宇宙生命体

〈訳読‐2〉「東西融合〈涅槃〉思想」の将来性(その22)

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【新版(Second Edition)に基づく】

 

宇宙生命体

 

「夜、頭上に輝く星々について考えてください。私たちが決して到達することのできない、そうした途方もない世界のことを。そしてもし可能なら、それらに、私がよく思いをはせる惑星を加えてください。そうして星々たちを見ると、それはそんなに鮮明なのに、まだそんなに遠いことが、私を悲しませます。」――セシル・ローズ〔英国の政治家(1853― 1902)〕

 

私たちが「エイリアン〔外来者〕」について考えるとき、ほとんどの人は、国に不法に居住する外国人とか、あるいは、大きな目を持った「緑色の小人」とかをよく思いつく。そうしたその後者について、一般的にそれは、皮膚の色がゆえにグレイのことを指すことが多い。だが、グレイと呼ばれるように、それは必ずしも緑色ではなく、むしろ灰色がかっている。グレイは、世界で最も広く報告されている外来異星人である。そして広く、あらゆるETとの関係の総合的研究は、「地球外政治学」とよばれている。

 グレイには、その身長とか皮膚の色合いの違いによる多くの種類があるが、それらはすべて、ETの爬虫類人種――背の高い爬虫類アルファ・ドラコニアンも含む――と同じ「集団」メンタリティーをもっている。その外にも、地球人と遭遇した異星生命体があり、その中には私たちにそっくりなものもおり、私たちを援助しようと考えているものや、私たちを搾取しようとするものや、私たちを家畜とさえ考えているものいる。

主要なニュース報道がめったに触れないことは、UFOについての、ことに地球外知的生命体――軍ではExtraterrestrial Biological Entities 略してEBEsと呼ばれる――についての報告である。そしてそれに続くものは、EBEsについてのもっとも一般的な報告に基づくねつ造で、最初に発見されたのはいつとか、それがどんな格好をしているとか、彼らが地球にやってきた理由はなんであるのかといったことについて、まことしやかに伝えている。 

 最も一般的に議論されているEBEは、グレイと呼ばれる爬虫類人種で、1940年代後半に始まった多発したUFOの墜落〔残骸〕が回収された際、捕らえられ研究されてきた。グレイの報告のほとんどは、彼らがゼータ・レティキュリ連星系――南の空に見られる――の回りをまわる二つの惑星から来たとしている。生存したグレーが、1947年のロズウェルの墜落現場で発見されたため、逃げることができないよう、捕らえられた彼らは電磁場施設の中に入れられ、観察されている。というのは、彼らは文字通り壁を通りぬけることができるからである。そしてその数年後、グレイは、米国と正式な合意を結び、彼らが地球上で遺伝子工学を行う許可と引き換えに、高度な技術を提供すると合意された。異星人グレイは、そのグレアダ条約(最初、アイゼンハワー大統領が署名)の下での許可に基づき、特別に設計された地下の拠点で、ひそかに活動するとされた。そうした拠点の最も有名なものは、ニューメキシコ州北部のフォーコーナー地区にあるヒカリーヤ・アパッチ族居留地の地下にあるもので、他は、ネバダ州の広大なネリス空軍基地に位置し、そのほかにも、ロスアラモス国立研究所などがあるとされている。今日知られていることは、グレイの身体システムは葉緑素を基盤にし、その総体は基本的に、信じられないほどの認知能力を有する合成「試験管」生体であることである。グレイの身体は、植物と同様の方法で食物を処理し、その排泄物もまた植物と同じである。グレイは、人間を欺き、嘘をつくことで知られている。彼らの一部は、ベテルギウスと呼ばれるオリオン座にある星の周りをまわる赤い惑星から来たと主張している。他のグレイは、リゲル星座から来たと言い、そして他は、ゼータ・レティキュリ連星系をまわる2つの惑星――その一つが惑星サーポ――からのものであると主張している。

 

パンスペルミア説

それでは、少し過去へもどってみよう。 1996年、NASAの研究者デビッド・マッケイは、彼が1984年に南極のアランヒルズから持ち帰った隕石の内部に火星の生命の痕跡を発見したと報告した。かくして、宇宙全体に広がった微小生命の起源と存続は、「パンスペルミア」現象と呼ばれて知られるようになった。米航空宇宙局(NASA)の研究者で、隕石の内部に地球外生命を発見したと主張するのは、マッケイただ一人ではない。 2011年3月には、別のNASAの科学者が、地球に落下した隕石の内部に「異星の虫」の小さな化石を発見したと主張して、宇宙のどこかに生きる生命をめぐる議論に再度火をつけた。リチャード・フーバー――アラバマ州にある米航空宇宙局マーシャル宇宙飛行センターの宇宙生物学者――は、隕石中にまれに見られるフィラメントや他の組織は、シアノバクテリアとして知られる藻類に似た、地球外生命体の微小化石であるように思われると述べた。過酷環境生命の専門家であるフーバーは、隕石中の類似した組織を数度にわたり報告している。2015年には、高高度飛行から回収された気球が、宇宙起源の微小生命体でおおわれ、地球外生命の古い痕跡、あるいは、パンスペルミア説をにおわせる示唆となっている。

DNAの共同発見者、ケンブリッジ大学のフランシス・クリックは、「原始スープ」〔古代海水〕から現代人までの進化に要した5億から6億年の期間に、ヒト遺伝子が地球上の偶然の進化だけで形成されることはなかったと説く。そのような既成の人間進化の説は、極めてありえないことを述べている。フランシス・クリックは新地平を開くパンスペルミア説を先導した。だが、これらの説にともなう不可解な点は、それらが主要な報道機関によって報じられた後、その継続報道が、ほとんど、あるいは全く行われず、地球外生命体あるいはパンスペルミア説の可能性の探求はほとんどなされていないことである。

生命の材料となる生物学的素材は、原形質細胞、化学的、電気的および他の基本的エネルギーの相互交換である。化学的反応方式は各システムで異なり、生きている細胞の再生産技法は各局部環境で微妙に違っているものの、生命の経路は常に生きた触媒によって導かれ、生命の材料の原初反応を始動させる。それは宇宙全体にくまなく働く、生命体のエネルギー回路の火付け役である。

 

