【新版(Second Edition)に基づく】
時間と空間 |
「過去への思いわずらいを捨て、未来に夢するを忘れよ。過去はもはや存在せず、未来はいまだ生まれていない。深く現在をありのままに見つめ、いにしえの主たちの静寂と調和を達成すべし。」――ブッダ・ベーダ・カラタ・スッタ |
宇宙論における時空の概念は、空間と時間を組み合わせて一体の抽象宇宙とした構成体である。数学的には、いくつかの種類の座標系によって描かれる「諸事象」からなる多次元体である。典型的には、長さ、幅、高さの3つの空間次元と時間の時間次元が必要である。時間は、空間を通る物体の動きの任意の測定値である。地球上の私たちにとって、時間は、一日と呼ばれる地球が一自転するのを24時間とすると、地球が太陽の周りをまわる公転軌道を完成するには365.25日を要する。 24時間または86,400秒に代えて、「日」との言葉は、地球の軸を回る自転に基づいており、さまざまな時間経過の違いに用いられる。
また、空間は非線形である。空間は観察者が物体を見るときの視点によって決まる。観測者と対象物体との隔たりが「空間」と呼ばれる。寸法はある特定の空間の内の点を表すために必要な座標の独立した要素である。空間内の物体、あるいはエネルギーの量でさえも、必ずしも線形的には移動しない。この宇宙では、物体は、任意に、あるいは湾曲的あるいは周期的な形態で、あるいは物理学の法則に一致するよう決定されて動く傾向がある。今では、科学的な原則に根ざした仮設をもって、より高い諸次元の存在を描写する。
今日の理論物理学者は、超空間を明確に想定し、「ワームホール」あるいは次元間のトンネルの存在やパラレル宇宙を仮設し、理論的に過去と未来の両方へのアクセスを構想している。これらの物理学者のほとんどは、機械的、三次元的手段によって超空間にアクセスする方法を探求している。スターゲートやワームホールは、理論的に何百万光年も離れた宇宙の世界を結び付け、そうした世界の間のほぼ瞬時な交信や旅行を可能にする宇宙の関門である。
地球の歴史書の多くの著者が示すように、歴史は単に出来事の線的な記録ではない。歴史は、一本のひもではなく、また物差しのように印はつけられず、私たちは時間の概念を再考する必要がある。時間は、空間を移動する物体の主観的な観察で、例えば、戦争において、死者の観点ではなく、生存者の視点から記録されたものである。時間は、連続して流れているように見えるが、出来事は独立した線形の流れの上に発生するのではない。むしろ、それらのすべての相互作用が同時に一致して起こっている。歴史や過去の現実を理解するために、人は、以下に述べられているように、相互関連した全体の一部として、あらゆる出来事を立体画像的な視点で見る必要がある。時間はまた、物理的宇宙全体を均一に充たす、振動として取り上げることができる。
線形な時間は、意図的な構成物として描写されることで、より正確となる。時間の本質は周期的である。時間は、観察者の主観的な記憶に依存し、また、物的な宇宙はその開闢以来、出来事全体の統一された記録がなかったため、それを測定することは困難な要素である。地球上には、時代や期間の始点や一周期の長さを定める文化の違いによる異なった時間測定方式がある。
タイムトラベルの「パラドックス」は、よく、時間をさかのぼって旅行して祖父を殺した男の例をあげる。そこでは何が起こるのか。そしてどのようにそれで何が可能となるのか。その男の祖父が死んだ場合、その人は彼を殺そうにもその自分が生まれようがない。この場合、明らかに生じることは、その男がいたタイムライン(彼がタイムトラベル開始の時に始まる)はそのまま残り、そこにその人がもはや存在していないことを除いて変更されずに続き、新たなタイムラインとして作られてゆく。だがその人は、祖父を殺した時点でその祖父〔やもちろん自分〕を抜いた新しいタイムラインを開始しているため、戻ろうとすると、自分のタイムラインはもはやどこにもない。そして彼は、この新しくされたタイムラインに残り続けなければならない。
架空話のように聞こえるだろうが、地球外生物体(EBE)が今、地球に来ている重要な理由のひとつは、私たちのタイムライン、すなわち私たちの未来を、変更するためである。その理由は、彼らは両方向にタイムトラベルする能力を持っているからで、彼らは私たちの将来に地球上で何が起こったのかを、すでに知っており、記憶として持っている。〔後述するように〕「タイムライン2」では、私たちの近い将来に大惨事が発生し、劇的に地球の人口が減少し、人類は二つの人口集団に分裂する。その二つの集団は進化の典型的段階をたどり、それぞれの集団は互いに孤立し、二つの異なった環境に適応してゆく。今日、ホモ・サピエンスとして知られるものは、その大惨事の後、数千年をへて明確に異なる種に進化し、一方は地球表面で、他方は地下で生き残る。
