宇  宙

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その18)

FutureEsoteric-cover-2-web

 

== 本書の《もくじ》へ  「もくじ」の中の《本章》へ ==

 

【新版(Second Edition)に基づく】

 

 

時空連続空間を抜け出して異次元へ、私たちといっしょに行き来しましょう。この世からあらゆる不思議世界への必須ガイド。

 

 歴史の緒言

 

「海よりもはるかに壮大な世界、それは空だ。空よりもはるかに壮大な世界、それは魂の内部だ。」――ヴィクトル・ユーゴー著、『レ・ミゼラブル』「ファンティーヌ」より

 

「私たちは、広大な宇宙のオーケストラのメンバーで、それぞれの命ある楽器は全体を補完し、調和のとれた演奏に不可欠である。」――J・アレンブーン

 

「私は、空飛ぶ円盤がもし本物なら、地球上のどの勢力の指揮をうけていないことを保証する。」――1950年、ハリー・S・トルーマン

 

「私が大統領になれば、この国が持っているUFO目撃に関するすべての情報を国民および科学者に公開します。私は目撃の経験がありますので、UFOが存在することを確信しています。」――ジミー・カーター、1976年

 

「私は、将来の戦争が電気的手段をもって展開されると予測することが、有害なこととであるとは考えたこともない。」――ニコラ・テスラ、1915年

 

「凶の星占いごときでうろたえるなら、疫病や、悪前兆や、暴動や、荒れ狂う海は何だというのか。ましてや揺れる大地は。」――ウィリアム・シェイクスピア

 

「舞台裏では、空軍上級将校はUFOを心底懸念している。だが、多くの市民は、公式の隠蔽と嘲りを通じて、その未知の飛行物体が絵空話であると信じこまされている。」――海軍大将ロスコー・ヘンリー・ハイレンコッター、CIA長官、議会への書簡、1960年

 

「現実は、繰り返される幻想である。」――アルバート・アインシュタイン

 

「我々は誰も多次元的かつ総次元的である。世界に存在するすべてのものですら、我々の内に存在する。」――ディーパク・チョプラ

 

「外界ではなく自らに目を向け、内なる人に真実を求めよ。」――聖オーガスティン

 

「政治に参加することを怠った見返りは、愚か者によってあなたが支配されてしまうこと。」――プラトン

 

 

UFOの飛行

 

「私には国民に知らせる義務があり、それを成すことで私の仕事は終った。」――海軍内部告発者、ウィリアム・クーパー、1989年UFO会議

 

UFO目撃は、歴史を通して描かれてきており、少なくともこの70年間では一貫して観察され、そうした報告書のパターンが継続されている。空中の異様物体の目撃は、過去数千年にわたって諸絵画に描かれ記録されてきた。はるか歴史以前に遡る洞窟の壁画でさえ、異星人のような人物や空の飛行物体を描いている。興味深いことに、世界中に登場している多大な数の異星人や空飛ぶ円盤を描いた作品は、よく似た姿を描いている。近代では、人間は66年を要して、キティホーク〔ライト兄弟が世界で初めて有人飛行した町〕から月まで、驚くべき進歩をとげてきた。しかし、現在の宇宙での進歩――1969年の初の月面着陸からの現行の秘密宇宙計画の進展――には、一度その全貌が明るみに出されれば、いっそう驚異的な技術的飛躍が認められよう。

最近70年間のほとんどのUFO目撃は、空飛ぶ円盤として表現されている。しかし、そうした物体は飛行しているのではなく、異次元の間を行ったり来たりしているのだ。

逆工学が試みられる以前、UFOは軍によって、最初は確認異星人飛行体(IAC)と呼ばれていた。だが軍は現在UFOを、異星人来訪飛行体(AVC)と呼び、人間が製造した先端的反重力飛行機――再生異星人飛行体(ARV)――と区別している。だが、両者の区別をつけることは訓練された眼をもった人以外には困難であるので、どの未確認飛行物体にも、その従来の呼び方であるUFO用いることが無難である。

