今号の目次

前号の記事「日本的エコロジカル社会」を読んだ読者から、次のような質問をいただきました。

記事に「要は、ただただ平常心において、自らの自分らしさをを、どう発見しそれをいかに貫けるかの問題である」とあるが、その「自分らしさ」とは?

この質問は、いわば「それが分からんから苦労してるんだよ」とでも言いたげな、私への逆質問でもありました。 詳細記事

TST Day 256(2022年12月8日〈木〉)

今日のはじり、初めは足が重たく、不調かなと思われた。それが、2キロ過ぎのあたりで、後から来た小柄な女性にいとも簡単に追い越された。これに奮起されてペースを上げた結果、8キロを1時間3分59秒でゴール。わずか1秒とはいえ、8分/kmの標準ペースを切って3分台を出したのは、昨年6月23日の1時間3分33秒以来。さすがに息切れがし、左ふくらはぎが攣りそうになったが、無事完走。これを無理と見るか、まだある可能性と見るか。 詳細記事

この11月のほぼ丸ひと月を日本で過ごした。

コロナ禍のおかげで3年ぶりの、しかも今や、混迷の極に向かいつつあるかの世界情勢のさ中の日本に在って、あらためて考えさせられたことがある。

それは、出生国――ことに「故国」とはしない――日本をめぐるひとつの温故知新であり、あるいは、そういう日本をめぐって開かれつつある、ある種の回帰的視野である。

また、切り口を変えてこれを述べれば、今年76歳である私は、38年前、この地オーストラリアを脱日本・向世界の拠点として選択し、いまやこの地での暮らしがそれ以前の出生国日本でのそれと、ぴったり半々となった。そうした両国体験のまさに均衡点における実感的視野である。

English版

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TST Day 248(2022年11月30日〈水〉)まで

日本滞在

 

TST Day 249(2022年12月1日〈木〉)

朝、シドニー着。

午後、さっそくはじり。日本滞在中は、2回の山歩きを除き、運動らしきものはなし。さぞかし体がなまっているかと、おそるおそる走りだしたら、意外と調子がいい。結局、8キロのルーチンをはじり終えた。タイムは、1時間6分30秒とまずまず。

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Aさん【11月20日】

先日、重粒子線照射治療終了の3週間経過時点で、専門医の診察を受けました。

その結果、PSA値は0.373とZGが見つかってからの最低値でした。「当分は治療を受けることなく、経過観察する」、とのことで来年に受診予約をしてきました。心配された副作用も今のところ発現していません。経過観察は長いスパンになるとは思いますが、当面は一段落です。

そんな訳で、私のレポートもこれが最終版になろうかと思いますが、状況に変化がありましたら、また連絡します。

Aさん【9月25日付】

ZGの報告です。

10月6日からの重粒子線治療の準備として、Z内に金属製ターゲット(毛髪ほどの太さ)を2泊3日の入院で埋め込み、同時にZと直腸間にすき間を持たせるためのスペーサーも挿入しました。 詳細記事

TST Day 215(2022年10月29日〈土〉)

朝、シドニーに帰宅。

午後、さっそく8キロのはじり。結果は1時間7分53秒とタイム的にはお粗末。ただ、往路が34分45秒に対し、帰路が33分8秒なので、1分半ほど短縮。時差ボケと暑さの中ではまずまずというべきか。 詳細記事

TST Day 193(2022年10月7日〈金〉)から

TST Day 208(2022年10月22日〈土〉)

ネパールのアンナプルナ・サーキットでトレッキング中。

TST Day 184(2022年9月24日〈土〉)

5年前の今日、くも膜下出血で入院、16日間の病院生活となった。後で聞いたのが、見込みは生死半々だったという臨死状態。確かにこの体験は、私の人生を変えた。ただ、その直後は、自分の体験したことの意味がよく判っていなかった。むろん、はじめてのことなので、こういう体験もあるのかという程度だったのだが、その後、ほかからの情報も得ながら、その半越境体験との意味をつかんでいくこととなった。 詳細記事

TST Day 164(2022年9月7日〈火〉)

8キロのはじり、1時間3分34秒。ようやく、3分台となった。この新記録の立役者は、肛門絞り。続けてきた腹筋も役立っているはずだが、それに加えてのこの肛門絞り。実はこれ、またぶり返してきた脱肛対策として始めてきているものだが、それがなかなか難しい。技術的に難しいというより、意識を集中していないと持続できない。すぐに気がよそにゆき、忘れてしまっている。 詳細記事