もし私たちが本当にこうした大惨事のひとつに遭遇したということは、友好的EBEが私たちのタイムラインを変更することに成功しなかったことを意味する。また、もしそれが発生しなかった場合とは、そうした情報が虚偽であったか――懐疑論者は間違いなくこれを主張する――、あるいは、友好的EBEがタイムラインを変更する秘密の計画に成功し、その大惨事を回避することができたことを意味する。
「タイムライン収束の学説」〔Doctrine of the Convergent Time Lines〕によると、グレイの特定種は、私たち人類から進化した。言い換えれば、グレイのその種は、私たちの未来から出発して、彼らは自分たちの過去へとさかのぼって、私たちのいる現時点へとやってきている。グレイと背高色白種が、エリア51や世界の安全な拠点で何十年も活動を許されている理由はそのためであろう。また、”悪魔”EBEがそうしたことをしていないのは、他者より自分への献身を優先していることを示唆していよう。
将来のEBEたちが、どのような遺伝特質を引き継いでいようと、彼らは明らかに、体内の神経変性を原因とした欠陥遺伝子の一種――末梢神経障害――で苦しんでいるようである。エリア51の人間の科学者たちは、「J-ロッド」と呼ばれるオリオン座グレーEBEと一緒に働いてきた。彼らは背高グレイの縮退系統を修復するための遺伝子逆工学の可能性を探求する任務を与えられれいる。これらのグレイは、自分たちが私たち人類の変化した形であると主張し、ホモ・サピエンスから分岐した新種すなわち“ホモ進化種”――作られたハイブリッドを発端に――であるという。彼らは、現在、いくつかの秘密の地下拠点で開発されているプログラム化生命体(PLF)と同じである。
タイムライン収束の学説によると、これらのグレイは、進化した私たちの未来人種である。彼らは私たちの何千年もの未来から到来、つまり、私たちの現在へとタイムトラベルしてきた。最終的にはそうした未来の二種のホモサピエンス亜種が、いくつかの惑星、ゼータ・レティキュリー1と2、グリーゼ 876-c、およびイプシロン・オリオニスに移住した。背高白人種は、ホモ・サピエンスから進化していった別の分岐だが、彼らは霊性的な進化経路をだどった。これらのホモサピエンスを祖先とする諸亜人種は、あたかも髪を編んで髪を結うように、それらの各人種のタイムラインを編糸とした編み物を作ろうとしている。そして、地球上の近い将来にとっていっそう重要なことは、1と2の両方のタイムラインの収束があることである。
タイムライン1は、最初の将来シナリオにのっとって、私たち人類は互いの違いを克服し、惨事を回避し、そして高度な知性ある種として急速に進化してゆく。
タイムライン2では、地球上の半分以上の人間が滅びる大惨事に遭遇する。一方の生存者は、ほとんどが破壊された地球表面上での過酷な生活を送り、他の生存者は、地下に住んでその後の多くの世代を送る。
北欧風ブロンドとグレイは、私たちの遠い過去の時点へと時間をさかのぼる移動方法を知っていたので、彼らはそれぞれに、自らの歴史を変えようとしていた。だがそれにしても、私たちは、このタイムトラベルという空想的問題について論じているのだが、それが私たちの現実までどう操作できるのだろうか。もちろん、それは簡単な話ではない。スターゲイトは、異次元宇宙への自然のワームホールであることも、人工的に作り出すこともできる。スターゲイトは、宇宙で遠く隔たった二点間の実用的で瞬時な移動を可能とするだけでなく、タイムトラベルをも可能にする玄関口である。多くの科学者は、そのアイデアとそれが提示する多くのパラドックスを構想してきた。何とか自分自身を過去へと送り込んだり、あるいは将来に行ってきたといった人たちの話がある。そうした話は古典的科学者によっては決して探求されないことで、それは基本的に、相対性理論を実際に適用しようとする話であるからだ。つまり、未来や過去の出来事をつなぐタイムラインにアクセスするタイムマシンやホログラフといった歴史操作装置を用い、ワームホールやスターゲートを通って、光速以上で移動するといった、現実上不可能か遠い未来のこととしか考えられていないことであるからだ。
