今号の目次

Day 1,280+79(12月13日〈水〉)

手術から11週間の今日、ようやく脳専門医の完治診断が出、運動への制限も完全に解かれた。それにちょうど今日、自転車の修理とメンテも終わり、いよいよ完全に正常の生活に戻れる段階にきた。

目下の課題は、これまでの運動制限のために増えた体重の減量。

明日から、自転車通勤も開始する。むろん安全第一で。 詳細記事

Day 1,280+62(11月26日〈日〉)

ほこりを払って、要所にオイルをさしてメンテを完了した後、二カ月ぶりに自転車に乗りました。もう、大丈夫との自信はあったのですが、まだ医師からのOKはないままの無許可運転です。運動不足で体重が増し、何らかのエクササイズはまったなしです。さもないと、衣服のサイズがキュンキュンになってきて、全部、買い替えなければならなくなってしまいます。

そこで、以前なら「はじり」で往復していたコースを、20キロほど、乗ってみました。 詳細記事

Day 1,280+43(11月7日〈火〉)

これを「貧乏人根性」とすべきなのか、それとも「健康な向上心」とすべきなのか、順調に健康状態が回復されてくるにつれ、ある種の空無感にとらわれています。確かに、クモ膜下出血、Subdural Hematoma(以下「SDH」)、に関わる一連の身体異常は、強力な脱出志向を引き起こし、それに全力をあげるという効用をもたらしていました。その結果として至りつつある達成そして平穏状態は、それに安住していればよいものを、新たな志向を必要としています。あたかも薬を欠いた中毒患者のように。考えようによっては、この安穏温暖なぬるま湯の方が、もっと危険な潜在命取りなのかも知れません。 詳細記事

Day 1,280+27(10月22日〈日〉)

今週は、中途経過判断として、火曜に脳スキャン検査、そして金曜に医師と会ってその診断を聞く。先週一週間のリハビリ出勤の結果、もうほとんど以前の状態が回復してきた感じだが、ただ、体力という面では、まだおぼつかなさがある。

気が付けば季節は初夏、街のあちこちで、僕の“オーストラリア上陸記念”の花、ジャカランダが咲き始めている。桜で言えば三分咲きといったところだろうか。かくして、今月26日で、オーストラリア在住34年目が始まる。目下、なかなか緊迫感の伴うスタートとなっている。 詳細記事

クモ膜下出血による16日間の入院は、店の仕事には大きな穴を開けました。

ただ、幸いだったことは、その入院が3週間の予定のインドヒマラヤ行きの休暇の初日だったことで、休みが必要な期間がまったく重なったことです。そして、休暇がぴったり終了する今週からリハビリ訓練として職場復帰しています。 詳細記事

Day 1,280+16(10月11日〈水〉)

退院1日目、日常生活はほぼ普通だが、どこか足が地についていないようなふわふわした感触があるる。午後、車を使い、魚市場でサケ一匹を仕入れたあと、店に退院後の姿を見せにゆく。車中、スピードに目がついてゆけないのか、くらくらする。 詳細記事

Day 170+1,108(9月23日〈土〉

今日、店でどうにも左足に力が入らず、最後にはしゃがみこんでしまい、へたり込む始末でした。さすがに店のみんなが心配してくれて、自転車は後部席に積み、車で自宅まで送ってもらいました。何かが変なのです。

(8月20日の僕の71歳の誕生日に発生した自転車転倒事故を参照) 詳細記事

Day 170+1,100(9月15日〈金〉

ガン回復から1,100日が経過した。直近のPSA値も正常で、健康上の差し当たっての心配はない。目下、10日後の25日(月曜)に出発するインド・ヒマラヤのトレッキングの準備で忙しい。なにせ、今回ゆくシッキム州(地図参照)では、国境問題がからむ紛争が起きやすく、南部の他州とは異なった地勢環境にある。この6月に始まった国境未確定地帯での紛争(中国とブータン間の国境未確定地帯で、中国側による道路建設をブータンが発見、直ちにブータン軍だけでなく印・ブ間の防衛協定によりインド軍も出動)も、8月に一応の鎮静をみせたばかり。

シッキム州は、北に中国、東にブータン、西にネパールとそれぞれ接し、国際的に複雑な位置にある。赤点線で示したのが今回のトレッキング・ルート。ちなみに、中国・ブータン国境で点線で表されている箇所が未確定地帯。

おかげで、目的の地方に立ち入りトレッキングをするには、ビザをふくめ、3種の許可が必要。オンラインで取得できるとの触れ込みなのだが、そのサイトがまたくせ者でうまくゆかず、結局、業者に別料金を支払って取得するはめに。推測するに、旅行者への迷惑などお構いなしに、インド政府内の近代化派と守旧派、それに下請け業者のだれもが認可発効の利権を手放さない構図。 詳細記事

