三重邂逅

「四分の三プロジェクト」の「理論人間生命学」への合流

本サイトに、「相互邂逅」と題した、私の言わば「半自伝」があります。

それは、私が十代半ば以来書き残してきた数十冊のノートを、還暦をきっかけに再読した体験にまつわる、自人生の振り返りの記録です。つまり、十数年前、私はその「半自伝」風の回想記を書きながら、その古きノートに全精魂を傾けて表わされている40年ほども昔の自分――もしその再読がなかったら、そのかつての自分は、おそらく記憶の中の遠いかなたに消えかかっていたでしょう――と、その本人がそのまま、今ここにそう息づいているかのように、まさにリアルに再会していたのでした。

こうして、一人の若き人格の生きざまをそう目の当たりにして、あたかも、時代を隔てた二人の自分同士が「邂逅」するかの、ありえないながら実際に起こった、感慨深い体験をそう書き留めていたのでした。

その「相互邂逅」が、最近、どちらかの読者によって、丹念に読まれているかのデータに接し、あらためて、その一連の記事を、再度、読み直す契機となりました。

するとどうでしょう、この再びの読み直し体験により、最終的には三人の自分、つまり、そのノートを書いていたもう半世紀も昔の自分、その若き自分と再会している60歳の自分、そして、この二人の自分に出会っている現在の75歳の自分という、三時代の自分が邂逅する「三重邂逅」を体験することとなったのでした。

こうした度重なる「邂逅」体験が架橋となって、私の『両生歩き』での構想は、いよいよ兄弟サイトの『フィラース Philearth』へと連なって行く段階となりました。そして、それは同時に、「四分の三プロジェクト」の着手段階の事実上の終了ともなるものです。

そこでここでは以上を導入として、上記の体験の発展は架橋先のこの兄弟サイトの記事で、確認されたくお願い致します。

 

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