Aさん

【9月3日】 しばらく連絡をサボっていましたが、ZGの経過報告です。

PSA値は7月が 0.411 、8月が 0.999 でした。

ホルモン剤の服用は相変わらずしていませんが、月一回の通院時に男性ホルモンの分泌を抑制する皮下注射を受けています。今のところその副作用などは感じていません。

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TST Day 149(2022年8月23日〈火〉)

一つの大きな発想転換をしてみたい。それは、夜の眠りについて、それを自分の《近量子ゾーン》と捉えること。

すでに私は、夜の眠りを二回に分ける生活をしてきている。そして、夜中の数時間を、自分の〈非局所的〉時間に分け入る時と捉え、あえてそれを作ってきている。

それに、年喰うと、どのみち夜中に目覚めさせられる。ならばそれを機会として、両界のはざまを彷徨ってみるのも手だ。

つまり、おおむね自分の一日は三分されて、あたかも一日に三日分を生きているかのごとくである。 詳細記事

TST Day 133(2022年8月7日〈日〉)

二週間の、タイ、カンボジア旅行への出発。またしても(6年前のNZ旅行)、空港でビザ問題発覚。この4月で再入国ビザが切れていた。乗り継ぎのシンガポールでの真っ先の仕事は、空港内からオンラインでのその申請。料金は430ドル也。これでこの先5年間、オーストラリアからの出入りはOKだが、旅行しない場合、無駄な出費ではある。 詳細記事

この記事では、私の究極の空想を楽しんでみたい。そして“それ”を、「雲子」と呼んだらどうだろう。そういうそれとは、量子とか、素粒子とかとよばれているもののことなのだが、その粒だか波だか断定できないものは、私の直観を含めて言えば、超微小ながら、輪郭のぼやけた、雲状の存在なのではないか。そしてそもそも、粒だとか波だとかとして捉えること自体、既成かつ地球的な発想に慣れ親しんだ発想だと思う。 詳細記事

TST Day 118(2022年7月23日〈土〉)

今にも降り出しそうな空なのだが、土曜のプールは人が多い。そこで今日ははじりと決めた。そして今日も、ハイピッチ走法で走り出す。1.5キロ地点で、いつもより1分も早い。ただし、さすがに呼吸がきつい。4キロの折り返し点では、2分も短縮、さすがに、帰路はややペースが落ちてきた。ところが、5.5キロあたりで、水たまりを避けようとして転倒。右肩と右側頭部を地面に打ちつけた。頭は打撲痛だと思うがやや痛む。要注意。 詳細記事

TST Day 102(2022年7月7日〈木〉)

雨天が続いた後の久々の晴れ間。さっそくはじりを8キロ。今日は、ペースを上げようと、足には負担のかかる走りをしたが、トラブルは出ず。そして、タイムは1時間6分48秒と、久々の6分台。4月以来の3カ月ぶり。タイムも悪くないが、それより、そういう走りができるようになってきたのは大進歩。 詳細記事

Aさん

【6月27日】「鍼灸は遺伝子レベルへの働きかけである」と話は大変興味深く拝読しました。

6月10日の放射線科の生検結果の見直しはグリソンスコア7で変わりありませんでした。 詳細記事

TST Day 89(2022年6月24日〈金〉)

右足の故障が治り始めたと思うと、今度は左足がなにやら変だ。まるで、右足への配慮にヤキモチを焼き出した左足かのように。それはともあれ、左足首の関節が、急に固くなってきて、柔軟性を欠いてきている。またそのためなのか、はじりの最中、左すねに痛む感じがある。 詳細記事

TST Day 72(2022年6月8日〈水〉)

そろりそろりだが、はじりを復活中。寒いが快晴で、はじり日和。調子よければ6キロをとはじり始めた。超スローで体の温まるのをまっていると、なかなか悪くない感じ。3キロまで伸ばして折り返すが、足のトラブルはまったくでない。足先までほんのり温まって、かえって、ピッチが上がってくる。久々に、セーブをせずにはじれた。タイムは53分26秒。標準+5分26秒とまだまだお粗末。 詳細記事

アデレードへ向けて飛び立つ

「四分の一プロジェクト」の柱にすべく「時空トラベル」との考えを打ち出し、その実行の手始めとしてアデレードまで出向き、男女二人の若い世代と交流してきた。私との年齢差は40歳余り。親子を通り過ぎて、孫にも近い。

