こういうのを「キセル読書法」とでも呼ぶのでしょうか、両端だけを読んで、中間は、少なくとも今は、読まずにいる読書方です。今回の訳読は、そういう手法を用いて、前回の「イントロダクション」から、中間をはしょって、いきなり「結語」です。

というのは、読書をする場合、当たり前のことながら、ともあれまず最初に、一冊を選ばなければその先に進めません。邦書の場合なら、なんとか一定の選別眼があるようで、お目当ての本を選ぶにさほどの難しさはありません。ところが洋書の場合、その選別眼が働かず、また、“さっと読み”力にも格段の差があって、本格的な読み始めの前に、もうひとつのプロセスが避けられません。それがこの「キセル読書」です。 詳細記事

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「フィクションは民衆にとって必要なものであり、真実はその輝きのすべてを熟考できるほど強くない人々にとって致命的なものとなる。実際、下劣な大衆と崇高な知恵の間にどんな共通点があるのだろうか。真理は秘密にされなければならないし、大衆はその不完全な理性に比例した教えを必要とする。」――アルバート・パイク(1809-1891)〔弁護士、 フリーメイソン、 南北戦争 時の 南部連合 の将軍〕

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ブラッド・オルセン著

 「東西融合〈涅槃〉思想」を越えて

――牢獄惑星からの脱出――

 

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