前号に「残雪の山歩きで見えてきたもの」と題した記事を掲載しましたが、本稿は、その続編です。その記事では、「私たちの徒歩行という古めかしくも生身な身体活動は、この天地にわたる現代技術のもたらす機能的交通体系の効用とあいまって新旧両界体験となり、まるでタイムスリップとの解釈すらも可能な、異次元な発想へとも高揚させてくれたのでした」と結びました〔斜字体は今回〕。そこで本続編は、この山行にまつわる何とも曰〔いわ〕くありげな発展について、その地上編と上空編とでも大別できる二つの視点を通じて、この「異次元な発想」をめぐる究極な視界――目下、世界の脚光を浴びている量子物理学へともおよぶアイデア――へとアプローチして行きます。

今回の山行コース(赤線)=地上編と、その上空の幹線航空路(青矢印)=上空編
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4月の「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、3月の1,732人から1,799人へと4パーセント増加しました。昨年前半の「AI津波」期を除外した長期トレンドで見ると、2年間で、1,100人から1,800人レベルへと60パーセント強の伸びとなっています。

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今回の二年振りの帰国による日本での山歩きは、ハードルをちょっと上げ過ぎたかと危惧される、正直なところ、恐るおそるな試みでした。エベレスト登頂体験を持つ若く熟練した山岳ガイドが同行してくれているとはいえ、自分の身は自分で運び上げなければ登山にはなりません。体のあちこちの不具合はもちろん、78という年齢ならばなおさら、よせばよい愚行にもおちいりかねない不安を交えたチャレンジでありました。

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2025年4月1日、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、現行政策金利を4.10パーセントのまま据え置くことを決定しました。 詳細記事 →
3月の「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、2月の2,239人から1,732人へ507人(23パーセント)減少し、再び1月の水準に舞い戻りました。こうして、相変わらず、AI影響と激しい上下動が続いています。

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この連載ではこれまで、「変容する主流パーソナリティ」、「戦争しない国はどこ」、「〈脆弱〉から〈天才〉への飛躍」と題して、人間の主要パーソナリティや社会の趨勢、そしてことに戦争状況への可能性に焦点を当てた視点を述べてきました。
今回は、そうした過去の変化への考察に立って、それならば、将来はどうであるのかという予想の視点です。 詳細記事 →
前々回に「変容する主流パーソナリティ」と題して、人間のパーソナリティに焦点を当てた視点を述べました。今回は、そうした変化と共にあるはずの社会の側の特徴を述べてみます。というのは、人間のパーソナリティといってもそれは、その在り方を左右する人間にとってのインフラ側の特徴を反映していると考えられるからです。そこで下に示す図です。
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2月の「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、1月の1,656人から2,239人へ、583人(35パーセント)と大きく増加し、2年前同月の2.4倍となりました。そして、グラフからも読み取れるように、昨年前半のAI乱高下から従来型への回帰し、そしてそれに新たな伸びが現われています。

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【English】
世界はいまや、それぞれの国の一握りの政治家たちの自負心とその誇りがゆえに、ブラフされた混乱と、小規模だろうが大規模だろうが、ほんとうに火を噴く戦争さえ辞さないとした、錯乱の事態へと迷い込もうとしている。そしてすでにその兆しは、実際の戦禍の痛々しい事態にさえ至っている。 詳細記事 →
2025年2月18日、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は今年初の定期理事会を開き、現行政策金利をこれまでの4.35パーセントから4.10パーセントへ0.25ポイント切り下げることを決定しました。 詳細記事 →
これは、エビデンスが主導する純アカデミックな見解ではありません。あくまでも、経験からくる感じによる「独想」です。そしてその経験も、一人の人間の生涯にもとづく数十年、そして、幾世紀にもわたる歴史的系譜を含めての話です。これがどれほどの信ぴょう性を持つものとなるかはさておき、私が自分の人生上で得てきた一連の受け止めを述べてみます。
そうした長期にわたる感じや印象を典型的に語るものとして、日本ばかりでなく、世界の人々のパーソナリティ上の中核的な特徴が、下図で示した赤と青の二つの矢印のような変化をし始めていると受け止められることがあります。

(第4象限のイラストは2月13日付AFR紙より)
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今回の〈半分外人-日本人〉は、いまや沸きにわいている「訪日観光ブーム」への、ご多分に漏れず、苦言です。
まずはじめに、そうしたブームに火を付けた、「観光立国推進基本法」と命名されたその法律からみておきます。以下は、2007年1月1日施行のその法律の前文です。 詳細記事 →
下記グラフのように、1月の「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、12月の1,602人から1,656へと僅かに増加し、昨年全般に見られたAI津波現象が一掃され、それ以前に帰ったかの様相です。

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ズラリならんだ「ガチャ」ゲーム
これは、最初からそういう考えがあったという話ではないのですが、今になってよくよく考えてみれば、そういうことだったのかもと思えてきていることがあります。
それは、「親ガチャ」という言葉があり、その「乗り越え」という行動があるように、「国ガチャ」という言葉があったとしたらどうだろうということです。そして、自分が長年にわたって取り組んできたことが、たとえ暗黙にではあったにせよ、この「国ガチャ」を乗り越える行動であったのかもしれないという思いです。 詳細記事 →
下記グラフのように、12月の「日平均訪問者数」(グラフ中の赤線)は、11月の1,932人から1,602へと下落し、AI津波現象を抜きにした、従来型の変動状況が見られています。

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2025年(昭和だと100年、明治だと158年)の年頭に当たって、世界が日ごとに大戦争の淵へと迫っているかの今日、これはきわめて大ぐくりで、時にナイーブとされかねないことは承知の上でのビジョンです。すなわち、その破滅へと向うかのような情勢の反面、一歩距離を置いたバードビユーにおいては、ある種のコンバージェンスつまり収束、あるいは歩み寄り状態が浮上し始めてきているように伺えることです。もちろん、自分の希望的観測も含んでです。
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