この「時空トラベル」については実のところ、まだその緒に就いたばかりで、そのほんの輪郭が提示できる程度でしかない。

そこでむしろ、それを前進させるためにも、ともあれ行動を起こしたというのが正直なところだった。 詳細記事

発行人

日本の伝統的医学である鍼灸の実践が、実は遺伝子レベルへの働きかけであり、そういうレベルでの効果もたらしているということです。伝統おそるべし。 詳細記事

TST Day 58(2022年5月25日〈水〉)

右足母丘部の痛みの原因を、すね筋肉の凝り固まりと狙いをつけ、そのもみほぐしに務めている。これがなかなか時間を要し、じっくり行うと、両足だと一時間近くにもなってしまう。凝っているのは両足なので、片側だけで済ますわけにはいかない。

それが、この一カ月ほどの継続で、そのまるで骨と見分けがつかなかったような凝り固まった筋肉が、まるで見間違えるように、柔らかくなってきている。

以前なら、押してみても少しもへっこまなかったものが、今では、弾力性のある文字通りの筋肉。また、つよく指圧を加えると、足先から腰にまで、反応が響く。

あとは、実際の痛みの解消につながるかどうかなのだが、ともあれ、それほどまでに固まった筋肉で運動をしていたのかと、知らなかったからとはいえ、驚きでもある。まるで虐待で、痛みが出るのも当然である。 詳細記事

3QsP Day 290=TST Day 1(2022年5月8日〈日〉)

《健康追求》の意義について、当たり前どころか、ようやく、その奥義が見え始めてきた。

世俗的にはむろん、健康の成果は「長寿」となるのだろうが、私の場合、その成果とは、《時間旅》ができるようになったということ。つまり、人生の旅を、地理空間的に行うばかりでなく、それを時空間的にも行うということ。

言ってみれば、私は《時空トラベラー》。健康でさえあれば、その「時空トラベル」が実行できるのだ。 詳細記事

Aさん 

【4月29日】昨日受診し、採血検査の結果、PSA値が6.7ng/mlになっていました。2週間のホルモン剤内服の効果かどうかわかりませんが、昨年12月の市の健診時の10.1や今年1月の専門医受診時の9.5に比べて、大きく減少しています。

 この先、ホルモン剤の内服を4週間続けると同時に、昨日は腹部へのホルモン剤注射も受けました。また重粒子線治療についても専門医の紹介を得て相談するつもりです。 詳細記事

3QsP Day 274(2022年4月22日〈金〉)

右足のトラブルだが、今日、はじりでなく、買い物へのただの歩きの最中で、痛みが人差指付根から、親指側へとシフトしてきている感じがあった。確かに、人差指をかばって親指に体重をかけることが多い。こうしたトラブルが連続すれば、やがて運動が出来なくなることはありうる。一過的か慢性的か、微妙な段階に差し掛かってきた。 詳細記事

今号より、新たなシリーズを始めます。題して《「男の急所」の料理法》。そしてその「男の急所」とは、前立腺です。

前立腺肥大(以下「zH」と略表記)は、男なら、一生でほとんどの人が経験する症状と言います。また、前立腺癌(以下「zG」と略表記)は、日本人にも近年その症例が急増しており、癌発症数ではトップ、癌死亡因では肺癌につづく第二位となっているとの統計です。すでに記事にしたように、本サイト発行人もそのzG患者の一人であり、手前事ながらその体験も含め、より多くの情報を普及させる意味で、本シリーズを開設します。

その第1回は、PSA値が8と10の二人の当事者が登場します。また、読者の皆様も、大なり小なりの当事者と見受け、ふるっての通信参加をお願いいたします(本ページ末の「ブログり合うも何かの縁」をご利用ください)。

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3QsP Day 262(2022年4月10日〈日〉)

老若共闘」とは時代ズレした何ともいかめしい言葉なのだが、ともあれ、その当初の構想レベルのものが、にわかに、実行動レベルのものに実り始めてきた。それは、僕を「ロールモデル〔お手本〕」と見ているらしい若い人が現れてきたということに端を発することなのだが、内心、「モデル」とはなんとも面はゆいことで、戸惑わされてもいる。 詳細記事

3QsP Day 244(2022年3月23日〈水〉)