 こうしたすべての各UFO物体を作動させる意識態は、そうした物体そのもの内部にある同じエネルギー力である。言い換えれば、4次元の生物は、4次元飛行体に対応し、それを操縦する。同じように、より高次宇宙空間の5次元の生き物は、彼らが使用する5次元の飛行体を操縦する、と言うことができよう。共鳴周波数あるいは共振は、宇宙船内において、その船体の乗組員とその船体を、たがいに共同意識として連結する。私たち地球上の3次元の人間は、3次元宇宙船に対応するのが最適となる。だがこの地球上の現在の状態がゆえに、3次元飛行体は、恐怖〔という感情〕に支配されたり、暗闇の思惑の主によって操作されてしまう。しかし、4次元宇宙には、非常に人間に似た別の生き物が存在し、そうした4次元人間は、明知の水準でその飛行体を認知し、目的すら共有する。言い換えれば、より高度に進化した人間は、より高いレベルで彼らの宇宙船と一体化し、より高レベルの情報を駆使する。

 

ブリル・エネルギー

第一次世界大戦の数年後、ドイツの超秘密なブリル協会は「ブリル・エネルギー」またはゼロポイント・エネルギーおよび他の斬新的なフリー・エネルギー装置を研究するために設立された。ブリル〔Vril〕とは、ドイツ語で「宇宙資源のエネルギー」との意味である。ブリル協会はまた、古代インドのヴィマーナ飛行体を述べた教本の研究にも着手した。霊媒や、古代の教本学者や考古学的発掘からの情報を用いて、ナチ以前のドイツ人はそうした分野を「心理物理的技術」と呼んだ。ブリル協会は、空間と時間の物性を調査していることで知られていた。ドイツ人はナチが権力を得る前、十年以上を要して、精神的領域を探索して、その目的とするものを得ていた。

 ブリル協会は代替科学に基づいた新しいユートピア世界を創造することを求めて発足した。それは、高度な技術を取得することを意図し、霊媒の仲介と「チャネリング」通じてエイリアンと接触しようとした、世に知られた最初の近代的組織だった。1919年、ドイツアルプスの町ベルヒテスガーデンの古い狩猟小屋で行われたひとつのイベントの最中、霊媒の「シグラン」とマリア・オーシックは、69光年離れたおうし座のアルデバラン星系における文明と(相手の霊媒を通じて)接触を行った。友好的で高度なアルデバラン霊媒は、もし彼らの高度な技術を与えられれば、人類の苦しみと不平等は解決できると説き伏せてきた。その結果、マリア・オーシックは、フリーエネルギー装置と進んだ超次元飛行体のための構想を、テレパシーを通じて得ることができた。

 ブリル協会が発足したのと同じころの1919年12月、関連した団体トゥーレ協会は、カール・ハウスホーファーが「Buruder des Lichts(光の兄弟)」を設立した時に始まった。ブリル協会は、度々、ルミナスロッジとも呼ばれ、その発展とともに、最終的にはブリル・ゲゼルシャフトと改称された。トゥーレ協会が主に唯物的・政治的テーマに焦点を当てたのに対し、ブリル協会は、「アザー・サイド〔観念世界〕」に傾注した。ブリルとトゥーレ両協会の前身は、Ahnenerbe すなわち「祖先の遺産」で、1935年に設立されたアーネンエルベ協会は、第三帝国の中でも最も神秘的な組織だった。そしてこの組織は、国家の資金と支援のために、オカルトや神秘主義の研究にかかわっているとしてのみ知られた歴史的組織だった。

cosmosキャプチャ

この「太陽輪」型のまんじは、最初にトゥーレ協会によって採用された。ドイツ労働者党は、ヒットラーが若い熱心な党員であった時、このロゴを使った。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