Day 170+1,076(8月22日〈火〉

水泳800メートル。左肩が心配だったが、意外にスムーズに泳げ、一気に8往復できた。左手は半分も力を入れていなかったが、タイムも悪くない。好ましい状態。 詳細記事

Day 170+1,062(8月8日〈火〉

三カ月ぶりに水泳。左肩の痛みは相変わらずなのだが、そうやって腕を使わないと関節が固まってしまう恐れもあり、痛みはありながら、500メートルを泳いでみた。久々で、体が慣れておらず、苦しい泳ぎとなった。様子を見ながら、そろそろと、再開してゆく積もり。 詳細記事

Day 170+1,047(7月24日〈月〉

私の日常に、シエスタ(昼寝)は欠かせないのだが、そのためか、どうも夜更かしや、そのくせの早起きをしたりして、どうも睡眠不足や断片的になり勝ち。だがそれも、年のせいかとしてきた。

一方、睡眠不足は認知症の要因との説もある。

よく眠れた翌日は、確かに気分もすっきりして仕事もはかどるのだが、夜中や早朝によく目覚め、邪魔されぬ思索をたどれるのも捨てがたい。

眠りという《命の別の目覚め》との付き合い方、微妙。 詳細記事

私はいま70歳ですが、20歳で有権者となって以来ずっと、「こんな人たち」できました。

この間つねに、少数派だと思ってきましたし、選挙結果でも毎度それを確認させられてきました。

しかし、今度の安倍首相の「こんな人たち」発言で、にわかに仲間が増え、多数派にならして頂いているようです。

さすが首相、誠にありがとうございます。

Day 170+1,023(7月10日〈月〉)

はじり12キロ。標準+1分56秒。

 

Day 170+1,035(7月12日〈水〉)

明日から店の再開となるが、この二週間、エクササイズに精を出して、減量に期待したが、結局、1~2キロほどの微減に終わった。ただ、多めの体重は、長いはじりの時なぞ、スタミナにはいい感じがする。ペースは上げれないが。 詳細記事

Day 170+1,015(6月22日〈木〉)

キワメテ大げさに言うと、今日、我が人生ではじめて、自分用に「孫の手」を買いました。ここのところ肩の関節が硬くなり、背中にどうしても手の届かぬ“空白地帯”ができ、加えて最近、なぜかそこに限ってたまらなく痒くなることが頻繁で、とうとう、この古来よりの利器の出番となりました。

店でこの話をすると、店長は、「俺んちなんかは、もう家中のいたるところに置いてあるぞ」との事。果たして、一家平均で、何個の孫の手が出番を待っているのでしょうか。 詳細記事

もし、私がいまも東京都民だったら、7月2日の都議選には、もし小池派もなければ共産党だろうが、今回は同派に投票するだろう。何よりも、反安倍の意志を最大に結実させたいのは、おそらく、大多数の気持ちだろうから。それに、都民ファーストの伸びは、織り込み済みの情勢。 詳細記事

Day 170+1,002(6月8日〈木〉)

ガン回復1,000記念日を無事通過し、シドニーでの日常が始まる。

その1002日目は、店の都合で一日ずつ伸ばされ、金、土、日の出勤に。

要望のお土産のバウムクーヘンは、みんなに喜んでもらえた。 詳細記事

Day 170+985(5月23日〈火〉)

JAL772便でシドニー発。夕方成田に着き、新宿西口のWホテルにて泊。

 

Day 170+986(5月24日〈水〉)

昼、友人たちとの会合。

夕、結城へ。友人Mの墓参。 詳細記事

Day 170+970(5月8日)

血液検査の結果が出ました。全項目すべて問題なし。

PSAも、今回は関係数値が3つあり、従来のPSA値以外に、Free PSAとFree PSA Ratioが加えられており、順に挙げると、5.93、1.07、18%でした。

そのコメントは、5.93 は、私の年齢の目安である6.5以下なので問題なし。

Free PSAの1.07の5.93に対する割合は18%で、この数値は、7年前とも同じで中間ゾーンです。

全体として、前立腺ガン状況は境界的状態にあるようですが、なんとか壁のこっち側にいるようです。 詳細記事

Day 170+962(4月30日)

先に4月4日の本欄で、母が生きていたら97歳と書いたのですが、どうやらその年齢は私の計算違いで、正解は99歳でした。つまり、来年の4月4日は母の生誕100年ということになります。

父は母の5歳上ですから、来年2月26日は父の生誕105年となります。 詳細記事

もう6年ほど前、『天皇の陰謀』訳読の解説で、「明示的か黙示的か」という記事を書きました。日本の天皇制を「黙示的」体制の最たるものとすれば、著者のバーガミニは、それを「明示的」に述べることに努めたというものです。

今、それを読み直すと、日本文化の特徴が天皇制にそうした「黙示的」性格を与えたというその見方は、相当に、身びいき過ぎる甘さがあります。 詳細記事

Day 170+943(4月11日)

