2024年8月6日、オーストラリア連邦準備銀行は定期理事会を開き、現行政策金利を現行の4.35パーセントのまま、6会合連続、据え置くことを決定しました。 詳細記事

下記グラフのように、「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、千人増した6月の3,189人から一転し、7月は1,685人へとほぼ半減急落しました。そしてその波紋は各部門にもおよんでおり、先月に報じた「AI底上げ現象の結果という一種のインフレ化」は、こうして一巡したかと思われます。

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「現役」とは「分業」の一駒

「二周目」から「一周目」を振り返る 〈その1〉

前号では、「二周目も四分の一を経過」とのタイトルで、今月20日で78歳となる、還暦後の心境をつづりました。そのほぼ20年間「何に取り組んできたのか」との問いに対し、自身の積りや思いとしては、現役期からリタイア期への「生き方」上の移行でした。この「生き方」との問いには、〈いかに喰ってゆくか〉との経済上から、〈何を価値にやってゆくか〉との信念上へとその観点は広範囲にわたります。今回からのこの新シリーズでは、そのうちから、前者の観点にフォーカスします。そしてそれを、誰もが避けられない要件にもかかわらず、自分の能力や遭遇した運で片付けられがちな微視的な視野から、もっと巨視的な視野へと見直してみます。ある意味では、自分の経験に立つ振り返り談でありますが、そうした、《「分業」から「退業」》へとの無職化の過程で問われる現実との〈すり合わせ〉の問題への私なりの見方です。

その第一回は、私たちの誰もが担う「現役」という役割は、歴史、ことに近代産業の発展史に見出せる、〈分業〉と呼ばれる巨大な潮流における、その最も末端での個人上の在り方であったことです。 詳細記事

別掲の7月の《日平均訪問者数》報告に述べているように、AIによる怒涛のような影響は、本サイトに関しては、この9か月間でほぼ一巡したかと見ます。そして今後、こうしたAIブームは、私の見るところ、かつてインターネットがそうであったように、一種の情報作業ツールとして、私たちの日々の生活に浸透、定着してゆくものと思われ、むろん本サイトにもその影響はおよぶはずです。

こうして到来しつつある《AI時代》にあたって、この間の分析作業をつうじて、ある程度の自分のとるべき原則点が見えてきています。

一時は、AI技術に根本的に依拠した創作活動が可能かに見えたりもしましたが、それも一種の操られた幻想でもあって、つまるところ、行き着いた結論は、〈AIは使いこなすものではあっても、依存するものではない〉というものです。 詳細記事