1995年、ロスアラモス研究所は、1947年7月に回収されたロズウェルの二機の円盤の双方がタイム装置――今日の科学者がようやくそう判別した――を持っていたことを極秘文書に報告した。しかし、両方のロズウェルの飛行体で発見されたタイム装置は、1995年になるまで、それがタイム装置であるとは判らなかった。ロスアラモスの科学者は、その装置を分析するためにスーパーコンピュータを使用し、その装置の表示機が墜落の直前までの期間を記録していたことを発見した。
その飛行体から同時に発見された「エネルギー装置」――コード名で「Crystal Rectangle〔結晶長方形〕」またはPVEED-1――を用いて、現代の科学者たちはそのタイム装置の電源を入れることに成功し、ことなった表示装置を見たり、EBEの言語を読み取ることができた。「Crystal Rectangle」は、「無限の力」を提供することができ、それはまた「Particle Vacuum Enhanced Device〔粒子真空増加装置〕」とも呼ばれた。既知の言語に基づいて、彼らは、表示装置の日付をEBEのカレンダーと合わせてみることができた。そして彼らは、最先端のスーパーコンピュータを使用して数か月間をかけ、EBEの日付を私たち自身のカレンダーの日付に変換した。そうして彼らは、その二機の墜落は、人間によって発見されるわずか3週間前の1947年6月中旬に発生したと判断した。それは私たちの科学者による重要な発見だった。それ以来、新たにタイムをのぞく装置が開発され、利用されている。
ここで述べるタイム装置は、「未来鏡」技術と呼ばれるものの一部である。地球の未来は決まっていない。それは私達によって常に変えられ、未来をのぞける装置が過去より見たものに常にそっているとは限らない。タイムライン2によると、北欧風ブロンドは、大惨事の後、地上に生活して霊性的統一をはかった将来の二種類の人間種をいっそう確信した。彼らは、地球の表面がほとんどが破壊され、それ以来、人口の3分の2が消滅した後、数千年後の将来に、地球を去る人種となる。北欧風ブランドはその後、太陽系の月や火星上に残り、そしてもっと遠い将来、再び地球に戻ってくるだろう。他方、それと同じ時代、地下で生存してきた背高グレイは、既に開発した遺伝技術を通じて、ハイブリッド種として発展してゆく。彼らもまた未来からの訪問者だが、何代にもわたる遺伝子操作の後、彼らは劇的に変化する。
未来鏡の技術は、未来からの訪問者から私たちに提供された。それは、古代の円筒印章〔訳注〕より得た独自技術で、逆工学された。 未来鏡は、おこりうる未来の結果を見るために、ワームホールやスターゲートにアクセスする助けとなる道具である。両方の視覚と音声の受信を得るために、二つの未来鏡装置が同時に作動する必要がある。もともと円筒印章は、超宇宙へと通じるワームホールにアクセスする一連の命令だった。サダム・フセインはイラクにスターゲイトを持っていたが、米国は、2003年に第二イラク戦争での侵攻後、ただちにそれを削除した。アメリカ、イラクおよびおそらく他国も含め、その命令から装置を作り、未来と過去を研究することができる方法として、それらを作動させてみた。未来はつねに混乱しているが、過去を見ることは鮮明である。
〔訳注〕円筒印章とは、石などの円筒に模様を陰刻したもので、柔らかい粘土板の上に転がして捺印し、浮き彫りのような図柄をえるもの。古代西アジアで用いられた。
一部の研究者は、未来鏡の技術は、無効または破壊されなければならないと考えている。というのは、それが権力を持つ危険な人々にタイムライン2の可能性のビジョンをあたえ、人類の大惨事を促すことに役立ってしまう可能性があるからである。それはまた、あらかじめ結果を知ることで、ゲームの不正行為に使われうる。自然のスターゲートは開いたままにすることができるが、未来鏡の技術は、未来の可能性を知る不当な有利さをもたらし、そうした惨事を促すように使われる恐れがある。自然の大惨事により40億人以上の人々が死滅する確率は19パーセントあるいは5つに1つで、それは、2012年からその先の十年以上にわたって地球がワームホールを通過する現象と、CERN〔欧州原子核研究機構〕といった人間起源のスターゲートとが重なった活性化を原因とする。銀河のエネルギーは、私たちの太陽系における自然のスターゲートの増幅に関連する。こうした設定は、世界で既知のように、磁極の移動が文明を破壊するような、おそらく地球上の大規模な変化の要因となる。未来のETの訪問者たちは競争をしており、一方は、未来鏡の技術を不能にし、人間起源のスターゲートを確保しようとし、他方の敵対的ETは、惨事を促進することを望んでいる。タイムライン収束のパラドックスにまつわる紆余曲折もまた、それが私たちにそうであるように、未来のETたちにも影響を与える。
