人間誘拐と畜牛切断

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その23)

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【新版(Second Edition)に基づく】FutureEsoteric-cover-2-web


人間拉致と畜牛切断

 

「次の戦争は惑星間戦争になる。いつの日か国民は、他の惑星人の攻撃に対する共同戦線を構築する必要がある。」――ダグラス・マッカーサー元帥、1955年

 

UFOに関連する謎の中で、畜牛の切断と人間の拉致は、報じられる諸現象の中でもっとも奇妙である。北米全体にわたって、何千匹もの農場の動物が外科的に切断されている。ことにグレート・プレーンズや南部ロッキーマウンテン各州、特にコロラド州とニューメキシコ州においてそれは顕著である。そうした切断は、他の家畜にも行われているが、そのほとんどは牛に行われている。その一般的な説明は、それが「オカルト」の宗教的な行動に関連したものというものだが、今のところ、まだどんな集団も名乗り出てもいないし、逮捕もされていない。連邦政府はその捜査になんら乗り出しておらず、司法省もそれを、「個人による儀式あるいは祭事としてなされたもの」として、何ら問題としていない。しかし、トリニダードのコロラド州地方検事局の主任調査官ルー・ジロードは、南コロラド州のその神秘的で、無血で、痕跡のない動物の死亡事例を調査するために配置された。彼は、犯人は「この惑星のものではない生き物」、と結論づけている。

ここで再び私たちは、牛の切断という「超奇妙な」現象を報告する者と、それに関連して、ETによる拉致現象を報告する者との間に、明確な区別をする必要がある。問題は非常に黒白明白で、何のグレーゾーンもない。それは、単に信じられないとするのですむのか、それとも、その目撃者の人生をまったく変えてしまった経験であるのか、その違いである。それは、「公式なもの」を信じてしまう人の好さであろうと、同じことを信じるまいとする疑い深さであろうと、大差のないことに注目する必要がある。もし、圧倒的な証明や論理的理由や確からしさがないのであるならば、何の議論もしようのない。いずれにせよ、動物切断の残骸を目撃したり、拉致されたと主張する何千人もの人々にとって、ひとつのET関連の現象が存在していることに疑いはない。牛の切断や人間の拉致に関する重大な問題は、そうした話がどこからきているかである。それはそこで発生しているのか、それともどこからやってきたのか、それとも両方の組み合わせなのか。あるいはまたしても、私たちは集団幻想を扱っているのか。

 

グレート・プレインの魔の畜牛切開手術

何を典型的な動物切断というべきか。多くみられるのは、唇がなくなり、顎の筋肉が骨を残すだけに取り除かれ、そして、舌も除去されている。他の場合では、片目が外科的に抜き取られ、耳の索がなくなり、センチメートル角の皮膚がはぎとられ、直腸は楕円錐形状にくり抜かれ、雌からuttersが取り出され、雄も雌もその生殖器が切除され、妊娠中の雌は、胎児は取り出されているものの、胎児袋は切られていない。

これらが、獣医、調べに当たった保安官、あるいは自分の貴重な家畜を失った牧場主といった、信頼できる関係者の目撃報告にもとづく共通した医学的所見である。しかし、それはさらに奇妙さをいっそう駆り立てる。すべての血液は抜き取られ、すべての血管系統は無傷で、しかもどこにも一滴の血液もこぼれもない。舌は口中のはるか奥で切り取られ、引き裂かれてもいない。いくつもの切断が幾夜も連続して発生していても、人間の形跡の証拠はない。オカルトの説明を別にして、連邦政府はまた「コヨーテ」のせいにするが、どの傷にも血液は残されていない。常に二つの穴があるが、死体の内部には血液は一滴もない。生殖器は特定の部分がなくなっている。死体は、上から落下した様子があり、地上で死んでいる。しかも、牛の切断現象は、半世紀の間、常時、発生している。