一部の研究者たちの見方によれば、ナチの科学者たちは最初の原子爆弾を準備していたが、その成功前に戦争が終結した。他の国による核実験のその後の取り組みも「ブリル協会の反応」を起点とし、両方を消滅しかねない、正負電荷の衝突を準備していた。全体がエネルギーに変換されるまで、プロトンに撃ち込まれた電子は、過電荷の中性子を生成し、全体がエネルギーに転換されるまで、激しく不安定な中間子の時期を長く保つこの高強度のエネルギーあるいは大半の量子は、多数でますます強力な反応をを通じ、電子を陽子に変換するのに十分となる。さらに、科学者たちは、反応がどの時点で水素以外の物質に広がるかは知らなかった。ナチがこれらの計画を取得した時、彼らは、連合国をおびえさせ、第二次世界大戦を終わらせる、高度な驚異的武器を製造するためにそれらを使用した。V-2ロケットや最初のジェット飛行機が戦争の末期に登場したが、これらの新型航空機は、連合軍の祖国への侵入を喰い止めるまでには至らなかった。

 

ナチのUFO

ナチの科学者は、反重力飛行を達成するために、逆工学や様々な方策を試してみた最初の現代人だった。1938年、ドイツの科学者たちは、ベニート・ムッソリーニによる招へいを受け、UFOの残骸――1933年にイタリア北部ロンバルディア地方のマデルノという小さな町の近くで回収――を調べる許可をえた。彼らのねらいは、回収した円盤の設計と、独自の飛行体の設計を試みてきたブリルとトゥーレ協会の技術とを組み合わせることだった。この種の試みの最良の実例は、Die Glocke すなわち「ベル」と呼ばれる極秘で超部外秘の科学技術装置だった。「ベル」はV-5飛行体と呼ばれる空飛ぶ円盤に組み込まれていた。希少な写真が、チェコスロバキアのピルゼンにあるシュコダ工場のナチ秘密技術部に近くで飛行しようとするその円盤を示している。その「ベル」は、反重力場を生成するためとされる、対向タービンによる複雑なシステムを備えており、その強力さのあまり、付近のすべての生命に大混乱を引き起こし、遠距離をテレポートされる事態さえ生じていた。

 

2.1.1 German UFO

二次大戦中、「第13特殊局」のドイツの科学者は、「ベル」と呼ばれる超極秘の反重力飛行体にかかわっていたと言われる。それは水銀に似た物質――ただ「Xerun 525」としてのみ知られ、運転を開始すると紫色に輝いた――で満たされた二機の逆回転シリンダーを搭載していた。1941年と1944年の間に、いっそう進歩した後続の飛行体は、第三帝国の宇宙艦隊の「Haunebu」シリーズを生み出した。戦後、米国はドイツの「テクノマジック」の遺産に強い興味を持った。もしナチが70年以上前にこの技術を持っていたとするなら、今日の基準では、どんな推進法の飛行体が存在する可能性があろうか。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

アインシュタインの重力定理は、その方程式が負の数を示す時は、反重力場の発生の可能性を表していた。だが、そのような状態を維持するには、少なくとも900キロアンペアの継続的なエネルギー入力、または毎秒1020の電子の転換を必要とし、巨大な技術的飛躍を必要としていた。「ベル」もまたタイムマシーンとして働く可能性を秘め、このような適用も所望されることであった。ナチの科学者ヘルマン・オーベルト博士によると、「UFOの動きは、あらゆる推進手段や期待される反重力装置の原理をも、無効としているかのごとくである」。 ナチによって設計された飛行体の小型モデルは、ブリルと呼ばれて、上記のブリル・エネルギーの原理を使用していた。ビクトール・シャウバーガーによって設計されたエンジンを搭載した「ブリル」円盤の原型は、1939年に飛行した。「ブリル」は小型で、葉巻形飛行体として設計されたより大型の飛行体の中に収まるほど小さく、非常に高度な空気力学性と推進装置をもっていた。これらの飛行体がこれまでに、大気圏上層あるいはそれを越えて飛行したかどうかは知られていない。

 