ワームホールは現在、燃え尽きた星のあとに残されると考えられるブラックホールの近くに位置する、いわゆるアインシュタイン・ローゼン橋の微視的な同等物である。その宇宙の中の全く異なる領域間のトンネル接続を通じて、情報を時空の外に送ることができる。特化宇宙環境では、宇宙船上で発生させた増幅重力波を用い、速度を増加させるのではなく、時間と空間に対して相対化させる。重力波のような力が作用すると、時空自体は飛行船のまわりに発生させた特化宇宙場内で縮小し、そこでは時空は「ゆがむ」。宇宙をゆく重力利用宇宙船によって生み出されたアインシュタイン・ローゼン橋ワームホールは、そのひとつの例である。映画『スタートレック』のシナリオは、実際にそれが現実となっているとの前提に基づいているようだ。人工的に生み出された重力波は、理論的に時間をほぼゼロに、そして速度を無限近くに加速できる。アインシュタインのみが彼の統一場理論に重力の問題を考えていた。というのは、当時のこの力の限られた理解にあって、その特性が適合するとは見られていなかった。しかし、彼は重力と加速度が何らかの形で関連しているとの結論に達した。時空とタイムトラベルをよりよく理解すると、物理的に移動してゆくのは宇宙自体内ではないことが明らかとなってくる。というのは、重力波が時間に作用する時、宇宙はそれ自体が折れ曲がるのである。
光速を超える相対速度がありえないことは、局部的にのみに言えることである。局部的には光の速度は常時こえられないが、ワームホールでは、超光速や超光速旅行は可能である。ただ、ワームホールを旅する間でも、光速以下の速度である。 しかし、もし2点間がワームホールで接続されている場合、その通過に要する時間は、光がワームホールの外の空間を通る経路を経た場合に要する時間より短い。しかし、ワームホールを通過する光は、常にその旅行者よりも上回る。それは例えば、あるランナーが最大速度で山の反対側をぐるっと回った場合、まっすぐに山を抜けるトンネルを通って歩くよりも時間がかかるのと同じことである。
一般相対性理論は、もし通過できるワームホールが存在する場合、それはタイムトラベルを可能にするとしている。その片端から他端まで高速相対速度に加速して往復した場合、タイムトラベルを達成することができる。双子のパラドックスに見られるものと同じく、外部の者が観察するように、相対時間の遅れは、静的なものより若い、加速されたワームホールの入口の中で生じる。しかし、ワームホールの内外で異なる時間が接続されていても、各入口において合わされた時計は、どのように入口が動き回ろうが、ワームホールを通ってきたものと同期する。これは、加速されたワームホールの入口に入るものは、以前に入っていった時点に静止していた時点で出てくることを意味する。
人間に関する限り、私たちのDNAは、物的身体がワームホールを通過するための鍵であると思われる。 DNAはまた明らかに、通常の体温で働くことができる有機超伝導体である。だが人工超伝導体は、それが機能するためには摂氏〔マイナスの誤りか〕140度〜200度の非常に低い温度が必要である。すべての超伝導体は、光、すなわち、情報を収納することができる。これは、DNAが情報を保存することができる別の説明でもある。さらにこれは、DNAやワームホールに関連する別の現象である。通常、これらの超小型のワームホールは、非常に不安定であり、秒といった短い間のみ維持される。特定の条件下では、安定したワームホールは、自分自身を組織して、まず独特の真空領域を形成し、そこで重力は電気に変換される。