最高至上命令

『スタートレック』の放映によって人目を引いた「惑星自由意志の法則」とか「最高至上命令」とかは、〔SF上ではなく〕実際の宇宙における法則である。友好的ETは、「検疫」――「惑星連盟」によって課され、不当な影響から地球人の自由意志を保護――と呼ばれる理由により、最低限レベル以上には、地球への干渉を許可されていない。『スタートレック』の場合、たびたび、その作品は現実を模倣している。しかも、それはたまたまのことではない。スタートレックの生みの親のジーン・ロッデンベリーは、その人気テレビ番組の脚本を書いている際、ETとの会合を用意した何回かの「9者評議会」を〔傍聴し〕メモをとることを許すと言われたという。

地球がその良い例であるように、〔ETたちには〕原始的で霊性的に進化途上の惑星の人々への直接の介入は許されていない。他の世界の人間は、進化途上の文明を、観察することのみが許可されている。長く保持されてきたそうした最高至上命令は、惑星の不正または強制的な植民地化を禁止している。しかし、いくつかのケースでは、友好的ETは、観察してきた惑星や文明の永続を確かにするため、特定の問題に限り介入することを選択した。そうしたETには、地球を征服したり、この惑星の人口を制御することには関心がないようだが、地球の資源が破壊されたり浪費されないようにするという、自分たちの利益には取り組んでいる。そうした目的のために、特定のETは、情報を収集するため、時に応じ地球を偵察する使節を送ってきている。

核戦争は、1950年代には非常に現実的な脅威であり、それは今日までも続いている。私たちは、もはやその脅威について、かつてほどに緊急とは聞かされていないが、世界の大国はこの地球を滅ぼす武器で自らを武装していることに変わりはない。この問題は、ETたちが私たちの惑星の事柄に、他の通常事項より明らかに直接介入する原因をもたらしているが、これは厳密に、核戦争の可能性を防ぐためにである。 ETたちは、地球人が核兵器施設を作り始めて以来、それを持つ国がどこであろうと、組織的にそうした施設を使用不能にさせようとしてきている。そうした国には、中国、インド、ロシアが含まれている。

それが検疫であれ最高至上命令であれ、それらは爬虫類人の「闇の勢力」の兵卒内に誤った自己満足をもたらし、彼らが地球上の文明の行方を密かに方向づけるよう、正しい人間たちを操作することを是認する理由となった。彼らは、友好的ETたちは宇宙法則がゆえに、地球人の行為を止めさせることには全く無力とみなし、地球を奴隷状態に落とし込め恐怖に震えさせることのみがそれを可能にすると信じた。彼らは、例えば、人間が家畜にするような残酷さに立った人体実験や、地球の天然資源の継続する奪取を正当化した。もし人間が世界の生き物をそのように扱った場合、彼らは私たちに同じことを行うことが可能とした。加えて残念なことに、アイゼンハワー下の米国政府は、ある否定的なETグループと半法的拘束力のある合意を結び、人間が地球、太陽系、あるいは銀河系のいずれにも危険をおよぼさない限り、「よい」ETらが私たちの自由な選択に干渉することをできないように協定した。「良い」ETたちは、ほんのこれだけの許容範囲内で、 組織的に何十年間もついやして、制限区域内の核ミサイルを使用不能化させている。〔惑星〕連盟のETたちは通常、ミサイルサイト自体を破壊しようとはしない。彼らは単に、核弾頭を使用不能にし、そうすることで、彼らが我々の兵器システムをいつでも完全に使えなくする能力をもっていることを見せつけている。

「最高至上命令」は、地球に関しては、私たちが核時代に入って以来、弱体化してきている。そして今日では、はるかに大きな影響が存在している。世界の主要の軍が保有する、地球外部へ向けた大規模な破壊を可能とする能力は、太陽系、銀河系、さらには私たち自身の宇宙に影響をもたらす。私たちは、孤立した惑星ではない。私たちがここで行うことは、宇宙に実際の影響を与える。したがって、私たちは、核爆弾の爆発を継続することで、宇宙を私たちの問題へと引きづり込むこととなる。兵器の拡散のエスカレーションは、事実上、「最高至上命令」をもはや事実上の無効と化させている。

2011年、UFOに関わるブログ界で、アンドロメダ評議会が、地球人に代わって、ほぼすべての邪悪ETのほぼすべてを放逐して、太陽系内の一連の戦いに勝利したというニュースで沸き立った。アンドロメダ評議会は、惑星連盟において地球の代わりに仲裁するため、他を説得しなければならなかった。そうして広範囲な議論が行われ、不干渉の原則として知られる最高至上命令を書き直し、新しい法律が制定された。意識的で集団的な意思決定が同評議会でなされ、地球人は3次元生活で生きているという明白な不利な立場あるという単純な理由により、前例がくつがえされた。人類は単に、爬虫類人やグレイに勝つための、第四次元生理学、知識、ツール、または技術を持っていないのであった。

 

グレイはなぜ地球に

もっともよく見られるグレイ人は、外観上、身長約1メートル、人間に似た姿をし、灰色がかった皮膚に、通常、手には3本の細長い指と親指を持つ。彼らの足もまた4本指である。 その4本の指のそれぞれの先には吸盤に似た小さな肉趾がある。彼らの頭は、彼らの虚弱に見える体にくらべ非常に大きい。大きなアーモンド形の目はさらに大きく見開かれ、それらがまばたきすることはない。その不釣り合いに大きな頭に加え、一様に報告されるところでは、その目は奥まっていて、頭蓋骨は柔らかく柔軟で、鼻は2つの窪みのみで、口は細く、口の中には歯の代わりに重い軟骨がある。耳はフラップを持つ小さな穴のみである。彼らには毛は生えておらず、皮膚はやや色合いの違いはあるが灰色がかっている。彼らの行動の特徴は昆虫にたとええられる。

 グレイにはいくつかの種別があり、身長、体重、手足の指数が、どういう使命のために開発されたかに応じて違いがある。性器はもはや機能しておらず、すべてのグレイは、遺伝的に製造された生物である。彼らの人型の身体、ことに手は、哺乳類というより昆虫のように動く。すべてのグレイ同士では、意思疎通は完璧にテレパシーで行われ、彼らの口はもはや話すためには用いない。彼らは愛とか自然の有性生殖の能力を失っており、かれらの遺伝的強さは崩壊している。彼らは種の生存を確保するために、新鮮なヒトDNAと動物の生殖組織が必要である。