こうした現象を実行している一味は、明白に、非常に精密な手法を用い、血液、目、舌、ヘモグロビンを採取し、特定の身体部分を切除している。いくつかのケースでは、切除は細胞の間を切断してなされ、そうしたプロセスは、私たちの技術では、野外の仮設病院でなしうるものではない。数千もの個別のケースが報告されているが、現在までに、一例も逮捕者も出ていない。こうした状況は、この切断を止める何の手段もないことを示唆しており、なぜそうしたことが発生しているのか、それらしい説明がされてもいない。周囲に何の足跡も残さず、雪上に落されたそうしたいくつもの死体について、政府の説明は何もない。また、これらの動物には、6,350キロにも達するものがある。こうした動物切断の現象が1960年代半ばに開始して以来、5万件以上の報告がある。

牛と人間は、遺伝的に似ている。全国的災害が発生した場合には、人間は牛の血液を使用することができる。そればかりか、人間の切断の場合も発生している。その最初は、1956年、ニューメキシコ州ホワイトサンズのミサイル試験区域で起こった、ジョナサン・P・ロウェッテ軍曹の行方不明である。朝3時、その軍曹が「円盤型」の物体によって拉致されるところが目撃され、その三日後、一人の空軍少佐が、その区域でミサイルの破片を捜索していた際に発見された。その彼の性器は切除され、彼の直腸は外科的に精密な方法で抜き取られていた。彼の両目は抽出され、体内のすべての血液は、またしても、血管にいかなる虚脱もなく、抜き取られていた。

 

奇怪な谷間

コロラド州とニューメキシコ州に横たわる世界最大の高山渓谷、サン・ルイス・バレーほど、多種、多様、そして異常な動物切断が発見されている場所は、他の北米のどの地域にもない。「切り刻まれた馬」と呼ばれた世界初の動物切断のケースは、1967年9月、グレート・サンド・デューン近くのキング農場で発生した。このケースの結果、サン・ルイス・バレーは非常に珍しい家畜切断現象の公表の発祥地となっている。それ以来、何百頭の動物――主に放し飼いの牛――が、その谷の周りで異様に虐殺されているのが発見されている。その他の地域では、中西部や南西部で数千頭以上が発見されている。ほぼそのすべての切断された動物は、血液、目や他の顔の部分を欠いて発見され、これらの体の部分は精密な熱レーザー切開によって切断されていることを示している。ほぼすべての切断動物は、その「軟体組織」である肛門がくり抜かれ、生殖器が外科的に除去されている。胎児は、恒常的に妊娠牛から採取され、特別に標的とされていることがうかがえる。

「実物」の動物切断場所の付近では、食肉動物も人間も何の足跡もなく、それらの多くが、検出可能な放射線レベルを伴う焼け焦げた地面の近くで発見されている。死んだ動物のいくつかは、上部から落とされたらしく、それは、死体のすぐ上の木の枝が折れていたり、落下の衝撃から動物の骨にひびが入っているということが証拠となる。わずかではあるが、動物切断の場所に追加の手がかりがある場合もある。そうしたことから、動物切断の罪で、誰も正式に告発もなく、有罪とも判決されていない。世界最大級の高山渓谷として、サン・ルイス・バレーは大陸の最高点に祭壇のように鎮座している。少なくとも一人の研究者は、こうしたおびただしい動物切断がゆえに、この渓谷を「北アメリカの生け贄の祭壇」と表現し、中央アメリカのピラミッドの頂上の祭壇と並べてたとえた。

サン・ルイス・バレーはまた、UFOや超常現象が頻繁に出現する場所で、特に、グレート・サンド・デューンやブランカ・ピークの周りや上空がそうである。そうしたUFOの目撃には、地元の人々が言うように、正体不明の航空機、飛行金属球、不思議な浮遊光、そして地元の人々がそう称する「安物花火」などがある。 文書として残るUFOに関する非常に奇妙な数千もの話には、暗号手段、人間の拉致、skinwalkers、アメリカ先住民の魔術師民話、地下秘密基地やその入り口区域、そして名高い黒いヘリコプターを含む秘密の軍事活動といったものが、渓谷の中や周囲で報告されている。かくして、サン・ルイス・バレーは、北米の他の地域ではそれほど多様な珍現象は見られないために、アメリカの第一級の未解決で謎の現象の「ホット・スポット」とされている。