昨日、遅れていたモグサが着いて、さっそく1回目を施灸。一足先に届いていた二枚の板切れを使い、説明書通り、鼠糞大のモグサをひも状に延ばす。それを3ミリ位の長さにつまんでツボに立て、線香で点火する。ツボは、膝横の「三里」と足首内側の「三陰交」の二か所で、左右で4か所。その各点に5回(5壮〔ひ〕と数える)づつ、全部で20壮、施灸する。点火すると火が先端からすうーと燃えて、根本に達した時、ツーンとした刺激が走る。それが何やらただの熱さや痛さの感覚とはちがうところが興味深い。 詳細記事

3QsP Day 230(2022年3月9日〈水〉)

『フィラース』に、「四分の三プロジェクト」への覚書を掲載した。つまり、この先25年間への企画のメモである。それは、

 1.生命のいつくしみ
 2.自己関心域
 3.宇宙摂理の探究
 4.「越境」という誕生 

の4領域としているのだが、これを「理論人間生命学」とどう結びつけて行こうか。すでに、3の「宇宙摂理の探究」として、その方向は打ち出しているのだが、ことに、科学の辺縁部や情報生物学のあたりをねらい目として。 詳細記事

3QsP Day 215(2022年2月22日〈火〉)

西郷輝彦が前立腺ガンで亡くなった。彼と私は同い年で、同じ前立腺ガン持ち同士。しかも、昨年、彼はシドニーの病院に、日本では未承認の「PSMA標的内用療法」を受けるために入院していた。このように、因縁めいた話なのだが、幸いなことに、私はまだ、ぴんぴんしている。 詳細記事

3QsP Day 201(2022年2月8日〈火〉)

右足の中指の根元あたりに走る痛みを用心して、今日は6キロのはじりに留めるつもりでいたが、4キロ手前でそれが起こり、4キロで中断。毎回、往路では起こらず、帰路で発生するのは、やはり、疲れに関係しているということだ。 詳細記事

《その1》  

今朝、目が覚めた時、ベッド脇に何やら見かけない眼鏡をみつけた。どんな眼鏡なんだろうとかけてみると、おやおや、こいつはなかなかのシロモノ。そこでそれに名前を付けた。「ミフなし眼鏡」。 詳細記事

前号掲載記事の「主体性ある複眼視野」で、75という歳に何か示唆するものがあると、いかにも持って回った言い方をしました。そこでその「示唆」なのですが、それは、故日野原重明先生――2017年に105歳で他界――の提唱で2000年に設立された「新老人の会」の会員規定に、75歳以上をあたかも“本”会員とするかの線引きがあることに関連しています。

ちなみに、その規定では、会員区分を以下のように定めています。 詳細記事

3QsP Day 185(2022年1月23日〈日〉)

今日、8キロを、特に足をかばうことなくはじってみた。タイムは1時間6分1秒でまずまずのうえ、右足のトラブルもほぼ問題なく(体重の移動が悪かった時、2度ほど軽い痛みがあった)、どうも原因は別なところにある可能性もある。というのは、この痛みは、使い過ぎのような慢性的な痛みでなく、突き指のような、ある特異な外力があると出てくるもの。 詳細記事

私の《四分の三プロジェクト》が、その準備段階をへて、しだいにその構想が煮詰まってきています。それを一言で表すことは難しいのですが、別掲載の「二重意識」との「人間観」にも立って、複眼視野を失わずに、自分の主体性を発揮したいとの構想です。 詳細記事

3QsP Day 169(2022年1月7日〈木〉)

泳ぎ1500mで39分18秒。どうもキックより腕、ことに左腕の動きの方がスピードを上げるには効果が大。でも左腕のパワーは、利き腕の右の7割位の感じ。 詳細記事

3QsP Day 153(2021年12月22日〈水〉)

すね筋肉の凝りがかなり取れて、キックを入れて1000メートル泳。タイムは25分46秒で、26分つまり500メートル当たり13分(2分36秒/100m)の目安を切ることができた。

ともあれ、とかく「年のせい」として諦めている支障が、それなりの原因を取り除くことで、その種の問題でないこととの証明がひとつできた。

この身体という機械は、メンテをしっかり行えば、まだまだ、けっこう使えるということ。要は、老化は避けられないとしても、全身の均整ある老化を遂げることで、決して、特定部位の故障をネックに、全身の不必要な弱体化を強いられないこと。 詳細記事