真実かどうかは不明だが、グレイはアルクトゥルス〔牛飼い座のα星〕人として知られ、地球上に存在する生涯がその使命の一部であると主張している。それが、彼らが「最高至上命令」を避け、永劫に地球に残ることの理由である。 アルクトズルス人は銀河系で最も古い異星人種の一つであり、敵がい的グレイといった他の種は、彼らより後に到着したものである。特定のグレイが家畜を捕らえ、人間を誘拐し続けているという事実は、遺伝科学者の師としてのその技量を物語っている。確かに、交愛ぬきの有機的再生産の結果、グレイのある種は死に絶えるつある品種となっている。彼らはもはやセックスすることによる自然な再生産をすることができない。グレイの遺伝的構成は劣化し、自らのDNAを強化するために、彼らは人間を誘拐して人体実験をしている。それに加えて、牛の有機組織は、まさにこの地球上で、グレイに自分の試験管子孫を生み出すことを可能としている。

 

遺伝科学の師

 グレイは、彼ら自身の生命体さえをも製造する、きわめて熟達した遺伝科学者として、進化は真実ではないと述べる。彼らは、あらゆる生命体の生成は、原始の軟泥を起源とする偶然の化学的相互作用から生じたという考えを否定する。彼らにとって、非常に複雑な哺乳類の進化は条理のあるものである。明らかに、プロテオバクテリアといった地球上のいくつかの有機物は、地球――数百万年前の太古の大陸が形成途上だった――に似た惑星向けに設計された生物門の変形である。言い換えれば、「ドメイン」――グレイが認める一種の権威――によると、この地球上のどの単一の有機体も生物工学の産物である。結局、私たちは、ある惑星――巨大で極度に熱い青い星にもっとも近い嫌気性大気をもつ――のために設計された存在なのである。そうした星は、この銀河ではオリオン座のベルト部にも見られ、大陸形成にはうってつけである。羊と猿のクローニングは、私たちの社会でも文書化された事実であり、したがって、ハイテクの異星人文化が、不幸にも、人間との混血のクローニングに成功するかもしれない可能性は、限界を逸脱したものではない。

 実際には、私たちはすでに自分自身のクローンを作っている。 2011年7月、いくつかの記事は、科学者たちは、英国の研究所で150以上の人間と動物のハイブリッド胚を作成したことを発表した。これらの「地球上」ハイブリッドは、広範囲の疾患のための可能な治療法を探求している研究者たちによって、過去3年間を費やして秘密のうちに作成された。このすっぱ抜き記事は、科学者の委員会が警告を発したちょうど数日後に掲載された。そしてその警告とは、映画『猿の惑星』のシナリオの悪夢で、そこでは、ヒトと動物の混血生物に関する研究は行き過ぎているというものであった。

 生命体を生成することは、この分野を専門とする人間の科学者にとっては、非常に複雑で高度に技術的な仕事であるが、グレイにしてみれば簡単なことのようである。遺伝的異常が地球の生物学者を非常に当惑させるのは、地球人にはその記憶を一生持ち続けるからだとグレイは主張する。残念なことだが、虚偽の記憶を移植することで、地球の科学者から明らかな異常の観察を消すことができる。ここ数十年、地球の研究医師は、高度な生物工学技術を開発し始めており、それには、心臓バイパス、クローニング、試験管ベビー、臓器移植、幹細胞の再生、形成外科、遺伝子、染色体、そして、様々な人工臓器などがあげられる。

グレイのために、地球産の生物器官を生成する最大の技術的課題は、自己再生あるいは有性生殖の構想だった。〔生殖というメカニズムは〕、他の生き物によって殺され食餌されたものを補うため、その代替用生き物を継続的に生産しなくてはならないという必要への解決策として働いているものである。そこで彼らは、ウシや他の哺乳動物のようなより下等な生物で機能している「生殖の引き金」の取り入れが必要という。これは、芳香腺からの化学物質の分泌によって開始され、テストステロンやエストロゲンに刺激されて生殖の化学電気インパルスに結びつく。これは他方、栄養レベルと相互作用をもち、食料源が枯渇した際、その生命体をいっそう増殖させる。つまり、飢餓が再生産活動を促進し、現存する生物が生存に失敗しかけた場合、次世代の再生産を通じて、生存を永続する手段とする。これらの基本的な原則は、生命あるあらゆる種全体に適用されている。

彼ら自身の製造された身体に関し、ほぼすべてのグレイ、ことに宇宙将校や乗組員は、三次元のレベルに対応した容器のような身体を必要とした。そういう彼らがグレイであり、銀河間空間をへての旅に必要な宇宙船に乗り、人類と遭遇した。各グレイは、軽量で耐久性のある有機材料で製造された身体を装備している。そうした身体には様々なタイプがあり、それぞれ特殊な機能を容易にするように設計されている。ある身体は付属品を備えており、交換可能な部品であったり、保守、鉱業、化学物質管理、ナビゲーションなどの活動のための道具となっている。また、ドローンの兵士や従順な労働者クラスを含め、身分の記章のように、働く目的別の身体タイプの多くの種別がある。すなわち、グレイの異なる身体タイプの外観、特徴、組成や機能は、高度に特化したその職務の要件に依拠している。

人間の拉致実験が半世紀前に本格的に開始されて以来、およそ5,000体のグレーとヒトの雑種ハイブリッド生命体が作成され、その一部は、まだ地球上に生きている。これらのハイブリッドはグレイの必要から誕生したため、プログラム化されている。彼らはすべて、最終的には地球から消え去る必要があり、ゆえに彼らは、自由な発想、自由意志の人間に自分自身が進化することができるように逆プログラムされている。そして、彼らは新しい感覚の生命体であるため、彼らは究極的には自分たちの第三次元の惑星に移動する可能性がある。だが、グレイ自身は私たちの太陽系であまりに長く活動してきたので、すでにこの環境に適応しており、彼らはここに残る権利があり、彼らが必要と認める有機組織を栽培してゆくと考えている。彼らは時間と空間の専門家であるので、グレイは完全に除去されないこともありえ、地球の未来の一部として良好に残ってゆく可能性がある。かくして、人類は2つの人種に分割してゆくだろう。そこでは、今日私たちが見る人類に似た人たたが地球表面に残り、そして選択あるいは強制のいずれかにより、地下生活に行く人たちがあり、そして最終的に彼らは、背高グレイの地球品種となる。

 

