「給料」と「戦争」

すんなり受け取らされてしまうもの

訳読コメント(その12)

今回の訳読の冒頭に、いくつかの「歴史の緒言」があげられています。そのひとつが、「自分の給料が何に拠っているかが解っていない人に、なにごとかを解らせるのは難しい」です。現在、世界にはもう始まってしまった戦争があり、平和主義であろうとするためでも、どちらの側に立つかの選択を強いられます。戦争って起こってしまった時で誰かの勝利で、それが「何に拠っているか」は、「給料」と同じく、誰もが鵜呑みにさせられてしまっています。

この世の中に、隠された真実が在るのか無いのかと問われれば、「もちろん、あるだろう」が順当な返答でしょう。ただ、それが何か、意図的に隠されているのなら、その意図からを問わなければ、その真相に達しようがありません。

そうした時代に何を手掛かりにするのか、今回の本訳読のテーマは、「真実の封印」というタイトルです。

今回の章によると、ことにその隠蔽の最たるものが、第二次大戦後すぐに、UFOにからんで発生したとの議論で、すでに、異星人は地球に存在しているとさえ述べられています。

この議論は、すでに訳読第一巻の『「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性』でそのおおむねは論じられているので、重複した内容にはなっています。しかし、それから7年が経過してのこの議論であり、ことに近年のアメリカ社会の異様なあり様を見るにつけ、この議論をイントロに、今後展開されるさらに掘り込んだ議論が期待されます。

それでは、その「真実の封印」にご案内いたします。

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