== 本書の《もくじ》へ 「もくじ」の中の《本章》へ == |
「私は、意識を基本的なものと考える。物質は意識から派生したものと考えている。私たちは意識の背後に回ることはできない。私たちが話すもの、存在するとみなすものはすべて、意識を前提としているのである。」――マックス・プランク (1858-1947、量子論の理論的提唱者、1918年にノーベル物理学賞を受賞)
この三千年の歴史の中で、人類の覚醒はカタツムリのようにゆっくりとしたスピードで進んできた。しかし、時折、急速に進歩する時期があった。紀元前5世紀、中国で老子と孔子が同時代を生きていた時、世界中で、最初の意識の曙光が芽生えた。ヒマラヤ山脈の向こう側、インド北部では釈迦がその教えを伝えていた。古代ギリシャでは、高名な哲学者たちが現実の本質を問うていた。また、この時代、旧約聖書の預言者たちは、現在のイスラエルで最も活発に活動していた。そうして、再び、灯が消えた。イエスと少数の啓蒙的な人々を除いて、世界は長く暗い夢の中に入ってしまった。
18世紀後半、人類は再び目を覚まし始めた。啓蒙主義時代には、科学が宗教に代わって知識人の間で支配的なパラダイムとなった。科学的方法は、他の科学者による再現や観察を通じて、あらゆることが事実として証明されるようになり、革命をもたらした。しかし、科学は、意識、直感、心霊現象、超常現象などを、迷信の箱に入れてしまった。科学の主流は以来、これらのテーマをタブー視し続けている。例えば、意識は私たちの気が付きとみなされ、脳は古いアナログラジオの「チューナー」のように機能しているとされている。
人類の歴史の中で、紀元前5世紀以後、人びとの一生における意識の変容が現れたという時は、今においてである。進化のジャンプは、人間の脳の「ウーバー」〔訳注〕機能と能力において最大の進歩をもたらすと思われる。私たちは近い将来、 集団的に大きな覚醒を体験し、人類は一斉に新たな認識に達し、そして、私たちの個々の変容が、地球の変容につながる。「黙示録」に見られる変容の定義は、虚偽と誤解に支配された時代において、人類の大多数から隠されていたものが明らかになる、ということである。ならば、この新しい人類の覚醒は、狭量な考え方からの黙示録的変容であり、宇宙的認識の「黄金時代」への入り口となる。
〔訳注〕まだ未訳だが、「ウーバーマインド」との部の冒頭で、以下のような宣言が述べられている。「すべての振動は、一つの神聖な意識を発信源とする。私たちは、自分自身の無知がゆえに催眠状態にあり、目には見えない主によってコントロールされている時代に生きている。この偽りのマトリックスから抜け出すには、まず自分の心を解放しなければならない。」 著者は、こうした拘束支配を乗り越える意向を「ウーバー」と称している。
日本列島の南端に位置する幸島〔大分県〕で、マカカ・フスカタという種のサルを使った驚くべき実験が行われた。ニホンザルを30年以上、野生で観察してきた。このニホンザルは、30年以上にわたり野生で観察されていた。1952年から1958年にかけて、そのニホンザルを観察していた科学者たち〔京都大学霊長類研究所〕は、ニホンザルにサツマイモを与える際、地面に落として与え始めた。サルは生のサツマイモの味は好きだが、土の味はそうではなかった。
ある日、1歳半のメス(イモと名付けられた)が、近くの小川でサツマイモを洗うと、味覚の問題が解決することを発見した。彼女はこの方法を母親にも教えた。イモの遊び仲間もこの方法を覚えて、そしてまたその母親にも教えた。この文化的革新は、サルに土に落としたサツマイモを食べさせ続けた科学者の目の前で、次第に様々なサルに伝わったのである。(1)
1958年の秋には、幸島のすべての若いサルが、土の付いたサツマイモを洗って食べやすくすることを覚えた。この社会性を身につけたのは、子どもの真似をした大人たちだけだった。他の大人たちは、汚れたサツマイモを食べ続けていた。つまり1958年以前は、サツマイモを洗うサルは一定数しかいなかった。推定で10%である。だがその後、驚くべきことが起こった。
1958年のある朝、サツマイモを洗うことを覚えたサルが、幸島に99匹いたとしよう。その日のうちに100匹目のサルが芋を洗うことを覚えた。すると、その日の夕方には、群れのほぼすべてのサルがサツマイモを洗うという驚くべき現象が起きた。この100匹目のサルにエネルギーが加わったことで、何らかの形で思考上のブレークスルーが生じたのである。ある時点をもって、島のすべてのサルがサツマイモを洗うようになったのだ。しかし、驚くべきことはこれだけではなかった。
この後、さらに驚くべきことが起こった。その科学者たちは、サツマイモを洗う習慣が海を越えて広がっていたのを観察したのである。すぐに、その島とは直接な接触のない他の島のサルにも、同じようにサツマイモを洗うことが始まったのである。まるでその知識が、いまや純粋に心理から心理へと広がったかのようにである。他の島の猿のコロニーや、高崎山自然動物園〔宮崎県〕の主体のサルの群れも、はじめて土に落としたサツマイモを洗うことを始めたのである。このように、人間でも動物でも、ある臨界数を超えると、その新しい意識が心理から心理へ伝えられることがある。このことは、10%程度の限られた数が新しい意識を発見すると、その意識は誰もの意識の性質になることを示唆している。この新しい意識は、ほとんどすべての人がこの気づきをえるようになるとの一種の分野強化である。つまり、猿の一団がイモを洗うという新しい集団意識を発達させることができる以上、人間もそのようにできるであろう。このことは、私たちには、すべてが同時的に進化していることを示唆している。このようにして、私たちは、この牢獄惑星を輝く惑星に変えることができるのだ。
(1) Keyes, Ken Jr. From the book The Hundredth Monkey, and “The 100th Monkey: A story about social change.” https://www.wowzone.com/monkey.htm
