前回、霊理学を科学と見るための定義のひとつとして、「人間-生命=霊理」という方程式をあげました。

そう考えながら、以前、日野原重明(聖路加国際病院名誉院長)氏が、明日の世界を担う子供たちに教えたい最も大切なこととして、「命とはその人が持っている時間のこと」との言葉を思い出しました。

私は、氏の著作や講演でこの言葉に出会いながら、正直なところ、いまひとつピンとこないところがありました。

しかし今、自分で編み出した「霊理」と言う、用語ばかりでなくそれが対象とする領域を想定する時、あらためて、氏の言わんとしていたことが何であったのか、それが浮上してきています。 詳細記事

本稿がオンラインされる頃、私は、初めての北米大陸旅行のため、アメリカに向かう機中にあります。旅程は、いったんカナダを訪れ、その足でアメリカ本土そしてメキシコに向かいます。そしてふたたびアメリカに戻り、11月8日の大統領選挙結果を見届けて帰路につきます。 詳細記事

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【新版(Second Edition)に基づく】FutureEsoteric-cover-2-web


黒服の男たち(その1)

「真実は時に不可解である。それに取り組むためには、多大な労力が必要となる。それは直感に反することもある。それは深く居座った偏見に対立することもある。そしてそれは、我々が何はともあれ真実と望むものと調和しないこともある。しかし、私たちの好みが、何が真実かを決定することはない。」――カール・セーガン〔米国の天文学者 1934-96〕

「黒服の男たち〔Men in Black〕」の説明には、ほとんどの人は目を丸くするか、1997年のトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス主演のヒットSF映画を思い浮かべる。しかし多くの人は、その映画が俗に「MiB」と称される者と遭遇した、何百もの実話にもとづいていることを知らない。黒スーツで身をつつんだ威圧的でスパイ風な男――秘密の使命を負い秘密の組織に属していると考えられる――に会ったという異様な目撃談は、過去数十年にわたって存在している。UFO目撃者を困らせることを唯一の目的とした、トレンチコートを着、フェドーラ帽をかぶり、ラップアラウンドメガネで目をおおった、厳しい印象の男のグループについて、年間を通じて、多くの異常や超自然な報告がある。彼らは、何かの効果のためにではなく、なにかのカモフラージュのためにそうしているようだ。ほとんどのそうした黒服の男たちとの遭遇は、夜に起こっている。そうした黒服の男たちは、不気味でとらえどころがなく、彼らの写真や訪問の証拠はほとんど残されていない。

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