嗅ぎ付けた米国

米国での円盤の回収は1940年代と1950年代に始まった。そうして検査された墜落飛行体は、バスケットボール大の連鎖反応炉の発電機を搭載し、その一部は燃料に水を使用していた。この反応炉はフリーエネルギーを生成し、その飛行体を飛行させるために反重力装置を推進力にしていた。その当時、そして今日でさえ国民のほとんどには、そうした技術は私たちの最大限の想像を超えたものである。だがこうした情報は、ゆっくりと公衆へと広がっている。近年では、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)の双方は、反重力と人工重力技術の達成を認めている。もし彼らがそうした目的に達していない場合なら、まさかそうとは認めないであろう。

 海軍情報将校とかUFO研究家ウィリアム・クーパーなどといった、米軍内部の告発者は、彼らが見た飛行体には空母ほどの大きさのものがあったと言う。そのような飛行体は、今日知られている水準をはるかに超える動力場を利用し、海水突入の際の衝撃を避けるため、前部の海水を排除することができる。ウィリアム・クーパーは、警察によって2001年に自宅で殺害される前、「飛行体は現実だ」と告白していた。そして彼は「唯一の疑問は、ETが現実なのではない」と付け加えた。クーパーは、頭に入れておくべき重要な点は目撃事例があるということだ、と常に強調していた。その数とか、その種類とか、それがどこでとかといいうことが問題なのではなく、それが実際に起こっていることである。

 UFOの推進力の科学的原理は、すでに今日の物理学者によってほぼ知られ認識されているところであり、すでに1952年にライフ誌が特集したように、長く既知となっていることである。同誌は、「飛行体は時速7000マイル〔11,200km/hr〕で飛び、地球上に存在するどんな発電所も、これらの推進装置の性能を上回ることはできない」と報じていた。

 

2.1.4 Searl IGV craft

これはUFOではなく、地上500m程を遊よく飛行中の、人間が開発し無人のSearl Inernal Gravity Vehicle(IGV)P-11モデルである。この写真は、1968年、飛行中の別のSearl IGVモデルから撮影された。 Searl IGV飛行体は、トム・ベアデンが「真空のつぶ」と呼ぶゼロポイントエネルギーの大規模な変換を物語っている。発明家のジョン・ウィーラーは、この効果を「量子泡」と呼び、ユニバーサルファブリックの基礎として概念化した。真空は (物理学の定義により)、過負荷および超伝導のSearl Effect Generator(SEG)によって生成された「エーテルの渦」によって凝集され、私たちが想像できるより多くのエネルギーを変換することができる。 SEGは、地球温暖化をおこし、温室効果ガスの原因となる貧困、汚染、汚れたエネルギーから人類を解放することができる。もちろん、Searl 宇宙船は、他の惑星や異なる星系に私たちを連れてゆくことができる。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

 

ソ連空軍、UFOは本物と認定

 1990年3月、ソ連国防空軍参謀長のイゴール・マリツェフ大将は、以下のような声明を発表した。「懐疑論者も信奉者のいずれも、UFOの存在を公式に確認するものとして、これを受け取ってもらいたい」。これは、ソ連崩壊のわずか一年前という時期に、しかも制服組の行った声明として、珍しいほどに率直なものである。当時ソ連国防副大臣だったイワン・トレヤク将軍や、国防空軍空軍の最高司令官も、この立場を明確にした。ソ連空軍の最高位高官らによるこれらのステートメントの妥当性に関し、彼らの声明が嘘っぱちであったと判断する理由はないだろう。それよりむしろ、それは、ソ連のすべての政府機関活動において、最大限の広報性、開放性、透明性を行う方針であるグラスノスチを反映したものであった。さらに、トレヤクとマリツェフの両者は、大半のケースが自然現象の誤認やデマのいずれかのであることに留意するよう、注意をうながした。 トレヤクはUFOについての個人的関心について尋ねられた際、「中程度の好奇心」と返答した。彼の部下のマリツェフ参謀長のコメントについてトレヤクは、「UFOのような形で私たちの前に現れる何種かの実際の自然現象がある。私たちが知らないのが自然である」との見方を述べた。

