これまで、反重力とかタイムトラベルといったものを、純粋にSF的テーマとして、親しみはしながらも、現実とは一線も二線も画したものとして受け取ってきました。それが、本訳読を開始以来、ことに今回の訳読を体験することで、むろん、その専門分野が飲み込めたということではないですが、なにやらリアルな世界である感触がしてきています。少なくとも、単なる“絵空事”は超えたものとして。 詳細記事

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【新版(Second Edition)に基づく】

 

 反 重 力

 

「あるアイデアが、最初、馬鹿げて聞こえないなら、それには希望がありません。」――アルバート・アインシュタイン

 

 科学革命は、英国人の物理学者、数学者、天文学者、神学者、自然哲学者、錬金術師そして発明家である、アイザック・ニュートン卿(1643―1727)による『自然哲学の数学的諸原理』の出版によって隆盛を始めたと考えられる。ニュートンはそして、1968年、『プリンシピア』を出版し、二つの包括的な物理理論を成立させた。その第一は、ニュートンの運動の法則で、古典力学を打ち立てた。第二は、ニュートンの引力の法則で、重力の根本原理を説明した。この両法則は、その後何世紀にもわたり原則と考えられ、その各々が独自にうまく機能した。『プリンシピア』はまた、流体力学のいくつかの理論も述べている。この著書は、万有引力と運動3原則を説明し、科学史における最も偉大な著書と言われている。同書は、古典力学の基礎を確定し、その後3世紀間の物的世界の科学的視野を確立させ、近代技術の基礎を築いた。 詳細記事

アルデバラン星系の惑星「フィラース」の主要メディアの報道を先に紹介したのだが、それは、太陽系の地球という惑星のある大国で、じつに奇態な大統領選が行われるようになってしまったという、宇宙の彼方からの一種の「なげき」のごとくだった。そのフィラーシアンによる報道の第二弾が手に入ったので、ここにさらに紹介したい。何やら、彼らのその「なげき」は杞憂におわり、地球人にある種の「希望」を見出しているかのようなのだ。

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