ジェラルド・ヘンダーソン著

Gerard Henderson は、オーストラリアの著述家、コラムニスト、政治評論家。

自動車メーカーのフォードとホールデンが、それぞれ2016年と2017年までに、オーストラリアでの生産から撤退するとの表明は、オーストラリアの雇用を、傘下部品メーカーまで含めると、一万名以上も消滅させる恐れがあります。こうした失業問題の急激な深刻化を受けて、労使関係が目下の政治経済的な緊急課題として浮上してきています。以下は、オーストラリアの大手経済紙に掲載された論文で、オーストラリアの労使関係制度とその問題のアウトラインを知るには格好の記事です。ここにその全翻訳を掲載します。翻訳は松崎 元。出所:9 December 2013, Australian Financial Review

オーストラリアの労使関係制度は、西洋世界でもっとも中央集権的なもののひとつである。1901年のオーストラリア連邦設立以来、それはほぼ一貫した特徴となってきた。ただその一世紀の間の労働党政府あるいは自由・国民連合政府の限られた一時期、そうした制度を変革する試みがあった。 詳細記事

以下は、11月29日に、日本、中国、韓国の3カ国の自由貿易協定(FTA)の交渉会合を「2014年末に交渉の実質合意を目指す」ことで合意して終えたことを受けた、オーストラリアの有力経済紙の記事の翻訳です

軍用機がスクランブル発進し、空母が派遣されている最中ながら、日中韓の貿易担当者は握手を交わした。

26日の東京での写真〔会合に先立ち三国代表が握手〕は、東シナ海の島についての紛争をめぐるホットな言葉のやりとりにも拘わらず、こうした戦略的ライバル同士間にあっては、貿易が最優先事項であることを印象づけるものであった。 詳細記事

2013年12月3日、連邦準備銀行の理事会は、政策金利を2.5パーセントのまま据置くことを決定しました。 詳細記事

クリスマス期の大型小売シーズンは、6-9月四半期での賃金伸び率が過去13年間の最低値となり、消費者が出費を再び削減するおそれがあるとの調査報告から、その期待への不安をもたらしています。

この休暇シーズンに家計出費の拡大をはかりたい政府の一方、多くの家族、ことに、先にブーム状態を経験した資源、公益事業、卸売部門に頼る家計は、収入の減少に直面しています。  詳細記事

オーストラリア・プロパティー・モニターの調査によると、オーストラリア各州都の住宅価格の中間値は、7-9月の四半期で、シドニーの引き続く上昇がめだっています。全国平均で、同期の戸建住宅の上昇率は2.2パーセント上昇して574,846ドル(5,389万円)であったのに対し、シドニーのそれは、4.2パーセントで722,718ドル(6,775万円)と、同調査で初めて、70万ドルの大台を超えました。 詳細記事

2013年11月5日、連邦準備銀行の理事会は、政策金利を2.5パーセントのまま据置くことを決定しました。 詳細記事

ベビーブーマーと呼ばれるオーストラリアの団塊世代が、株価と住宅価格の回復によって、一時見合わせていたそのリタイアメントの動きを活発化しはじめています。 詳細記事

本サイトのデザインはこれまで、オリジナルのものに手直しを幾度も重ねてきました。そのため、全体に統一を欠き、つぎはぎの印象もあり、かつ、ブラウザーによる表示の違いも発生して、読みにくいとの批判をいただいてきました。

この一年ほど、専門家の支援もえて、その問題解決と刷新の準備をしてきました。

なにしろ、発行を続けながらの作業でしたので、予想以上の時間を要しました。

ご覧いただいているように、そうした下準備がなんとか整い、ここに装いを新たにして再登場できる段階にいたりました。

読者の皆様には、これまで以上に、親しんでいただけるのではないかと確信しております。 詳細記事

2013年10月1日、連邦準備銀行の理事会は、政策金利を2.5パーセントのまま据置くことを決定しました。 詳細記事