私たちは日常生活の中で、しばしば、この「100匹目の猿効果」を目にする。世界のどこかでトラウマになるような出来事があれば、それが全員に影響するのと同じように、愛や親切の行為も、それがどんなに小さく見えても、全員に影響することがある。人間の意識の変革に真剣に取り組んでいる私たちの多くは、「100匹目の猿効果」の可能性に確かに期待を置いている。
人間の心がアイデアを受け入れやすくなる条件として、大気中の電磁波(EM)活動、空気のイオン化、極低周波などの純粋に自然な要素がある。人体は、電気化学的なインパルスと人工的に作り出した大気中の電磁波活動によって内部コミュニケーションをとっている。キルリアン写真に見られる電磁場、レイキや鍼治療の効果、X線、赤外線、可視光線など様々な種類の良性電磁放射に対する身体の反応などは、すべてEMパワーや電磁場に対する人間の感受性の一例である。大気中の電磁波は、太陽黒点噴火や重力による地球磁場の歪みなどの現象により、定期的に変化している。このような外部環境の変化により、人間は新しい考えに、大なり小なりさらされることとなる。
また、呼吸に含まれる負の凝結核(マイナスイオン)が多いと覚醒・爽快感が増し、正のイオンが多いと眠気や抑うつ感が生じることが知られている。大気環境のイオンバランスを計算することで、人の合理的な思考や理性に影響を与えることができるのだ。マイナスイオンは、太陽の紫外線や、海の波、大雨、滝のような水の流れなど、自然界に存在するさまざまな条件によって引き起こされる。マイナスイオンを浴びることが、人に幸福感を与えることが知られている。しかし、核爆発は大気中のイオン化レベルを変化させてしまう。(2)
100Hzまでの極低振動(ELF)波は自然界にも存在するが、人工的に作り出すこともできる。ELF波は、通常、感覚的には気付かないが、人体との共振作用によって、生理的な障害や感情のゆがみに関係すると言われている。20Hzまでの超低振動音は、脳活動にサブリミナルな影響を与え、デルタ波、シータ波、アルファ波、ベータ波の周期に合わせて、警戒から積極性までのすべてにわたり、聴衆を変化させることができる。ELF波は遠距離でも届くため、超低音増幅装置は対人兵器としても配置できる。また、メディア放送と組み合わせて使用することもできる。
私たちの「宇宙的気付き」を発達させることは、私たちの潜在能力を最大限に引き出す鍵になる可能性がある。もし、私たちの潜在意識が、「100匹目の猿効果」によって、今生きているすべての人の潜在意識と絶えず接触していれば、私たちの集合意識に劇的な変化をもたらす。それは、もしかしたら、私たちが、他のあらゆる次元の心ともつながっていることを意味するかもしれない。私たちは、これに気付いている必要がある。私たちの潜在意識はそれぞれ、あらゆる知識にアクセスすることができるが、そのことを理解するように教えられていないため、潜在意識のほとんどが眠っている。大半の人たちは意識の閾値内で活動しているが、集合的潜在意識は全能かつ遍在する量子場を制御している。それはすべてを包み込み、原子を動かし、私たちのホログラフィック宇宙を顕在化させているのである。そして、一般に空想状態として知られているアルファレベルの意識にある私たちの個々の心は、集合的潜在意識のための自身の制御盤なのである。量子場は、空想を私たちの望む未来の現実として解釈するという単純な理由から、私たちの個人的な力への鍵となり、誰もが後世のために、その制御を学ばなければならないものである。量子場として知られる集合的潜在意識は、厳格な機能で実行される自動人形、つまり「機械」以上のものではない。この心的投影装置は、私たちが現実と呼ぶホログラフィックな投影を作り出す電子に動力を与えている。
(2) Soyke, Fred, and Edmonds, Alan, The Ion Effect. New York, NY: E.P, Dutton, 1977.
私たちは、脳のさまざまな周波数を理解することで、潜在意識にアクセスすることを学ぶことができる。最も興味深いのはアルファ脳波で、これは瞑想によって私たち一人ひとりが人生の「マトリックス」を作り直すことができる周波数である。アルファ脳波は、8Hz~12Hzの間のエネルギー周波数で、それ以外は一般的に意識顕在化における「ゼロポイント」と呼ばれている。私たちのすべてのチャクラシステムの中で、最も情報の螺旋波が凝縮され、最も振動が高く、また人体が最も落ち着くモードを維持する人間の周波数であることが科学的に明らかにされている。アルファによく共鳴する人は、その周波数に合わせて振動が上がり,その結果、病気になり難くなり、顕在化をしやすくなり、長生きし、毎日を快適に過ごせるなど、さまざまな効果が期待できる。
座禅、ヨガ、軽い運動、芸術の創作や音楽の演奏、その他の創造的な努力など、意識を「無想」アルファ状態にするあらゆる瞑想の訓練は、人をより高い振動数へとつなぐ道具になり得る。それは、より高い波動を持つ人々を薬漬けにすることに対する、良い対抗手段となる。アルファ波は多くの人に、松果体を活性化させ、それがスピリチュアルな洞察力を持つことにもつながっている。アルファ脳波は、誰もが、唯一の普遍的な心が存在する統一場と霊的な第3の目との接続を得ることができる周波数であり、映画スターウォーズでは「フォース」と呼ばれている。私たち一人ひとりの中に、本当にフォースがあり、それはいつもそこにある。結果だけを考えて、純粋でポジティブな意図を持ってただそれに入り込むのである。というのは、もし人が否定的な考えをもってアルファ波瞑想をしても、それはうまくは働かない。なぜなら、その際の周波数は、常に無条件の愛と感謝である、創造における最高の感情周波数と波動が一致していないからです。