人間誘拐と動物切断

それらは双方ともかなり複雑な問題であり、私たちはそれを、独立させて論じてみよう。言うまでもなく、これらの両方の問題の背後には、グレイの存在がある。牛の切断現象は1960年代後半から記録され始め、それらには、生殖器、直腸から直腸、目、舌、および喉組織が含まれ、それらのすべてが極めて精密な外科手術で切除されていた。いくつかのケースでは、切り口は細胞の間で切断されており、そうした技法は、我々はまだ実行することができないものである。 多くの切断では遺体内に出血がまったくみられず、内臓の血管のつぶれもなかった。

 リゲル星座から来たグレイは、アイゼンハワーがグレアダ条約に署名した後、先進技術と引き換えにその爬虫類人種に限られた収穫の許可という、権限が与えられた。彼らは私たちに高度な技術を提供しただろうが、その見返りに、限定的な条件の範囲で、地下基地で働き、拉致を行うことが許された。最も有名なそうした拉致の被害者の一人が、1961年、「ゼータ・レティキュラン・グレイ」によって拉致されたバーニー・ヒルで、彼は妻ベティと一緒にその被害にあった。そして多くの他の人たちもそれに続いた。グレイは、主にハイブリッド人間、クローン、および自分たちのDNAの遺伝的な強化に取り組んでいる。彼らはまた、爬虫類人種のアルファ・ドラコニアン――敵がい的な使命をもつ――の小規模な常住人口と一緒に、この地球上で働いている。不思議なことに、そうした人間の被験者を扱う際には、グレイは友好的で思いやりや高い知性の兆候を示す時がある。米軍の一部は、暗黒宇宙作戦の際に、グレイの行う拉致や動物切断の行為や、研究室において牛ヘモグロビンを使用して卵細胞を培養しエイリアンのDNAを受精させ、おそらく秘密宇宙プログラムのためのハイブリッド戦士を生産することなどに取り組んでいる彼らを監視していると言われている。グレイは、ニューメキシコ州ダルシーの地下に作戦本部基地をもち、それはあまりに巨大で、コロラド州南西部のユート族居留区の下にまで延びている。

 

ノルディック

人間のような外貌の「ノルディック」ETは、北欧の人々と非常によく似ており、そのため、北欧と関連づけられてそう呼ばれている。ライラン〔Lyrans〕は北欧ETたちの最古の祖先であり、既知の4種の亜種は、積極的に地球で活動してきている。ノルディックは極めて背が高く、完全に成長した大人は、その背たけは2.5メートルにもなる。 ひとつの人種はプレアデス星団から来ているが、非常に長い間の地球との相互関係を持っているため、私たちが現在経験している苦しみを共有している。 「プラトン・プロジェクト」は、すべてのETとの〔米〕政府の最初の〔宇宙〕外交努力だった。そのプレアデス人たち〔Pleiadians〕――Plejarensとつづられることもある――は、私たちの進化が黄金時代に入るためにここにいた。1954年にフロリダ州のホームステッドで空軍将校と会い、グレイを地球から追放する支援を申し出たのはこのプレアデス人たちである。彼らは、あらゆる技術が交換されるには、地球人がその霊性的な進歩をその前に進めるよう要求した。この考えは、政府によって退けられたが、ことにそれは、武器は「防衛」に不可欠であるとの政府の近視眼的視点によったものであった。 一方、多くの場合、ほとんどの異星人は非友好的と考えられているが、地球上で何世紀にもわたってこうした見解を逆に証明してきた人種もいる。

ヨーロッパにおける「ノルディック」の最も重要な基地は、イタリアにあった。その出入り口の一つは、ロッカ・ピーア城にあった。興味深いことに、ロッカ・ピーア城は、イタリアの歴史の中で非常に重要なオルシーニ家とコロンナ家に属している。両家系は、基本的にはローマ法王の家族「黒貴族」に属し、どちらも複数の法王を輩出している。ヨーロッパでのそのノルディックの基地は、実際には、海底の地下にあり、アドリア海の地下深くに位置し、オルトナから東部イタリアのリミニまでも伸びていた。その巨大な地底基地はほぼ大陸棚にまで接触している。イタリアは、UFOを研究した最初の国の一つである。ベニート・ムッソリーニの署名入り書類やその他の透かし入りの原文書は、イタリア人が、少なくとも1930年代からETの存在を観察してきたことを証明している。「呪怨プロジェクト」は、世界のあらゆるETとの接触についてのMJ-12による研究で、それとその相互やり取りについて私たちが知るすべてとを文書化することを使命としたもので、確かに、私たちは宇宙の唯一の住人ではない。

 何千年もの間、先住してきたノルディックET――テロシアンとも呼ばれる――は、チベットの神話めいた山中に集中していた。彼らはまたアメリカにも拠点をもち、アンデスの最も高い地域の一つで、テロスと呼ばれるマウント・シャスタでの地下都市や、カナダのユーコン準州にも別の拠点があった。別の長年の基地はチチカカ湖の地下にあり、そこは海抜3800メートルという高い場所に位置してたからであった。そのチチカカ湖の無人島は、グレート・ホワイト・ブラザーフッドの拠点にも、地球上の銀河連盟の基地の両方にも、物理的にもっとも近い場所であった。マウント・シャスタは、グレート・ホワイト・ブラザーフッドの重要な地下基地となっていたが、米国からの挑発は彼らの北米活動の大部分をユーコンに移動させていた。数千年もの科学的先進性はテロシアンに病気や老化を避ける能力を与えてていた。 テロシアンはその長寿が広く知られており、私たち自身にも助けとなっていた。彼らはまた、地球環境の真の保護者であり、私たちの惑星の過去についての知識をもっていた。

「背高の金髪」ETの身体は、彼らの惑星が公転する恒星の種類や大きさやそれとの距離、およびその惑星の地質学だけでなくその大気成分によって大部分が決められていた。平均して、これらの恒星や惑星は、宇宙全体のほぼ標準的である分類傾向におさまる。例えば、地球は、「太陽系12タイプ、クラス7惑星」である。それは強い重力、窒素と酸素が豊富な大気、生物学的生命体、そしてひとつの黄色で中間的大きさと低放射線のタイプ12恒星の太陽に近接していた。生物学的に人間の肉体はたいへん短い命――わずか60年から150年――であるのに比べ、グレイの「人型身体」は、ほとんど無期限に再利用と修復が可能である。もちろんグレイは、連盟には属していなかったが、地球の人間でもなかった。私たちは、最初の意識もつ人種としていっそう発達する必要がある。人間型生物は宇宙で唯一優勢な生命体であり、現在、地球はそれの最も多人口の惑星である。天の川銀河系には、300億にのぼる人間型生命が存在している。