ネバダ州のエリア51やニューメキシコ州のホワイト・サンズといった、北米の他の主な超常現象ホット・スポットに共通する特徴は、近くに極秘の軍事的施設を持っていることである。コロラド州のサングレ・デ・クリスト地域の東側斜面には、シャイアン・マウンテンの地下深くに位置するNORAD基地がある。それは、世界で最も秘密にされ、厳重に防備された軍事基地である。サングレ・デ・クリスト地域やグレート・サンド・デューン内には、ETが使用する秘密地下基地や異次元への入り口があるとの報告や見解がある。アメリカ先住民の伝説にも、サングレスには「玄関」と言われる、別の世界や次元への暗黙の通路がある。遠い古代から今日まで、奇妙な現象がこの谷間での恒常的な特徴となっている。クレストンのサン・ルイス・バレーの町では、いく度も、UFOや神秘現象の会議が開催されている。北米の高地にあるこの神秘的区域は、大陸の他のどの地域よりも、UFOの発生率の高さが報告されている。

 

UFO

ネバダ州ルート375、別名「ETハイウェイ」付近のエリア51は、広大なネリス空軍基地内の小部分である。しかしエリア51は、何十年にもわたり軍が凍結ETを格納し、生きているETを隠し、そして、特定航空宇宙業者によって逆工学科学のために使用されている回収ET宇宙船の様々なモデルを保持している場として、最大の注目を集めている。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

動物切断

これらの写真は、著名な畜牛切断研究者クリストファー・オブライエンによる。これらはすべて、サン・ルイス・バレー周辺で撮影された。第一の写真は、1999年1月コロラド州フーパーの件を調査し、第二は、1996年3月、同州デルノルテで撮影された子牛で、彼は「最も奇妙なケース」としている。第三は、2010年7月に発見されたニューメキシコ州サンアントニオ山のケース。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

 

ヒル夫妻の遭遇

ETの拉致現象に詳しい者なら誰も、ベティとバーニー・ヒルという白人と黒人の夫妻のことを聞いたことがあるに違いない。1961年9月19日の夜、ニューハンプシャー州のベティとバーニー・ヒル夫妻は、カナダからの帰り道を運転していた時、恐ろしい経験に身をさらすこととなった。しかし、その最初に体験したことは、失われた記憶だった。彼らは予想よりも数時間も遅れて家に到着したのに、その帰り道で何か異常なことがあったのかどうか、何も思い出せないことだった。

数ヵ月にわたる原因不明の精神的苦痛を体験した後、同夫妻はもうそれ以上は耐えられず、彼らはベンジャミン・サイモンというボストンで開業する精神科兼神経科医のもとをたずねた。周到な時間回帰催眠治療を通し、ベティとバーニーの二人は、その行方不明の2時間に何が行われたのかを正確に思い出した。驚くべきことに、彼らは、異星人たちによって非常に高度な航空機に乗せられ、さまざまな悲惨な身体実験にさらされていたという、きわめて詳細な話を提供したのであった。

このベティとバーニー・ヒルの事件以来、数千にわたる同様の話が世界中で報じられた。そして1981年、故バッド・ホプキンスが『Missing Time〔失われた時間〕』を出版した時、転機が訪れた。ホプキンスは、数例の拉致を取り上げ、少なくとも一つの異星人種が人間を日常的に拉致しているという説を打ち立てた。ホプキンスは、その後、不吉な関連の可能性を明らかにし、異星人は、いくつかの遺伝的操作の一部として人々を拉致し、その目的は、人間と異星人のあいの子を作ることであるとの見解を表した。

。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

ヒル夫妻は、ニューハンプシャー州の田舎道を通っていた午後10時30分ころ、異星人によって拉致されたと信じている。同夫妻が長年にわたり保存してきた報道記事によると、彼らは最初、それが航空機とは思わなかったが、遠くに明るい光体を見つけた。その飛行体が彼らに近づいた時、彼らは道路の真ん中に停止し、それが円盤状の形をしており、その内側に人間のような姿を見た。それが非常に近くに近づいてきたので、彼らは怖くなって走り出した。彼らは後に、いくつかの理由で、拉致されたと考えた。それらは、彼らは56キロを運転したのにその一部であるほんの断片の記憶しかなく、彼らの時計はそれ以来、正確に動かず、そして、バーニー・ヒルの双眼鏡のひもが引き裂かれているのに、かれは何も覚えていないことである。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

 