前回で触れた「腹ひっこめ」法が調子よい。今日は、それで10キロをはじってみた。するとタイムは1時間17分30秒と、キロ当り8分の「はじり標準ペース」の10キロ80分より、2分30秒短縮されている。キロ当りにすると15秒、つまり、約3パーセント、30メートルの短縮。

このはじり法は、意識的に持続する必要がある。やや気力を要するけど、同じタイム短縮をピッチを上げてなそうとすると、もっときついだろう。

要するに、体や筋肉の動きを効果的に使えているのだろう。 詳細記事

Day 170+932(3月31日)

歯医者に行く。クラウンをかぶせた奥歯が痛み出し、よく噛めない。不十分な咀嚼で飲み込むものだから、胃の具合も良くない。 詳細記事

Day 170+909(3月08日)

僕は「マインドフルネス認知療法」については、その知識も受療経験もいっさい持ち合わせていませんが、むしろそうだからゆえ、別掲のように、この療法に関した記事(2017年3月7日付AFR紙)を訳してみました。

記事のように、この療法はうつ症状の改善法として用いられているようですが、前立腺癌患者を対象とした調査――それが記事の中心的根拠となっている――がされたというくだりに目がとまり、それもあって、詳細に読んでみたものです。 詳細記事

昨夜は、意義深いパーティーに出席してきました。私が「ボケ防止への第一プロジェクト」で修業した、その師匠のKazuさんが、引退後の生活を新たにするため、シドニーから北へ150kmほどにあるポートステファン湾に面して開発中のリタイアメント・ビレッジに引っ越す、そのお別れ会がありました。

集まった彼の弟子たち5人に、数人のゲストやその家族も加わりました【写真】。この5人の中に私も入れてもらっています。そういうことで、この集まりは数年ぶりの「同窓会」でもあったのです。むろんその同窓生の中で、私だけが一世代上の高齢者で、他は40歳末から50歳代のまさに現役で活躍中の店主たちです(Kazuさんは私より6歳下)。

後列中央の空色シャツ姿がKazuさん。私は前列左端。

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最近の世界情勢を見ていると、世界は、まるで思春期に舞い戻ったかのようだ。

もっと大人かと思っていたが、意外に若かった。 詳細記事

Day 170+896(2月23日)

風邪がようやく抜けた。本調子ではないが出勤。

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Day 170+881(2月8日)

しばらくご無沙汰の1500メートル泳が可能かどうか、今日、挑戦してみたのですが、途中で右足のふくらはぎが痙攣しはじめ、1000メートルで断念となりました。

6日は500メートルで打ち切っていますので、進歩はしているのですが、泳いでいて楽しくありません。どこか無理をしている感じなのです。これではそのうち、故障をも引き起こしかねません。 詳細記事

Day 170+866(1月24日)

「マンネリ化」という言葉がありますが、どうも最近、ことに食生活に関し、この「マンネリ化」が起こっている気がしています。つまり、日常の必要や便宜に流され、それこそまたしてもの「喉元過ぎれば熱さを忘れる」への舞い戻りのごとく、方向性のない食生活に漬かってしまっています。

再びの危険域PSA値による警告に頼る前に、その因果関係は体験的におおむねつかめてきているわけですから、自力の軌修正を成したいものです。 詳細記事

Day 170+857(1月15日)

日曜はふつう、エクササイズはしないことが多いのですが、今日は涼しく、体もうずうずするので、12キロをはじりました。 詳細記事

アメリカでは、「トランプの乱」が、その開始以前から大騒ぎを引き起こしています。むろん、それはアメリカ国内にとどまっていません。

このいわゆるポピュリズムの起こす「乱」には両面があり、いたずらなオール・オア・ナッシングな対応は無益だと思われます。 詳細記事

私がこの寿司シェフ業を曲がりにも務めながら、ひとつ、我が事ながら、自分でも感心させられていることがあります。それは、週三日の仕事が終わった非番の時、自分の包丁を研がなければ、どうにも気持ちが落ち着かないのです。私はけっこういい加減なところがあるのですが、この潔癖さには、自分でも驚かされているのです。 詳細記事

Day 170+834(12月23日)

街はすでにクリスマスムードで、店は明日から三日間の休日。その、こちらでいうフェスティーブな、つまりお祭り気分が盛り上がっている街中を、いつものように自転車通勤をしています。そうなのですが、ドライバーたちの運転がいつもより荒っぽく、危険の度が上がっている感じを受けます。どうも、彼ら彼女らは、運転に上の空なのか、それとも、よそ者がやってきて慣れない走り方をしているのか、そのどちらかのようです。でも車道では、こちらは最も弱者。法規上はむこうの違反でも、その行儀の悪さを予測して、いっそう用心した走り方をせねばなりません。 詳細記事

先に撒いた種から、いくら待っても芽が出てきません。

がっかりしているジョンを見るにみかねたお父さん。

そこで一計を講じました。

これがその結果です。

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