米国の秘密宇宙計画によって支援された他の惑星への最初の有人ミッションは、10年間にわたって宇宙飛行士が居住する惑星にちなんで、サーポ〔Serpo〕・プロジェクトと呼ばれた。このプログラムは、ケネディ大統領の下で開始されたものである。その最初のステップは。38.42光年離れた星系、ゼータ・レティキュリー1および2の中の、グレイの故郷の惑星に10年間滞在する計画のため、米軍人からなるチームが選抜され、訓練された。プログラムの計画・実施期間中、その行動は「クリスタル騎士・プロジェクト」との暗号名で呼ばれた。 13年後、チームの残存者の帰還にあたり、その暗号名は、ゼータ・レティキュリー連星系の居住した惑星の名前をとって、サーポ・プロジェクトに変更された。第2044部隊の3人のメンバーは、ET宇宙船装置内で働けるように、技術手法の訓練を受けた。システムは複雑で、それは特殊な電源システム――「クリスタル・レクタングル」と呼ばれれ、ETの墜落した宇宙船の中で発見――を必要としていた。いったん第2044部隊の技術者がシステムを学び終えると、その通信機能は動く用意が整っていた。一方、研究者は、宇宙旅行の際のトンネルになりえる特定の「スポット」を解読した。また天文学者は、〔そうした解読から得た〕異なった星座図を比較し、それらが連続していないことを発見し、それは、ある星座図は宇宙の一部だが、他のものは太陽系に近い星座図であるとの意味をもっていた。そして科学者は、星座図の上のそうした「スポット」とは、宇宙の一点から別の一点への近道を成していると結論した。
ケネディの死の後、ジョンソン大統領はその極秘プログラムを継続するよう命じた。そして 1965年7月16日、12人からなるそのチームはネバダ州の広大なグルームレイク施設を出発し、1978年8月、まったく同じ場所にに帰ってきた。計画の遅れや訪問先の惑星との間の時差のために、そのミッションは3年間延長され、 帰ってきたのはそのうちの8人だった。2人はその惑星で死亡し、遺体となって帰ってきた。他の2人は、その異星人の惑星に残ることを決心した。 8人のメンバーは、ロスアラモスにある特殊な施設で、丸1年間、隔離された。
その交換計画が始まったとき、地球人のチームは、月と火星の間の軌道上の「巨大な」母船に収容された。そこでは、「宇宙トンネル」の形での旅行が実施されており、その母船は太陽系から彼らの星まで、光速を超えることなく、きわめて高速に移動することができた。結局、その旅行にはさまざまの母船を用い、その惑星サーポに達するまでに、地球時間で9ヶ月を要した。その宇宙船は、ワームホールを使用することにより、光の速度よりも早く移動することができ、その後減速してその惑星上の軌道にのり、その上で、チームは、砂漠のようなその惑星の表面上の入植地に案内された。
サーポ・プロジェクトの研究者が書くところでは、1977年のスティーブン・スピルバーグ著作・監督のSF映画『Close Encounters of the Third Kind〔未知との遭遇〕』は、このサーポETと人類との交換の実話におおむね基づいている。映画の終結部で、一人のETが下船し、おそらく秘密の場所へと案内されて行く。リチャード・ドレイファスが扮する主人公は、人類の志願者をその母船へと案内する小人グレイETのグループ――おそらく彼らの故郷の惑星に戻ろうとしている――に会い、12人の交換チームに加わる。多くの人たちは、スピルバーグが機密情報に通じる内部チャンネルを持っており、人類とET人種との親善使節交換が確かに実際の出来事であったことを知っていたのではないかと推測している。ここでも、芸術作品は真実を模倣している。
「オリオン・キューブ」あるいは「聖書」とも呼ばれる「イエローブック」は、グレイズによって用意されたもので、1964年4月、有名となったニューメキシコ州のホロマン空軍基地への着陸で米軍に提示された。「イエローブック」は、正確には本ではない。それは、一見したところでは透明にみえる一塊の金属で、縦20、横28センチメートル、厚みが6.35センチメートルの、重いガラス繊維系の材料で構成されている物体である。その本の外面は明るい黄色で、それが名前の由来である。その透明な表面を見たとき、誰も即座にそういう言葉と絵を思いつく。そういう「イエローブック」は、一種のホログラフィック画像投影装置で、それが持つ情報の3次元画像を投影することができるとされている。その 「読者」がその「本」を自分の目の近くに置くと、その人は、その「スクリーン」上に映される言葉や画像を見始める。その人が考えている特定の言語に応じ、その特定言語が表示される。これまでのところ、科学者たちは、80の異なる言語を発見している。それはまた、キリストの受難のホログラフィック描写を含む、聖書中のイベントを参照することができる。それは銀河系の歴史的な物語や映像をも含み、さらには、他の居住可能な惑星の記録や、宇宙のいたるところの興味深い話が無限に含まれてる。それはまた、地球の最近の歴史経緯の完全なストーリーだけでなく、私たちの遠い過去のそれについても含まれている。それは、ETによって伝達される、人類の真実で正しい、完全な歴史経過である。