人間拉致

少なくとも数千、おそらくは何百万人もの人たち(全人口の1パーセント近くとの報道もある)は、高度なETによって自分が拉致されたと主張している。これほどまでの大きな数字は驚異的であり、この問題に専念した真剣な注目が必要だが、まだそれらしき動きはない。拉致被害者は正気を失った人々ではなく、実際は、ほとんど正反対である。これらの人々を概略すれば、彼らは平均以上の知性を持ち、精神科の既往症はまずなく、明らかに何らかの精神的外傷にさらされた人たちである。彼らは、その話が意味する信じがたさの反動から、往々にして、自らの経験を隠そうとする。

拉致自白のもう一つの共通点は、それらはすべてほぼ同じ状況を経験していることである。 M.I.T.の拉致会議で、ハーバード大の拉致研究者のジョン・マックは、「これらの拉致被害者が言っていることとは、自分に起こった起きていない出来事とは、いったい何であるか、ということだ」と言う。拉致経験の観察をまとめて、マック博士こう書いている。

「私は、自らの世界観の枠内においてそうした各人の報告――それらの人たちは、幻想や妄想や奇妙な夢あるいは他の何か歪んだ現実をもっている――を受け入れるのか、それとも、自分の内実、存在、エネルギーといったものが異世界からの顧客を受け入れることができるように自らの世界観を修正するのか、そのどちらを選択するのかを問われた。第一の選択は、私の世界観や現実に関する従来の考えとは矛盾しなかったが、そうした現実データには適合しなかった。第二の選択は、自分の思考基盤とは矛盾したが、私が発見したものとはいっそうの適合性があるように思えた。そして、無理に合わない鋳型に私の顧客を強制し続けるよりも、私の世界観を修正することの方がより論理的で、知的にいっそう正直であるように思われたのであった。」

マック博士が患者の拉致記憶に見たパターンや共通要素は、以下のようなものであった。(1)多くの場合、拉致被害者を使って異星人と人間のあいの子をつくろうと、医療および外科的手法を使用。(2)地球と人類の存続に関し、生態学的警告を伝与。(3)変化と意識の拡大現象への取り組みの開始。(4)それらの異星人種との最終的な関係の開発。

彼らが拉致中に入れられたと主張していものは、多くの場合、彼らの鼻、頭蓋骨上部、耳や腕の中に位置に発見された。拉致された人たちが何かを埋め込まれたとする考えは、あまりに突飛であるのだろうか。ペット動物は頻繁にチップを入れられ、時には、切断された動物の死体からも埋め込み物が発見されている。今日、刑務所からの釈放者には、RFIDチップが移植された者もいる。 RFIDチップは、企業の従業員にも導入されており、最終的な成果は、移植された人に有益であるように作られているようである。クリスチャン原理主義者は、移植されたRFIDチップを、「666」〔聖書にある悪魔の番号〕とか「獣の刻印」の一種と見ている。

 

犯人は誰か

地球上の人間の拉致や動物切断のほぼすべては、グレイと呼ばれる、数種の亜種をもつ、小さな爬虫類人種によって行われている。ゼータ・レティキュラ人として知られたグレイは、2つの異なるグループに分けられる。一つのグループは、人間に対し少し寛容であるようだ。他のグループは、惑星地球を征服し植民地化することを考えている。特定のグレイは、すべてのグレイがドラコニアン人に支配されている場合、グレイのうちのレティキュラ人とビーレトラックス人種に影響力を持っているらしい。また、黒いヘリコプターが動物の死体の落下に関連していることに注目すべきである。つまり、移植を受けた人間は爬虫類人種の支配下にあり、かつ、動物切断の謎にひと役かっている可能性がある。拉致を行うグレイは、人間とテレパシー通信を可能にする結晶体指令装置を持っていると言われている。そしてこの装置により、完全に被害者を征服することができる。その結晶装置は、信じられないほどの容量をもった送・受信機であるという。それは、プログラムされた場合、特定の周波数で逆作用をおよぼし、さらに、音色や音を出すことができる。その結晶体は、自然界の情報を自然に吸収することができる。拉致に際しては、ほとんどの被害者は、小さな3ミリ径の球状の装置を、鼻腔を介してその脳へ挿入されている。この装置は、拉致被害者の継続的な生物学的モニタリング、追跡、マインドコントロールのために使用されている。グレイはまた、拉致被害者を催眠状態にさせるエネルギー力――高周波数で放射すると言われている――を持ち、すべてのET工作員と交信している。