 

地球上のET基地

ETが地下や海の下にその基地を持っていることは、長年にわたって観察されてきたことである。アルファ・センチュリアンとして知られる地球向けET種は、時の経過とともに、えらや水かきの手足をもつ水生生物へと進化した。一部の研究者は、彼らが水中のUSO〔未確認潜水物体〕現象のほとんどの原因であると考えている。しかし、一般的には、ETは、地殻に穴を開け、地球の岩石を圧縮して硬い壁にして、地下基地を建設することができる。そうした基地は、入り口を持つ必要はない。 ETはただ地中に空間を作って、それらの人工空間に出入りすることができる。またそうした基地は、稼働するためには力の場が必要である。 ETは、岩や土の原子を「時空」というパラレル現実に変換する技術を用いて、諸原子を液化し、それがそうした性状にある間に壁へと成型する。そして、いったんそうした場が解除されると、地球は自然に元の形状へと戻る。

 1953年に、人間に似た外見の友好的ETと接触した際、彼らは危険なETを私たちに警告し、同時に私たちの霊性的な発達を支援するとの提案があったが、彼らは高度技術の提供を求める私たちの要求を拒否した。そうしたノルディックは、私たちが核兵器を廃絶しない限り高度技術は提供できないと回答した。その理由は、そうした技術を私たちが自身に対して使用するおそれがあるということであった。ノルディックは、まず第一に、私たちが互いに殺し合うことを止め、第二に、地球を収奪し、動物への乏しい考慮を停止しなくてはならないと望んでいた。彼らは、私たちが地球資源の略奪を止め、調和して生きることを学ばなければならないと期待したが、核廃絶は非現実的との理由から、そうした提案は拒否された。こうした決定がなされたのは、軍の将軍のうちの何人かが、拉致され、想念移植され、おそらく無意識のうちに、すでに爬虫類人種のために働いていたがためと考えられる。

1964年4月15日、ニューメキシコ州の砂漠において、プラトン・プロジェクトの一環で、4月25日にホロマン空軍基地で予定されている公式会議を準備するため、二人の米国諜報員がグレイズと会談した。その会議は、1934年に結ばれた毎10年期限の条約の更新にかかわるものであった。それは、グレイズとドラコ爬虫類人種との間の問題を解決するため、時間稼ぎをするとの心理的なやり取りとなった。その秘密条約は、グレイによる高度技術の提供の見返りに、米国連邦政府はグレイに、すでに進行中のET遺伝的プログラムに使用する人間の拉致を、妨げられることなく進行させるとしていた。 1964年、米国諜報部の上層部は、この地球側の予定表をグレイズとドラコが2000年から2030年の間に侵略と乗っ取りのために使うだろうと考えていた。これは、ETのやらせ侵略行為の支援のもとで実行された。一方、アンドロメダ評議会はこの件を知っており、21世紀の最初の十年間に介入し、爬虫類人種の地下および海底下基地を、極めて正確かつ焦点を絞った超音波ビームを用いてそうした基地やトンネルを破壊し、一掃し始めた。米国の地下にある拠点は、これらの敵がい的ETたちが最も結集した場であった。2011年の弱い地震は、バージニア州、コロラド州、ニューメキシコ州、ネバダ州で感じられ、他の州では、ドラコとグレイをその保護された地下基地から一掃する効果をもたらした。そうした努力は継続されていて大部分は成功しているが、爬虫類人種のいくつかの地下や海底基地はまだ残っている。

 

様々な宇宙連盟や評議会

ノルディック人種のほとんどは「銀河連盟」と呼ばれる惑星連盟に属し、金星と木星の衛星の一つ――名称ガニメデ――の両方に活動基地を持っている。この惑星連盟は、前述した「最高至上命令」の責任母体である。この惑星連盟に属すETの多くは、地球人風なノルディックとは異なった外見をもっており、もともとは太陽系内の金星を出身とするグレート・ホワイト・ブラザーフッドを形成する。同連盟内の高度な地球外のあらゆる訪問者が持つ共通の特徴は、非暴力倫理への完全な献身である。これは、彼らが、交信し、使命を共に推進し、そして互いに敬愛しあっている方法である。

 銀河連盟は綿密に地球を観察し、数十年にわたり、受け入れを歓迎する人類との交信関係を築いてきている。その一部として、きわめて非直接的な方法による支援プログラムがある。私たちの天の川銀河を占める進化をとげた世界――惑星同盟を形成――が、地球上のみでなく、銀河全体で起こっている大規模な意識の変化を検証することが、それの接触の使命である。彼らは、私たちも周知のように、地球がまだ進化の途上にあり、さらに大きな変化をとげようとしていると見ている。意識レベルにおいては、自らを変化させている最中である。こうした惑星的変容を遂げている変化の中で、それに参画し、その一角を担うのは、個人の意思による。私たちがついに、意識を一致させて人類の決定的多数に達するとき、銀河社会は私たちを歓迎して迎えるだろう。そしてそれが起こるとき、私たちは友好的な銀河統治組織――惑星連盟――の面々の一員となるのである。

惑星連盟は、次元際的な闇の勢力が天の川銀河や他の銀河を支配し悪用する防止するため、450万年前に設立された。現在、20万を超えるメンバーの星国家、同盟体、または団結組織を擁している。おおむね、4割は人間型生物で、残りの6割は多様な形態での意識存在である。惑星連盟のほとんどのメンバーは、完全に意識存在です。地球と密接な関係を持つ他の星国家は、アンドロメダ評議会を創設したアンドロメダ人――地球人に外観が似ている人間型生物――である。友好的シリウスAは同連盟の一部だが、そのシリウスAに隣合わせているが対立している敵がい的シリウスBと混同してはならない。 シリウス人は、過去にドラコ・オリオン軍――オリオン散開星団にある「アンホーリー・シックス」という爬虫類人の星系――と戦火を交えたことがある。