私たちは皆、意識によって個人的かつ集団的に作り出されたホログラフィックな現実の中に生きている。私たちの脳は反復構造をもっており、過去の映像の記憶を反復させながら反映させ、日々、映像に付加している。例えば、社会の1%が超越的瞑想を行うと、99%にポジティブな影響を与えるという研究結果がある。このように、個人と集団のマトリックスが再プログラムされ、アルファ波チャンネルの利用効果があることは数多くの脳研究の中で確かなものと証明されている。最も有名なのは、ビートルズ〔に影響を与えた〕人気教祖マハリシと瞑想の参加者が行った「マハリシ効果」だ。1968年にUCLAのロバート・キース・ウォレス博士が行った研究によると、最終結果が「起こるだろう」ではなく「起こった」という感情に焦点を当てると、社会的な成果は、そうした媒介グループの参加者の心から送り出される電磁エネルギーを反映していたという。この点を正確に証明するために、平和に焦点を当てた瞑想グループに関する科学的研究が60件以上行われている。例えば、イスラエルとレバノンの紛争地帯で、平和と万物統合意識への一体感を感じるとの訓練を受けた参加者が瞑想中にある期間、テロ活動がゼロになり、犯罪全体が減少し、病院への訪問も減少したという、計測可能な結果を得た事例がある。このようなマハリシ効果の実験から得られた数式は、ポジティブで愛に満ちた変化のエネルギーを生み出すのに必要なのは、どの人口も1%だけであることを示した。個人のシステム全体がレム睡眠をはるかに超える深いリラックス状態を獲得し、一体となって瞑想する人口の1%は、なぜ彼らが瞑想期間中に暴力をしなくなったのか、その理由も知らない残りの99%にも、影響を与える集合的な力を持ったのである。(3)
私たちは、自分自身の「球体」の中にあり、ヴェシカ・ピスシスのように互いに弾け合い、「生命の花」のパターンのように、いく度も繰り返す重複した経験を共有している。いったんあなたが目覚めて、プログラムの仕組みを自己認識すれば、無意識の思考が人生に大混乱を引き起こすのではなく、いかに物理的な顕在化を作り出すかを制御でき、それを現実化することにもっと「集中」して取り組めるようになる。極めてシンプルに、それを「意図」して存在させるのである。力はいつも、あなたの中に、そして誰の中にもある。自分で成就することを求めると、その恩恵にあずかることができのである。
(3) Playfair, Guy, L. and Hill, Scott, The Cycles of Heaven. New York, NY: St. Martin’s Press, 1978.
究極の自己実現は、体内のエネルギーセンター「クンダリニー」の発見にある。研究者のアナンダ・ボスマン〔訳注〕は、DMT〔ジメチルトリプタミン;自然界に産生する幻覚物質〕がDNAの超次元幾何学や活動構造に関与していることを、ハドロン〔強粒子〕力学――8Hzモデルあるいは普遍的な位相接合力――、あるいは、DNAの複製周波数であり最もコヒーレントな核磁気共鳴を通して、示唆している。彼はこれを、「メルカバ」、「フラワー・オブ・ライフ」、「スリ・ヤントラ」、「ダイヤモンドボディ」、そして、「ベクトル平衡マトリックス」の神聖幾何学と関連付けている。また彼は、ヨガ師匠の血液から内産生DMTや「アヤワスカ」〔アマゾン北西部の伝統的な自然産幻覚剤〕をいかに科学的に発見したかについても述べている。(4)
〔訳注〕 アナンダ・ボスマンは、ビジョナリー、コスモロジスト、セマンティック・アーティスト、国際的研究者であり、1990年代に432Hzポピュラー&エレクトロニック・ミュージック・ムーブメントの創始者として数々の賞を受賞したミュージシャン。
私たちの体内の生きたDNAは、超次元で作動していることが解ってきている。体全体のホログラフィック・メッセージは、1個のDNA分子の中に存在し、全体を再現することができるようになっている。8Hzのローカル・フィールドは、標準的な四面体と、それと位相接合する逆のフィールドを表す第2の四面体が連動しており、一般に「メルカバ」と呼ばれる「星状四面体」を構成している。
アナンダ・ボスマンは、5-MEO-DMT〔トリプタミン誘導体の幻覚剤〕が脊髄全体を活性化し、「生命の樹」全体が再プログラムされるよう活動的になることを発見した。「生命の樹」は、古代人には「ジェダイ」――「ヘルメスの杖」あるいは「脊髄の杖」――として知られていた。これは、DNAを読み取る「クンダリーニ」とも呼ばれる「生命の樹」へのアクセスと覚醒であり、DNAは微細な「生命の樹」なのである。「極大も極小も」は、さまざまなパターンで適用されている。そこで、人は夢の幻想をそのバイナリーコードから「自己統合体」に加工し始めることができる。クンダリーニは、意志によってのみ目覚めさせることができる、人間器官の驚くべき自然の力であり、血液は精神の乗り物である。松果腺は直接的な霊的エネルギーの通路であり、絶え間ない自己探求によって活性化することができる。
「クンダリーニ活性」によって「起動」すると、松果腺スターゲイト・テクノロジーにアクセスされる。クンダリーニ活性は、最終的に松果腺技術の活性化を可能にする、人体内のすべてのチャクラエネルギーセンターのバランスを取る。この活性化は、頭の中で鳴る音、ざわめき、圧力として感じられる。このプロセスの間、一連の複雑な電磁波の交差するエネルギーの輪が松果体内の水の周りを回転し、松果腺を時空に「ゲートオーバー」させ、人が線的な時間にアクセスし、意識的集中に応じて方向付けられるようになる。(5)
(4) “Ananda Bosman discusses endogenous DMT and Ayahuasca, Scientifically in Yogi Blood.”
https://www.reddit.com/r/conspiracy/comments/eoiikj/ananda_bosman_discusses_endogenous_dmt_and.