「オリオン・キューブ」はモントークの椅子の中核部で、それは「爬虫類人間」の技術であった。それは特定の座標をターゲットにすることが可能で、時間ベクトルジェネレータ(TVG)と呼ばれる3次元空間と時間を航行するための装置を利用していた。それは、ゼロ・タイム・リファレンス(ZTR)を使用して、所定の時空への経路をプロットすることができた。このリファレンスは、フィラデルフィア実験中に際し、フェニックス3プロジェクトのためにも使用された。
「レッドブック」は、1947年から現在までにわたりUFOの調査にあたった米国政府によって書かれたもので、非常に長く、非常に詳細な内容を収めている。このオレンジ褐色の本は、五年ごとに更新され、また、イエローブックから引き継いだ情報が含まれている。それは、数十人ないしそれ以上の地球外生命体(EBE)との相互やりとりに関して、工作員が集めてきた何巻もの情報が含まれている。その第一巻は、1947年に始まり、ET飛行体の入手と「Ebe」として知られる初めて捕らえられたグレイ人を扱っている。他の巻は、それ以来のすべての数十年をカバーしている。それには、あらゆる動向、目撃の種別、目撃の種類、EBEと人間の接触、あるいは、政府や地球がこうむる可能性のある国家安全保障上の懸念についての諜報分析が含まれている。レッドブックは、五年ごとに、米国の在任中の大統領に提出される。それは、米国およびその他の国で発生しているETの来訪の総まとめである。
未来鏡、〔ブラックホールの〕入口、スターゲートそしてイエローブックは、本質的には同一のもので、同じ時空技術を利用している。既存権力にとって最大の脅威となることは、過去の事実関係と将来の予測を知るものは誰も、許可の範囲を超えて、秘密作戦にアクセスできてしまうことがある。これが、既存権力の基幹的秘密をなし、それはUFOの技術以上に重要である。過去を明瞭に提示し、将来の出来事を見れる装置は、確かに、この著書の中でもっとも関心をそそるエソテリックな研究課題となるべきものである。さらにそれは、今でも「関心がそそられている」ままである。
この世の全物質存在は、他の何かのホログラフィックな投影以外の何ものでもないのではないか。言い換えれば、私たちが生きているこの平面とは、宇宙の片隅における2次元「スクリーン」なのではないか。そういう私たちは、現実のものなのか、それとも私たちは宇宙の片隅における量子反応なのではないのか。そのように説くホログラフィック宇宙の提唱者にとって、今日、ホログラフィックなレンズを通して現象を観察することは、物理学の中で最も厄介な諸問題――宇宙は拡大し始める前には何によって支配され、何が粒子に質量や量子重力の了解をもたらしたのか――を解決する鍵であることが明らかになりつつある。また、どんな環境――互いの距離が、数ミリメートルであろうと宇宙の膨大な隔たりであろうとに関わらず――のもとでも、どうして電子などの素粒子が瞬時に互いに交信しあうことができるのかを、〔ホログラフィック宇宙は〕説明しようとしている。そして、人間の脳でさえ、ホログラムと同様な機能をもって働いているようである。
イエローブックは、基本的に、ホログラフィック画像投影装置である。グレイは、1964年、集まった米国の将軍の一団ににこの技術を披露した。彼らはそこで、3次元映像レーザー光投影をもって、詳細に、キリストの実際の受難を見せた。将軍らは、自分たちが見たものは、イエス・キリストの最後の日にまつわる出来事のホログラム上の歴史映像であったと述べた。この技術は、真実で現実のいついかなる歴史上の出来事へのアクセスをも可能としていた。それはまた、私たちがそう受け止めている客観的現実というものは、本当に存在しているものではないことを示唆している。その見かけの堅牢性にもかかわらず、宇宙とは、その核心においては幻像で、膨大かつ見事に詳細なホログラムなのである。