他方、「銀河連盟の光」を名乗る一団は、その名を用いて、私たちをだまして引き入れようとしている。彼らは私たちを混乱させるためにその名を使用しているが、実際にはオリオンのグループから分離されている。彼らは人間に見えるように自分自身を変えることができるが、実際は彼らの遺伝子構造によって爬虫類人種である。また、UFOのシナリオに関わる複数の「ブロンド」人間社会があるかのようだが、地下居住の人間は日照不足がゆえに「ブロンド」の髪を持っている可能性がある。だが、マウント・シャスタの地下に住む「ブロンド」テロシアン人、プレアデス人や他の星外居住の友好的「ノルディック」、あるいは「新ベルリン」の建設後に生まれた新しく創設された南極「アーリア人」の間には、そうした見かけ以上の関係があるようだ。南極人は主に、「集団管理」される碧眼金髪の純血アーリア人――優越人種を作ろうとしたヒトラーの強迫観念の犠牲者――で構成されれいるようだ。彼らのほとんどは、マインド・コントロールや想念移植をつうじてあやつられ、この隠された社会機能を維持するために使われるため、ほぼ「人間ドローン」と化している。そこで、それらの目的や人種を識別する簡単な方法は、そのET集団のめざすものが、「利己的行為」かそれとも「利他的行為」であるのかによって判断できる。

宇宙全体には、いくつかの他の協議会組織があり、その中には、アンドロメダ評議会の公式加盟メンバーであるものやそうでないものがあり、進化過程の地球を援助することを欲するものもある一方、収奪のみを考えているものもある。アンドロメダ評議会は、加盟する星系や諸惑星の銀河間統治機関である。それは三次元にある世界、社会、そして人間で構成されるが、主体は、四次元に加え、いくつかの五ないし六次元の人間たちである。彼らには、さまざまな肌の色、身長や人種の違いがあり、それぞれが進化の異なった段階にあるが、これらの諸人種の多くは、その外見は非常に人間に似ている。

そうした評議会組織の一つが、くじら座タウ星系に基盤をおく、友好的人間の星系や諸惑星の連合の銀河連盟である。同連盟は約140星系と、現在300の惑星で構成されている。それは、自身の常設評議会を持っており、星系や惑星を代表している。それは、くじら座タウ星系出身の議長によって率いられている。銀河連盟自体はアンドロメダ評議会の第十上級委員のメンバーである。同連盟の主導惑星は、ゼータ〔Xeta〕と呼ばれている。 アンドロメダ評議会には、12の上級委員が置かれている。

アンドロメダ評議会は、地球の人々が、グレイやドラコ爬虫類人種や彼らの技術によってもたらされた心理的、感情的な深刻な影響の残留から逃れる、鮮やかかつ清浄な新出発をする権利を支持する。そしてアンドロメダ評議会は銀河統治委員会に、彼らが地球人に特別な親和性を持ち、何世紀にもわたる地球や月や火星へのオリオン・グレイとドラコ爬虫類人種の占領の影響について非常に懸念していると訴えた。アンドロメダ人は、タイムトラベルを通じ、2368年頃の極めて辛酸な専制の原因となるエネルギーの大規模な変化がどこで生じたかを見出した。そうしてアンドロメダ人を353年逆行させて私たちの将来〔2015年〕へと向かわせた。彼らは太陽系にまでそれを追跡し、さらに、地球や月や火星にまで到達することができた。かくして、この時をもって、人類に黄金時代をもたらす、彼らの積極的な介入が始まったのであった。

 

相対する二重性

私たちは、二重性の世界と宇宙に住んでいる。銀河や宇宙や多世界のいたるところに、物資を収集し自らの利己的な目的の実験を行うために地球を訪れるたくさんのET文明がある。彼らは援助を行うために来ているのではない。そうしたETのうちのあるものは中立的な性質と呼ばれうるかも知れず、そしてあるものは闇の力をおよぼすかも知れない。有害なETの数は、有益なETの膨大な数に比べて少ないが、有害なものは、コントロールされない場合は非常に危険である。

加えて、敵がい的ETによる連合組織があり、さまざまな名称でよばれており、それらには、「ドラコニアン帝国」、「コーポレート・コレクティブ」、あるいは「旧世界秩序」の諸勢力がある。それらは主に、アルファ・ドラコニスやハイドラからの爬虫類人種ET、オリオングループからのグレイ、そしてゼータ・レティキュリからのグレイから構成されている。他の敵がい的なETには、シリウスB、リゲル、その他からのものなどがある。地球上の人間にとって最悪なものは、アルファ・ドラコニアン爬虫類人ETで、彼らは長い間、人類をあやつってきた。彼らは、過去5,700年間、まっとうな人類を自らの目的達成ために操作する方策を常に作ってきている。最近では、彼らの指示の下で、「旧世界秩序」は数十億ドルを投入し、プロパガンダ映画を製作した。この映画は、プロジェクト・ブルー・ビーム・ホログラムを使って、最終的には9・11スタイルのやらせ作戦のために人類を準備させるもので、大規模かつ完全にいつわりの「エイリアンの侵略」をでっち上げるものである。 その時が、爬虫類人ETがこの惑星の明白な主として自分自身を名乗り出る時である。この「タイムライン2」の筋書きは、オリオンの陰謀と呼ばれている。今日、地球上には、多くの隠された目論見が存在している。

爬虫類人種は、非常に強引で傲慢で、彼らは人間を家畜と何らの違いもないと認識しているといわれる。爬虫類人類は「イナゴ」心理の下で活動している。その集団心理が自動的に、個人の自由を提唱する主権の理念を否定するがゆえに、そのドラコニアン・グレイ独自の発想は、銀河全体におよぶ、人類の文化の冒涜や侵害を、止める意思もなく、かつ、止めることもできない。爬虫類人ドラコは「闇の勢力」あるいは、自己への献身のみを本領とする人種たちの首領である。彼らは、心霊的で、有能な建設家であり、極めて頭がよく、強い身体を持ち、やや長身である。彼らは、一見不可能な状況であっても、時には何百年も生きる。彼らははるか遠方の銀河からの爬虫類を起源にしているだけでなく、逆の相克意識をもっている。彼らは他の人種への敬愛や団結を無視することを選択してきている。彼らの天の川銀河内での本拠地はオリオン・グループと呼ばれ、オリオン座の隣接する星、ベテルギウス、ベラトリックス、およびリゲルの人種たちである。