グレイは非常にテレパシー的で、知性的な科学者であり、全宇宙に多く存在している。グレイは、論理を基盤とし、動物の生存や捕食本能に立って行動し、人間の感情には感知しない。グレイは、背丈が1ないし1.3メートルで、その皮膚の色は灰褐色から灰青色そして緑色灰色さらにグレー白に至るまでにおよんでいる。彼らは、私たちが地球上で行う自然再生方式の代わりに自分自身をクローニングさせて繁殖する。しかし彼らは、再クローンのたびに遺伝子のコピーを劣化させ、問題となっている。彼らの人間に対する態度は、見下した寛容さがある。彼らは技術的には優れているが、精神的、社会的には遅れている。

それらの問題は、蛇の人種に属する彼らの脳あるいはその知性に現れ、より大きな爬虫類人種は、身体的に過負荷になっていると言われるものの、グレイより高い「知性度」となっている。人間や動物の蛋白質や体液を食料源とすること以外に、彼らは、他の爬虫類人種のように、人間の「気」や「生命エネルギー」あるいは「生命エッセンス」さらに「魂エネルギー」を食用にしていると言われている。彼らに基本的にプログラムされているのは、他の人へのサービスや共有ではなく、自身へのサービスである。私たちの世界は、彼らが征服しようとている唯一の世界ではない。

他の爬虫類人種と同様に、彼らは人間や動物の重要な体液を、自分の体に「液体タンパク質」剤としてすりこみ、そして皮膚からそれが吸収されることで食用としている。脱皮する典型的な爬虫類と同様に、「廃棄物」は、皮膚をとおして排泄される。そうしたグレイは胃を持っておらず、皮膚を介するかその舌の下に吸収することによって、それらの食べ物を消化する。彼らはこの惑星を、生物材料の供給基地として使用し、人間の拉致や牛の切断のほぼすべてに加担している。しかしドラコニアン人が拉致という惨い仕事をしたがらないように、グレイもそうではない。彼らは、そのプログラムされた生命体(PLF)あるいは人間を、自分の支配のもとに置きたいのである。

ドラコニアン人はグレイの亜種で、より厳密にはグレイの首領である。爬虫類人種社会の中の指令階層では、翼を持つドラコが最高に位置し、指令の第一となる。第二は、非翼のドラコで、次に位置する。その後に、多く種類や人種のグレイがくる。序列の最低はPLFクローン化されたあいの子人種で、地球の地下で生産されている。このグループには、グレイの遺伝的な分岐種を含み、現在での地球人への最大の危険をもたらしている。

 

あいの子人種

ディスクロージャー・プロジェクトのスティーブン・グリアは、やむにやまれないインサイダー証言において、UFO拉致のほとんどは今、人間の影の政府や秘密集団と結託して開発された、いわゆるPLFまたはプログラムされた生命体によって行われていることを明らかにした。つまり、グリアによると、私たちがいったんその秘密集団を倒せばそうした拉致を停止することができ、UFOの隠蔽を終了することができる。グリアの接触で確認したところ、PLF技術はグレイから取得したもので、それは、一部人間一部エイリアンである「生物ロボット」を作成するための高度なクローニング技法であった。

これを行うために、ヒト胎児が人工的に試験管環境で育てられる。子宮の中で成長するというその圧力がないと、それは胎児の体形と特長に決定的な影響を残し、成長した時、 大きな目や頭や細い身体をもたらす。PLFは、その外見が似ているため、よくグレイと間違えられるが、遺伝学上のあいの子は人間とはまったく違っている。 PLFの技術は、1960年代初頭にはじめて完成し、すぐに広く使用されるようになった。これが、名高いベティとバーニー・ヒル夫妻の事件〔1961年〕の前に、ET拉致の報告がない理由である。