(5) Kundalini energy and the chakras: https://www.brettlarkin.com/chakras-kundalini-energy-flow/
さて、ここからが本当に面白いところで、電磁気的に生成された共鳴場を、ある物体――例えばピクルスの空瓶――の周りにかけると、それから物質スピンを取り出し、それを消滅〔非物質化〕させることが可能である。かように、電磁気を熟知することは、空中浮揚、テレキネシス、テレパシー、アストラル旅行など、一見不可能に見える個人の超人的能力を得るための基本的な鍵となる。しかし、ここでまず、私たちの言葉を定義しておく必要がある。この非物質化〔消滅〕という言葉は厳密には正確ではない。実際には、それはまだそこにあるのだが、その共鳴場が共振動よって移動しているのだ。それは確かに消滅するのだが、ならばそれはどこに行ったのか。別の次元に行ったと言う人もいるが、それは完全に正しいとは言えない。空間と時間の中に畳み込まれて、あらゆる次元のあらゆるレベルとなったのであり、それらは無限に分化している。次元に停止はない。空間と時間の中のすべての点は、純粋な意識上の知性の統合化を通じて、空間と時間の他のすべての点に密接に位置することができる。このようにして、異次元空間の移動可能へと発達したテクノロジーは、3次元の現実や3次元の人間に作用することができるのである。
物理学における高次元を考察する超次元モデルでは、他の高次元は私たち自身の現実の次元から90度直角にずれていることが示唆されている。直角にずらせば消えてしまうなんて、すばらしいことである。しかし、これは優勢なモデルであり、UFOが消える前の行動として観察されているものである。高速での90度の角度は、高次元への入り口なのである。
私たちが認識している3次元とは別に、もっと多くの次元が存在する。科学者たちは、少なくとも13次元を説く。しかし、どの次元であっても、宇宙のあらゆるものがあらゆる場所で、シンギュラリティ―〔特異性〕をなして、すべて融合し、すべてが共存している。現在、私たちがアクセスできない異次元が存在する。私たちは、意識してこれらの領域を訪れるほど霊性的に進化していない。つまり、アストラル旅行にまで熟達しない限り、これらの領域を訪れることはできない。すでに夜、あなたのアストラル体は天使界から悪魔界まで、無数の振動レベルの霊界を旅している。レム睡眠中に瞼の裏に見える絵は、正確には夢ではなく、より大きな現実のアストラル旅行またはその視覚的お土産品なのである。3秒間の記憶しかできない金魚が、金魚鉢を超えた世界を知らないのと同じように、人間の限られた気付きでは、膨大な現実の水面下で漂うばかりである。異次元の世界にあると、私たちはさまよう金魚で、口をパクパクさせて、何も知らずに外を眺めるしかない。
しかし、もし技術進歩によって、携帯端末で過去のタイムラインや未来の出来事を含む異次元を見ることができるとしたらどうだろう。本書の表紙には、「イエローキューブ」装置で見ている多くのそうした画像が描かれている。次のキラーアプリの話として、 2019/11/11にQAnonは次の3585を投稿した:「Project Looking Glassだって? ふり返るための前進」。ボブ・ラザール〔訳注〕はまた、「ルッキング・グラス」に逆工学があることも知っていた。
〔訳注〕 ロバート・ラザール(1959年―)は、アメリカの陰謀論者、自称物理学者で、1980年代後半に地球外生命体技術を逆工学するために雇われたと主張している。
現代物理学では、「粒子」が「波」になったとき、それは時間的に広がっている、つまり、過去・現在・未来に同時に存在していることになった。物質は、時間と3次元よりなるこの「並行現実」の中を常に飛び回っているのである。したがって、「圧力」――私たちの3次元世界のエネルギー的な圧力――を取り除くことができれば、物質は自然にこの「平行現実」に移転し、そこに留まることができる。ゆえに、必要に応じて圧力のオン・オフができるような機械を作れば、「スターゲイト」「ポータル」「テレポーテーション」装置としての条件を整えることができる。これが「ルッキング・グラス」技術の基本的な考え方であり、特に「イエロー・キューブ」は、水の入ったシンプルな樽の周りを回転する3つの荷電リングで構成された装置である。この高速回転する電荷が球状の電磁シールドを作り出し、何も透過させることができない。つまり、水の樽の中では、ラジオや携帯電話、衛星、Wi-Fiなどの電波を受信することができない。興味深いのは、このシールドによって、水の分子を物理的な現実に閉じ込めていた 「圧力 」が解放されることである。そして、水の分子は自然に並行現実に移転し、そこに留まり、私たちの世界と「3次元・時間」の宇宙を結ぶ「ポータル」を形成する。
3次元・時間という宇宙は、とても不思議に聞こえるかもしれませんが、実はとても身近なものなのだ。私たちは毎晩、夢の中でそこに出かけている。遠隔視は、「アストラル体」を使ってこの平行現実を旅することで、私たちの時空で起きている出来事を調べることができる。より詳しく説明すると、私たちの現実に存在する物質の分子は、すべてパラレルワールドに正確に複製されており、そうでなければ存在し得ないのだ。この新しい物理学の研究の多くは、ナシーム・ハラメインと、デビッド・ウィルコックの『ソースフィールド研究』に書かれている原理から発展したものである。この本では、人々がこの別世界を覗き込んでも、物事はほとんど同じに見える――少なくとも多くの点では――と説明されている。結局のところ、この別世界はすでに今、私たちの周りにあるのだ。しかし、私たちはその宇宙に肉体で触れることはできない。ルッキング・グラスやテレポーテーションのような特殊な技術を使わない限りは、頭を使ってアクセスするしかない。その場合、外界は3次元・時間と同じように見える。唯一の違いは、見る場所によって、今、見ている時間が決まるということだ。(6)
夢の解釈とは、比喩〔物語〕という言葉〔形式〕で個人に伝わってくる、高次の自己からのメッセージを抽出することである。自意識がその夢を理解できるかどうかは問題ではない。人がそれらを覚えているかどうかも関係ない。夢は、人間の四次元、あるいは4番目の密度のアストラル自己とのコミュニケーションである。それは、エドガー・ケイシーが、覚醒中に処方された治療法とは無関係に、医療方策を探求していた自己と同じかもしれないということである。彼も毎朝目覚めた後、自分の夢を書き留めていた。エドガー・ケイシーの生まれ変わりかもしれない作家のデビッド・ウィルコックも、そうしていた。
夢の中で体験するのは、アストラル自己なのである。つまり、自分の存在が幾つかのレベルにわたっていて、そこでさまざまに活動をしているようなもので、ほとんどの場合、夢を見ている本人はそれに気づいていない。それらはさまざまな仕事をし、動き回っているが、同時にそれはすべてその人の一部なのである。これは、非常に心を広げる概念である。なぜなら、自分が、限られた肉体以上の存在であることに気づくからだ。また、自分がどれだけ愛されているか、そして宇宙にはどれだけ多くの自分が存在しているかに気づくのである。
(6) Wilcock, David, The Source Field Investigations. Dutton, 2011.
