これまで数年、急速な上昇を示してきたオーストラリアの賃貸料金が、沈静化の傾向を見せ始めています。オーストラリアの主要都市、ことにシドニーやメルボルンでは、市中のいたるところにアパート建設のクレーンが林立し、まさに供給の最盛期に達している感があります。そうした供給の増大によって、賃貸市場は供給過剰な状態になってきています。
2015年12月1日、連邦準備銀行は定例理事会を開き、政策金利を史上最低の2.0パーセントのままに据え置くことを決定しました。この決定により、5月以来、8ケ月連続して2.0パーセントが維持され、新年に移ってゆくこととなります。次回の定例理事会は、2月第一火曜日の予定です。