『皇帝の陰謀』

―皇帝習はかく中国を対西洋戦争に導いた―

《パロディ》新刊書案内

天皇の陰謀』の著者、故ディビッド・バーガミニが、新作『Chinas Imperial Conspiracy(皇帝の陰謀)』を、あの世から出版した。【English version

彼は、前書『天皇の陰謀』では、天皇裕仁がいかに日本を西洋に対する戦争へと導いたかを述べ、合わせて、自国の米国が日本の戦後支配を容易にするため、裕仁の命とともに天皇制を残存させたことをあばいてみせた(これが彼に早逝が強いられる引き金となった)

この新刊書『皇帝の陰謀』では、“最後の皇帝”習近平が、あたかも100年前の天皇裕仁の野望を再現、拡大するかのように、西洋を相手に再び挑戦している。今年7月の中国共産党創設100周年記念式典を、ただの結党百年祭と受け取ってはならない。かつての「八紘一宇」、今日の「一帯一路」に託された東洋の大義、グローバルに言えば、東西の歴史的野望の衝突が、ふたたび世界を真っ二つに裂こうとしている、と論じる

かつての大日本帝国の息の根を止めたのは、2発の原爆投下だった。今日の「対西洋」すなわち「東西」戦争を終結に導くものは、果たして、どちら側のどんな新兵器なのか。

ヒロシマ・ナガサキから四分の三世紀を経た今、コロナ危機が広がっているのは、その新兵器の一つを使った前哨戦かも知れない、と彼は示唆する。

いずれが真相であろうとも、巻き込まれて犠牲にされるのは、常に庶民であることに変わりはない、と彼は結んでいる。

 

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