私たちの現在の科学観が、おそろしく不完全であることを示す、説得力のある証拠がある。その欠けた部分を埋めれば、宇宙が生きていて、実際に意識があることがわかるだろう。〔だがそれは〕私たちが初めて認識することなのだ。懐疑論者は「証拠がない」とそれを自慰的で悲観的な念仏のごとく言うだろうが、彼らは全体像を見ていない。私たちの通常の知覚の範囲を超えたところに別の世界や次元が存在することを示唆する証拠は十分にあるのだが、私たちの心がこれらの高いレベルにおいて客観的に意識化されていないために、私たちはそれに気づかないままなのだ。私たちの通常の意識レベルは、3次元の現実の中に緻密に制限されており、より高い波動の領域にある微細な分野に同調することを妨げているのである。
量子物理学の基本法則が、DNAと生物学的生命を生み出すことができることは、膨大な量の、しかも相互に関連し合ったデータ内容によって明らかにされている。生命は、この地球上や、おそらく宇宙のいくつかの稀で孤立した場所にのみ存在するのではなく、微生物生命から我々のような完全な知覚を持つ生物まで、宇宙の至る所に出現しているものなのだ。(7)
さらに、宇宙には意図があるという主張もできる。宇宙は生きていて、意識があり、魂の進化のためのカルマの計画を持っていて、私たち全員はそれに従わなければならない。「物質的な幻像」に捕らわれてその計画を見落としたり無視したりすると、私たちが真の目的に再整列するまで、ますます困難でストレスの多い出来事がこの「牢獄惑星」で起こってしまうこととなる。私たちは、自分が出したエネルギーに釣合う人、物、状況とマッチングされる。自分を磨き、波動を上げれば上げるほど、自分の幸福につながるものが見えてくる。
(7) Adams, Russell B., Series Director, Mystic Places: Mysteries of the Unknown. Alexandria, VA: Time-Life Books, 1987.
明晰な夢の状態は、普遍的な理解への鍵かもしれない。夢は、私たちの魂が私たちと話をするために使う手段なのです。意識は忙しく、気が散っているので、霊の言葉を聞くことはできません。だから、代わりに潜在意識を使う傾向がある。旅をするのに最適な方法は、考えることである。光速を超える宇宙船や生命体は、このエネルギーの場に移行し、純粋な意識のようなものに移行する。超高速の旅は、考えるのと同じくらい速いかもしれない。それは、神秘主義者がエーテルとかアストラルと呼ぶもので、直線的な空間と時間を超えた彼らの姿なのです。未来の地球人宇宙飛行士は、意識上の宇宙船を航行するため、仏教で言う悟りの状態になる必要がある。
心の力、思考の力、そして意識の科学は、地球外文明がどのように移動し、通信し、出現し、そしてどのように消滅するかの鍵となる。しかし、光速を超えるとどうなるのだろう。あなたは何者となるのだろうか。物理的な形態にとどまっていることはできず、あなたはどこに移動するのでしょう。その時、あなたは神秘主義者が「意識的思考の場」と呼ぶものに密接に繋がっているのです。すべてのETの宇宙船と通信システムは、パイロットとの意識的なインターフェースを通して統合されている。その乗客と直接統合された生体電場がある。彼らの心、または意識的な思考フィールドは宇宙船に接続され、宇宙船の誘導フィールドに統合されている。
生化学的なスマホのように、良くも悪くも、人は「普遍意識」、「フローライン」、あるいは「アカーシャ」記憶マトリックスに「同調」して「サーフィン」する能力を持っており、それはすべての考える実体を無意識下の最も深いレベルでつなぎ、空間と時間の特定の場所に移動できるようになっている。また、そのような能力を身につけるために、遠隔視のトレーニングを受けることもできる。このような意識は、個人に局在する神経の「短波」で構成されているが、無意識の意識は、個人を越えて到達する神経の「長波」で構成されている。例えば、そうした神経状態は夢を見ているときに活性化されるため、多くの人が他の人と「夢の共有」を体験していると報告されるのはこのためである。
意識の性質は、量子ホログラムと表現することができる。そこでは、すべての人が、すべての個人を通して輝いている一つの目覚めた意識的存在と結ばれている。それは、陽子、星、銀河、そして地球上の無生物まで、無限の意識の場である。そこに別の次元を追加することで、ETの意識に立ち入ることができる。3次元の空間と時間から宇宙の意識に至るこの現実のスペクトルは、意識知の共鳴場である。これらの乗り物は、実際の光速をはるかに超えて移動する。パイロットと乗客が悟りを開いていて、自分たちがどこへ行こうとしているのかという集合的な考えを持っていれば、宇宙空間のどのような距離間の移動も瞬時にできるようになる。こうした共調波を扱う変調技術は、これらの道標を投影し、目的地までの地図として使用することができる。
この新しいモデルは、原子が「波」であり「粒子」であることも説明する。原子が粒子であるように見えるのは、原子が振動している流体状のエネルギーでできているからである。そのエネルギーを波のように測ると、波が見えるのです。粒子を探せば、この幾何学的な点のひとつが見えて、陽子を見つけることができる。最終的には、宇宙で私たちが見ているものはすべて、エネルギーの振動なのである。何も固形物として存在してはいない。この流動的なエネルギーに、自分の思考で幾何学的な振動を作り出すことができるのです。これを利用して、「引き寄せの法則」のように、あるものを「引き寄せる」ことができる。さらに上級になると、この同じ力を使って、心で物を浮かせたり、空中から物体を出現させたりすることもできる。(8)
(8) Greer, Steven, “Hidden Truth – Forbidden Knowledge” at the X-CONFERENCE:
http://www.youtube.com/watch?v=X4HQtB_A_Tc&feature=share.
