よりにもよってヒロシマで

二つの連載記事の完結にあたって

この一か月少々で、二つのサイトで連載してきました二つの連載記事――「日本エソテリック論」と「人生はメタ旅に向かう」――がなんとか完結を見ましました。

一方、本号が発行される丁度この時、広島ではG7が開催中で、それにウクライナのゼレンスキー大統領が意表をついて合流し、日本のヒロシマの地が、あたかも世界の対立を物語る焦点となっているかのようです。

上記連載記事のひとつ、「原爆はなぜ日本だけに落されたか」に述べましたように、そのようなかつての戦争の終結がありながら、今回、そのヒロシマに世界の首脳が集合して、人類の悲惨で愚かな対立をさらに推し進めるかの合意を確認しようとするのは、その原爆投下だけでなく、その大戦で命を奪われた数千万人の人たちへの、あまりな無感覚の現れかと考えます。

そこで、こうしたあらぬ方向へと動く世界とこの二つの連載記事の時間的な符号を、単なる偶然なのかどうか、ここにあらためてご案内をさせていただく次第です。

 

 

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