トレヤク将軍はまた、UFOは迎撃パイロットが撮影した写真により、光学上でも熱センサー上でも確認されたが、それらは時々レーダーを回避するステルス的能力を持っているようだと述べた。また、ソ連のミサイル基地は、核弾頭を無効化するUFOが上空を遊よくしていることに悩まされたが、米国とソ連の双方に、かれらの武器はたとえ装備されていても非活性状態にしてあることを知らせようと努力しているようであったため、それらを破壊しなかった、とも述べた。他の報告は、ソ連のパイロットが実際にUFOの上を飛んだが、戦闘態勢には入らなかったと記している。

トレヤク将軍は、相手が何者かは不明ながら、UFOが脅威を与える様子がなかったことが確認された際、米国空軍の戦闘要諦本からの一節を参照したという。そしてなぜUFOへの攻撃命令を出さなかったのかとの質問に、彼は、「恐るべき報復能力を有する可能性のある対象物に対し、挑発も受けていないのに攻撃を仕掛けるのは無謀なことだ」と答えた。こうして、ロシアとアメリカの双方のミサイル防衛陣は、ETによる監視と、トリニティ試験〔1945年7月の最初の原爆試験の暗号名〕以来の核ミサイル発射設備の有効性の低下すらを体験していた。それはあたかも、どちらの超大国も、あからさまな敵対行動を取らなかっただけでなく、その核兵器の実際使用が回避されたことも明らかなようだ。

アメリカの軍事監視体制と同様、ソ連空軍もUFOが上空を遊よくした後、目覚ましい速度で離れ去るのを目撃した多くの事例を持っていた。ソ連の報告の中には、直径100から200メートルの飛行体を推定したものがあり、それらは停止状態から現代の戦闘機の3倍以上にわたる速度を持っており、かつ、瞬時に停止することも可能である。他の報告は、UFOは 「驚くべき操縦性」をもち、音も立てないことを示している。ソ連の研究者は、「UFOは、完全に慣性を持たず、言い換えれば、それは、重力に「屈服する現時点では、地球上のどの航空機もそのような機能を持っていない」と言う。 ということは、ソ連の科学者が、UFOは完璧な反重力能力と大きな技術的先進性を持っていることを疑っていないということを意味する。ソ連崩壊後の数ヶ月間で、KGBの極秘文書が、最高額入札者に入手可能となり、UFO研究者に新たな情報の宝庫を提供するようになったお陰でもある。

 

宇宙船を飛ばす

様々な次元の人間に様々な意識のレベルがあるように、UFO飛行体にも多くの種類がある。あるものは非常に高密度の材料構成で作られており、他のものは非常に空間の多い(固体が少ない)特徴を持っている。その空間性のあるものは、4から5次元レベルである可能性がある。これらの飛行体の次元が高くなればなるほど、より速く移動することができる。それらの多くは、軽い要素で構成されるか、空間物性のものであるか、あるいは、ホログラフィックな構成に非常に類似し、所定の位置に設置すると光の速度で移動することができる。ほとんどのUFOは時間を含む4次元を利用している。3、4および5次元の生き物に限り飛行体を必要とする。6次元およびそれ以上は、光の生き物――全宇宙と一体のもの――と考えられる。これらの生き物は、宇宙の意識の全様相と同等(または結合状態)にあり、交信とか接続によって、宇宙船もどんな物質形態をも必要としない。

回収され調べられた下次元の飛行体は、我々が予想しているものではない。それらは、長い星間航海に期待される、寝台、トイレ、レジャーラウンジを備えていない。その代わりに、それらのUFOは、我々が知っているような〔星間航海〕機械とは異なる、タイムトラベルや次元間旅行の装置である。1947年にニューメキシコ州のロズウェルで回収されたような小型スカウト飛行体もあれば、空母よりも大きな母船もある。4び5次元の生き物のための飛行体は、パイロットと機体の間に不可視の媒体を使用し、知的操縦をおこなっているようである。