American Journal of Chinese Medicineに掲載され、米国の出版物National Library of Medicineに報告された2016年の研究により、Chulin Sunという女性が、より強健な種子を開発する目的で特定の種子の発芽を加速させることができるある特殊な能力を持っていることが実証された。彼女は中国体細胞科学研究所のメンバーであり、外気功(Waiqi)の施術者である。「気のエネルギー」を植物のDNAや細胞の成長に利用する効果は、適切な訓練さえ受ければ可能なようだ。外気功は、中国伝統医学の気のエネルギーを心のコントロール下に置くことを教える気功の一種である。Chulin Sunは、気のエネルギーを精神的に投影するだけで、20分以内に植物の種に数インチの長さの芽と根を出させることができる。
しかし、さまざまな研究によると、それはChulin Sunの能力だけではない。台湾、香港をはじめとする中国の大学や科学研究機関、また日本、タイ、マレーシアなど、世界各国の大学や科学研究機関で180回以上にわたり実証されている。さまざまな人が「気」による発芽実験に参加し、7回繰り返したうち、5人が成功した。このように、種子の発育に顕著な効果があることは、広く注目されている。だが、その生物学的メカニズムは不明である。多くの研究は、「本当にありえない」結果が目撃されたことを強調している。というのは、これらの研究で起こったことを説明することは、今の西洋科学では文字通り不可能だからだ。(9)
Chulin Sunや他の人たちはどうそれを行ったか。あきらかに、深い恍惚状態に入り、そこから乾燥した種子の発芽に必要な時間を通常の3〜4日を20分に早め、7.5~10センチの芽を出させることができたようである。遺伝子解析の結果、このことが確認されたため、タイトルに「急速に」という言葉が使われるようになった。また、この研究の要旨には、次のように書かれている。気のエネルギーが、発芽に関連する遺伝子部位の構造を変化させ、発現を早め、時間的に進展させると予測した」とある。
(9) CIA and the National Library of Medicine report on super human abilities: http://feedmass.com/cia-document-confirms-reality-ofhumans-with-special-abilities-able-to-do-impossible-things.
量子力学は、素粒子や原子が固体でないことを示し、私たちが「物質」として認識している世界の基盤に疑問を投げかけ、ハイゼンベルクの「不確定性原理」によって、人間の意識が方程式に組み込まれるようになった。観察するという行為だけで、結果に影響を与えることができる。私たち一人ひとりの中に、宇宙の全体があるのだ。私たちは孤立しているわけではない。この世界のすべての知覚を持つものは、無限に覚醒する能力を持っているのである。私たちは、遠隔視や明晰夢によって離れた場所を見る能力を持っているし、ET「CE-5」とのコンタクトを可能にする能力さえある。地球にはすでに、何千年も続く持続可能な社会を作るための、あらゆる知識、知恵、科学技術が揃っている。この社会では、すべての人が悟りを開いた存在になるために進化している。私たちは、エネルギーに満ちた宇宙の中で振動する電気的存在であることを学んでいる。私たちは、エネルギーの受信者であると同時に送信者でもある(振動送信機)。私たちは常に信号(エネルギーの周波数/振動)を発信しており、それが他の振動する存在、出来事、経験を引き付けたり、反発させたりしているのである。
様々な神秘的行いの実践を通して、我々は、私たちのサイキック・センターを刺激し、活性化し、そして切り開く能力を持っており、直観や心のより高い働きを私たちのオーラに包み込むことができる。これによってさらに、意識の広大化と、より大きな悟りと叡智がもたらされる。そうして、集中力は高まり、より大きな幸福と内なる喜びを経験することができるようになる。私たちは、人生のあらゆる場面でより強い人間になり、今は難しく思えることも、明日は簡単にできるようになるのだ。幸せへの7つのシンプルなステップでは、考えあぐねることを減らし、感じることを増やし、しかめっ面を減らし、笑顔を増やし、話すことを減らし、聞くことを増やし、決めつけずにより多く受け入れ、そして最後には、恐れず、より愛することが奨励される。
意識を高めるための実践は、探求者にとっては何千通りもある。私たちがよりインスピレーションに満ちた人生を送り始め、奉仕したいという願望が強まると、私たちのハートは愛で溢れ、周りのすべての人を助け、癒し、インスピレーションを与えなければならないと感じるようになる。こうした神聖な修行を行うことで、私たちはオーラと磁気の場を強化・発展させ、この牢獄惑星で今まさに必要とされている、より高い霊的パワーの不思議な光を放つ強力な放射体になれるのである。
アメリカ先住民の寓話に、ある子供が父親から心の力を学ぶという話がある。「私の心の中に、お互いに争い合っている二匹のオオカミがいるんだ」と父親は言う。「片方のオオカミは、怒って嫉妬深く、不正直で、苦しさと憎しみをもっている。他方のオオカミは、親切で、思いやりがあって熱心で、寛大、正直なんだ」。そこで子どもは、どちらのオオカミが争いに勝つのかと尋ねた。父親は、「私が飼うことにした方さ」と答えた。
前世の記憶は、「未知の世界」の中で、最も魅力的な人間現象の一つである。しかし、その真偽を科学的に証明することはできない。前世の記憶を調査した人でも、それが輪廻転生による歴史的な記憶なのか、それとも潜在意識によって何らかの形で受け取った情報をもとに構築されたものなのかはわからないという。どちらの可能性も注目に値する。また、超常現象の多くの分野と同様に、詐欺の傾向があり、真剣に調査する人はそれを見抜くために警戒し続けなければならない。このような異常な主張には懐疑的であることが重要だが、それでもこの話は興味をそそられる。催眠術をかけると、多くの人が前世のことを思い出し、前世の人格になったり、聞きなれない外国語を話すようになったりするのだ。
霊性界に出現する絵は、肉体の世界と同じようにリアルだ。私たちの肉体が消滅したとき、私たちの精神は肉体を離れて霊性界に帰る。仏教徒は霊性界を「真の現実」と呼ぶ。ここは、宇宙のあらゆる存在の霊が存在する場所であり、夢の中で生きている人間でさえも存在する。それはさまざまな世界に分かれていて、しばしば「アストラル世界」と呼ばれる。私たちの魂はここに宿り、生命の輪廻の中で循環し、やがて新しい肉体で物理世界に戻ってくる。エイリアンの生命体も、人間と同じように、そして他の動物の生命体と同じように、霊性を持っている。