45年以上にわたり拉致現象を研究してきた、テンプル大学教授デビッド・ジェイコブス博士――高い評価を受けた本『The UFO Controversy In America and Secret Life』の著者――は、拉致は、地球上の人間人口をあいの子を繁殖させて置き換えようとする試みの手段とみなすようになった。彼は自分の結論について、ことにそれがETや拉致現象についてまったくあるいはほとんど知らない人たちにとって、それがいかに奇怪なことかを承知し、やや謝罪的である。そうしたジェイコブス博士によると、プログラムは膨大であり、すでに多大な時間を費やしている。そしてそれは、秘密下で、ゆっくりかつ慎重に進行している。ただし、その生存期間は、約80年の平均寿命しかもっていない人間よりも長いようである。しかしETはそれよりはるかに長い寿命があり、その最終的な目標に到達するためのより多くの忍耐と時間を使えるようである。そして、拉致専門家によると、その目標は、あいの子人種で人類を入れ替え、私たちの惑星を乗っ取ることである。ジェイコブス博士は、ETの意図があいの子人種の大衆を構築することは確かで、やがて準備が完了した時、その「引き金工作」は、私たちのインフラや文化を骨抜きにし、あいの子人種が公然に本惑星の乗っ取り計画を開始するものと推測している。

 

何が巧まれているのか

グレイは、PLFの拡大をまって、人類の支配を維持するために、彼らの精神領域を強化するという能力を備えている。時には人間がグレイと共に働いているのが目撃されている。これらの人間「ドローン」は、移植を受け、プログラムされている。彼らがグレイと働くのが、自ら望んでであるか、望まずであるのかは不明である。そうした人間のアシスタントは、拉致された人がその間に観察した証言によると、「生気がない」とか「無感情」に見えるという。同様に、グレイに関するかぎり、PLFは、自分自体がなく、他の誰かのために働くために作成されたものである。 PLFにはいくつかの異なるレベルがあり、独自に機能していないことを示す多くの事例がある。グレイとPLFにはさまざまな種類があり、それらは高次からの命令で動いている。彼らはすべて、プログラムされたサイバネティック生物である。

アイゼンハワー大統領は、軍事目的のために高度技術を獲得する盲目の探求から、グレイと会いグレアダ条約に署名した。しかし、これは議会を通過せず、地球の人々にも知らされず、したがって、有効な条約ではない。だが残念ながら、企業に支配されたマスメディア、NASAそして米国軍部によって促進される「愚かさの幕」がいまだに存在し、沈黙のうちに多くの拉致被害者を出しつづけ、あらゆる著名な科学者や研究者を対象から遠ざけている。この分野はただ、信じるには空想的すぎるかのごとくである。

グレイは人間に対し非常に虚偽的であり、彼らの「論理」にもとづく行動(彼らには拉致は「論理的」)でありながら、自らの目標を達成するために極めて複雑な詐欺行為をも使用する。彼らはUFOの出来事中に最も一般的に観察されるETである。彼らは巧みにテレパシー通信を使用する。爬虫類人種の他の異なった人種はすべて、全てが共通の目的を持った、一種の緩い同盟組織のメンバーで減少中であるが、人間や動物に直接作業を行っているのは、グレイとPLFである。

 

人間のクックブック

グレイは、大規模に人間の女性を妊娠させ、その後、その胎児を摘出している。その生体材料のほとんどは、牛の切断からもたらされている。しかし、今では、彼らは人間切断を行い、対象者を殺したことが知られている。1940年代の末、墜落したグレイのUFOから人体の部分が発見され、米軍部や科学担当者にショックを与え、関係するすべての現象は、その多数で奇怪さをます発生に対処しうる計画が開発されるまで、秘密にされなければならないとの信念を強化することとなった。

背高グレイは、爬虫類人種ドラコの主とともに、アリューシャン列島付近の伝説の基地で、何世紀にもわたって地球に居続けている。 ETによる拉致と人間の失踪にかかわるさらに古い基地は、ソロモン諸島のガダルカナル島首都ホニアラの西約70キロにあるポポリオン山域にある。また、ソロモン諸島の本島のマライタ島では、その円形のサンゴ礁の入り口から約5キロ入った湖が基地の出入り口となっている。この火山島の地下は、非常に珍しい宝石――ダイヤモンドよりもはるかに高比重――の爬虫類人種の採集地となっているようだ。

