〈旅心〉という「不思議」の源泉

《「人生二周目」独想記》第33号

居酒屋談35号そして本独想記32号に引き続いて、中央アジアの旅で体験した「不思議な遭遇」について考えている。

そしてその謎を解く鍵が、むしろ、旅をすること自体にあるのではないかと推測している。

そこで仮説を立てるのだが、旅をするのとは反対に、定住したり、国といった固定した枠内に安住したりすることが、人間にとっては、むしろ“不自然なこと”と断言するのは無理としても、大きく片寄ったものであるのではないだろうか。

そして、そうしたノーマッドな在り方が示唆することは、この定住とか国民とかとの、今日のほとんど全地球に行き渡った常態こそ、生命の本来の在り方に“背いている”とするのはこれまた行き過ぎとしても、大きく片側へと振れているものではないだろうか。

 

遠い過去には、旅を日常とする生業があった

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2025年7月8日、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、政策金利を現行の43.85パーセントのまま維持することを決定しました。 詳細記事

陸路で越える国境線

〈半分外人-日本人〉(その16)

今年5月半ばから5週間にわたった中央アジア諸国の旅は、日本をはじめとする島国では体験できない、陸路によっていくつもの国境を越え続けてゆく体験だった。

古都サマルカンドは、いまや“ウズベキスタンの京都”の趣きがある

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