幸いなことに、私たち一人ひとりは未開発の深い力を持った不滅の魂であり、その力を最大限に発揮することで、大切なものを守り、悪の意図を阻止するための洞察力を得ることができるかもしれない。臨死体験や輪廻転生などに関する何千もの事例が、私たちが実際は、物質界に存在する霊性であり、現世以前から存在し、現世以降も存在し続けるという十分な証拠を示している。よく車のステッカーにあるように、「あなたは霊性的な体験をしている人間ではなく、人間の体験をしている霊性なのである。」
歴史上の神秘主義者たちは、アストラル界の神秘的で奇妙な世界を表現しようと試みてきた。世界最大の宗教のすべての神秘学派は、これらの複雑な世界を研究している。ユダヤ教の伝統では、神秘的なカバラがあり、40歳未満の人は学んではいけないとされている。イスラム教にはスーフィー派、ヒンズー教にはバラモン派、仏教にはチベット密教、キリスト教にはグノーシス派がある。彼らの古代の儀式は、潜在意識の鍵を開け、霊性界へのテレパシー門を開くことを意味していた。
スーフィーの神秘主義者たちは、顔や体の傷を急速に癒すことができると長い間主張してきた。発表されたハワード・ホール博士の医学的知見は、スーフィズムの主張を裏付けるだけでなく、神秘主義者が西洋科学では知られていない何らかの物理的治癒力を利用していることを示唆している。スーフィズムはイスラム教の一派で、とりわけ神への特別な意識につながる高い神秘的または恍惚的な状態を達成できることで知られている。トルコのスーフィー・ダーヴィッシュは、何時間でも回転してもめまいがせず、倒れないことで有名である。同様に、インドのヨギは、燃える炭の上を歩いたり、何年も飲まず食わずでいたり、「洗練された」西洋の医師の力を超えた多くの身体的困難を克服する能力を実証してきた。一方、鍼治療やホメオパシーなど東洋の治療法の多くを否定し続ける西洋の異種療法医学は、スーフィーやヨギの業績について満足な説明をすることができず、その存在を無視または否定している。(10)
アストラル界を理解することで、霊性界の神秘を解き明かすことができる。サドゥー、スーフィ、ヨーギ、グールーとは、東洋の神秘主義者のことで、霊性界には7つの大きなアストラル界があると教えている。この7つのアストラル界のうち最も低いのが物質面であり、私たちが住んでいる物理的な世界である。第二階層は、力の世界である。
電気、熱、光、運動エネルギー、重力、原子力など、自然界の力が含まれている。第三階層は、いわゆるアストラル面である。古代ギリシャでは、星々を指す世界をアストラルと呼んでいた。次に第四の階層はメンタルプレーンです。さらに三つのより高次の階層は、低次の4つのプレーンにいる人が熟考することは極めて困難です。これらの高次元を観想することが、悟りを求める仏教徒の目標である。これらの高次元は、キリスト教では天国と呼ばれているものだ。
(10) “Healing mysteries: An interview with Howard Hall, PhD, PsyD. Interview by Sheldon Lewis.”
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20671340/
宇宙意識は、エドガー・ケイシー、イエス・キリスト、ブッダ、クリシュナ、モハメッドなど、「天の父」の「チャンネル」として活躍した偉大なアバタ-たちを通じて、霊性界を通じて表現された力であり、世界が霊性意識と意識の新しい時代に入り始めた今日もまた、語られ続けているのである。人類は、この霊性的な意識を理解するための進化的な軌跡をたどっているのだ。それは「もし」の問題ではなく、「いつ」の問題である。
私たち一人ひとりは、自分の中に「キリスト意識」、つまり仏性、あるいは人が想像できる最高の善の形を内在している。私たちはこの能力を持って生まれ、それは内から生まれるものである。私たちは皆、神聖な存在であるということを集合的に理解するようになれば、私たちの現実は劇的に変化するだろう。もし私たちが、空中浮遊、テレパシーの活用、時空を超えたアストラル旅行、この世の鋭い二元性の解消、物体の瞬間的な顕現、自然治癒を可能にしたらどうだろうか。これらは、今や、達成可能な、超人的な能力のように思える。
宇宙への意識を高めるには、天然のハーブやシャーマンが何世紀にもわたって使用してきた植物、またはその他の天然混合物を摂取するなどの方法がある。歴史においては、人々は人間の精神に深く入り込み、特に植物の混合物を通して、自分の周りの宇宙に対する「より深い」意識を発見してきた。これは、現代の私たちが一般的に認識しているような日常生活の中では見られない意識である。内面を見つめるというシンプルな瞑想も、ほぼ普遍的な認識で機能する。
宇宙的な意識は、互いの目を深く見つめることによっても得られます。顔の向こう側、服の向こう側、目の形や肌の色の向こう側、言葉の壁の向こう側、信念や肌の色や態度の向こう側を見よう。互いの目を深く見つめるとき、私たちは魂と、それぞれの顔の奥に存在する「内なる神」とコミュニケーションをとることができるのです。この「目を見つめる」意識は、すべての人間の顔は他のすべての人間の顔であり、すべての実体は宇宙意識の本体内で一つであることを示している。
宇宙意識は、私たちに、何も信じないで、すべてを疑うことを示唆している。それは、あなたが疑いを投げかけ、深く探求し、自分自身で発見する内なる個人的な旅であると捉えるとよい。あなたが「見えない領域」で現実として認識したものが、あなたの個人的な真実となる。宇宙的な意識は、あなたの直感に対する答えを示し、示唆するだけである。この気付きは、これらの名前が言語によって、無限であるものを想像する存在の能力によって、変化していることを示す。この気付きは、多くの時代を通じて多くの預言者を通して語り、時にはこれらの預言者の教えを中心に宗教が形成されたことを示します。
宇宙的な意識は、私たちが新しい方法で考え、新しい方向に目を向け始め、自分自身の中で探求し、3次元の思考を超えて4次元の意識、そして5次元の至福へと移行するよう促している。この意識は、今、地球に至福のエネルギーが注ぎ込まれていることを示している。そのエネルギーを体験できる人は、上昇し、健康、活力、喜びを見出すことができる。それらのエネルギーを感じることができず、古い思考パターン、恐怖、不安、貪欲、利己主義のパターンに住み続けている人々は、苦しみ続けるだろうということである。それらの人々は、この惑星で始まるであろう喜びと美の多くを、存在させることを逃すことになる。