このような光る球体の他の例では、内部に誰も乗っていない。その球体あるいは第二次世界大戦中の連合軍パイロットたちの間でそう呼ばれた「フー・ファイターズ〔幻の戦闘機〕」は、あまり飛行機のように見えなかったが、光と脈動する輝きを持っていた。しかし、球体が機能するためには水銀が必要と考えられた。そうした球体は、クロップ・サークルが作られる時によく見られ、目撃者は、黒いヘリコプターに追われていたと報告している。 

球体とUFOの両方とも、その飛行装置の操縦には「思考命令」を使用している。球体の場合には、遠隔視パイロットによって操縦されたと推定される。 UFO上の思考命令システムは、心によって制御できる飛行体の一種の電気的「神経系」を介して、パイロットと直接接続されている。各乗組員の身体は、同様に飛行体に組み込まれた神経系に同調、接続されている。実際、飛行体はパイロットの身体をモデルとして作られている。それは、それぞれの乗組員の振動数に同調されている。したがって、飛行体は、パイロットや乗組員によって放出される精神的エネルギーである集団思考によって操作されていると言える。それは実際、いとも単純な直接制御システムである。このように、飛行体には、複雑なコントロールやナビゲーション機器は搭載されていない。それは、乗組員の生体と心の延長として操られている。

宇宙船は、パイロットの心の内で生成された電子波と飛行体の方向コントロール装置との間の直接的な相互連結によってナビゲートされる。脳の電子信号は、手動計器盤とともに、飛行体の媒体として機能するヘッドバンド装置をへて送信される。ナビゲーションのための脳波信号は電子回路に変換され、パイロットの思考を指令する。飛行体には操縦ハンドルや従来の制御方法はなく、ヘッドバンドが〔直接に〕脳からの信号を拾うように設計されている。ヘッドバンド上のセンサーは、低周波を発生する脳の各部に対応しており、ヘッドバンドはそれらを統合した回路を形成する。パイロットが着用している肌に密着した一体型着衣も役割をもっている。生地繊維の長い原子配列は、パイロットの体が飛行体用の発電や蓄電の一部を果たさせている。それは実際に機体を操縦するとかナビゲートすることはないものの、パイロットが機体の電気回路の一部となり、私たちが筋肉を動かして任意に操作するように、飛行体を誘導している。その乗り物は、神経システムに直接接続されていることで、自分の身体の延長となる。

この技術は、ホメオパシー〔人体がその内部環境を自動的に調整する機能〕を連想させる。この場合のホメオパシーの医師は、人体を光の回路でトレースする。そして宇宙旅行の際には、潜在的リスクを検知して、何がおこりうるかを助言することができる。適切な洞察力と星座図は、有用な飛行体や乗組員と合わせて、宇宙のいかなる場所でも、それはわずか一瞬の思考の結果となる。次元間の宇宙船は、円盤中央の安定している中心部に、小さな常温核融合炉を持っている。UFOの飛行方式の一つのモデルは、円盤の外側に、何らかの形でほぼ光速の回転が与えられ、その後すべてが無限速度または接続に上昇した後、四次元に達することができる。基本的に、4次元は純粋に光の領域――一段高い振動倍音――で、人の思考が直ちに現実化する)。鋭い90度のターンを行った後、パイロットと乗客だけが、次の目的地を決定することができ、彼らの集団的思考として瞬時に到着する。宇宙旅行は、必ずしもある地点から他の地点へと宇宙船を移送させることではない。それは、ある地点の船舶の乗客を他の地点のそれへと、瞬時に電送してしまうようなものである。理論的には、時間は全く関与しない。

 