オリオン座系には、実際に6つの惑星あり、善良なETたちによって内部宇宙に封鎖されなければならなかった、デロスと呼ばれるグループで占められている。従って、善良なETらはオリオン大星雲との関係を持つことについては慎重である。オリオン・グループからのほとんどのETは、遺伝的に操作され、ドラコニアン人によって支配されている。これはちょうど、ゼータ・レティクリア・グレイが、ドラコニアン人という非常に敵がい的で厳しい階級をもつ人種によって支配れているのと同じである。ドラコニアン人は、人間性の文化の強要によって、その本性や低い食肉的本能が飼いならされない限り、自分たちの暴力的な習性をやめる意志はない。これは唯一、そうした食肉的本性よりも高い品性、つまり、高い精神的自己の力を実行する能力を持つことにより達成される。これはまた、人類が敵がい的ETの影響からいかに自らを防衛することにも通じる。爬虫類人種は、恐怖と怒りに代わって愛や思いやりをもつ者をあやつることはできない〔斜字体は著者〕

グレイやその他の高度人種の宇宙船が、一日にたとえ何兆「光年」を旅行することができたとしても、銀河間空間を行くために必要な時間はいまだに膨大で、それが数千年を要するといったように、一回の使命を果たす時間の尺度などではない。

オリオン帝国あるいは「闇の勢力」は、第4の「Density Negative」である。これまでに様々な評議会がその進化を助けようとしてきたが(その試みにもかかわらず)、彼らは前進することができず、彼らの真の性質からあまりに隔たってしまった感覚に「隠れて」しまっている。彼らは、彼らが訪れる惑星の星平面世界内の肉体を持たない人種のグループとして、主に「Group Soul Complex〔集団霊魂体〕」の内にとどまっている。彼らは「帰国」するつもりはなく、代わりに、そのままを維持するため、負のエネルギーを断とうとしている。友好的エイリアンによると、彼らは「唯一無比の創造主」の顕現の原則に従うことを拒否することで、固有の自然の生命力から切り離されれいる。彼らは根本的に第4の「Density Negative」の循環内に「収監」されており、あたかも、第4のDensityを超えた「負の収穫」がないかのようである。そこで彼らは、彼らの手段を達成するために、基本的に「力」(この場合は負性)の闇の側を使い、銀河の旅行をして過ごしている。彼らは、可能な限りの機会が与えられ、自身の道の誤りを学び、前進を求めることに戻り、故郷に帰る旅を始め、究極的には、彼らは以前の「無限の創造主」のもとへと連れ戻され、知的永遠性――あらゆるものの源泉――に溶解するだろう。だが問題は、彼らが故郷に帰りたくないことである。彼らは自分自身を「神」と見なし、その「唯一性」の権威を返上するつもりはない。

 

ドラコニアン人

 アルファ・ドラコニアン爬虫類種ET、略してドラコ〔Draco〕は、雑食で、本書で文脈でいえば、地球上の人間や特定の動物を含む、食料などの天然資源を求めて、イナゴのように惑星間を移動する。彼らは、必要に応じ人を食糧とする時、地球の毒素によってまだ汚染されていない若年者を好む。衝撃的なことだが、それは、行方不明となっている数千人の子供――ことにニューメキシコ州から消え失せた――の問題への答えを示唆している。ドラコは、二つの心臓、身長2.4メートル、そして何十人力もの強さを持っている。彼らを殺すのは難しく、戦闘の際には、心霊力や人類より数千年も進んだ技術的能力を発揮する、冷血生物である。彼らは敵に、何らの慈悲も同情をも示さない。

ドラコは、過去数千年にわたって、人類の労働力、エネルギー、身体を彼らの資源とみなし、彼らが扇動した戦争そして宗教や社会制度を介することで育成した敵意構造という、ほぼ目に見えない奴隷制度をもって人類をあやつってきた。彼らは、その支配下にある地球上のグレイや特定の有力者に、彼らの支配命令を駆使しているだけだと見られることを望んでいない。彼らは、ほとんどの場合、地球上のこうした人々が自分の欲得や権力のために、人類を売り払ったとしている。

もし、ドラコとグレイが私たちを進化から四次元世界へと抑制しておくことができれば、彼らは永遠に支配を維持することができる。私たちは、現在の三次元の現実への重い束縛を断てるという保証はなく、彼らの意図は、いかなる犠牲を払っても、人類を進化することから第四のdensityへ釘づけにすることである。爬虫類人種は、ここで進化したのではなく、彼らは他の宇宙に生まれ、私たちの惑星を搾取するために移ってきた。他のUFO学者が信じるところでは、地球の中生代の白亜紀の最後の段階で自然に進化した意識を持つトカゲ人種は、地球を出発し、その後5700年前に戻ってきたとしている。おそらく彼らは、「小惑星絶滅」級の出来事が恐竜には適さない生存環境をもたらしたため、地球を後にした。これは、どうして彼らがそれほど長く地下に住み、最高至上命令を回避したかを説明している。

グレイのように、アルファ・ドラコニアンも、数千年昔に遺伝的に私たちの惑星に種を植え付けたと主張する。それが、彼ら自身の目的で、地球を再奪取しようとすることの「正当化」である。彼らは明らかに、計画された「侵略」の主体であり、そうして最終的には、秘密の侵入段階より転じて、あらかさまな侵略段階――「機会の窓」を閉じ始める――に至る。彼らは現在、アンドロメダ人が私たちの太陽系から彼らを排除することを可能にする惑星連盟の判断に歯向かっている。地球は現在、太陽系監視官の命令に助けられて「隔離」されている。ドラコニアンは、私たちを無知に保つのが先か、それとも、私たち人間社会が他の人間に近い友好的ETと惑星間同盟を作ることができるのが先か、時間との戦いを続けている。そのような同盟において、人類は星間忠誠の力――地球はあらゆる爬虫類人を排除――を受けることができるようになる。この同盟は、最初にアイゼンハワーがノルディックと接触した時になされた選択と同様である。

 地球人は、すべての人種との惑星間同盟の提供をまだ受け入れることができるが、私たちは惑星人種として、ともに歩まねばならない。アイクは、そのグレイとの同意が、技術と引き換えに地球を実験台とし奪取する条約というトリックであることを知らなかった。 ドラコニアンとグレイは彼ら自身の帝国主義的な目的を密かに導入してきている一方で、人類の向上のための高度な技術〔の提供〕は差し控えている。もし私たちがみな、人類が現在利用可能な驚異的な技術に気付いたならば、それは最終的に、地球による他の惑星の植民地化や、人口、公害、食料その他の環境問題への最終的な解決に通じるであろう。しかし、私たちはまだしばらく爬虫類人の呪文の下で、極端な不利な立場にある。