この意識は、すべての実体がすべての生命の源に直接つながるパイプを持っていることを示している。私たち一人ひとりがチャネルとなり、無限と同調することができるのである。私たち一人ひとりは、生きている宇宙の体の中におり、この宇宙には、死んだり、永遠に消滅したりするものは何もないのです。生命の後には必ず生命がある。そして確かに、すべてのものは永遠に生きているが、時には違う次元で生きている。
しかし、古代ヴェーダ文献から量子物理学、瞑想や祈りから意図的な顕在化まで、多くの学問や実践が、実際の物理的現実と思考や意識を結びつけ、私たちの意識が単に知覚する現実から影響を受けるだけではなく、今度は、現実が私たちの思考から影響を受けるというフィードバックループを形成し始めているとの考え方に、収れんしてきているのである。
テオドール・カルーザは、5次元空間の場の方程式を含む「カルーザ・クライン理論」で知られるドイツの数学者・物理学者である。100年前の彼の考えは、「次元を増やすことで基本的な力を統一できる」というもので、この理論はずっと後になって超ひも理論として再登場することになる。アインシュタインの4次元重力とマクスウェルの電磁気学を等価にするために、5次元を代数的に用いて時空を4次元から5次元に拡張したテオドール・カルーザの研究は、さらなる関係性統一の理論展開の基礎となった。
量子数学の理論や計算では、現在では12次元まで許容される。しかし、素粒子レベル、あるいは量子レベルの現実に近づくにつれ、通常の「人間の論理」の法則は崩壊していくように思われるので、注意しなければならない。しかし、究極的には、私たちは皆一体をなしており、私たちが追究する限り、私たちは皆、宇宙的な意識を持っているのである。(11)
宇宙には、地球のような惑星が何百万と存在する。地球は、私たちが破壊的な行動をとる傾向がある限り、最も遠い、そして最も悪い世界のひとつである。しかしこれは、私たちが本当の意識について長い間無知であったこと、そして宇宙的な認識を失っていたことの結果なのである。そして、その無知は、人類が何世紀にもわたって受けてきた真実の隠蔽措置の産物としてのみ確認することができる。光をもたらす前に、人類がどのように、そしてなぜこれほどまでに低く抑えられてきたのかを認識しなければならない。
マヤ暦では、2012年12月21日から、地球は第4段階である「愛の密度」へのアセンションを達成しつつある。このアセンションの間、地球に住む魂は3つに分かれる。ネガティブな極性が強い人はネガティブなまま、自己への献身を続けることを選択する。ポジティブな道を選ぶには、個人の思考と行動の少なくとも51パーセントを他者への奉仕に捧げなければならない。ネガティブな道を選ぶには、それらの思考と行動の少なくとも95%が自己献身でなければなりません。この2者の間にあるのが、”無関心の陥没穴 “である。
(11) “Kaluza-Klein theories.” https://en.wikipedia.org/wiki/Kaluza%E2%80%93Klein_theory
この濃密な三次元の生活、つまり自分への献身に囚われている人たちを別の角度から見ると、これらの人々は、個人的で利己的な存在だけを支える活動への執拗な追求に陥っているわけである。その症状には、地位、物質主義、富、他者に対する権力、そして自分自身への執着が含まれる。同様に、これらの人々は、エゴによって動かされ、恐怖、プライド、無知、嫉妬、傲慢、独善によって燃料を供給される。情報は承認と利益のために売られる。彼らは、自分の功績に責任を持ち、他人をほとんど顧みない個人であると理解されている。これは、霊性的に自分を前進させるためには、彼ら自身の破滅となる。
逆に、4次元の生き方、つまり他者への献身は、自分自身とともに、他者のポジティブな現実の実現を促進することにコミットすることである。情報は自由に共有され、エゴの満足は明らかに欠如している。個人の旅は奨励され、認識され、評価される。すべての物事に愛が見られる。個人は個人で、そして無条件の愛を放射することを求めます。個人的にも集団的にも、無条件の愛をるように努める。個人は、コミュニティの成長を目指す集団の中で、お互いに責任を負っていることを理解している。
他者への奉仕において、常に仲間の役に立つ方法を探し、他の人の励みになることを探そう。人々を高め、とがめることのないようにしよう。暗い世の中で光の道しるべとなろう。ポジティブであろうとする人は、自分自身の負のカルマを「相殺」しなければならない。この惑星で生み出されたすべての否定的なものから生じた負のカルマの一部を「解消」しなければならない。そうすれば、私たちは解放され、再び第6密度の「守護者・教師」としての役割を果たし、銀河系に再びその場を提供することができる。その時、愛と光というポジティブな極性を持つ人々は、美しい新しい第4密度の地球に上昇する。そこで私たちは、共感と慈愛を学び、発揮することに取り組み始める。それはとても美しく、宇宙意識の「黄金時代」となるだろう。 第4密度では、「無限の創造主」のユニークな個別化された側面としての私たちの真の力に対して、あなたを開き始める。私たちが他者に献身するのは、単に私たちが他者を愛しているからであり、それは私たち自身がそうであるからだ。他者は自分自身の延長線上にある。だからこそ、「引き付ける法則」はそのように機能するのである。本当に、あなたが私にやっていることは何でも、あなた自身にもやっていることなのである。私たちは皆、無限の創造の中で、一つなのである。分離は幻想である。なぜなら、私たちは第3密度の中にあるものしか見ていないからである。私たちは、単に全体像を見ることができないのである。
意識のない脳は、不活性で生気がない。意識は物質が意識の表象であるように、意識は物質の表象である。全宇宙のすべての原子は心を読み、他の原子とコミュニケートすることができる。(with permission, (c) Brad Olsen, 2022)
2006年3月、その全体像がDNAの二重らせんのような形をした星雲をNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡が捉えた、我々の天の川銀河の中心にある巨大なブラックホール付近にある80光年の長さの星雲である。この画像を研究する天文学者は、抗しがたい磁気の力が絡み合った螺旋状の繊維を作り出したと考えている。(with permission, (c) Brad Olsen, 2022)