Day 170+400(10月9日)
ヒマラヤ・トレッキングは、大成功のうちに無事終了し、おおきな充足感とともにシドニーに帰ってきました。
そして「大成功」とは、自分の体力・気力全般につき、これまで《避けられない下り坂》という認識にあったものが、必ずしもそうではないのではないかといった、新たな展望を得られたという体験です。
ひとつ事例を挙げますと、前回、自分のバランス感覚の衰えについて書きましたが、このバランス感覚に関しても、確かにこのトレッキングの前半では、その思いを確認した日々でした。それがどうでしょう。後半に入ると、何やら、その感覚が戻ってきているのです。ことに、下山に入ったころ、急な涸れ沢を下る箇所に差し掛かった時、往時の石から石へとぴょんぴょんと飛び移りながら歩く、「飛び石歩き」ができているのです。お陰で、下山のスピードも格段に向上し、ガイドを追い越して私が先に到着するほどでした。
そこで実感したのは、自分の身体は、使えばまだまだ使えるということです。
たしかに、高度が5000メートルにも近い高山を歩くのは、身体には強いストレスを与えることでした。しかし、それをづづけているうちに、眠りかけていた私の身体能力が、そのようによみがえってきたことです。
つまり、一般的にネガティブなものと考えられがちなストレスにも、《ポジティブ・ストレス》というものがありえて、それが一種の「さび取り」効果を果たしたということではないかと思います。
そして、こうした「さび取り」効果は、バランス感覚だけでなく、自分の意欲や、今後の残余人生の方向付けにも、全般的に「ポジティブ」な波及効果をもたらしてくれています。
そしていま、そうした「ポジティブ」効果の結果として、ある構想が浮かびつつあります。いまのところはまだ発表の段階までにはなっていませんが、おそらく、次号では、何らかの形でそれができると思います。
この1ヶ月間のエクササイズ・ログ
09月07日(月) なし
09月08日(火) 歩き 2時間半
09月09日(水) 水泳 1000m 25分07秒 76.8kg
09月10日(木) 自・電車通勤 自転車走行 8km
09月11日(金) 同 自転車走行 8km
09月12日(土) 同 自転車走行 5km
09月13日(日) ハイキング 12km
09月14日(月) 水泳 1000m 24分28秒 77.2kg
09月15日(火) なし
09月16日(水) はじり 7.5km 54分06秒 76.2kg
09月17日(木) 自・電車通勤 自転車走行 8km
09日18日(金) 同 自転車走行 8km
09月19日(土) 同 自転車走行 5km
09月20日(日) Air India 09:45 Sydney Delhi 17:50
09月21日(月) Air India Delhi 12:15 Dehra Dun 13:15 Haridwar
09月22日(火) Haridwar
09月23日(水) Haridwar
09月24日(木) Uttarakashi
09月25日(金) (Day 1) Uttarakashi—Camp
09月26日(土) (Day 2) —Dodi Tal
09月27日(日) (Day 3) —Dawa Pass
09月28日(月) (Day 4)—Camp Site
09月29日(火) (Day 5)—Camp Site
09月30日(水) (Day 6)—Seema
10月01日(木) (Day 7)—Hanuman chati—Barkot
10月02日(金) Mussoorie
10月03日(土) Mussoorie
10月04日(日) Mussoorie—Dehra Dun 13:45—Delhi 14:50
10月05日(月) Delhi
10月06日(火) Air India 13:15 Delhi
10月07日(水) 7:10 Sydney
10月08日(木) 自・電車通勤 自転車走行 10km
10月09日(金) 同 自転車走行 8km
10月10日(土) 同 自転車走行 8km