メルボルン大学の研究所が毎年実施しているHILDA〔家計・収入・労働動態〕調査によると、2017年の家計可処分収入の中央〔Median〕値は80,095ドル〔572万円〕で、インフレ換算値で、2009年より542ドルの減少となった。また、同収入の平均〔Mean〕値は、過去8年間で3.5パーセント(3,156ドル)伸び、2017年で93,734ドル〔670万円〕となった(グラフ参照)。 詳細記事

私〔ジェニファー・ヒューイット記者〕は今、「ブーメラン世代」〔訳注〕が意味することを実によく認識しはじめている。シドニーとメルボルンの急激な住宅価格の上昇に関する私の経験は、深く個人的なものだった。だから、私は一般的ケースに従って、それに安心すべきとも警戒すべきとも、何とも言えない。しかしそれは、なぜターンブル政権が大きな問題を抱えているのかは明らかにしており、有権者の感覚に経済的締め付けを訴えかけうる余地はほとんどない。【オーストラリアン・ファイナンシャル・リビュー紙 2017年8月2日記事の本サイトによる邦訳】 詳細記事

6月27日に公表された昨年8月実施の国勢調査(Census 2016)の集計結果によると、今回の調査結果の特徴のひとつが、一戸の住居に6人以上が住む多人数世帯が急増していることです。たとえばシドニー地域では、5年前の調査と比較して、6人以上居住世帯の数が21パーセントの増加をみせ、5人世帯の増加率10.2パーセントの2倍となっています。これは、住宅価格の高騰に伴う賃貸家賃の著しい値上がりにより、やむをえず、一戸の住宅をシェアーして住むケースが増えているためと分析されています。 詳細記事

メルボルン大学の研究所が実施するHILDA〔家計・収入・労働動態〕調査によると、2002年から2014年の間に、オーストラリアの貧困層は縮小し、社会福祉への依存は変っていないが、長期的貧困はまれなものとなっている。しかし、平均的な暮らし向きは改善しておらず、住宅価格の上昇にも拘らず、家計資産は増減はない、といった全体像が報告された。 詳細記事

住宅価格の高騰により、オージーの夢である自宅保有がしだいに困難になりつつあります。今週発表されたメルボルン大学の調査によると、2001年から2014年の13年間に、オーストラリア人の自宅保有率は3.5パーセント・ポイント低下し、この先数年間に、半数を割り込むだろうと予想されています。 詳細記事

もしあなたが両親宅にパラサイトする二十代後半世代なら、用心なさい。あなたの両親が計画していることに、あなたは入っていないかも。

一世代昔のリタイア生活中あるいはその準備中の人なら、大家族向け住宅に住み、子供や孫に資産を残すことを考えていた。しかしもうそれは過去のこと。ファイナンシャル・プランナーが言うには、今日、人生最後の数十年を前にしたベビーブーマー〔団塊世代〕にとっては、「自分優先」が原則という。 詳細記事

それはビシャリとした法判断だった。シドニーの名門校キングス・スクールの卒業生、ロバート・ウィルコックスは、誰もがうらやむ人生をスタートし、楽しんできたが、祖父の資産を相続できるとの彼の期待は、彼の母親との間で紛争の種となった。

今年(2014年)一月、NSW州高等裁の判事マイケル・ペンブロークは、「予期される彼への遺産相続の多くと同じく、彼は、兄弟と共に祖父の遺産を相続できるとの軽率な見込みにかかわらず、これを得ない」と述べる判決を下した。 詳細記事

オーストラリアの住宅価格の高騰のおかげで、オージーは世界で一番の資産持ちである、との調査結果がクレジット・スイス銀行から公表されました。

世界の富の動向についての同調査によると、今年6月現在、オーストラリア人成人は一人当たり、中間値で225,000米ドル(258,000豪ドル、2,385万円)以上の資産を持ち、第二位のベルギー人の173,000米ドルをはるかに上回っています。これにイタリア、英国、米国(いずれもおよそ110,000米ドル)が続いています。 詳細記事

ベビーブーマーと呼ばれるオーストラリアの団塊世代が、株価と住宅価格の回復によって、一時見合わせていたそのリタイアメントの動きを活発化しはじめています。 詳細記事