アメリカに戻れば、最新の推定によると、1,000人以上のグレイが現在、遺伝的実験を実施している、ニューメキシコ州のダルシーの地下基地で働いているらしい。市販されている何部かの書籍は、グレイは私たちに友好的あり、拉致は合意のうえであると書いている。だが、これは全く真実ではない。彼らは、非常に問題ある生物であり、自らの利己的な目的のためにこの地球におり、私たちが自由奔放に収奪するためである。彼らはこの社会の人々を、刈り取りし収奪するための人工的に作られた動物と同じようと見ている。

グレイは、私たちを犠牲にして自分の種を再生産しようとしているらしい。彼らは明らかに、何らかの核ホロコーストに会ったか、あるいは、進化の釣鐘型曲線の下降線上にあって、根本的に彼らの自然な再生産能力を失い、進化ではなく「退化」の途上にある。いずれにしても、語られているいくつかの解剖例によると、グレイの消化器官は萎縮し、他にも多くの身体的な問題を持っている。バッドホプキンスによると、〔グレイの基地への〕侵入者が概説したように、彼らは人間と交配することを試みている。彼の本は、あるインディアナポリスの女性が、その意志に反して、十年間に7人のETとのあいの子児を生まされ、そのうちの一人も自分で育てることを許されなかった詳細を書いている。彼女はそれ以来、そのトラウマに捕らわれてしまっている。

 

拉致の意味とは

彼らが化けた体から出されたのでもなく、その目的のために何人かの男から抜き取られた精液によってのものであり、男に働きかける女悪魔と同じ悪魔が、女に働きかける男悪魔になっていると考えられる」。あるいは、同時代のボナベンチュラという名の著者はこう書いている。「女の姿の悪魔が男たちを誘惑し、巧みに彼らの精液を出させ、その悪魔は、その精液をその後まで生かしておき人間の拉致は、かなり多く行われてきたが、その頻度は、最近の数十年で加速しているようである。生殖目的のためのETによる拉致の記録は、過去数千年にもわたっている。そうした報告は、多くが早期の教会関係者からのものであったため、際立った注目は11から12世紀の現象に寄せられた。トマス・アクィナスは、彼の13世紀の著書『神学大全』にこう記した。「もし、悪魔との性交により子が生まれた場合は、その精液は彼らのものでも、あるいは、、そして女に働きかける男悪魔になって、女性の体内にそれを入れる」。

カーラ・ターナー博士は、彼女自身が拉致の生還者だったため、その体験によって打ちひしがれた多くの拉致被害者を献身的かつ同情をもって助けた。ターナー博士の著述によると、拉致の被害者のほとんどがもつトラウマの一部は、政府による支えや、公式の生還者のグループの支援の欠如によると指摘している。同博士は、客観的で独立した拉致研究をしつつ、すべての他の組織によって提供される事実上の嘲笑と否認を切り刻むことから始めた。彼女は、それがどのように奇妙に聞こえようと、真実を伝えることを恐れなかった。その中にこのような発言があった。「移植をもってすれば、政治的指導者に影響を与えるのも簡単なことだと個人的に思うのだが」。博士ターナーは、自分の研究を議論するために、モンテル・ウィリアムス・ショー〔米の1991-2008のトークショウ〕や他の番組にも出演した。彼女は末期癌の特に致命的な症状から48歳で亡くなった。1996年初めのその彼女の他界は、そうした仕事を止めるように要求する複数の死の脅迫を受けた後の、きわめて突然なものであった。ターナー博士の死以来、UFOの調査に関与する他の人々もまた脅迫を経験し、疑惑を生まれさせないように内部告発者を消し去ろうとする動きが見られた。一部の人たちは、博士ターナーの癌は先の拉致の際に受けた放射線に起因するとの疑惑をもっているが、確認のしようがない。彼女は、「ドラコニサイド」と彼女の呼ぶ、爬虫類人種の残虐行為を社会に警告した。彼女の最も注目すべき声明はこう訴えている。「異星人は、私たちの身体から意識を抜き去り、自分の体を支配できなくさせ、彼らの意志を植え付け、私たちの意識が戻るまで、私たちの体を彼らの活動の手段として使っている。」

