エソテリック論という西洋由来の考察手法を、「日本エソテリック論」として日本へ拡大適用しようとするにあたり、それを機械的に行うとの試みには慎重にならざるをえない、一つのチェックポイントがあります。それは、世界を巻き込んだその大戦の終結に向けて、原爆が日本に対してのみ使用されたという事実です。
その「原爆がなぜ日本だけに」とのデリケートな問いは、これまでに幾度かは耳にしたことがあります。そしてその問いに応えた「米兵死者の最小化」との米軍首脳による公的見解には、日本人が黄色人種であるとの、どこか当然視を言外に含んだかの、人種的偏見の動機の気配が漂っている話でした。 詳細記事