5月の一日平均訪問者数(グラフ中の赤線)は 1,193人で、4月より90人増との三か月連続の伸びとなり、1200人にもう少しのところまで上ってきました。ただ、下のグラフのように、項目別では、増減入り混じった動向を見せて、ある種の転換期であるかの様相を呈しています。
その転換期とは、上グラフが示すように、「天皇の陰謀」(紫線)、「Oldコンテンツ天皇の陰謀抜き」(水色線)、「エソテリック2部作」(黒線)といった翻訳物や時代物のコンテンツの退潮が見られます。しかもそれらはどれも、数量的には比較的大口であり、全体動向への影響は少なくありません。
そこで頑張ってほしい小口項目ですが、「2013年以前論考」(濃青線)、「両生空間(タイトル別)」(コバルト線)といった自前のテーマに、本年初以来、復活の兆候が見られます。
加えて、今月、ことに注目される動向が二つ挙げられます。
その第一は、前号でも触れましたが、「私共和国」(黒点線)の数量的にたのもしいパフォーマンスです。このごく私的なつぶやきへのこうした人気は、ある種、本ブログがさほど力点を入れていなかったジャンルかもしれません。
その第二は、「2項合計」(黄土色線)の顕著な跳ね上がりです。一見、今月に限られたマイナーな動きのようです。今のところそれは事実なのですが、それまで比較的フラットであった動きが、突然にこの5月、3,227ヒットを記録し、前月の2,414ヒットからの813ヒット(34%)の大伸びです。しかも詳細な集計によると、このヒット先は、2年前に出版した『自‘遊’への旅』の英訳版である『Fly High』へのもので、5月18日発行の別掲記事「人生はメタ旅に向かう(7)」に「生活者」の書として再度案内したものです。そしてそのヒットが24日あたりから急激に出現していることとも符合します。かくして、今後の動きを見守るとともに、本サイトの読者が世界的になり始めていることの兆しと受け止めています。
なお、この「2項合計」とは「新学問のすすめ」と英文記事の合計なのですが、前者については、毎月1,000ヒット弱でほぼ一定しています。
それとグラフの修正ですが、今回、「両生空間2010-2019」(緑線)の集計項目の重複を直したことから、数値が全体に上方にずれています。また、これまでの線の色表示で、(コバルト線)と(黄緑線)の色を入れ替えました。