私たちは、いったんホログラフィック宇宙論を受け入れると、私たちの3次元(3-D)空間は、より多くの次元からなる高次元時空内に存在していると、論理的に理解することができる。私たち知覚する3次元の世界から、ひも理論が説く、11あるいは12次元へと「アップ」して、すべてのレベルへの高次元投影がありうる。適切な訓練を受けるとか、あるいは、誰かがより高い次元の人間であった場合、個人は、現在は感じられないあらゆる3-D世界を想念上で観察することができるようになる。ある観察者は、3次元時空宇宙の一端である「次元の膜」を下るか通りぬけることができる。それは、3次元空間の表面ではなく、浸透しかつ一体となったもので、それは、いたるところですべての3-D表面へ接し、また、プランクスケールの距離をもって隔たっている。これを視覚化する良い方法は、私たち人間は、テーブル上のアリのように、3D空間内部を動き回っていることを想像することである。テーブル上のアリのように、私たちはより高次元な世界で囲まれていながら、それを見ることはできないが、より高い次元へと「上向き」に見つめることができるなら、おそらくそれを間接的に感じ取ることはできよう。
高次元人間は、人間の潜在意識からホログラフィック記憶を「引き出す」ことができる。グレーETは自分たちの技術や心的力を、対象者の心的エネルギーを読み取り、監視するために使用している。彼らは、「ハロー効果」を作成したり、現実のように思える催眠夢後のような効果を与えることができる。彼らは潜在的に、現実時間で画像を表示するために、技術と集団意識を結び付けて、自分のホログラフィックなバーチャルリアリティ効果を作りうる。彼らが誘拐した無垢の被害者が言うように、それはグレイの超精神力を説明するものとなっている。
一般相対性理論は、一般相対性理論は、二つのブラックホールが互いにつながった時、ワームホールが形成される可能性をのべている。仮説として、ワームホールは膨大な距離を、瞬時にタイムトラベルすることを可能にする。ブラックホールの熱力学は、様々な状況において、エントロピーの密度の限界を推定させる。ホログラフィック上の境界は、宇宙の特定領域にどれだけの情報の量が含まれるかで決まる。逆に、ホワイトホールは、ブラックホールの逆である。ホワイトホールは、一般相対性理論では、外部からは入ることができない時空の仮説上の領域であるが、物質と光はそこから出ることができる。理論的には、旅行者が、回転するブラックホールに入るためには特異点を避け、回転ホワイトホールに入って行けば、その旅行者はワームホールを介して他の宇宙に出ることを可能にする。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)
参考文献
Doctrine of the Convergent Time Lines: www.bibliotecapleyades.net/dan_burisch/esp_dan_burisch_29.htm
Looking Glass: www.youtube.com/watch?v=C1BEHxB0xJM&feature=related,
Bill Brockbrader, aka, Bill Wood, former Navy Seal
Time travel devices based on multiple YouTube video interviews with Dan Burisch. The Project Camelot series is good: www.youtube.com/watch?v=KhK3Os_eE4g&feature=relmfu
Lecture delivered by Dan Burish at Caltech: https://eaglesdisobey.net/Caltech2008.htm
The human mission to Serpo: www.serpo.org
“Are We Living in a Holographic Universe? This May Be the Greatest Revolution of the 21st Century” www.dailygalaxy.com/my_weblog/2011/07/are-we-living-in-a-holographic-universe-this-may-be-the-greatest-revolution-of-the-21st-century.html
Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen
http://cccpublishing.com/FutureEsoteric www.bradolsen.com
with permission, (c) Brad Olsen, 2016