ホイットリー・ストリーバー――自分の拉致経験について書いた最も著名な被害者――は、1985年、人間ではない存在によって、ニューヨーク州北部の彼の小屋からに拉致されたと報じられた。その2年後、彼は最初のノンフィクションの本『Communion』を書き、つづいて何冊かを発表した。ETの研究者の間では「ペットの理論」と呼ばれる見解がある。それは、ETは、個人にとってもまた全宇宙にとっても、客観的な現実かどうかと、私たちの霊理性の「鏡」の役を果たすと言うものである。ストリーバーは著書『Majestic』の中で、この説についてこう書いている。「その相手(ET)にしてみれば 、彼らに会っている私たちは、自分自身に会っているのである。そして、そういう彼らが悪魔とされている」。そもそも、私たちの内部の受容や投影から離れた客観的現実というものは存在しないという考えや霊理といったものは、古代以来、多くの神秘的思考体系の基盤である。その意味で、それがETであろうが隣人であろうが、私たちが見たり経験したりするものは、私たちの心の産物である。この見解は、それが私たちの心の持ちようを変えたり脅威をのぞくことから、恐怖心を軽減させる。同書全体を通し、こうした本義的解決が、適切な行動をおこさせる私たちがすべき内部作業であるとして述べられている。そして同書は、行方不明の人たち、ことに跡形もなく消え去った子供とは、報道上の現象であると述べる。1980年以来、米国だけで、毎年、少なくとも2万人の子供が行方不明になっていると報告されている。

 

埋め込み処置された人類

アンドロメダ評議会は、地球のかなりの割合の人口が知らないううちに埋め込みを処置され、グレイのエーテル・身体的な移植技術によって負の影響を受けてきていることを知っている。ここで簡単にアンドロメダ評議会を再説明すると、これは三から六次元の人間存在による銀河“際”統治機関で、人類に対する特定の親和志向を持ち、地球住民が爬虫類人種の支配から自由になる権利を持つことを確信している。その支配の技術は、人類を、不安、恐怖、従属、操作そして支配された状態にとどめておくことによる。いくつかの身体への埋め込みが発見され、この数年間に地球の医師によって除去されているが、私たちの現在の霊理的進化と技術の段階では、まだ、その検出や測定ができず、かつ、グレイが使用したエーテル・身体的な移植技術を排除するための手段を持ちえていない。

地球の自由になり代わって、アンドロメダ評議会は、そうした混乱を一掃するために貢献しているが、依然として、行うべきことは多々存在する。特に厄介なのは、数千人、おそらく数百万の地球人に行われた微細〔チップ〕埋め込みで、それはいまだに存在し稼働している。その結果、グレイが人間にもたらしてきた霊理的、心理的、感情的な影響と多重な問題は、完全に解決するには相当な時間を要する。彼らは非道にこの惑星の無知な人々を奴隷にしようとしてきた。そして、〔地球の〕既存支配者によってグレイらの存在が秘密にされる限り、地球人は様々な点で無知のままに放置され、支配され続けるだけでなく、その間、真の人間的進化の前進と精神的な自由の達成がなされないままにされる。彼らの影響力は強くなっており、人類、ことに埋め込みの支配の下にある者は、それから自由になるためには長い時間を要する。つまり、最初に私たちが知るべきことは、本当に何に対するかである。

 

UFO機体

これは、「ET再生産飛行体」とか「フラックスライナー」と呼ばれる、逆工学による断面図。乗組室は、緑のガラス状部材に埋め込まれた銅色の線の大きなコイルに囲まれた複合球体である。中央の柱は、非常に大きなテスラコイル装置の二次巻線を擁している。飛行体の基部は直径約7.3メートルで、それぞれ8枚のプレートをもつ、48個の非対称平板コンデンサ部から構成されている。中央柱の各部の電力パルス量を変化させたり、Biefield-Brown効果を利用して操縦する。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

【本章完了】

 

参考文献

An examination of all the known EBEs and their motivations for interacting with Earth:  www.bibliotecapleyades.net/vida_alien/esp_vida_alien_19a.html 

Ashtar Command

www.reptilianagenda.com/research/r110199j.html

Contributors: Michael E. Sala, Ph.D.   various research studies, www.exopolitics.org

 

 

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2nd edition


Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen

http://cccpublishing.com/FutureEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2016


 
 
 

 

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