 

私たちは介入なくとも向上可能か

地球に関するアンドロメダ評議会の最初の会議は、直接の介入をするかどうかを決定することであった。 モレナエという名前のアンドロメダ人接触者によると、この問題を最初に取り上げたのは、惑星連盟からのわずか78星系だった。これらの78のうち、半分をわずかに下回るものが、その私たちへの不利益を考慮せず、地球には何も行わないことを望んでいた。これらは、さらにいくつかの私たちを観察したことがない人たちで、地球から数百万光年も離れた星系に住み、私たちを観測すらしたことがなかった。彼らは、惑星振動が陰性で、地球人の一般的な態度を反映していることは知っていた。その観点から彼らは、人間が自分自身や、野生あるいは捕獲動物さらには地球自体すらを尊重していないがゆえ、地球に接触しないことを望んだ。他のより高い人種にとって、地球人の価値は何でありえるのだろうか。幸いなことに、評議会の過半数が、地球が5700年以上にわたって決定的に支配されてきたがゆえ、地球人には自身で向上する機会が与えられるに値するという意見であった。私たちは少なくとも、評議会の他の間違ったの部分を証明するチャンスを生かすべきである。

そのようにして、彼らは、地球上、地球の月そして火星にいるすべてのETたちに、太陽系を去るように命じた。評議会の過半数の考えは、私たちがもはや支配されていない時、私たちがどう行動するかを見ることである。この決定は、しばらく持続される。というのは、人類のエリートの既存権力者は敵がい的ETと共同して動いてきており、それはあたかも、彼らの勝利であるかに見えるからである。しかし、今や、人類の支配者らはそれを支える4次元的バックアップを持っておらず、はるかに公平な競争の場に導かれている。彼らはまだ、テレビ、宗教、政府を通じて彼らの目論見で大衆を染色しようとしている。彼らは人々を、まだ、どのように考え、どのように考えてはならないかを教育している。もしあなたが彼らの料理するものを摂るのならば、あなたはそのロボットとなる。あなたは「sheeple〔従順で自分の意見がなく大勢に従う人々〕」になる。政府が、UFOやETについて、公式に開示しない理由はここにある。

描くべき巨大な絵画は、非常に多様な身体的特性をもった、宇宙に暮らす人間が大勢いる、という宇宙の絵である。多くの理由のために、これらのETらは、自分自身や他者への双方の貢献とともに、地球情勢に関心を置いている。彼らの動機は、彼ら自身の自己利益において人類に介入することが彼らの利益なのか、それとも、諸惑星の進化の利益が互いの利益であるのか、によっている。私たちは、あらゆる次元におよぶ高い知性の人間を含め、生命があふれる銀河に住んでいる。私たちは、一連の進化の産物であり、決して先端にあるものではない。

 

 星の種

以下のいずれをも信じない者は、地球の意識が拡大する時に彼らの心を開きはじめ、私たちは、素晴らしい変化が効果を見せはじめることを目撃する。ほとんどの人は恐怖におちいり、何が起こりつつあるのか見当もつかない。それは、エリートの代理人らが、大衆集団からの主要な情報を隠し、権力にしがみついてそれを止めないからである。包み隠されている情報の重要な点は、私たちのうちのある人たちは「旅人」なのか、それとも、何が「星の種」――文明と社会水準を支援するために、過去半世紀に地球に具現化し、人間の身体に意思として生まれつき、このすさまじい変化の時代の間に、人間の巨大な覚醒のための「地上員」となっている――と呼ばれてきているのかである。

これらの「星の種」の多くは、まだ「目覚め」させていない。必要な場合、惑星連盟は支援に立つ準備を整えている。まだ目覚めさせていない個人とは、彼らの命のすべてがともかく異なっており、ともかくここには属していないという深い感覚を持っている人たちである。かれらの多くはまた、独特の夢や自分の惑星上の自分たちの生活に対等な構想を持とうとする。デローレス・キャノン――晩年うつ病の催眠療法者――は、多くの星の種が自分の役割を理解し、地球上に具現した人間として、多くの混乱の経験に適用することを発見し支援した。これらの星の種の多くは、実際はプレアデス人である。これが、背高ブロンズが「目立ち」続けている理由である。彼らは、その家族が目覚めるようにと、ここ地球での任務を果たすため、自発的に来訪したのである。

 

ETa

上の2つの写真は、有名な1995年公開のレイ・サンチリ宇宙人の解剖動画からの静止画像で、1947年6月のニュー・メキシコ州ソコロの墜落現場からの「オレンジET」と称されている。このヒト類似生物はへそを持っていません。地球上で遭遇される既知ETには、いくつかの種族がある。一種族は、オレンジ灰色の皮膚と非常に大きな頭と瞳のない大きな黒い目、そしてここに見られるように6指の手ををもっている。解剖時、それらの脳は、4つの脳葉、異なる光学頭葉と神経、およびスポンジ状消化器系を有することが見出されている。これらのETの脳はより発達して連結されており、脳梁を持っていない。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)。

ETb

アルファ・ドラコニアン爬虫人類ETの二つのイラスト図で、人間は、相対的な大きさのために示されている。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)。

 

ETc

この二足歩行で知覚力のあるETは、身長が数センチメートルから数メートルにわたるまでの広がりがあるらしい。この小さなETは、スティーブン・グリアの映画「シリウス」の中で調べられたもの。(with permission, (c) Brad Olsen, 2016)

 

【本章完了】 

 

参考文献

Perhaps the first ever comprehensive and face-to-face interview with a living Grey alien:  www.theparacast.com/alieninterview/AlienInterview.pdf

For description of Wolf’s association with the Greys, see Chris Stoner, The Revelations of Dr. Michael Wolf on the UFO Cover Up and ET Reality, (October 2000) www3.mistral.co.uk/futurepositive/mdrwolf.htm

Scientists create human/animal hybrid embryos: www.dailymail.co.uk/news/article-2017818/Embryos-involving-genes-animals-mixed-humans-produced-secretively-past-years.html#ixzz1T3SJajHc

Good’ versus ‘Bad Alien’, www.presidentialufo.com/good_bad_alien.htm

 

 

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2nd edition


Future Esoteric: The Unseen Realms (Second Edition) by Brad Olsen

http://cccpublishing.com/FutureEsoteric  www.bradolsen.com

with permission, (c) Brad Olsen, 2016


 
 
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