構成と仕様

宇宙旅行は、コンセプト上では、とくに困難なことではない。最初の作業は、光速の9割という、極めて特異な速度で互いに逆回転するエネルギー場を作ることである。これらの条件が満たされた場合、こうした場の間にたとえいかなる物質が存在していようと、1943年に米国政府によって実施されたフィラデルフィア実験のように、この極秘実験では、米国海軍は、逆回転エネルギー場でもって、戦艦を見えないようにする試みを行った。しかし実験は途中で中止され、目的を果たす代わりに「次元間崩壊」を起こしてしまった。その強化された電界は、その戦艦が標的の場所へリンクされる前に、時空間の構成に裂け目を作ってしまったのであった

私たちが今日そう呼ぶ「究極のコンピュータ」は、逆工学の際、宇宙船に搭載されているものがそれであることを発見するだろう。そうした研究者たちの〔現行の〕コンピュータは、「人工頭脳」あるいは、非常に複雑な計算機として機能する電子機器で、情報を収納し、演算を行い、問題を解き、機械的な機能を実行する。しかし、進んだET社会におけるコンピュータは非常に進化している。宇宙の銀河系の多くでは、非常に大規模なコンピュータが、恒常的な管理運営、機械的サービスそして惑星全体やその惑星系自体の維持管理機能を実行するために使用されている。

エリア51の内部告発者ボブ・ラザーによると、UFOの推進は「重力増幅装置」によっており、3段階うちの最低レベルに独自に設定されて、重力波を放出して遂行される。その浮上は、位相が地球の重力から一種の逆極性の波になった際に得られる。降下は、「オメクロン」と呼ばれる別の増幅装置が駆動して行われ、さらに、3機の全増幅器による「デルタ」構成が働いて宇宙旅行を行う。そうした飛行体は、増幅器を機体周囲の空間を歪めるために用い、上昇する場合であっても、それが作り出したそのゾーンへと常に「下る」動きとなる。

人間によって調査されたほとんどのUFOの機体は、4から6層をなしている。外装部をなす固体金属はパーセントをしめ、ゴムの第2層は30パーセント、金属の第3層はもまた30パーセントで、そして最後の層は、磁気特性を帯びている。電荷を帯びた「拡散層」が、液体の「eプラズマ」が動く際に最も効果的に発生し、eプラズマをさらに加速すればするほど、異なって動いている外部拡散層の電気イオンからの、イオン分離効果をいっそう促進させるエネルギーが磁性層に注入されれば、宇宙船は宇宙中を飛ぶことができる。このような宇宙船は二重船体構造を持ち、ふたつの船体間には数組の光ファイバ巻線を備えている。一組の巻線は周囲の均等な力圏を作成するために使用され、宇宙船の効率を高める。この高効率化は、宇宙船自体を宇宙を円滑に移動させる。巻線の他のセットは、宇宙を行く飛行船を推進し操縦するために使用される力圏を生成する。船体外側は鋳型成型され、継ぎ目がなく、触れれば冷たい金属製である。金属風の表皮は、半透明の窓としても使用される。UFO内の表示パネルは、液晶表示である。

 

飛行開始

1950年代末の初期米国空軍パイロットは、これらの先進的円盤をシミュレータを用いて飛行訓練した。とくに飛行シミュレータは、どのように「重力場駆動」の飛行体を飛ばせるかを教えた。彼らが最初に注視したことは、本物の飛行体にはシートベルトがなかったので、シミュレータには何のシートベルトもないことだった。実際、普通の飛行機のように、パイロットや乗客が飛行中に上下逆さまになるようなことはないため、シートベルトを必要としていなく、誰もが上下逆さまになることの実感はもつ必要もなかった。というのは、飛行体は内部に自身の重力場を持っており、飛行体が上下逆さまに飛行している場合でも、その内部では誰も通常であるかのように感じていた。

