を歩むのか」参照)を書きながら考えていたことです・・・。
 あらためて言うまでもなく、鯨食に限らず、私たちが口にする物は、ひとつ残らず、他の生命の生み出したものです。
 はるかな
原始、人間は他の動物と同じように、生の大半を、狩りや収穫に費やしていました。むろん、時代が下がればさがるほど、野生のものを食することは少なくなって、耕作とか牧畜とかと、その自然まかせの食糧確保を人工化して効率・安定化し、だんだん、それぞれの産業へと変えてきました。
 そういう歴史的過程の中で、地上の食物はもはやほぼ完全に農業や牧畜業による産物となってきたわけです。であるなら、鯨とか魚とかの海洋産物も、すでにかなりの品種が養殖化されてきているように、かって地上でおこったように、いずれは海洋全体の生物品種も、その大半が “海” 農業や牧 “魚” 業の産物となってゆくのも、時間の問題でしょう。 詳細記事