これらの飛行体のもう一つの興味深い特徴は、通常、窓がないことである。パイロットが任意の視界をえる唯一の方法は、外部カメラの画面表示を見たり、ヘッドバンド装置をへてそれを得るものである。このカメラ像の中継装置は、パイロットのメンタル画像内に映像を送る。飛行体の準備が完了すると円盤は自身の重力場を持っているため、何人かのパイロットは、乗り込んでからおよそ2分間ほど、気分が悪くなったり混乱したりしたと報告した。初期のパイロットは、その感覚に慣れるためには、長い時間がかかると述べた。飛行体は非常に小型のため、動くための余裕はほとんどなかった。ただ手を上げるだけでも複雑な効果をおよぼすので、パイロットは広範囲に異例な方法で訓練されなければならなかった。彼らは、感覚の実経験として、彼らが心に描いたものを目で見ることを習得するため、厳格な心の訓練を受けた。ただ動き回ることは難しかったが、しばらくするとパイロットは感覚に慣れ、非常に適応ができるようになった。訓練は、そこに起こっていることすべてに慣れ、自分の体の反応を予期できるよう訓練された。初期のUFOの人間のパイロットは、ある飛行がもたらす奇妙な感覚のような、従来の飛行で感じる重力圧力を受け入れることとあまり差はないと述べた。

 

昇天と下降

ETの飛行体は、宇宙の一点から別の一点への旅行に「ユニバーサル座標」システムを使用している。彼らの飛行体は、既述のように、光速またはそれに近い速度で飛行することができる。これがその飛行体を、変化した時空間へ入ってゆくことを可能にし、出発点と到着点を、現実の時間上で大幅に縮小してしまう。それは、あたかも宇宙を折り畳むようなもので、2点間(出発地と目的地)ははるかに近くなり、事実上同一であるかのようになる。

我々はそうした飛行体の、推進装置や全体的な操縦システムを含む、基本的な設計図を与えられてきたが、科学者はその技術を完全に理解するために、逆工学に取り組んでいる。その飛行体は、第115元素のような、我々が地球上に持っていない鉱物を利用している。放射性ウランに似ているが放射能のない特定の要素は、推進装置のための特別な電力を提供している。これらの飛行体はまた、ある種の空間変位システムを使用し、基本的に推進の前部に真空を生じさせ、推進抵抗をなくしている。その技術は、真空泡を使用してミニ原子炉を構成し、いくつかのタイプの物質を、分子を消去し非常に小さい部分を真空にさせる空間に変える。その技術はまた、反物質を利用し、飛行体の前部に「ストリーム」またはエネルギーの「波」をつくって推進システムとする。これは、大気とのいかなる摩擦もなくして、宇宙中を移動し流れることを可能にする。

広大な宇宙を移動するもう一つの方法もある。古代の瞑想修行者は、星への旅行に関わっていた。その瞑想状態に入ると、修行者は、最初に地球の中心へと移動する。「昇天教祖」の話では、地球中心の核部に小宇宙があるという。遠隔視をえた修行者はそこで縮小を体験してその小宇宙に達すると、相対的に先の小宇宙が巨大となり、地球を取り巻く銀河と全く同じ大きさとなる。人はこうして地球の中心と精神波を通じて結ばれることができ、同じようにして、星への旅行も太陽系を経由して宇宙への出入りを可能とし、そして最後には、外部の空より身体内に戻るのである。ロシアの科学者は、宇宙船を操縦して、地球の中心部に侵入して小宇宙に入り、あるいは同じ手法で、瞬時に遠距離の星に接びつくことができる可能性を最初に仮定した。ナチは実際に地球中空論を信じ、両極は地球内部への入り口と考えていた。また外に向かっては、両極は星へのワームホール口でもありうるとし、それが彼らが両極地に基地を設置した理由であったようである。

 

【本章完結】 

 
参考文献
21st Century Radio’s Hieronimus & Co. “Transcript of Interview with Bob Dean, March 24, 1996 www.bibliotecapleyades.net/vida_alien/cosmic_topsecret03.htm
REFERENCES 401
“Bob Lazar on the Billy Goodman Happening” December 20, 1989 www.swa-home.de/lazar3.htm
  
== 本書の《もくじ》へ  「もくじ」の中の《本章》へ ==
 

2nd edition


Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen

http://cccpublishing.com/FutureEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2016


 
 

 

 

Bookmark the permalink.